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「谷間の百合」ブログで、「逝きし世の面影」氏(宗純氏)が内田樹批判をしているのを知り、さらに「混沌堂主人雑記」でも宗純氏の同趣旨の記事の一部を読んだが、書かれた記事のつながりがよく分からないので、「逝きし世の面影」記事自体(過去記事)を読んでみて、やっと理解した。
まあ、内田樹が頭がいいことは私も何度か書いていると思うが、その度に、「信頼できない書き手ではある」と付け足してきたと思う。
そのどこが信頼できないのかが私にも分からず、単なる印象だったが、その原因がどこにあるのか、宗純氏が見事に分析していると思うので、その過去記事を転載する。要するに「間違ったことはひとつも書かない」が「自分の論に都合の悪い重要な事実を書かない」という手法のようだ。だから、いつも「騙されたような気分になった」のだろう。
谷間の百合さんが書いていたと思うが、トランプ批判はしながら、それ以上に悪どいバイデンの所業の批判はまったく書かなかったのもその一例だろう。
(以下引用)
9・11事件から十周年目の9月13日、朝日新聞の紙面審議会委員の肩書きの内田樹が、『わたしの紙面批評』欄に『情報格差の拡大』と題して、『インターネットの出現で情報貴族と情報難民の階層化が進んでいる』ので『情報の無政府状態が出現しかねない』とネット世界の拡大と、相対的にこれまで国民世論を一極支配していた新聞報道が衰退していく現状を憂える論説をしている。
(内田樹の『情報格差の拡大』を要約すると、)
横並びで均質な『日本の特徴だった「情報平等主義」がいま崩れようとしている。』
理由は、インターネット情報の出現であり、新聞情報の相対的劣化である。
『インターネットでは「クオリティーの高い情報の発信者」や「情報価値を適切に判定できる人」に良質な情報が排他的に集積する傾向がある。・・そこに良質の情報を求める人々がリンクを張る。(情報貴族の出現)
逆に、情報の良否を判断できないユーザーのところには、ジャンク情報が排他的に蓄積される傾向がある。(情報難民化)』
良否の判断ができない(能力が低い)ネットユーザーの特徴は『話を単純にしたがること』である。→その結果、『最も知的負荷の少ない世界解釈法である:陰謀史観:に飛びつく』ことになる。→
この『陰謀史観』では、『自分は世の中すべての悪の根源を知っている。』という全能感を持つことが誰でも簡単に出来る。→
この陰謀史観の『全能感』に浸てしまうと、それ以外の解釈可能性を認めなくなる。→
そして『マスメディアからの情報』を、世論操作のための『うそだ』と退ける。→
彼ら(陰謀論者)の不幸は、自分が『情報難民』だということを知らないという点にある。
と主張していて、
『私は階層社会の出現を望まない。もう一度「情報平等社会」に航路を戻さなければならない。そして、その責務は新聞が担う他ない。』と結んでいる。
内田樹は何時でもですが普通の一般論としてなら、一見すると実にまともな意見に思える仕組みなのですよ。
うっかりしていると誰もが内田論説の裏に隠されている邪悪で薄汚い真相は見えないので、全員が賛成しそうである。
『狡猾な内田樹の姑息で卑劣な陰謀』
ミッションスクールの元教授内田樹の手口ですが、相変わらず手際が良いので大勢の善良な人々が騙される。
内田樹は、例によって話の『枕』のつかみは良く出来ていて、皆さんが『なるほど!』となるのですが、その後が良くない。
内田樹の情報難民の例として出すなら、当然小林よりのりの漫画で真実の歴史を学んだと勘違いして、今まで長い間日本社会や大人や日教組の教師に『騙されていた』と怒り狂い、『自分だけは真実を知っている』と思っている嫌韓嫌中(ネットウヨ)の可哀想な若者たちがピッタリですよ。
『情報難民である。』との内田樹の指摘は、全ての客観的な科学事実に対応しており、誰にでも実に良くわかる。
インターネットの仮想空間だけに蔓延る、我々の様な大人世代では理解不能な存在である嫌韓嫌中(ネットウョ)の不思議が、内田説の『これは情報難民である』との解釈では、核心部分を突いており科学的に的確に解明されていて素晴らしい出来上がりである。
ところが世間知らずの、この内田大先生は『ネットウョ』とはいわないで突然『陰謀論』と仰られるが、今のネット世界で陰謀論とは粗9・11陰謀論に話が限定している事実は御存知ないらしい。
しかも9・11から10周年である。
世間の誰も彼もが、今は対テロ戦争の原因の9・11を思い出している時期ですよ。
そして今ではアメリカ政府の方が、何らかのインチキ(謀略)をして戦争を始めていて、最初は胡散臭いと思われていた陰謀論の方が『正しかった』と判ってきた。
