私は岡氏のしばしば書く「ポールシフト(磁極移動か?)」の可能性やその影響について、かなり懐疑的なのだが、そもそも語られている事柄をあまり理解できていないので、意見すら言えない状況だ。まあ、世間の大半の人はそういうものではないか。科学や通俗科学が人々に猛威をふるう所以だ。怪し気な新興宗教と疑似科学の結託はよく見られるところである。
そう言えば、岡氏は怪し気なスピリチュアル記事もしばしば書く(引用する)のだが、氏の「ユーモア」能力から判断して、それが本気なのか、信じがたい。ユーモアとは、思想の硬直性と正反対のものであり、氏の或る種の記事は、氏の「生存戦略」「自己防御」ではないか、という気もする。
なお、私は「太陽風」というのもよく理解できず、昔調べたこともあるが、即座に忘れている。確か、太陽から放散される電子群のようなイメージだった気がするが、そもそも電子とは原子を離れて単独で飛んでいくような性質のものなのだろうか。
後で、調べて追記する予定にしておく。
(追記)電子単独ではなく、電気を帯びた粒子(プラズマ)の流れのようだ。で、下で大袈裟なイメージで語られているが、要するに我々がその下で毎日生活している「日光」が「太陽風」だと私はこの記事を読んで「理解した」のだが、違うだろうか?
太陽系には、太陽や惑星とそれらの衛星、小惑星など、たくさんの天体が存在しています。これらの天体と天体の間の宇宙空間は、太陽からふき出した、電気を持った高温の粒子(プラズマ)や、磁場で満たされています。
このプラズマの流れが「太陽風」です。太陽風はものすごいスピードで惑星間空間を流れていて、太陽から地球までの1億5000万kmをわずか数日で飛んできます。
ちなみに、太陽放射と太陽風の違いについての質問の答え(ベストアンサー)が下のようなものだが、これで質問者は「理解できた」のだろうか。私には、「バカ」と「アホ」は違う、という説明のようにしか見えない。
太陽放射とは、太陽が出す放射エネルギーのこと。 太陽風とは、太陽から吹き出す極めて高温で電離した粒子(プラズマ)。
(以下「大摩邇」から引用)まあ、記事の「地球破滅」的ニュアンスに反し、私にはキリスト教の「最後の審判」説と同様の「雑談」ジャンルの話である。
BrainDead Worldさんのサイトより
https://nofia.net/?p=18725<転載開始>
71ページもあります。その概要です。
CATACLYSMIC POLARITY SHIFT
壊滅的な極性変化 – 米国の国家安全保障は次の事態に備えているだろうか
AIR UNIVERSITY 2015年12月
CATACLYSMIC POLARITY SHIFT – IS U.S. NATIONAL SECURITY PREPARED FOR THE NEXT GEOMAGNETIC POLE REVERSAL?
概要
地球の核は、過去 400年間で地磁気の強さが 40%低下するなど劇的な変化を経験しており、衛星観測では磁場が以前の計算より 10倍の速さで弱まっていくことが示されている。
これらの変化は、地球の北磁極と南磁極が逆転する「地磁気極性反転」として知られる一般的な地質学的現象の前兆だ。 地磁気の極性の反転は磁場の強度を大幅に低下させるため、太陽風の地球の大気および生物圏との相互作用が大幅に増加する。
この研究の目的は、米国が次の地磁気極性の逆転によって生じる国家安全保障への影響に対して準備ができているかどうかに答えることだ。
この報告書は、極地逆転の概要から始まり、電力網などのインフラ分野から国家の対応能力に至るまで、6つの評価基準を用いて極地逆転が米国の国家安全保障に及ぼす影響を評価している。
この研究では、極性転換期における太陽および宇宙放射線の増加と宇宙悪天候の脅威が米国の国家安全保障に及ぼす影響を評価した。
そして、この研究は、米国は地磁気極性の逆転と宇宙の悪天候の両方に対して備えができていないと結論付けた。 さらに、米国は地球科学と地磁気の研究への資金提供を怠ってきた。
この結論に基づいて、研究は、地球科学と地磁気への資金を増やし、国際的な地磁気イニシアチブの先頭に立ち、国家レベルでの対応、回復、リスク計画を策定し、極反転によってもたらされる脅威に備えた国家インフラを準備することを推奨する。
<転載終了>
コメント