私は、1980年ころ、シャープMZを購入してから、40年以上、パソコンの推移を見てきた。たぶん20台くらい購入したが、現在は、もっぱらジャンクワールドから1~2万円の中古を購入して、ノートばかり6台所持している。
だが次々に壊れて、今、使えるのは2台だけ。
最初のパソコンはマイコンに毛が生えた程度で、BASICと機械語しか使えなかった。ソフトなど、ほとんどなくて、自分でプログラムするしかなかった。だが、この時代が、一番自由で、パソコンと人間が完全にリンクできた時代だった。
BASICを英語のように覚えれば、ほぼすべての思考に対応するプログラムを作り出すことができたので、パソコンの未来は無限に広がってゆくようにみえた。
MSDOSが登場したのは1982年ころだ。これがビル・ゲイツの最初の事業だった。それまでのメーカー製DOSとくらべて汎用性が増した程度で、革命的というほどではなかったが、ファイルの互換性には貢献したと思う。
ウインドウズが登場したのは80年代末だが、当初は、MSDOS・V5の発展形で、MSDOSではマルチタスク(同時に複数のプログラムを動かす)ことが困難だったのに対し、同じ画面で同時に動かせるDOSとして登場したが、当時のパソコン性能では限界があり、あまり普及しなかった。
MSDOSの方が、はるかに使いやすく実用的だったのだ。
本当のパソコン革命はウインドウズ95の登場からだが、この当時、アップルはすでに汎用プラットフォームを実用化していたものの、MSDOSソフトとの互換性がないため限定的な普及にとどまっていた。
しかし、当時のウインドウズ95は、欠陥が多すぎて実に使いづらいシステムだった。
それでも普及したのは、「互換性の高いプラットフォーム」の一点であり、当時山ほど生まれていたMSDOSソフトやデータファイルは、未だに最新ウィンドウズでも扱うことができる。
このとき、ビル・ゲイツは、パソコンのOS=プラットフォームこそが、未来に凄まじい利権を生み出す土台であることに気づいていた。
2019年06月24日 Windowsの生みの親であるビル・ゲイツ氏が犯した「過去最大の過ち」とは?
以下一部抜粋
トークショーの中で、ゲイツ氏はソフトウェア、特にプラットフォームは「勝者総取りのビジネス」であると語り、ソフトウェアエンジニアの起業家が技術面で大勝利を収めるためには、会社設立時に大きな犠牲を払う必要があると説明しました。
そして、ゲイツ氏は「これまでに犯した最大の過ち」として、「MicrosoftがAndroidのようなものを生み出さなかったのは私のマネージングのミスによるものです。今やAndroidはiOS以外の標準的な携帯電話プラットフォームです。AppleにMicrosoftが勝つのは当然のことでした」と告白。
さらに「Apple以外のOSというのはたったひとつの余地しかなく、それにどれだけの価値があるかというと……G社からM社に4000億ドル(約44兆円)が移ります」と冗談交じりに付け加えました。
実際にゲイツ氏が過去の過ちについて告白する様子は、以下のムービーのおよそ11分55秒頃から見ることができます。
これに対して、海外メディアのInc.は「Microsoftの間違いは経済的成長を中心に考えすぎて、ユーザーとなる人間を十分に考慮していなかった点だ」と指摘し、Appleが先進的なスタイルやデザインセンスをアピールしていたのは、スティーブ・ジョブズが直感的に人間の存在を意識していたからだと主張しています。
一方で、Googleが2005年に開発企業を買収したAndroidは、オープンソースのOSであるLinuxの思想を基盤に持ちながら開発が続けられてきました。オープンソースによる開発にすることで、Androidは世界中の多くの携帯電話メーカーに採用されることとなりました。これは完全に自己完結的で自己制御的なAppleの世界とは全く異なる、とInc.は述べています。
初代iPhoneが発売された2007年、MicrosoftはAppleのiPodに対抗すべく携帯音楽プレイヤー「Zune」を発売していました。当時Microsoftの共同創設者兼CEOだったスティーブ・バルマー氏が、iPodと携帯電話を組み合わせたiPhoneが499ドル(当時のレートで約6万円)で販売されると尋ねられ、「499ドルは高すぎる。携帯電話は世界の顧客にとっても魅力的ではない」と一笑に付したことがありました。当時のバルマー氏へのインタビューは以下のムービーで見ることができます。