しかし大手新聞しか読めない情報難民は、可哀想にWTCはツインタワーだけであると思っていて新聞が絶対に書かない47階建てのWTC7が9・11で崩壊した事実さえ知らない。
『正誤や善悪の勝敗が逆転した現在の世界』
9・11では、10年で『正論』と『陰謀論』の立場が正反対に180度逆転して仕舞ったのです。
今では大新聞のマスコミ世界だけは例外ですが、一般市民層では例外なくアメリカが何らかの謀略を企んだのは知っているので、過激派の自作自演説を筆頭にして世界の市民全員が例外なく過激派か穏健派かの程度の差があるだけで五十歩百歩の認識である。
今では一般市民全員が、『みんな仲良く陰謀論者』なのです。
陰謀論をもう一つ指摘すれば、今の日本社会で、このインチキ臭い陰謀論といえば、40年間反原発を貫いた原子力学者の京大の小出助教も、安全神話の原発村からは『陰謀論まがい』であるとか『とんでも』扱いであり、政府・経済産業省・保安院、原子力学会、電力会社、マスコミなど総ぐるみのイジメにあっていた。
しかし、半年前の3・11から世界が180度変っている。
正論が正しい平和な『安全安心』の時代は遠く昔に過ぎ去り、今では9・11陰謀論だけではなくて3・11でも正邪の勝敗が逆転する下克上の戦国時代に我が日本国は突入してしまったのです。
ところが例によって、この御仁は人一倍悪賢い。
何時ものことですが実に巧妙に批判されないように具体的な実名を絶対に出さず、わざと読者を迷宮に誘い込む手口は鮮やかである。
例によって、自説に一番ピッタリの『漫画中毒』であるとも『ネットウヨ』とも、一言も書いていないのですよ。
『9・11から10年目、3・11から半年』邪悪すぎる内田某
『恨みに報いるに徳をもってなす』と被害者側が言えば高貴な素晴らしい発想だが、加害者側なら逆にとんでもない傲慢で下劣な主張となる。
反原発の立場で清貧に甘んじた小出助教が『大事なのはお金ではない』と言えば納得するが、同じ言葉でも大金持ちの孫正義が言えば嫌味に聞こえる。
ましてや税金を払わず資産世界一になった西武の堤義明や政府の規制緩和委員会議長で濡れ手に粟の大儲けをしたオリックスの宮内義彦が言えば、これ以上に腹が立つことは無い。
『男は顔ではない』は私の口癖だが、同じ言葉をSMAPのキムタクが言えば絶対に賛成出来ない。
『お前が言うな。!』
幾ら正しい社会正義や正論でも言う場所や人物、時期によっては正反対の意味になる。
それなら、あっと驚く空中大回転。
今のネット世界の大勢である『政府や原発学者やマスコミが真っ赤な嘘を付いている。』とする反原発の風潮を苦々しく思っている既存の原発利権集団にとっては、この内田樹の今回の『不思議な主張』はピッタリなのですよ。
今の日本国民全員に蔓延する反原発の風潮を一纏めにして、乱暴にも『陰謀論』と呼んで攻撃する不思議な何とも腹立たしい、とんでもない主張なのです。
『一般市民の自然な反原発を陰謀論扱い』卑劣な印象操作
この内田樹の今回の主張は、特定の問題について述べているのではありませんが、書かれているのは9・11から10年目であるが、それ以上に日本人全体に関係していて未だ収束の目途さえ立たない3・11原発事故から半年目の節目である。
今の日本人全体の最大関心事とは嫌韓嫌中(ネットウヨ)でもないし、9・11から続く対テロ戦争でも無い。
3・11以後半年で、今や普通の日本全体の一般市民の価値観は、根本的な大変化を起こしている。
行政やマスコミへの不信感が極度に高まっている。
今まで常識であるとして一度も疑っていなかった前提条件や常識、すべてを疑う全否定の姿勢が、初めて我が日本国でも生まれたのです。
常識の根本が疑われているのですから、政府や大手マスコミとしては危機的な状況であるとも考えられる。
この内田樹の主張する、『全否定の単純化に陥ることを、一番警戒しなければなら無い。』とは何の意味か。
半年前の3・11とは、日本の政府やマスコミ等の絶対の確信だった『原発安全神話』が崩壊して全否定された、とんでもない『特別の日』であるのです。
ところが福島第一原発は爆発しても未だに原発安全神話の信者の御用学者たちA級戦犯達は誰一人も、逮捕拘留も公職追放にもならず現職のまま留まって実権を握り続けているのです。
内田樹は、電波芸者の香山リカが『反原発は引きこもり』と具体的に名指ししての、お馬鹿極まる主張をネットで行って袋叩きにあって大失敗した先例を良く知っている。
あるいは3・11直後に原発の危険性を長年訴えていた広瀬隆を『とんでも』であると個人攻撃して、その現実離れした非科学性を自分の信者からも呆れ返られたニセ科学批判教の菊池誠教祖の大失敗を知っているのですよ。
