忍者ブログ

徽宗皇帝のブログ

徽宗皇帝のブログ

金はある。ただ頭上のどこかに。
「崖っぷち社長ツィッター(まとめ)」より転載。
崖っぷち社長の「経済学」は世間のお子様学者や御用学者による「なんちゃって経済学」とは違って、リアルな現実認識と透徹した分析力に基づいており、しかも表現が素晴らしく分かりやすい。
要するに、資本主義経済の経済行動とは「資本が、今以上に世間から金を搾りとるための、不法行為や非道徳行為も含めたあらゆる行動」であり、「資本はそのために政府を利用する」、というのが私の言う「リアルな現実認識」だ。
しかしまた一般大衆は企業(資本)の提供するあらゆる物品やサービス、政府の提供するあらゆるサービスを利用しないと生存できない。
我々は金(代金や税金)を払う消費者でありながら、実は生存の土台を資本(企業)と政府に握られている、というのが現実だ。消費者は王様どころか、家畜や奴隷なのである。主権在民どころか、主権在官なのである。
この逆立ちした状態をまず認識することが、国家変革の出発点になるだろう。
下記記事の要点を私が言い換えれば、「一般国民の間に金が無さ過ぎて不幸が日本全体に蔓延し、絶望感が日本を覆っている。この状態を変えるには、一般国民の間に金をジャブジャブ流し込むことだ」ということだろう。デフレとは、簡単に言えば「金の量が足りない」という簡単なことだ。なぜ足りないか。それは金が政府と銀行の間でしか流通していないからだ。付け加えれば、日本国民に回るべき金が外国に流出している、ということもある。
デフレとは、庶民から金が奪われた状態のことなのである。
記事が長くなったので、「主権在官」を覆す手段については今日の「酔生夢人のブログ」の方に書くことにする。


(以下引用)




そもそも、金融緩和ってなんなんだって話から書いたほうがいいのかもな。概念的に言えば、金利引き下げによるものと、量的緩和というものがあるのだが、どちらも共通しているのは、市中の資金量を増やして、カネがまわるようにするということだ。
07-26 00:20

日本はゼロ金利なので、金利としてはマイナス金利しかやりようがない。なので、選択肢は量的緩和ということになる。で、その手法だが、量的緩和というのは、単純にカネを刷って流すということではない。金融機関が持っている債券、とくに国債などを日銀が買い上げて、その分カネを供給するわけだ。
07-26 00:22

しかし、ここに大きな問題がある。そもそも、日本の市場にカネの需要がないし、金融機関も融資してリスクを取りたくない。よって、金融機関がやることといえば、安定的とは言えない債券をカネに変え、それで再び国債を買うくらいのものだ。カネの発行量は増えるが、金融機関と国の間だけの話になる。
07-26 00:29

また、手法としては、政府が直接国債を買い取ってもらうというものもある。そのためには、当然、立法が必要なのは言うまでもない。また、それでカネができたところで、それが市中にまわらなければなんの意味もない。
07-26 00:31

カネが世の中にまわらず、ただ金融機関で膨れ上がる状態になり、日本円はインフレ、日本の実体経済はデフレという二極化が起こっている。経済が冷え込んで税収も上がらず、カネを集めたい政府とカネを運用したい金融機関の利害が一致したことで、1000兆円もの国債発行残高があるというわけ。
07-26 00:34

こうやって考えてみるとわかるんだけどね、実は日本の借金とか言われてるのも、幻としか言いようのない、膨れ上がったマネーでしかないってことなんだよね。もっとも、裏でお絵かきしてるヤツは、ここまで読んだ上で金融操作を続けてきたと思うけどな。
07-26 00:36

話を金融緩和に戻すが、要するに、金融緩和だけしても、ただマネーが膨れ上がるだけでなんの意味もないということ。これの出口を作ってやらないといかんわけ。おいらとしては、方法としてはふたつあると思うね。ひとつは公共事業やバラマキを含めた国家の直接支出の拡大、もうひとつは信用保証の拡大。
07-26 00:39




国家支出拡大については、もはや言うまでもないよね。あとは、世の中で、カネが借りたくても借りられない中小企業やベンチャー企業に、国家もしくは公的機関が信用保証してやればいいんだよ。そうすれば、銀行も安心して融資拡大できるからな。亀井静香が言ってた、モラトリアムの意味が見えてきたろ?
07-26 00:44

中村てつじも書いているが、ここはやはり国民の選択ってことになる。「バラマキはよくない」というプロパガンダにがんじがらめにされ、国家の直接支出がまるで悪いことであるかのように思わされてるいまの状態は確かに危険なのだよな。
07-26 00:51

