「混沌堂主人雑記」所載の「シャンティフーラ」記事で、内容は原貫太という人のユーチューブで語られたものという、孫引きだか曾孫引きのようなものだが、内容は非常に興味深い。
アフリカが現在でも欧州の植民地と同様である、ということは私も前々から何度も書いてきたが、単に直感で書いてきただけである。アフリカが欧州によって「文明開化」して何百年もたつのに、なぜ貧困のままなのか、と考えれば、それは植民地時代の搾取構造が「顔だけ変えて」続いているからだ、と推測するのは中学生でもできることである。それを「アフリカ人は馬鹿だから」と白人的人種偏見を有色人種である日本人まで考えていることこそ最大の馬鹿だろう。
で、問題は、その「永続的経済搾取の構造」を下の記事は明晰に教えていることで、これは偉業だろう。
(以下引用)
シャンティ・フーラ より
アフリカが現在でも欧州の植民地と同様である、ということは私も前々から何度も書いてきたが、単に直感で書いてきただけである。アフリカが欧州によって「文明開化」して何百年もたつのに、なぜ貧困のままなのか、と考えれば、それは植民地時代の搾取構造が「顔だけ変えて」続いているからだ、と推測するのは中学生でもできることである。それを「アフリカ人は馬鹿だから」と白人的人種偏見を有色人種である日本人まで考えていることこそ最大の馬鹿だろう。
で、問題は、その「永続的経済搾取の構造」を下の記事は明晰に教えていることで、これは偉業だろう。
(以下引用)
シャンティ・フーラ より
上記文抜粋
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[原貫太氏 CFAフランの解説・前編] フランスによるアフリカ諸国の植民地支配を可能にしたのは「CFAフラン」という通貨、アフリカから実質的に通貨発行権を奪うもの
読者の方からの情報です。
読者の方から、今知るべき情報が届きました。ヨーロッパの支配から抜け出そうとするアフリカ諸国の動きが活発化していますが、旧宗主国フランスは、これまでアフリカの国々を植民地支配するために「CFAフラン(セーファーフラン)」という通貨を利用していました。CFAフランとは何なのか?原貫太氏が前編・後編に分けて解説されていました。今回は前編です。
CFAフランとは「西アフリカと中央アフリカの国々で使われている共通通貨(1:20〜)」で、厳密には「西アフリカ諸国中央銀行が発行するCFAフランと、中部アフリカ諸国銀行が発行するCFAフランの2種類」あります。2:50あたりの地図に、それぞれが数カ国ずつ使われているエリアが示されています。
CFAフランの特徴は、旧宗主国であるフランスの通貨と固定されたレートを持っていることで、過去、交換レートが変更されたのはわずか2回のみでした。1994年に交換レートが1フランス・フラン=100CFAフランとされ、その後、1999年にはフランスがEU共通通貨ユーロを導入したことから、1ユーロ=約656CFAフランとなりました。原貫太氏いわく「CFAフランの問題点を考える上で、この交換レートが非常に重要です。」その理由として、3つの問題点を説明されます。
1点目は、ユーロとの交換レートが、アフリカの経済力よりも高い水準で設定されていること。アフリカの経済力に相応したレートであれば、国際的な価格は相対的に安くなるので、アフリカの国々の輸出には有利に働くはずでした。しかしCFAフランが高く設定されているため、アフリカ諸国にとっては輸出が不利になり自国の産業が発展しにくい構造になっています。逆に、フランスからはあらゆる商品が安い価格で入ってくるため、アフリカの産業は価格競争に勝てません。
2点目は、CFAフランを発行するのはアフリカ諸国の中央銀行ですが、その政策決定には常にフランスから選出された役員がコントロールをしてきました。実質的にアフリカの加盟国は通貨発行権を持っていません。アフリカ諸国は、自国の道路や橋など望まれるインフラ整備の公共事業を介した景気対策が取れません。
3点目の最大の問題点は、CFAフランの加盟国が保有している外貨の50%をフランスの国庫に預けなければならないという決まりです。これはつまり「本来は、アフリカの経済発展に使うべき資産のうち、半分をフランスに取り上げられてしまっている」ことになります。アフリカの国々にしてみれば、輸出すればするほど、そこで得た外貨がフランスの国庫に自動的に入っていくシステムで、フランスにとっては重要な収入源になります。
「これでは植民地支配と変わらない」
CFAフランのメリットとしては、「経済大国のフランスによって、通貨の安定性が保証されていること」が挙げられています。アフリカの独立後の政情不安によって経済破綻が起きても、ユーロとの交換レートが固定されているため、通貨の価値を失うことなく換金可能な状態が維持できるというものです。アフリカに投資する外資にはありがたいことです。
アフリカから見たCFAフランは「西アフリカ諸国の大統領はCFAを廃止したくても、それを言えばフランスに暗殺されてしまう。政治家はフランスの言いなりになるしかない。西アフリカは"経済的な奴隷状態だ"。ベナンを含む西アフリカはまだ独立を果たしていない。」というものです。
次回、後編は「中国やロシアが近年のアフリカで影響力を高めてきたことがCFAフランの廃止に向けた動きにも関係している」という解説です。
フランスの闇を暴露します【CFAフランをわかりやすく解説】
配信元) YouTube 23/8/13
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