それで能天気で世間知らずの香山リカや菊池誠よりも桁違いに賢い内田樹は、このような悪質な印象操作を行っているのですね。
何とも腹が立つ忌々しい話である。PR -
前にも少し触れた山本七平(および小室直樹他)の「日本教の社会学」の、山本と小室の対談の一節で、章題が「一人もいなかった天皇主義者」という部分だが、詳しく言えば「軍隊には(高級軍人には)一人もいなかった天皇主義者」とするべき内容で、戦前の日本の高級軍人がいかに天皇を軽んじていたかということに触れている。(彼らにとって「天皇」は「自分が属する共同体のために利用する」「錦の御旗」でしかなかったということだ。)
それはまた私が言う「組織悪」の事例でもあり、軍隊という組織を天皇より重んじた結果でもある。これは、その組織が企業でも役所でも変わらない。組織内の「暗黙のルール」が社会全体のルールに優先するのである。まあ、組織の「村洛化」である。そのムラの中では独自のルールが法律より優先されるわけだ。
(以下引用)赤字は徽宗による強。。
天皇に対する大逆
小室「以上のような点からすると、戦前の日本というのは軍国主義国家のように見えながら、軍国主義とは最も遠い国であるということになります。(徽宗注:近代的な軍隊規範、特に命令の序列や命令の正当性への意識が成立していなかったという意味である。)そして、その論理からすれば、戦前の日本は天皇制国家だなんてとんでもない。また天皇主義者なんて一人もいなかったともいえるのではないでしょうか。」
山本「最も典型的なのは三長官会議です。これほど明確な謀反というのはないですよ。しかも憲法違反であり、当時の日本人的な論理からいっても、天皇に対する大逆でしょう。」
小室「なんとなれば、総理大臣を自由に選ぶのは、天皇の大権事項です。また当時の国民としての義務からしても、それに対して協力する義務がある。それがいやであれば、議会を通して内閣を叩くことこそ合憲です。ところが、別なルートでもって、それに逆らうってことは近代国家の論理として許されることではない。」
山本「ええ。ところが三長官が陸軍大臣を出しませんという決議をして、内閣がこれで流産をしてしまった。そのことに対して、誰もこれを謀反だといわないわけです。天皇よりも三長官の決定が上になっちゃったんですわ。」
(中略)
山本「これは『統帥権』という意識と関連がありますでしょうね。陸軍だけ特別である。だから陸相といえども、単に総理大臣の下にいる人間ではないという意識がどっかにあったんでしょうね。」
小室「ですから、まだまだ幕府意識っていうのか、山本さんが書いていらっしゃるように、日本陸軍が占領したがってたのは日本国であったと、まさにそうでしょ。」
山本「そうですね。やっぱり幕府だな、あれは。陸軍幕府。」 -
Koichi Shimamura
東大 鈴木宣弘教授が爆弾発言「日本の農産物流通を握っている全農さんをカーギル(Cargill)が買いたがっているが、共同組合だとできないので、なんと日米合同委員会で『全農を株式会社化しろ』という命令があって、それで小泉進次郎さんとかの農協攻撃がワーっと始まったわけですよね」
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「世に倦む日々」記事で、まあ、ご当人も妄想説かもしれないと言っているが、少し面白い見方なので、転載する。少なくとも「関係者は真相を知っている」だろうから、それが表に出てこないのは「全員が黙秘している」という、まさに「オリエント急行殺人事件」ネタという可能性は高いかもしれない。(あまりにも有名な話なので、推理小説のネタバレという禁則を守る必要はないだろう。)しかし、すべてのコメ農家や農協関係者が本当に黙秘できるか? つまり、「オリエント急行」に乗る人間が膨大すぎるようだ。
おそらく、末端関係者はこの価格高騰の謎の真相を知らないし、価格高騰自体は正当だと思っているのである。それは当然だろう。何しろ「時給数十円」の労働である。根本は日本人全体がコメ作り農家をあまりに軽視してきたということに問題があるということだ。
そう考えると、コメ価格暴騰は、日本人全体にとって貴重な「頂門の一針」ではないか? ただし、それは「コメがなければハンバーガーを食べればいいじゃない」となって、日本の農業を壊滅させる可能性も大きいだろう。
(以下引用)