いまACTAってのについて調べてるところ。寡聞にして存じ上げなかったもんで、ちゃんと知っておかんとな。あの壊国政府じゃなにするかわからんしさ。ほんとに次から次へといろんなワナが出てくるもんだね。
07-26 03:25

それにしても「連中」の支配欲って、いったいどんだけデカイんだろうね。TPPなんてのはその最たるもんだが、そこまでしないでも、十分に世界牛耳ってるではないか。ちょうどいいところでやめときゃいいのに、ここまでやりすぎるから、人間の文明は何度も興亡を繰り返すことになると思うんだがね。
07-26 03:41

ここ数日書いてる国家財政とカネの話について、マジメな反対意見もらったんだわ。個人的にも返事はしたんだけど、重要そうだからここにも書いておく。国家財政がどうこうというのは、公務員給料40兆円みたいな、公務員優遇や公務員が多すぎるのが問題ではないかって話だった。でも、それも関係ない。
07-26 03:46

まあ、いまのこのご時世を見れば、公務員が恵まれてるってのは事実だと思うよ。しかし、一部の上層部にいた人間はともかくとして、むしろ公務員は給料安くてバカにされてた時代もあったじゃん。もう20年くらい前になっちまうわけだけどな。
07-26 03:49

そんなことよりも重要なのは、額面は同じでも、時代が違えば全部価値が違うということだ。戦後すぐの生まれのうちのオヤジの時代、初任給は1万2万だったらしいが、おいらの時代は20万前後、いまは雇用形態が増えてるが、正社員ならほとんど同じか若干安いくらいだろうか。
07-26 03:52

つまり、カネなんてものは、経済状況や流通量によって、まったく価値が変わってしまうものだってことだ。そのコントロールが重要だってことなのさ。そういうわけで、おいらはまったく逆の考え方をする。40兆円を30兆円にしろではなく、世の中にカネをまわし、40兆円の価値を変えてしまえと。
07-26 03:56

低所得者と生活保護のアンバランスについてもさ、毎年、最低限度の生活ができる水準の金額を計算してだな、働いてる人間には、その金額までは国が追加で給付すりゃいいと思うよ。生活保護受けてる人は、どうしても働けない環境にある人以外は、ムダを作ってでも仕事をさせればいいんじゃない。
07-26 04:04

結局のところ、いまの社会にケチと妬みが溢れてるのって、カネの価値が高止まりどころか、ますます高くなりつつあり「持つ者」が限られてるのが原因なんじゃね。それがデフレの持つ怖い怖い効能なんだと思うぜ。カネを知り、カネの価値を変えることが、日本社会変革の第一歩になるとあたくしは思う。
07-26 04:13

同感ですよ。ついでに、60歳過ぎたら、なにもかもタダでもいいんじゃないですか。看護や介護がらみなんて、どうせ足りないんだから100万人くらい公務員として雇えと僕は思いますよ。 @nokisitakaeru 医療費もタダにしちまえば国のムダな補償問題もかなりスッキリすると思う
07-26 04:17

みんなが勘違いしていること。政府が国民にカネを出しても、政府のカネがなくなるなんてことはない。そのカネの大半は国内の銀行を経由し、信用創造の仕組みで膨れ上がり、税収や国債の形で政府に戻る。政府がカネを貯蔵し続ける必要などなく、日本人と日本企業の誰が持っていても関係ないのだ。
07-26 04:29

昨日の国会で野田と小宮山が「(介護などの)サービスを受けるには負担ありき」って抜かしてたんだが、そもそも、そういう商業主義的な考え方が狂ってんだよ。日本国民は憲法で「健康的で文化的な最低限度の生活」を保証されてんだからさ。
07-26 04:38

公務員嫌いは理解しますが、僕のまわりの公務員はわりとマジメにやってまっせw ていうか、公務員ってのは「国家(地方)の直接給付」でもあるんですよ。ワタミみたいなのにカネを出すから妙な利権になるんです。 @nokisitakaeru 公務員化だけは頷けません。公務員嫌いなんでw
07-26 04:41

おいらは基本的に、足元さえ揃ってれば、あとはいくらでも上に突き抜ける人がいてもいいんじゃないって考え方。社会主義を土台にした資本主義者ってことになるな。べつにこの考え方が矛盾してるとも思わん。これを左翼・右翼の概念で捉えることこそ、分断プロパガンダに引っかかってる証拠だと思う。
07-26 05:04

ついでに言えば、おいらは性悪説というか、基本的に人間は私利私欲で動くものと考えている。いかに規制を作ろうと、「立場」や「弱み」「もっともらしい理屈」を利用して、他人を足蹴にする連中は数知れずいると。
07-26 05:08