ハードウェア事業を推し進めていたバルマー氏は、ソフトウェア事業をメインに展開したいゲイツ氏と関係が悪化。2014年にMicrosoftを退職したバルマー氏は、2016年に海外メディアのBloombergによるインタビューの中で「Microsoftは携帯電話市場に参入するのが遅すぎた」「高価な携帯電話の代金を分割して使用料金に組み込むというAppleのビジネスモデルは革新的だった」と過去の発言が間違いだったことを認めました。
Microsoftはモバイル向けOSとなるWindows PhoneやWindows 10 Mobileを開発しましたが、因縁のライバルであるAppleのiOSや世界シェア75%を誇るAndroidの牙城を崩すことはできず、2019年12月10日にWindows 10 Mobileのサポートを終了した後はモバイル向けOSの開発を行っていません。
Inc.は「iPhoneが登場した当時のMicrosoftがもしAppleと対抗する携帯電話事業を展開していたとしても、多額の使用料という高い壁で囲って孤立した庭を造ろうとしただろう」と述べ、MicrosoftがAndroidのような携帯電話プラットフォームを作り出すことができなかったのはマネージングのミスではなく単にゲイツ氏のビジョンが欠如していただけだと指摘しました。
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引用以上
上のリンクに、ビル・ゲイツの世界観が端的に現れている。
ゲイツは、【特にプラットフォームは「勝者総取りのビジネス」である】と強く述べていて、これが「ビル・ゲイツビジネス」の究極の本質であることがよくわかる。
ゲイツは、利権には極度に敏いが、イノベーションを優先させていたわけではない。MSDOSやウィンドウズの開発も、「利権の総取りシステム」として行ったのであって、「人類の未来のため」という利他主義の発想は存在しない。
ここで、1980年代に起きたプラットフォーム標準規格の争奪戦のさなかに起きた恐ろしい事件を想起しないわけにはいかない。
当時のプラットフォームは、コンピュータ先駆巨人であるIBMとベル研究所のシステムから派生したもので、「360系」と「UNIX系」が主流だった。
MSDOSは360系で、パーソナルコンピュータの登場を迎えて、熾烈なOSプラットフォーム争奪戦争が始まっていた。
パソコンのOSの主導権を得て、世界のプラットフォームとして定着させることができたなら、ビル・ゲイツの目論見である「総取りシステム」を実現できたのだ。
そして、ゲイツのMSDOSウインドウズの前に立ちはだかったのが、「ウインドウズなど及びもつかない」と性能を高く評価された、坂村健のトロンだった。
第1回 パソコン黎明期に勃発したOS戦争
Windowsよりも先進的だった国産OS「TRON(トロン)」
当時、トロンは、「間違いなくパソコンOSの主流となる」と、ほとんどの専門家から評価されていた。
それは、現在、世界のマイコン機器の大半にトロンOSが採用されていることから明らかだ。
当時の松下電器(ナショナル→パナソニック)は、専門チームを設けて、ウインドウズをはるかに凌駕するパソコンOS開発に取り組んだ。
それは、間違いなく世界の標準OSになるはずだった。
だが、未だに不可解な謎が議論される奇っ怪極まりない恐怖の事件によって、ナショナルトロンは突然のように潰えることになった。
それが1985年に起きた日航123便事件だ。
日航123便には、当時、松下電器でトロン開発部門の17名、全員が乗機していた。そして、誰一人生きて帰ってこなかった。
この現在でも世界最大の航空機事故については、極めて不可解な謎に満ちている。
米軍からの救助支援表明を中曽根康弘首相が拒否し、政府は、墜落位置が特定されていながら分からないフリをして救助に16時間以上の時間をかけ、おまけに、事故直後に到着した自衛隊員が、まだ生きている乗客や残骸を火炎放射器で焼き払った疑惑が持たれている。
中曽根は「墓場まで秘密を持ってゆく」と意味深に語って墓場に入った。
この事件は、訓練中の自衛隊ファントム機が誤って? 日航123便に模擬ミサイルを発射し、尾翼付近に命中したことで墜落されたことが真相であろうとされているが、公的な報告書では、ボーイング社の隔壁修理ミスという結論にされている。だが、1000億円を超えるはずの損害賠償金がボーイング社から支払われた事実は存在しない。なぜ日航も日本政府も要求しないのか。
不可解なのは、中曽根康弘が各界からの遭難救援申し出をすべて拒否したことだ。一般情報によって16時間後にかけつけた自衛隊員が、先着隊員によって自殺に見せかけて4名も殺害されたことなど、たくさんの陰謀を疑われる証拠が明らかにされている。
またオレンジの模擬ミサイルを発射したファントム乗員も「自殺」して口をふさがれている。