前回、「オリエント急行殺人事件」の比喩で、関係者の全員がコメ価格つり上げの犯人だと書いた。最初に23年産米の作柄不良と供給不足があり、これを利用した投機筋の買い占めが起こり、価格高騰が始まった。農協と農水省と関係業者がこれに便乗し、価格をつり上げる方向で進め、政治家とマスコミもそれに加担して価格高騰を「自然現象」化して行ったため、高騰は止まらず5キロ4000円を超える水準にまで到達した。JA全中の山野徹が 5/13 に発言した「決して高いと思わない」という本音が、この問題の真相をよく露呈している。関係者全員が意図的に周到につり上げてきたのだ。24年産の新米が出回れば下がるとか、備蓄米が放出されれば落ち着くはずだとか、ウソを重ねて消費者を騙しながら。そして、価格が下がるとか落ち着くという見方を報道で出したときは、必ず、専門家を登場させ、価格は下がらないだろうという予測を言わせていた。手の込んだ芝居を、マスコミ(特にNHK)含めた総がかりでやってきた。あらためて確認したいが、24年の主食米の生産量は23年よりも18万トン増加しているのである。23年は猛暑による高温障害で不作だったが、24年は作柄指数102の「やや良」で順調に収穫され、作付面積も増えていた。生産量の増加によって需給は逼迫するはずがなかった。だが、実際の市場では1年で5キロ2000円から4200円に高騰しており、店頭には常にコメが品薄で、小売店には入荷が細く難しく、消費者がコメを探し回る状態が続いていた。流通の末端と消費の現場ではコメ不足が常態化した。明らかに流通過程でコメが隠匿されていて、暴利を得ようと業者が溜め込んでいる卑劣な事実がある。マスコミと政治家はそれを「目詰まり」と呼んでいる。どこまでも「作為」を「自然」にして正当化したい日本の思想性がある。支配層が弱者を言葉で騙す手法がある。
一体、何が起きているのか。「オリエント急行殺人事件」の比喩記事を上げた後、薄っすらと頭に浮かんだもう一つの仮説がある。農協などが価格つり上げ目的で蓄蔵し供給制限している数量の他に、おそらく、コメ農家が直接売ったり配ったりしている数量が膨大にあるのだ。つまり、江藤拓のような形態でコメを確保している者が相当数いるのである。東京新聞(共同)の記事では、24年産米は、生産量は18万トン増えたのに集荷量が21万トン減ったと書いている。ここに真相の一端が窺える。農家が集荷先である農協に卸してない。昨年の夏から、コメ不足と価格高騰で国民にはコメの入手が大問題になっていた。農家にコネがある者は「何とか分けてもらえませんか」と切願しただろう。生産農家だけでなく、集荷業者にもそうした依頼は横から届いただろうし、そこに地方議員などの政治家が絡んで口利きすれば、農協は「分かりました」と二つ返事で融通したに違いない。
そうした、いわば「闇米」的に流れたコメが大量にあり、入手した各家庭が数量を備蓄していて、それが現在のコメ不足の正体の一面なのではないか。そう想像する。今、店頭のコメ不足は地方でも甚だしく、東京以上に地方のスーパーが品薄状態になっている。が、何となく、地方の消費者にコメの不足感がない。切実で深刻な窮迫感が強く漂って来ない。本当に困っていて必要な人たちは、そうした「闇米」の方法で調達して問題解決しているのではないか。であれば、その人々にとっては4000円超のコメ価格高騰はただのニュースであり、リアルな生活苦の問題ではないことになる。この推理と仮説が正しいのかどうかは、現時点では証明しようもなく、妄想と言われればそれまでだが、もし核心を衝いていたなら、いずれコメ余剰という展開と帰結になるだろう。各家庭で買い溜めしたコメ(闇米)は消費しなくてはならないからだ。不安心理で余分に備蓄した分は市場での需要減となる。
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私は「御用学者」や「専門家」の特権意識や過剰プライドが嫌いだから、この件に関してはポエマー小泉を擁護するが、まあ、政治家としては「操り人形」以外の役目はできない人間だろう。
ジャパンハンドラー(死語か?)の誰かが、「日本の総理は馬鹿にしかやらせない」と言っていたが、総理最適役だとも言える。親よりはしゃべりすぎるのが傀儡としては難点か。
念のために言えば「ポエマー」はコピーライターなどによくいる「詩人の真似をする馬鹿」を揶揄した故小田嶋隆の言葉で、詩人そのものはpoetである。
(以下引用)小泉農相、ニュース番組で発した”経済用語”に…ネットざわつく「いつからコメは固定資産に?」「日本大丈夫か」「ポエマー発揮」
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純軍事面からの記事である。
ウクライナがNATO諸国最大の軍事力を持っていたとは驚きだが、それは「対ロシア戦争」の最前線になる(する)という目的でウクライナではなくNATOが構築した軍事力だろう。言うまでもないが、ウクライナは非NATO国である。つまり、非合法の軍事提携だ。