なので、国民の足元を揃えるためには、国民ひとりひとりが、搾取や暴挙に対する対抗手段を持つ方法が一番と思うわけ。それは、誰もが最低限生きていけるだけのカネを持っている状態にすることだと思うんだな。生活ができるなら、資本家や企業が無茶な要求しても、拒否という選択肢が生まれる。
07-26 05:14

いまの日本社会の問題のひとつは、選択肢がないというか、選択しようのない選択肢を選択肢として提示される状態ではないかと思うのよな。例えば、昨日の国会の話だが、介護は共助だろと思うのに、サービスとか抜かして、カネ払えば助けてやるなんて言われても選択できない人間ばかりじゃん。
07-26 05:20

非正規雇用の話ももちろんそれ。みんなにカネがあって拒否すれば、結局、企業は雇用条件を引き上げるしかなくなるというわけだ。それを逆に考えれば答えが見えるんだが、要するに連中にとってデフレが都合がいいのは、そういう選択肢のない人たちを奴隷化できるからなわけよ。





そもそも、金融緩和ってなんなんだって話から書いたほうがいいのかもな。概念的に言えば、金利引き下げによるものと、量的緩和というものがあるのだが、どちらも共通しているのは、市中の資金量を増やして、カネがまわるようにするということだ。
07-26 00:20

日本はゼロ金利なので、金利としてはマイナス金利しかやりようがない。なので、選択肢は量的緩和ということになる。で、その手法だが、量的緩和というのは、単純にカネを刷って流すということではない。金融機関が持っている債券、とくに国債などを日銀が買い上げて、その分カネを供給するわけだ。
07-26 00:22

しかし、ここに大きな問題がある。そもそも、日本の市場にカネの需要がないし、金融機関も融資してリスクを取りたくない。よって、金融機関がやることといえば、安定的とは言えない債券をカネに変え、それで再び国債を買うくらいのものだ。カネの発行量は増えるが、金融機関と国の間だけの話になる。
07-26 00:29

また、手法としては、政府が直接国債を買い取ってもらうというものもある。そのためには、当然、立法が必要なのは言うまでもない。また、それでカネができたところで、それが市中にまわらなければなんの意味もない。
07-26 00:31

カネが世の中にまわらず、ただ金融機関で膨れ上がる状態になり、日本円はインフレ、日本の実体経済はデフレという二極化が起こっている。経済が冷え込んで税収も上がらず、カネを集めたい政府とカネを運用したい金融機関の利害が一致したことで、1000兆円もの国債発行残高があるというわけ。
07-26 00:34

こうやって考えてみるとわかるんだけどね、実は日本の借金とか言われてるのも、幻としか言いようのない、膨れ上がったマネーでしかないってことなんだよね。もっとも、裏でお絵かきしてるヤツは、ここまで読んだ上で金融操作を続けてきたと思うけどな。
07-26 00:36

話を金融緩和に戻すが、要するに、金融緩和だけしても、ただマネーが膨れ上がるだけでなんの意味もないということ。これの出口を作ってやらないといかんわけ。おいらとしては、方法としてはふたつあると思うね。ひとつは公共事業やバラマキを含めた国家の直接支出の拡大、もうひとつは信用保証の拡大。
07-26 00:39




国家支出拡大については、もはや言うまでもないよね。あとは、世の中で、カネが借りたくても借りられない中小企業やベンチャー企業に、国家もしくは公的機関が信用保証してやればいいんだよ。そうすれば、銀行も安心して融資拡大できるからな。亀井静香が言ってた、モラトリアムの意味が見えてきたろ?
07-26 00:44

中村てつじも書いているが、ここはやはり国民の選択ってことになる。「バラマキはよくない」というプロパガンダにがんじがらめにされ、国家の直接支出がまるで悪いことであるかのように思わされてるいまの状態は確かに危険なのだよな。
07-26 00:51

いまACTAってのについて調べてるところ。寡聞にして存じ上げなかったもんで、ちゃんと知っておかんとな。あの壊国政府じゃなにするかわからんしさ。ほんとに次から次へといろんなワナが出てくるもんだね。
07-26 03:25

それにしても「連中」の支配欲って、いったいどんだけデカイんだろうね。TPPなんてのはその最たるもんだが、そこまでしないでも、十分に世界牛耳ってるではないか。ちょうどいいところでやめときゃいいのに、ここまでやりすぎるから、人間の文明は何度も興亡を繰り返すことになると思うんだがね。
07-26 03:41

ここ数日書いてる国家財政とカネの話について、マジメな反対意見もらったんだわ。個人的にも返事はしたんだけど、重要そうだからここにも書いておく。国家財政がどうこうというのは、公務員給料40兆円みたいな、公務員優遇や公務員が多すぎるのが問題ではないかって話だった。でも、それも関係ない。
07-26 03:46

