「ロッカウェイ・エキスプレス」より転載。
この記事を見てもリビア「革命」の正体が分かろうというものだ。
(以下引用)
米英仏がリビアに数百人の軍事顧問団派遣
リビアに向かったインド海軍のジャラシュワ
◆3月2日
リビアのカダフィ政権がすんなりと降参しないで、武力弾圧を強めているため、リビアの石油が心配な欧米諸国は、国際世論を煽る事で、軍事介入を正当化させようとしている。
カダフィ政権が民主的政権でないことは、昔から分かっていた事だが、それでも国際的には主権を持っている国家のはずだ。その国内で、反対勢力が弾圧に遭っているということだけで、外国勢力が軍事力を使って、その国に入ることが許されるのか、という問題がある。
ルワンダ・ブルンジで大変な殺戮があったりしても、石油や希少金属が出なければ放って置くくせに、石油の利権が絡んでくるとなると目の色変えてすぐさま軍を送ってその利権の確保に狂奔する様は浅ましいものである。
もしも欧米やインドが軍を送れるのならば、中露やパキスタンが軍を送ってもいいはずだが、そうなると、リビアの石油をめぐっての国際的争奪戦の様相を呈するようになるだろう。
従って、一国の国内問題に外国が介入、しかも軍事的な介入をすることは極力避けねばならないのだ。それが簡単に許されれば、収拾のつかない事態が招来される可能性があるからだ。
「防衛顧問団」というから、カダフィ政権の防衛かと思いきや、反乱勢力を支援するというから、これではテロリストを支援する欧米、ということになるのだが・・・そういう論理は彼ら、それに国際的メディアに洗脳された大衆には分からない。
今、アフガン政府を追い詰めている反乱勢力であるタリバン勢力は、どうなのか、と聞きたくなる。今、カルザイ政権が掌握しているのは、アフガン全体から見て何割であろうか?
これを見ても分かるように利権が全てであり、欧米がどんな奇麗ごとをまくし立てても、偽善者であることに変わりはない。これから、この欧米社会の足元で同じような反乱勢力が出てきた時に、欧米の政権がどんな態度を取るものなのか、見ものであろう。
そしてそのような日は、そんなに遠い将来のことではない。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
●米英仏がリビアに数百人の軍事顧問団派遣
http://pakobserver.net/detailnews.asp?id=78009
【3月2日 Akhtar Jahmal – Pakistan Observer】
アメリカ、イギリス、フランスは反カダフィ勢力を支援し訓練を施すために数百人に上る「防衛顧問団」を反乱武装勢力が占領した石油の豊富な東リビアに派遣した。
この地域のリビア外交官によって確認された特別なレポートによれば、この地域で親カダフィ勢力に対する抵抗を続けている反乱勢力を強化するため、「欧米の三カ国は特殊部隊をシリナシアに上陸させ、基地と訓練センターを造成しつつある」
匿名希望のリビア高官は、アメリカ、イギリスの軍事顧問らは、2月23日から24日の夜に掛けて、アメリカ、フランスの軍艦と小艦艇で、リビアのベンガジとトブルク港に到着したという。
欧米のこの勢力は、石油の豊富なこの地帯を効果的に統治し、トリポリの親カダフィ勢力による進行に反撃できるようにするために、リビアの反乱勢力でできている民兵のための訓練基地を造成する準備をしている。
その他の報告では、カダフィの支配を完全に根絶できずとも、すくなくとも制限するためにリビア空軍を「骨抜き」にする試みがなされているという。
一方、インドの3隻の軍艦がリビアの反乱軍が支配する地域に展開するために派遣されたという。
いくつかの情報筋では、インド海軍は既に2隻の軍艦と最大の水陸両用艦船であるINS Jalashwaが派遣されたという。専門家によれば、ジャラシュワは、元アメリカ海軍のトレントンで、インド海軍の艦船では最大の艦船で、4年前にアメリカから引き渡された。ジャラシュワは、水陸両用部隊のさまざまな装備を積載し運搬し陸揚げすることができる。また、機械化揚陸艇、シーキング・ヘリコプター、艦対空ミサイル、速射砲などを装備している。
専門家らは、ジャラシュワは揚陸用ドックを持ち1000人の完全装備の兵を乗船させられるとしている。この軍艦は沿岸警備、特殊作戦、偵察および救助、その他の軍務にも使用される。
この記事を見てもリビア「革命」の正体が分かろうというものだ。