(以下引用)ロジャー・ボイド⚡️西側諸国の軍事力の弱さ
ロジャー・ボイド著:22/05/2025
概要
Roger Boydのエッセイ「The Weakness of Western Militaries」は、現代の西側諸国(特にアメリカ、NATO諸国)の軍事力が、かつてのような圧倒的な優位性を失い、中国やロシア、イランなどの「非西側」諸国に対して劣勢になりつつある現実を多角的に論じています[1]。
主な論点
製造能力の逆転
ウクライナ戦争で露呈した西側兵器の限界
中国・ロシア・イランの軍事産業の台頭
- ロシアは砲弾やミサイル、ドローンなどの大量生産で西側を圧倒し、コスト面でも有利(例:砲弾はロシアで1発1000ドル、西側は4000ドル)[1]。
- 中国は艦船・潜水艦の大量建造や、先進的な戦闘機(J-10Cなど)を低コストで量産し、性能面でも西側に追いつきつつある[1]。
- 例としてインド・パキスタン戦争では、中国製J-10Cがフランス製ラファールMなどを撃墜し、世界の軍事関係者に衝撃を与えた[1]。
米軍の脆弱性と高コスト体質
- イエメンのフーシ派(アンサル・アッラー)との戦いで、米軍は高価なミサイルを大量消費しながらも実質的な戦果を挙げられず、艦船の損傷や自軍機の誤射撃墜など不手際が続出[1]。
- 米空母打撃群は、現代のドローンやミサイル、潜水艦の前では「高価な移動的」と化しつつある[1]。
筆者の結論
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まあ、「進次郎効果(笑)」の米価2000円台(2990円って、2000円台と威張れるか?)のインチキについてはこのブログで既報(4月から既に同じ値段だった)だが、進次郎が詐欺と承知でこの発言をしていることが明白なので、その顔を注視してもらうために「鳶の羽」から転載する。小泉・セクシー・鷺次郎。裏取りもせずに進次郎発言を報じたメディアも無能馬鹿か詐欺仲間。
(徽宗追記)阿修羅コメント欄のツィートから。種子法の改悪で、日本の野菜がプラスチック化(つまり、なかなか腐らないが、噛み心地も味も悪い)したのはご存じの通りである。みなさん過去を知ろう。
米の価格の問題以上に供給力不足の問題。
平然と輸入拡大とか言い出したら危ない。
種子法を改正させ日本の風土に合う種を台無しにして
高い海外の種と肥料を農家に買わせた元凶は進次郎と自民党。
彼らの政策が引き金が今に至ってる。彼らは社会悪でしかない。 https://t.co/tTN8t4mU7x
— ice6 (@ice6666) May 22, 2025早速、下がったみたいだが...
それよりか、台湾のコストコで日本の秋田小町5キロが で買えます。台湾で日本の米買った方が安いのはなぜ…それよりも、お米はもらった ものがいい -
「櫻井ジャーナル」記事で、近現代世界史(の正体)のお勉強として非常に有益である。全日本人必読だろう。
(以下引用)カテゴリ:カテゴリ未分類アメリカのネオコンがウクライナで始めたロシアとの戦争は失敗、西側のエリートが支援するイスラエルによるパレスチナ人虐殺を批判する声は世界で高まり、COVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)騒動を利用してアメリカ国防総省が世界の人びとに接種させた「COVID-19ワクチン」というタグのつけられた遺伝子操作薬の危険性が明らかにされている。芸能人のプライベートに関わる話にうつつを抜かしている場合ではない。ウクライナでの戦争、ガザでの虐殺、遺伝子操作薬の大規模な接種、いずれもアメリカ支配層の戦略に基づいている。
アメリカの歴代政権は国内を収容所化し、国外で侵略戦争を本格化させるという政策を進めてきた。この流れは現在に至るまで変更されていない。
アメリカ国内を収容所化は、ロナルド・レーガン大統領が1982年に出したNSDD55が大きな節目。これによってCOGプロジェクトが承認され、NPO(国家計画局)が創設された。(Andrew Cockburn, “Rumsfeld”, Scribner, 2007)
アメリカでは核戦争の際に地下政府を始動させる計画ができていて、そのひとつの結果だが、1988年に出された大統領令12656は地下政府を始動させる条件を核戦争から「国家安全保障上の緊急事態」に変更される。そして2001年9月11日に国家安全保障上の緊急事態が引き起こされたのだ。
