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徽宗皇帝のブログ

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イギリス国民投票結果を尊重することが民主主義を守る
「阿**」から転載。
私が政治や経済の問題を考える場合の方針の一つは、「マスコミ全体が同じ意見を言って騒いでいる時は、その反対の意見が正しい」というもので、実にこれが有効なのである。マスコミの言うことに反対の意見を持つだけで「正しい」(もちろん、正しさはある程度主観でしかないが)意見に到達できるのだから、こんな楽な方法は無いwww
Brexit問題にしても、安倍総理の「世界はリーマンショック前夜にある」発言にしても、全マスコミが同じ意見なのだから、反対側に賭ければいいwww たとえ安倍が大嫌いでも、そう考えるのが私にとっては自然であったわけだ。安倍への嫌悪よりもユダ金マスコミへの不信の方が根強いわけで、そしてその判断は正しかったのである。
まあ、私は安倍の知能や知性をチンパンジー並みだとか小学生並みだとかいう意見には(そういう発言は痛快で面白いが)与する気はなかったし、日本国総理の品性や知性に期待する方がおかしいとも思っているわけだ。問題は、猿が総理をやっていても、日本が正道を歩めばいいし、そうなるようなシステムを作らねばならない、とうことだ。ちなみに、米国大統領の知能や知性だってたいしたことは無い。必要なのはテレビや群衆の前で演技し、決められたセリフをしゃべる能力だけである。大統領スピーチなど、台本書きが書いているにすぎない。台本の内容はウォール街が決めるwww
下の記事には触れるまでもないだろう。ポール・クレイグ・ロバーツひさびさの痛快な記事だ。

Brexit投票に対する、既存支配体制の反応をお考え願いたい。議員連中は、投票結果は受け入れられず、議会には、国民の声を無視する権利と責任があると言っている。


主権が、責任を負わないブリュッセルの委員会に渡されてしまうかどうか判断するのは、イギリス国民ではないのだ。


問題の根本はここにあるのである。イギリスの運命がどうなろうと、知ったことではないし、どうせ海賊の子孫の運命だ。だが、民主主義の運命については、自分たちの問題、世界全体の問題として真剣に考えるべきだろう。イギリスという前車が覆ることは、他国民という後車もまた覆ることになるかもしれないのだから。つまり、民主主義の終焉である。


(以下引用)



欧米民主主義の崩壊(マスコミに載らない海外記事)
http://www.asyura2.com/16/kokusai14/msg/441.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 7 月 01 日 11:13:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
   
 
     欧米民主主義の崩壊
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/post-7310.html
2016年7月 1日 マスコミに載らない海外記事

Paul Craig Roberts
2016年6月29日


民主主義は、欧米には、もはや存在していない。アメリカでは、軍安保複合体、ウオール街、イスラエル・ロビー、農業関連産業や、エネルギー、材木や、採鉱といった採取産業などの強力な私的権益集団が、長いこと、国民以上に、政府に対する支配を行ってきた。だが今や、民主主義のうわべすら打ち捨てられている。


アメリカでは、ドナルド・トランプが、共和党大統領候補指名を勝ち取った。ところが、共和党党大会に出席する代議員連中は、人々が彼に投票して実現したトランプ指名を拒否する策謀をしている。共和党支配層が民主的な結果を受け入れるのが嫌なことを示している。国民が選択をしても、その選択は、国民の選択を、自分たちの選択で置き換えようとしている支配層にとっては受け入れがたいのだ。


ドミニク・ストロス=カーンを覚えておられるだろうか? ストロス=カーンは、IMFのトップをつとめていたフランス人で、世論調査によれば、次期フランス大統領になる可能性が高かった。彼はギリシャ国民に対し、余りに好意的に聞こえる発言をした。これが、強力な金融権益集団に、ギリシャ、ポルトガル、スペインやイタリアを略奪する上で、彼は障害になりかねないと懸念させることになった。ホテルのメイドが登場し、彼が強姦したと訴えた。彼は逮捕され、保釈されずに拘束された。警察と検事が恥をさらした後、彼は釈放され、あらゆる起訴は取り下げられた。だが目的は実現された。 ストロス=カーンは、IMF専務理事辞任を強いられ、フラン大統領になる機会とおさらばしたのだった。


