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徽宗皇帝のブログ

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アメリカの戦争とは何か
「マスコミに載らない海外記事」より転載。米軍がイラクやアフガニスタンで行っている、このような殺戮に対して、親米派の人間、日本がアメリカの属国であることを容認する人間はどう考えるのだろうか。イラク人やアフガニスタン人など、皆殺しにしていいとでも思うのだろうか。それとも、「俺が一杯の紅茶を飲むためなら世界が滅びたってかまわない」とでも思うのだろうか。小泉や竹中のように「俺の銀行口座に3億円の金が入るなら日本など滅びたっていい」という人間もいるのだが。


(以下引用)


2009年10月、数人のイラクとイギリスの医師たちが、国連に、ファルージャにおける放射能に関係した病気の急増に対する調査を要求する書簡を書いた。


“イラクのファルージャに暮らす若い女性は、頭が無かったり、頭が二つあったり、おでこに目が一つだったり、うろこ状の体や、四肢が無かったりというひどい奇形で生まれる新生児の数が増えているため、子供を産むのを恐れている。更に、ファルージャの幼児は、今、恐ろしい癌と白血病を患っている。…


“2009年9月、ファルージャ総合病院では、170人の新生児が生まれたが、24パーセントは生後七日間の間に亡くなった、死んだ幼児の何と75パーセントは、奇形に分類されている。…


“特に、ファルージャの医師は、前例がないほど多くの出生異常に直面しているのみならず、早産も2003年以後、大幅に増加したことを指摘している。しかし、何よりも気掛かりなのはファルージャの医師が言う通り‘生き残れた幼児のうちのかなりの人数が、後に深刻な身体障害を発症し始めています。’” (“アメリカ軍に破壊されたイラクの都市における出生異常の急増”英文・参照)


アメリカ軍の行動と結びつく奇形や他の病気の、いかなる急増を証明する研究は皆無だと断言して、ペンタゴンはこの報告に反論した。“環境問題が特定の健康問題をひき起こしていることを示す研究は存在しない”とある国防省広報担当官は、3月、BBCに語っている。とはいえ、研究が皆無なのは、主として、ワシントンとその傀儡バグダッド政権が妨害しているためだ。


“ファルージャにおける癌、乳児死亡率と出生時性比”の著者によると、イラク当局は彼らの調査を駄目にしようと試みたという。“質問票調査が完了して間もなく、質問票調査がテロリストによって行われており、質問票に答えたり、管理したりする人々は、逮捕される可能性があると、イラクTVが放送したといわれている”とこの研究は報じている。


ファルージャの住民に対し、アメリカ帝国主義が犯した暴虐の歴史は、2003年4月28日、米軍兵士が、地元の学校を米軍基地に転用するのに反対する約200人の群衆に無差別射撃をしてはじまった。いわれのない攻撃で17人が殺害され、二日後、アメリカ兵士が、この殺害に反対するデモに発砲し、更に住民二人を殺害した。


これが大衆の怒りに油を注ぎ、ファルージャは、スンナ派による反占領レジスタンと、アメリカによる報復の中心となった。2004年3月31日、怒った群衆が、戦争犯罪に相応の責任を持っている民間警備会社ブラックウオーターUSAの車列を止めた。四人のブラックウオーター社傭兵が車から引きずり出され、殴打され、焼かれ、ユーフラテス河に架かる橋に吊された。


アメリカ軍は、そこで、この都市を制圧してやると約束したが、ある匿名将校は、都市は“戦場”と化するだろうと語っていた。ところが、数千人の海兵隊員が参加したオペレーション・ヴィジラント・リゾルブは、2004年5月、アメリカ軍が包囲をあきらめて終了した。圧倒的な軍事的優位に対するファルージャ住民の勝利をイラク中が祝賀し、世界中が注目していた。


ペンタゴンは、2004年11月、反撃に打って出た。市は包囲され、市内に残った全員が敵性戦闘員と見なされ、世界史上、最も重装備した殺人マシンの格好の標的となった。AP通信は、自分の家族と一緒に、町から逃れようとした男たちが、大虐殺の場へと追い返されたと報じた。


攻撃で、アメリカ軍は、化学物質の白リンを大量に使用した。建前上は、戦場を照明するためにだけ使用されるのだが、白リンはひどい、往々にして、致命的な傷をひき起こし、建材や衣類を焼き、更に、皮膚を、そして骨を蝕む。この化学物質は、民間人が隠れている建物の酸素を消費し尽くすためにも使用された。


住民に報復したいというワシントンの願望は、殺害した“武装集団”(1,400人)と、囚人として生きたまま捕虜になった(1,300-1,500人)人数がほぼ同数というアメリカ軍報告という事実によって示されている。ある時、NBCニューズは、ある米兵士が、負傷して不自由なイラク人を殺害するビデオ映像を放映した。後の海軍の調査で、この海兵隊員の行動は正当防衛だということになった。


10日間の戦闘で51人のアメリカ兵が死亡した。殺害された住民の本当の人数は不明だ。攻撃前のこの市の人口は、425,000人から600,000人の間だと推定されている。現在の人口は250,000人から300,000人と考えられている。何万人もの人々が、大半が女性と子供だが、攻撃の前に脱出した。市内の建物の半数は破壊され、その大半は瓦礫と化している。


イラクの大半と同様、ファルージャは瓦礫のままだ。最近のプロジェクトof国連人道問題調整部、IRIN報告書によると、ファルージャは、攻撃から6年後の今も下水設備がなく。“排泄物は道路にあふれ、飲料水に入り込んでいる”と報告書は書いている。“ファルージャ総合病院院長アブドゥル-サッタル・カドゥム・アル・ナワフは、下水問題が住民の健康に被害を与えていると語っている。住民たちは、ますます下痢、結核、腸チフスや他の伝染病に感染するようになっている。”


アメリカ攻撃の残虐さは世界に衝撃を与え、ミライ、サブラ・シャティラ、ゲルニカ、南京、リディツェ、ウンデドニーを含む悪名高いリストに、ファルージャの名を加えることとなった。


他のこうした虐殺と違い、ファルージャに対する犯罪は、砲撃が止まっても、爆弾が投下されなく何ても、終わるものではない。


劣化ウランを大規模に使用するというアメリカ軍の判断は、“ファルージャの癌、乳児死亡率と出生時性比”によって、2004年には生まれていなかった世代の子供たち全員を汚染する残虐な行為でしかないことが証明された。


アメリカが、アフガニスタンにおける戦闘の大規模エスカレーションを準備する中、このファルージャ研究は時宜を得ている。アメリカのアフガニスタン作戦の元トップ、スタンリー・マクリスタル大将は、何よりもアフガニスタン武装反抗勢力に反撃しようとするアメリカ兵の手を縛っていた、というローリング・ストーン誌の特集記事を先頭とするマスコミの非難キャンペーンを受けて、先月更迭された。


マクリスタルは、元アメリカ中央軍司令官デービッド・ペトレイアス大将にとってかわられた。ペトレイアスは、武装反抗勢力と思われる敵に対し、非対称的な火力の使用を認める新たな交戦規則の骨子を示した。


ペトレイアスの後任の中央軍司令官には、2004年のアメリカによるファルージャ攻撃計画で重要な役割を果たした、ジェームズ“狂犬”マティス大将が着任した。マティス大将は殺人を大いに楽しむ人物で、2005年に公共の場で“やつらを撃つのは愉快だ.... なあ、本当に面白いぞ。”と発言している。

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