侵略戦争を本格化させる計画は1992年2月に国防総省のDPG(国防計画指針)草案として作成された。当時の大統領はジョージ・H・W・ブッシュ、国防長官はリチャード・チェイニー。その下でポール・ウォルフォウィッツ国防次官を中心とするネオコンのグループによってこの計画は作成された。そこで「ウォルフォウィッツ・ドクトリン」とも呼ばれているのだが、このベースを考えた人物は国防総省内部のシンクタンクONA(ネット評価室)で室長を務めていたアンドリュー・マーシャルだと言われている。
このプロジェクトの目的は新たなライバルの出現を防ぐことにあり、その対象には旧ソ連圏だけでなく、西ヨーロッパ、東アジア、西南アジアも含まれている。ドイツと日本をアメリカ主導の集団安全保障体制に組み入れ、「民主的な平和地域」を創設するともされていた。つまりアメリカは日本を自国の戦争マシーンに組み込むと宣言したのだ。日本経済が衰退する一方で好戦的な政策が進められた理由はここにある。
ロシアや中国を侵略して略奪する計画をイギリスは19世紀から進めてきた。中東を戦乱で破壊する原因を作ってきたイスラエルを作り上げたのもイギリスにほかならない。ここにきて、ウクライナや中東での戦争でイギリスが暗躍していることも明らかになっている。
イギリスは16世紀から17世紀にかけての時期、スペインやポルトガルの船を海賊に襲わせ、富を築いた。スペインやポルトガルの船はアメリカ大陸などで略奪した財宝を母国へ運ぶ途中だった。例えば1521年にエルナン・コルテスは武力でアステカ王国(現在のメキシコ周辺)を滅ぼして莫大な金銀を奪い、インカ帝国(現在のペルー周辺)ではフランシスコ・ピサロが金、銀、エメラルドなどを略奪しながら侵略を続けて1533年には帝国を滅ぼしている。
両国は莫大な量の貴金属を盗んだだけでなく、先住民を酷使して鉱山開発も行ったが、その象徴的な存在がボリビアのポトシ銀山。1545年に発見されたこの銀山だけで18世紀までに15万トンが運び出されたとされ、スペインが3世紀の間に南アメリカ全体で産出した銀の量は世界全体の80%に達したと言われているが、この数字は「少なくとも」にすぎず、実態は不明である。16世紀の後半にスペインはフィリピンを植民地化、銀を使い、中国から絹など儲けの大きい商品を手に入れる拠点として使い始めた。(Alfred W. McCoy, “To Govern The Globe,” Haymarket Books, 2021)
そのようにスペインやポルトガルが略奪した財宝を海賊に襲わせ、横取りしていたのがイギリスにほかならない。エリザベス1世の時代、つまり1558年から1603年にかけての時期、イギリス王室に雇われた海賊はスペインやポルトガルが南アメリカなどで奪った財宝を略奪していただけでなく、人もさらっていた。中でも有名な海賊はジョン・ホーキンス、フランシス・ドレイク、ウォルター・ローリー。海賊行為だけでなくアイルランドで住民を虐殺しているが、こうしたことをエリザベス1世は高く評価、3人の海賊にナイトの爵位を与えている。
ヨーロッパ文明は他国を侵略、略奪することによって生まれたわけだが、現在でも「貧困国」から「富裕国」へ膨大な資源が流出、その富に富裕国は支えられてきた。ちなみに、1881年から1920年の間にイギリスはインドで富を奪い、飢饉を引き起こし、1億人以上の死者をもたらしたと推定されている。
エリザベス女王の顧問を務めていたジョン・ディーは『ユークリッド原論』を英訳本の序文を書いた数学者だが、その一方、黒魔術、錬金術、占星術、ヘルメス主義などに傾倒していた。「ブリティッシュ・イスラエル主義」はディーから始まるとも言われている。
ブリティッシュ・イスラエル主義によると、アングロ-サクソン-ケルトは「イスラエルの失われた十支族」であり、自分たちこそがダビデ王の末裔だとされ、人類が死滅する最後の数日間にすべてを包括する大英帝国が世界を支配するという。ディーのカルト的な考え方は19世紀のイギリスで復活したようだ。
大英帝国はすでに滅んだと考えられているようだが、イギリスは現在でも42カ国に145の軍事基地を保有しているとされている。中でも重要な基地はサウジアラビア、オマーン、バーレーンといったペルシャ湾岸諸国にあり、イスラエルとサウジアラビアはイギリスが作り上げた国にほかならない。キプロスにも重要なイギリスの軍事基地があり、イスラエル軍によるガザでの虐殺を支援する活動の拠点になっている。また電子情報機関GCHQの基地もあり、重要な役割を果たしている。インド洋に浮かぶいわゆるチャゴス諸島にも重要な軍事基地がある。この諸島で特に有名な島がディエゴガルシアだ。
イギリスには見えない帝国も存在している。1970年代に整備されたシティ(ロンドンの金融街)を中心とするオフショア市場のネットワークだ。ジャージー島、ガーンジー島、マン島、ケイマン諸島、バミューダ、英領バージン諸島、タークス・アンド・カイコス諸島、ジブラルタル、バハマ、香港、シンガポール、ドバイ、アイルランドなどが含まれ、それまでの古典的なタックス・ヘイブンに比べて機密度が格段に高い。