(以下引用)
米英仏がリビアに数百人の軍事顧問団派遣
リビアに向かったインド海軍のジャラシュワ
◆3月2日
リビアのカダフィ政権がすんなりと降参しないで、武力弾圧を強めているため、リビアの石油が心配な欧米諸国は、国際世論を煽る事で、軍事介入を正当化させようとしている。
カダフィ政権が民主的政権でないことは、昔から分かっていた事だが、それでも国際的には主権を持っている国家のはずだ。その国内で、反対勢力が弾圧に遭っているということだけで、外国勢力が軍事力を使って、その国に入ることが許されるのか、という問題がある。
ルワンダ・ブルンジで大変な殺戮があったりしても、石油や希少金属が出なければ放って置くくせに、石油の利権が絡んでくるとなると目の色変えてすぐさま軍を送ってその利権の確保に狂奔する様は浅ましいものである。
もしも欧米やインドが軍を送れるのならば、中露やパキスタンが軍を送ってもいいはずだが、そうなると、リビアの石油をめぐっての国際的争奪戦の様相を呈するようになるだろう。
従って、一国の国内問題に外国が介入、しかも軍事的な介入をすることは極力避けねばならないのだ。それが簡単に許されれば、収拾のつかない事態が招来される可能性があるからだ。
「防衛顧問団」というから、カダフィ政権の防衛かと思いきや、反乱勢力を支援するというから、これではテロリストを支援する欧米、ということになるのだが・・・そういう論理は彼ら、それに国際的メディアに洗脳された大衆には分からない。
今、アフガン政府を追い詰めている反乱勢力であるタリバン勢力は、どうなのか、と聞きたくなる。今、カルザイ政権が掌握しているのは、アフガン全体から見て何割であろうか?
これを見ても分かるように利権が全てであり、欧米がどんな奇麗ごとをまくし立てても、偽善者であることに変わりはない。これから、この欧米社会の足元で同じような反乱勢力が出てきた時に、欧米の政権がどんな態度を取るものなのか、見ものであろう。
そしてそのような日は、そんなに遠い将来のことではない。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
●米英仏がリビアに数百人の軍事顧問団派遣
http://pakobserver.net/detailnews.asp?id=78009
【3月2日 Akhtar Jahmal – Pakistan Observer】
アメリカ、イギリス、フランスは反カダフィ勢力を支援し訓練を施すために数百人に上る「防衛顧問団」を反乱武装勢力が占領した石油の豊富な東リビアに派遣した。
この地域のリビア外交官によって確認された特別なレポートによれば、この地域で親カダフィ勢力に対する抵抗を続けている反乱勢力を強化するため、「欧米の三カ国は特殊部隊をシリナシアに上陸させ、基地と訓練センターを造成しつつある」
匿名希望のリビア高官は、アメリカ、イギリスの軍事顧問らは、2月23日から24日の夜に掛けて、アメリカ、フランスの軍艦と小艦艇で、リビアのベンガジとトブルク港に到着したという。
欧米のこの勢力は、石油の豊富なこの地帯を効果的に統治し、トリポリの親カダフィ勢力による進行に反撃できるようにするために、リビアの反乱勢力でできている民兵のための訓練基地を造成する準備をしている。
その他の報告では、カダフィの支配を完全に根絶できずとも、すくなくとも制限するためにリビア空軍を「骨抜き」にする試みがなされているという。
一方、インドの3隻の軍艦がリビアの反乱軍が支配する地域に展開するために派遣されたという。
いくつかの情報筋では、インド海軍は既に2隻の軍艦と最大の水陸両用艦船であるINS Jalashwaが派遣されたという。専門家によれば、ジャラシュワは、元アメリカ海軍のトレントンで、インド海軍の艦船では最大の艦船で、4年前にアメリカから引き渡された。ジャラシュワは、水陸両用部隊のさまざまな装備を積載し運搬し陸揚げすることができる。また、機械化揚陸艇、シーキング・ヘリコプター、艦対空ミサイル、速射砲などを装備している。
専門家らは、ジャラシュワは揚陸用ドックを持ち1000人の完全装備の兵を乗船させられるとしている。この軍艦は沿岸警備、特殊作戦、偵察および救助、その他の軍務にも使用される。
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