まあ、いまのこのご時世を見れば、公務員が恵まれてるってのは事実だと思うよ。しかし、一部の上層部にいた人間はともかくとして、むしろ公務員は給料安くてバカにされてた時代もあったじゃん。もう20年くらい前になっちまうわけだけどな。
07-26 03:49

そんなことよりも重要なのは、額面は同じでも、時代が違えば全部価値が違うということだ。戦後すぐの生まれのうちのオヤジの時代、初任給は1万2万だったらしいが、おいらの時代は20万前後、いまは雇用形態が増えてるが、正社員ならほとんど同じか若干安いくらいだろうか。
07-26 03:52

つまり、カネなんてものは、経済状況や流通量によって、まったく価値が変わってしまうものだってことだ。そのコントロールが重要だってことなのさ。そういうわけで、おいらはまったく逆の考え方をする。40兆円を30兆円にしろではなく、世の中にカネをまわし、40兆円の価値を変えてしまえと。
07-26 03:56

低所得者と生活保護のアンバランスについてもさ、毎年、最低限度の生活ができる水準の金額を計算してだな、働いてる人間には、その金額までは国が追加で給付すりゃいいと思うよ。生活保護受けてる人は、どうしても働けない環境にある人以外は、ムダを作ってでも仕事をさせればいいんじゃない。
07-26 04:04

結局のところ、いまの社会にケチと妬みが溢れてるのって、カネの価値が高止まりどころか、ますます高くなりつつあり「持つ者」が限られてるのが原因なんじゃね。それがデフレの持つ怖い怖い効能なんだと思うぜ。カネを知り、カネの価値を変えることが、日本社会変革の第一歩になるとあたくしは思う。
07-26 04:13

同感ですよ。ついでに、60歳過ぎたら、なにもかもタダでもいいんじゃないですか。看護や介護がらみなんて、どうせ足りないんだから100万人くらい公務員として雇えと僕は思いますよ。 @nokisitakaeru 医療費もタダにしちまえば国のムダな補償問題もかなりスッキリすると思う
07-26 04:17

みんなが勘違いしていること。政府が国民にカネを出しても、政府のカネがなくなるなんてことはない。そのカネの大半は国内の銀行を経由し、信用創造の仕組みで膨れ上がり、税収や国債の形で政府に戻る。政府がカネを貯蔵し続ける必要などなく、日本人と日本企業の誰が持っていても関係ないのだ。
07-26 04:29

昨日の国会で野田と小宮山が「(介護などの)サービスを受けるには負担ありき」って抜かしてたんだが、そもそも、そういう商業主義的な考え方が狂ってんだよ。日本国民は憲法で「健康的で文化的な最低限度の生活」を保証されてんだからさ。
07-26 04:38

公務員嫌いは理解しますが、僕のまわりの公務員はわりとマジメにやってまっせw ていうか、公務員ってのは「国家(地方)の直接給付」でもあるんですよ。ワタミみたいなのにカネを出すから妙な利権になるんです。 @nokisitakaeru 公務員化だけは頷けません。公務員嫌いなんでw
07-26 04:41

おいらは基本的に、足元さえ揃ってれば、あとはいくらでも上に突き抜ける人がいてもいいんじゃないって考え方。社会主義を土台にした資本主義者ってことになるな。べつにこの考え方が矛盾してるとも思わん。これを左翼・右翼の概念で捉えることこそ、分断プロパガンダに引っかかってる証拠だと思う。
07-26 05:04

ついでに言えば、おいらは性悪説というか、基本的に人間は私利私欲で動くものと考えている。いかに規制を作ろうと、「立場」や「弱み」「もっともらしい理屈」を利用して、他人を足蹴にする連中は数知れずいると。
07-26 05:08

なので、国民の足元を揃えるためには、国民ひとりひとりが、搾取や暴挙に対する対抗手段を持つ方法が一番と思うわけ。それは、誰もが最低限生きていけるだけのカネを持っている状態にすることだと思うんだな。生活ができるなら、資本家や企業が無茶な要求しても、拒否という選択肢が生まれる。
07-26 05:14

いまの日本社会の問題のひとつは、選択肢がないというか、選択しようのない選択肢を選択肢として提示される状態ではないかと思うのよな。例えば、昨日の国会の話だが、介護は共助だろと思うのに、サービスとか抜かして、カネ払えば助けてやるなんて言われても選択できない人間ばかりじゃん。
07-26 05:20

非正規雇用の話ももちろんそれ。みんなにカネがあって拒否すれば、結局、企業は雇用条件を引き上げるしかなくなるというわけだ。それを逆に考えれば答えが見えるんだが、要するに連中にとってデフレが都合がいいのは、そういう選択肢のない人たちを奴隷化できるからなわけよ。

拍手

PR

コメント

コメントを書く