この事件を状況証拠から振り返ると、「墜落事故」の本当の原因が、どうやらトロンプロジェクトを壊滅させる目的ではなかったかという強い疑念が浮かび上がってくる。
それは、最初に書いた、ビル・ゲイツの「OSを制した者が利権を総取りする」という発言の延長にある巨大な疑惑である。
ビル・ゲイツという人は、「ワクチンで人口を削減可能」と発言してから10年後に、新型コロナ禍によるワクチンで、世界に恐ろしい大量死を招いている。
アメリカという国は、ISISイスラム国を影で支援していた事実も明らかにされ、911テロの首謀者とされたビンラディンを殺害したとされる米軍特殊部隊員は、なぜか全員ヘリ事故で死亡している。
今では、911テロの実行真犯人がモサドとCIAと考えるのが世界の常識である。ビンラディンは、911の2ヶ月前にドバイのCIA病院に腎不全で入院し、その後、死亡していたのだから。
アメリカは偽旗作戦の国なのだ。トンキン湾事件も真珠湾攻撃も、911もアメリカの自作自演と考えるテロ専門家が普通である。
だから123便事件も、CIAがビル・ゲイツにOS総取りをさせるために仕組んだと考えるのが、もっともわかりやすい構図である。
アメリカ政府は、ウインドウズに極めて巧妙なバックドアプログラムを忍び込ませ、世界中の情報を秘密裏に収集していたとスノーデンが暴露したことがある。
だから、トロンがパソコンOSを席捲したなら、バックドアによる情報収集作戦が機能しなくなることを恐れていた。
今のところ、状況証拠しかないが、ビル・ゲイツとアメリカの思考行動パターンを読めば、123便事故が陰謀テロだったという結論にゆるぎはない。
ウインドウズは、3Xから95、ME、ビスタ、XP、7、現在の11に至るまで、ほぼ使ったが、その遷移には共通の法則あるように思えた。
最初の95~XPは、使いやすいOSだったが、セブンあたりから、プライバシーとセキュリティを口実に、実に使いにくいものに代わり、グーグルクロームもエッジも、極端なほど使用者の個人情報を厳格に収集するスタイルになった。
パスワードを忘れてしまったなら、初期化しないかぎり使うことができなくなった。1つのファイルを読むだけでも、権限だの資格だの実用上無意味で邪魔になるだけのたくさんの制約をつけるようになったが、これらは、たぶんアメリカ政府がウインドウズを通じて、パスワードなど個人情報を収集し利用したいことが手にとるように分かるようになった。
このことで、プロの諜報員は、かえってセキュリティに神経を尖らせ、重要情報はパソコン通信システムではなく、古い郵便システムを使うようになったと、宇野正美が講演で話していた。
今は一番安全なのは、コンピュータ解析が不可能な18世紀の初期的な、場当たり的手作り暗号システムだという。伝書鳩通信も復活しているという。
私も、インターネットシステムより、原始的なモールス通信の方が非常時には強いと考えている。私は、アマチュア無線を利用したテレタイプの有効性に注目している。
ネットも、初期のパソコン通信時代が一番面白かったような気がする。
ウインドウズは、パソコンの性能が上がるたびに、速度と利便性を向上させるのではない鋼鉄の鎧兜のような装甲セキュリティを積み重ね、どんどん重くなり、使いにくくなっていった。
これは、ビル・ゲイツの発想によるものだろう。セキュリティを強化するように見せかけて、実は、情報を抜きやすくしたのだ。
パソコンの速度、性能向上を利便性につなげるのではなく、アメリカの情報収集とマイクロソフトの収益を増やすための仕組みに使ったのである。
私は、今パソコンをワープロと情報収集に使っているのだが、一番使いやすく便利だったのは、たぶん20世紀末ではなかったかと思う。98ノートの時代だ。
21世紀に入って、実用速度は、ほとんど向上を感じられず、新しいウインドウズが登場するたびに、ますます実用性が劣化していっているようにしか思えない。
ただ、これまでのソフトを互換使用するために、ビル・ゲイツが意図したプラットフォームに依存しなければならず、換えたくても換えられないのだ。
私は、ビル・ゲイツの本当の目的が、ユダヤ金融資本(ユダヤ教カルト)による理想社会、つまりキシンジャーが提唱した地球人口5億人の枠内で、人々をスーパーシティに閉じ込めて家畜のように生活させるというグレートリセット社会にあると確信するようになっている。
彼らは、人類に超越して支配する「神の選民」という優越性の上に居座っている。自分たちが神として人類に君臨する資格があると思い込んでいるのだ。
私はビル・ゲイツとウインドウズの進化に、そんな傲慢さと恐ろしい管理主義による支配=ゴイム社会を見る。
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