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徽宗皇帝のブログ

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石油の「生物起源説」は大嘘か
「大摩邇」所載の「ナカムラクリニック」記事で、長いので前半は省略。
まあ、「単なる与太話」と考える人が大半だろうが、科学的発見のほとんどは最初は与太話と思われたのである。そして、下の話が事実(私が読んだ限りではその可能性は非常に高い。この上なく合理的である。)だった場合、世界の経済と政治の地図はガラリと変わる。
特に原発という史上最悪の存在は消滅するだろう。世界原発村(各国政府はその一部)も消えることになる。キチガイが核爆弾を作る以外に原発(それ自体が核爆弾)の用途は無くなるからだ。

(以下引用)


石油についての定説は、生物起源説「石油は数億年前の動植物の遺骸がもとになり、長い年月をかけて地中で形成された」だけれども、これに対して異議申し立てをした最初の著名人は、なんと、メンデレーエフです。


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メンデレーエフといえば、今みなさんが化学で見る周期表の大枠を作った人で、まぁ大天才です。ロシアの大御所が「石油は生物起源ではない」というものだから、東側諸国ではこれが定説になった。
西側諸国では「石油=貴重かつ有限な生物資源(化石燃料)」というオイルメジャーのナラティブが浸透していますが、西側にも石油無機起源説を唱える学者が出てきた。


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トーマス・ゴールドは「石油は、地殻中にあるメタンに地球内部の高温・高圧の環境下で放射線が作用することで生成する」と考えた。
たとえば、石油にはヘリウム、ウラン、水銀など、生物の構成物としてはありえない元素が含まれていることや、生物が存在しない地層から石油が採れることについて、石油生物起源説では説明できない。


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メタンが、地球の中枢のあたり、マントル層の高温・高圧にさらされると、重合して、重い炭化水素が生成します。これが、地殻の割れ目などを通じて上昇し、油田やガス田ができる。
この説に立てば、石油や天然ガスの蓄積は単なる地質現象です。
地球内部から供給されるのだから、石油はもっと広範囲に存在してもおかしくない。


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実際、2020年の報道で「茨城沖から600年分の天然ガス田を発見」とある。
報道はこれっきりで、その後どうなったか分からない。
日本政府が「自国の領土内で天然ガス田が見つかったので、もうオイルメジャーから天然ガスは買いません。エネルギーを海外に依存することなく、自立していきます」なんて宣言をできるはずがない。さぞ、いろんな外圧が働いたことだろう。


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上記の石油無機起源説が正しいことを証明するためには、実際に石油を作ればいい。特殊な装置を使って、マントルのような高温、高圧状態を作り、そこに炭素と水素を供給し、適切な触媒をいれる。
すると、確かに、アルカン、アルケンなどの芳香族炭化水素(石油に含まれる成分)を作ることができた。これは論文になっている。つまり、すでに「人工石油」の合成に成功しているということだ。
ただし、実験室での研究で、相応のお金がかかるから、実際的にはペイしない。石油が1ℓ=100円だとして、人工石油が普及するには、それよりコストが安いことが必要だが、この方法ではそれは無理だった。
しかし、石油の人工合成ができたことは、石油無機起源説の正しさを裏打ちしている。


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石油は無尽蔵に存在するのだから、本来エネルギー問題は存在しないんだ。「石油はあと何年で枯渇する」みたいな言説で、人々の不安をあおり、石油価格を釣り上げてるだけ。これが世界の実相なんだ。
しかし、石油の人工合成が可能であると、あまり大きな声で言ってはいけない。


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そういうことをいうと、某所から圧力がかかります。


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京都大学名誉教授の今中忠行さんは、2023年1月に、大阪市の支援のもと、人工石油の実証実験を行い、自身の発明を広く公開した。


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さとうみつろう氏の動画でとりあげられ、多くの人に知られることになった。


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人工石油については、先に実験室的に合成できることを紹介したけれども、それは大きな装置を使って高温、高圧状態にするなど、相応のコストがかかったが、今中さんの方法では、なんと、常温常圧で石油を作ることができるという。ここが新しい。「ドリーム燃料」の名にふさわしい、確かに夢のような技術だ。


しかし、今中さん、その後どこかに潜ってしまい、公の場所に一切出なくなってしまった。
個人的には、技術的に本物だったと思う。でも本物であるがゆえに、圧力があって、表には出せなくなったということだと思う。
残念です。


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