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MS井口博士のブログ記事の一部だが、MSが何の略かは書かない。カタカナでワープロ(パソコン)打ちするのが面倒なので略記しておく。敬称ではないが、蔑称でもない。私なりの尊称である。変人で勇気のある無名科学者、といったところか。他の人が言わないことや気づかないことをしばしば書いているのはご存じのとおりだ。なお、敬称は「世間で一般的に尊敬されている」ことを表し、尊称は「個人的に尊敬している」ことの表明の意味で私は書いている。いつも井口博士のことを揶揄的に書いているが、その思想のユニークさと、好奇心の旺盛さに教えられることは多い。
引用する記事もそのひとつで、かなり重大な問題だが、世間の人はこの問題の大きさに気づかないか無視している。これを単なる国粋主義的見方だと思う人、つまり頭の中まで西洋人化し、自分が西洋人の仲間だと思い込んでいる黄色い猿も多いだろう。
ただし、下の記事では「学者による問題発見」と「その事項を在地住民は最初から知っていること」を同列に扱い、それを「白人至上主義」「英語独善世界」の問題としている錯誤があると思う。これ(後者)はたとえば「アメリカ大陸の発見」という表現がおかしい、という問題として最近は少し是正されてはいるようだが、大局的にはまったく変わっていない。
(以下引用)画像の大半は省略する。蛍の発光の同時(同期)性は、知らない人も多いかと思うので動画も載せる。ただし、動画は微速度撮影(高速映像)かと思われ、実際はもっとゆっくりした現象だろう。そのため、一斉に光り、一斉に止むというその同時性が異様な印象を与えるのである。これに対して、俺はこう返答した。「。。。外国人が日本語圏に入ってくることは素晴らしいことだと思います。なぜなら日本文明だけが東洋と西洋を初めて融合した文明、すなわち真のグローバルな文明だからです。英語圏ではアメリカを含めてあくまで西洋の価値観の集大成に過ぎず、常にこの地球にあって片手落ちになります。中国語圏ではアジア文明しかわかりません。この話はまたいつかブログにメモしようと思っていますが、世界の人にはあまりこの事実は知られていないでしょう。。。。」私がこのことを最近強く意識するようになったわけは、英語には次のようなことが起こるからである。たとえば、縄文文明という言葉の「縄文」という単語を考えよう。これはかつて拙ブログでも取り上げたことがあったが、モースというアメリカの自称学者さんが、アメリカ本土では学位もなく全く無名だったために、一攫千金を夢見て日本にやってきた。そして自分の学者の運命を変える発見として見つけたのが貝塚である。その貝塚やその時代の石器を発見し、石器の特徴からそれを縄文と名付けたわけだ。モースはこの功績を認められて学位を得て正真正銘の考古学者として認められて教授になることができた。ここまでは単なるラッキーないしは美談にすぎない。何が問題かといえば、貝塚の場所を教えた日本人や石器の存在を知っていた日本人の存在である。江戸時代から西洋を凌駕する初等教育のできていた日本にあって、そうした石器の存在や貝塚などは名前はついてはいなかったかもしれないが日本人が知らなかったはずがない。本当はすでにずっと昔からそうした遺跡の存在は日本人の中では知られていたはずだ。ところがそれが日本の中だけの話だから諸外国には伝わらない。こうして西洋世界で初めてそれを英語で記述したモースが発見者として世界最初の称号を得る。じゃあ、モースに貝塚の場所を教えた日本人は何も知らなかったのか?そんなはずはないだろう。その人の名前は西洋文明の中では欠落し、手柄はモースだけのものになる。この構造が西洋文明の、あるいは英語圏の問題なのである。最近でも同じようなことが頻繁に起こっている。たとえば、我々の理論物理の世界にその理論の発見者としてノーベル賞候補になっている蔵本由紀博士がいる。この先生の理論は「蔵本理論」と呼ばれるが、この理論は東南アジアで普通に起こるホタルの発光の同期現象を記述することができる理論として有名である。この蔵本さんに一番影響を与えたのがウィンフリーという人だ。この博士はガンで早世してもういないが、この人の研究が蔵本博士をして蔵本理論を生み出すきっかけとなった。問題は、この「ホタルの発光現象」を初めて英語圏に伝えた研究者がこの現象の発見者として歴史に名を残したということになってしまうということである。しかしながら、この発光現象は原住民にとって太古から知られていたはずであろう。