13歳の時にトランプに強姦されたという女性が登場したのは奇妙ではなかろうか。


Brexit投票に対する、既存支配体制の反応をお考え願いたい。議員連中は、投票結果は受け入れられず、議会には、国民の声を無視する権利と責任があると言っている。


現在、欧米で確定した見解は、国民には政治的決定をする資格がない、というものだ。Brexit反対派の立場は明快だ。主権が、責任を負わないブリュッセルの委員会に渡されてしまうかどうか判断するのは、イギリス国民ではないのだ。


欧州議会議長マルティン・シュルツ、はっきりこう述べた。“群衆が自分たちの運命を決定するというのはEUの哲学ではない”


欧米マスコミも、国民の判断を受け入れないことを明らかにした。投票は“人種差別主義”で、それゆえ、違法なものとして、無視してかまわないのだ。


アメリカ政府は、イギリスが欧州連合を離脱するのを許す意図は皆無だ。60年間もかけて、ヨーロッパの全ての国々を、アメリカ政府が支配可能なEUという袋に押し込んできたのに、その成果が、民主主義によって、みすみすもとに戻ってしまうのを、アメリカ政府が放置するはずがない。


連邦準備金制度理事会、ウオール街の同盟者、そして日本銀行や、欧州中央銀行という傀儡が、イギリス・ポンドや株を空売りし、売女マスコミは、価値の下落は、イギリスの投票は間違いだったという“市場の”宣告だとする。もし、イギリスが実際に離脱を許されるとしても、二年間もの長い交渉は、EUに、イギリスをきつく縛りつけるのに利用され、イギリス離脱は名目だけになってしまうだろう。


脳味噌のある人が、アメリカ政府とNATOによって、ロシアとの紛争に追いやられているヨーロッパ人が幸せだなどと思うわけがない。ところが彼らの抗議行動は、彼らの政府に何の効果もないのだ。


社会主義者の振りをしているネオリベラル・フランス政府が“労働法改革”と呼んでいるものに対するフランス人の抗議行動を考えてみよう。“改革”がしようとしているのは、フランス国民が何十年もの闘争で勝ち取った改革を奪いとることだ。フランスでは、雇用をより安定させ、より確実なものにして、ストレスを減らし、幸せに貢献しているのだ。ところが、大企業は更なる利益を要求して、人々に恩恵を与える規制や法律を、より多い利益に対する障害と見なしているのだ。ネオリベラル経済学者連中は、社会は失業をもたらすものだと虚偽の主張をして、フランス労働者の権利の取り消しを支持している。ネオリベラル経済学者は、フランス国民が勝ち取った改革からの“雇用市場の自由化”と呼んでいる。


フランス政府は、もちろん、フランス国民ではなく、大企業を代表している。


ネオリベラル経済学者や政治家連中は、グローバル企業が更に収益をあげられるように、障害を取り除くため、フランス国民の生活の質を犠牲にすることを何とも思わないのだ。その結果、国民の運命がひどいことにしかならない“グローバル市場”に一体どんな価値があるのだろう?


ドイツをお考え願いたい。ドイツ国民は、アメリカ政府の戦争、愚かなドイツ政府がそれを可能にしている戦争からの難民に圧倒されている。ドイツ国民は、犯罪や性的攻撃の増加を経験させられている。国民が抗議をしても、政府は国民の声を聞こうとはしない。ドイツ政府は、ドイツ国民よりも、難民のことを気づかっている。


外国銀行の利益を押し上げるため、政府によって、個人破産を受け入れるよう強いられているギリシャ人やポルトガル人をお考え願いたい。これらの政府は、ギリシャ国民でも、ポルトガル国民でもなく、外国銀行家を代表しているのだ。


全ての欧米国民が、ギロチンで完成させたフランス革命だけが、自分たちを解放できるのだという結論に到るまでに、一体どれだけの時間がかかるのだろう。


記事原文のurl:http://www.paulcraigroberts.org/2016/06/29/the-collapse-of-western-democracy-paul-craig-roberts/
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