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徽宗皇帝のブログ

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日本の「成長戦略」試案
前に岸田総理の「成長と分配」戦略を電通的作文だとけなしたが、それならどのような「成長と分配」戦略が考えられるか、考察してみる。まあ、例によって書くことで考えるやり方なので、粗雑なものになるのは当然だ。その中で現実に可能な案がひとつでもふたつでもあればいい。
最初に言っておくが、「成長」と「分配」は分離するべきものではない。「分配することで成長する」ことも「成長することで分配が可能になる」こともあるわけだ。
現在の日本は「下級国民への分配が無いから消費が無く、GDPの成長も無い」という状態なのである。しかし、GDPの成長というのは真の意味での成長ではない。産業の発達による成長(収益増加)こそが普通の意味での成長だろう。その点(いかに産業を成長させるか)では、専門家もロクな提案ができないのだから、素人の私がそれよりマシな提案などできるはずがない、と誰でも思うだろう。まあ、それは後で判定すればいい。

だいいちに、私が岸田プランで批判した「産業成長案の非現実性」だが、それは情報産業や原子力といった「特定産業」に限定された案だったからだ。つまり、第一次産業はまったく存在せず、第二次産業も非常に限定された分野だけのもので、第三次産業だけが大きな顔をしているという、現在の欧米のやり方の真似でしかないわけだ。その欧米の衰退を見ていながら、こういうプランを出してきたブレーンはアホだ、と言うのである。
現在目の前に迫っている「恐怖の冬」によって、その欧米式(ユダ金式)のやり方が国家にどれほどの悲惨をもたらすか、分かることになるだろう。
つまり、第一次産業(農林水産業)とエネルギー産業(特に、石炭石油天然ガス)を無視した「経済政策」はまったくのナンセンスなのである。エネルギーを他国にすべて依存した国家が生存できるはずはない。生存のための物資が途絶えた中で「通信(情報)産業」だけ栄えることはあり得ない。
したがって、そういう「生活に不要不急の産業」は(金儲けには一番の産業だが)私のプランでは「考慮に値しない」ものとなる。ホリエモンだのひろゆきだの三木谷など、存在する必要もない。孫も柳も不要である。
で、日本には素晴らしい資源があるのだが、それは前に書いた水資源と、森林資源である。
とりあえず、やるべきことは農林水産業の振興と支援である。これは加工業と連動させる。つまり、必要以上に採れた農作物や水産物は加工して保存ができるようにし、他国へ売る。
林業も振興し、木材の枝や葉はバイオマス原料に使う。燃料に使って生じた灰は肥料にする。つまり、エネルギーの完全循環である。

そして大事なのは中国・ロシア・イランとの友好関係だ。中国はもちろん「世界の工場」であり、ロシアとイランは天然ガスや原油の生産大国だ。つまり、衰退する西側諸国と穏便に縁を切って、東側経済同盟に入るのである。まあ、日本がそれに何の貢献ができるか分からないが、仲間入りを申し出れば無碍に断られることもないだろう。

というのが私の成長戦略だが、何も成長していないではないか、という批判はさておき、日本という国家の「経済安保」のために最良の進路はこうだ、ということである。
なお、「新コロ詐欺」から(うまくDSを誤魔化して)早く抜けるほうが国民の被害が少なくて済むだろう。「地球温暖化詐欺」も早く足抜けすることだ。つまり「二酸化炭素を減らします」と口では言いながら、「何もしないで放っておく」のであるwww


(参考までに「Deeply Japn」過去記事の一部である。)


■ ユーラシア世界は地道


そうした中、はたと気が付けば、その間にロシアは中国、トルコ、ドイツとの間で3本の巨大なパイプラインを設置し、クリミアと本土をつなぐケルチ海峡に欧州最長となる橋をかけ、道路も鉄道も通した。もちろん、中国は建物を作り、橋をかけ、道路を作り人を通し物を通すことに余念がない。


ロシアのミサイルと防衛システムは西側のを超えているという安定の評価を得、儲けも確保、引き合いも続く。農業政策に成功し、安定した穀物輸出国の地位をゲット。


 


中国の経済は、日本では名目GDP以外存在しない世界にしてしまっているが、金融ではなく「経済」を見るなら購買力平価が適切であることは論を待たず、それを見ればアメリカを抜き、安定軌道に入っている。


また、この間に、ロシアを中心とするユーラシア連合と中国の一帯一路構想は協力関係となり、どこまで行っても協力可能な環境をしっかり作ってる。


上海協力機構(SCO)が順調に会議の場、協力のメカニズムと化していっていることはたびたび書いた通り。


 


この巨大な2国が安定的な信頼関係に入っていることが隣接地域にとっての安心材料となり、現在はその隣接している中東、南アジア、そしてアフリカに影響が及ぶ。


 


西側諸国が夢想にふける中、ユーラシアは仕事に励んでいたといっていいでしょう。




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