現地語でそれなりの言葉でお互いに語り合っていたはずである。しかし英語圏にはその白人研究者がそれを認めるまではこの現象が地球上に存在しないことになる。これは貝塚や日本の古代土器が西洋人に知られなかったとしても日本人の誰か走っていたはずである。が、それは西洋人=白人が知るまではこの世界に存在しなかったことになってしまうというのと同じなわけだ。最初のコメントの話へ戻ると、英語圏というもの、西洋語圏にはこういう重大な問題が存在するということである。ところが、日本語圏になると、世界はグローバル化するのだ。英語圏ではすべてが西洋文明の延長線上として閉じているが、日本語圏になれば、世界が開かれるのだ。日本語には漢字があるから、古代の中国やインドなどの情報がそこに含まれる。英語を通じて西洋世界もそこに存在する。以前、武田鉄矢さんの今朝の三枚おろしで紹介された、フランス人学者のレビストロームの話を拙ブログにもメモしたことがある。つまり、英語圏の世界観、英米人の考え方では、次のようになるだろう。始めに英語ありき!世界は英語でできている!英語で表現されたものだけが存在する!我々日本人はこういうことは十二分に注意しなくてはいけませんナ。 -
昔、テリー伊藤(まだ存命だろうか?)が「お笑い大蔵省」とか「お笑い外務省」とか「お笑い北朝鮮」などの本を出したが、そのころと何も変わっていないようだ。それが属国の宿命か。北朝鮮を笑えない。
(以下引用)「もの」は「ものの」が正しい。日本人の日本語力の低下こそ、国力低下の証だろう。【お笑い】 日本、半導体工場を作りまくるもの技術力がないため過半数で稼働しておらずwwwwwwww
1: 2025/05/19(月) 20:48:51.78 BE:271912485-2BP(1500)sssp://img.5ch.net/ico/nida.gif
日本の半導体新設7工場、過半が稼働せず AI向け先端品つくれず - 日本経済新聞 -8: 2025/05/19(月) 20:53:58.32需要が激減してるって原因書いてるがな。10: 2025/05/19(月) 20:55:52.72>>8
というか日本政府や役所がいい出すとだいたいフラグ立ってて
法則道理になっただけど12: 2025/05/19(月) 20:57:09.23>>8
先もよめないで工場作ってる方がヤバいわ14: 2025/05/19(月) 20:59:37.67>>12
半導体の道の人が警鐘無らしてたもんな
ほぼその通りになっただけ18: 2025/05/19(月) 21:01:59.80日本の半導体プロセスって2周ほど遅れた車載向けに特化してるよね。
もちろんその分信頼性は必要なんだが、最先端の波には乗れない。23: 2025/05/19(月) 21:06:28.33>>18
EVが暗礁に乗り上げてるから需要減ってるしね
わかりやすいところで日産22: 2025/05/19(月) 21:06:09.38昨日、テレビで「トランプが世界の企業にアメリカで工場作るように言ってるけど、アメリカはもうサービス業に人材寄せすぎてて工場人材なんかいない」ってアメリカ人専門家が言ってたから…ある意味同じ31: 2025/05/19(月) 21:33:32.24>>22
人件費の上がったアメリカでは製造は海外でやるようになり、国内は高利益で高年収な金融やITに産業構造がシフト。
一方のジャップさんは製造業も衰退し、その他もパッとしないという割と悲惨な状況26: 2025/05/19(月) 21:17:02.82日本で製造する半導体は、
車載向けの最先端から二世代くらい前のものだよ
自動車メーカーが使うからね30: 2025/05/19(月) 21:33:22.64>>26
0.18umルール最先端の悪口はそこまでだ!37: 2025/05/19(月) 22:00:22.27>>26
世の中全てが最先端を望んているわけじゃないからね28: 2025/05/19(月) 21:27:49.65ジャップ「中国に技術盗まれるー」
↑これ冗談じゃなくマジで言ってるんだぜこの猿www29: 2025/05/19(月) 21:29:53.18これでも過半数の国民は中国・韓国を下に見てるんだよなぁ。。。。。。32: 2025/05/19(月) 21:39:43.12なーに
日本には観光と売春がある33: 2025/05/19(月) 21:41:47.66工場さえつくればボタン一つで自動で半導体できると思ってるからな。
車作るのと同じくらい設計、すりあわせ、テストが必要な分野だぞ。34: 2025/05/19(月) 21:43:30.7120年前で終わってました
今さらどんなに足掻いても沈むだけ