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「飯山一郎のホームページ」から転載。
何度も書いてきたように、ある年齢以上の人間は、これからたいして生きられるわけではないのだから、今さら疎開しなくてもいいと思うが、若い人間は東京から早く脱出したほうがいい。福島原発は今以上にひどい状態になり、チェルノブイリ以上の被害を出す可能性も高いようだ。
東京から遷都するという考えもおそらく政府内ではすでに検討されているだろう。場所は京都か大阪あたりかと思う。以前は福島と東濃尾(東濃)案が有力視されていたようだが、福島はご覧の通りだし、濃尾平野は津波に弱そうだ。したがって、京都か大阪ということになる。皇居は京都にして、政府機能は大阪というあたりが可能性が高いのではないか。
未来の歴史では、明治から平成までが「東京時代」と呼ばれるだろう。つまり、今は一つの時代の終焉である。だが、それは新しい時代の始まりでもある。
(以下引用)
それにしても,昨日も,驚くような情報が多かった.
驚いたのは,東電福島の現場は,青山繁晴の報告とは逆.中性子線の恐怖!と.
それから,東京・新宿のビル陰の吹き溜まりに,プルトニウムが存在する情報も.
あと…,
3月15日.赤坂のレストランに某民主党議員の秘書が食事に来て,オーナーに,
「きょうが最後の食事になる.先生もオレも新幹線通勤になる.」
と.これは原発事故が想像を絶する深刻な事態であることを知っていたからだ,と.
実際,最近の東海道新幹線・のぞみ号のグリーン車は,朝夕は満席が多い.
高級官僚や上場企業のトップは,家族を京都・大阪に疎開させているからね.
渡邉正次郎の有料ブログには,菅直人が田中真紀子に語った“真実情報”がある.
アメリカ人なんか,日本に一人もいなくなるでしょうな.場合によっては,
日本列島から日本人が出て行かなきゃならなくなるかもしれない.
チェルノブイリ以上になる可能性だってある!
首相官邸には,日本では最も正確なトップ・シークレットが上がってくる.
菅直人も,当然,タイミングがズレても,“真実情報”を知ることが出来る.
「一応は,総理大臣なんだから…」
これは官邸内での,仙石と官僚と米国政府から派遣された“最高顧問”の会話だ.
なんと,今,日本の政治の中枢・総理官邸には,米国政府官僚の席があるのだ.
東京はヤバイ! これは,日本の政財官界トップの共通認識だ.
国民には「心配ない,大丈夫!」と50日間も言い続けているが…,
エライさんたちは,みーんな,京都・大阪に住んでいる.
で,新幹線通勤.
これでは不便だからと,きょうも,官邸の奥の秘密会議室では…,
有事に備える!という名目での“首都移転”,いや“副首都”の選定会議がある.
まぁハッキリ言えば,コレは,東電福島の再度の大爆発から逃げる算段なんだが,
東京→大阪を迅速に移動できる伊丹空港近辺の千里!
という案が有力らしいね.
キーワードは,ライフ・サイエンス・センター.PR -
「現代ビジネス」より転載。
250年前のリスボン大地震で国家が破壊的な被害に遭ったポルトガルの事例を日本復興の参考にしてみよう、という記事だ。日本の場合は、地震・津波・原発事故のトリプル災害という、世界史上初の大災害であるから、これまでの災害とは異なるわけで、国家財政破綻まで行く可能性が高いと下記記事の佐藤教授は述べている。ネット上では国債を日銀が引き受ければ金などすぐに作れるという意見も多いが、もちろん、そうするとインフレは避けられないだろう。政府はほぼ確実に増税するだろうから、インフレと増税の二重苦で庶民生活は苦しくなるという予想は誰にでもできる。どうも暗くなるような話ばかりだ。
まあ、これは戦争があったようなもので、今は敗戦直後なのだと考えれば、戦後の日本が復興していった時の明るさがこれから来るのだという期待もできる。まずは、頭と心をリセットするのがいいのではないか。「夜明け前が一番暗い」と昔から言う。これから日本は新しいステージに向うのだと信じよう。
(以下引用)
では、このリスボン大地震により、ポルトガル経済はどのようなダメージを負ったのか。上智大学外国語学部ポルトガル語学科の市之瀬敦教授に聞いた。
「もともとポルトガルは国土が狭く、植民地や外国との貿易で稼いできた歴史があります。ところが、リスボン大地震の津波で、リスボンの港はすべて崩壊してしまい、船が着けられなくなったことで、大きな痛手を受けました。また、工場が破壊され、製造業の被害も深刻で、生活必需品価格のインフレが起こりました。ポルトガルの国内総生産の32~48%が失われたという記録もあります」
一方、日本はどうか。日本も貿易大国で、自国に資源を持たないというところは同じ。製造業に甚大な被害が出ているところも似ている。与謝野馨経済財政担当相は地震発生から11日後の3月22日、国会で「地震による日本経済への影響はさほど大きくない」などと語っていたが、1ヵ月後の4月12日には、「当初予想していたよりも、経済に対する打撃は大きいのではないかと思っている」と漏らした。
その理由のひとつに挙げたのが、各種製造業で部品が入手できずに製造中止に追い込まれるケースが相次いだことだ。たとえば、自動車メーカーのトヨタでは東北に複数ある関連企業や部品工場がダメージを受けたため、国内はもちろん、北米の製造工場でも製造ラインがストップした。
そして、ここはポルトガルと大きく異なるところだが、日本では福島第一原発の事故による放射能汚染が、経済動向に大きな影響を与えることは間違いない。内閣府は地震と津波による被害を最大25兆円程度と試算しているが、放射能汚染による被害についてはまだ試算すら出せない状況だ。日本総研理事の湯元健治氏によれば、「風評被害の大きさを考慮に入れると原発関連だけで最大10兆円の被害が出てもおかしくない」という。
(中略)
一橋大学大学院教授の佐藤主光氏は、震災と原発事故が日本経済に及ぼす影響を、こう分析する。
「内閣府は震災の被害額を最大25兆円としていますが、これはインフラや住宅、工場などが受けた直接的被害で、これ以外に生産設備が破壊され部品供給ができなくなったことによる二次的被害もある。被害総額はさらに増えると思われます。
ただ、震災だけなら主な被災地域である東北3県のGDPは全国の4%で、さほど影響は大きくないと見ていましたが、原発事故とそれに伴う電力不足のほうが懸念材料です。これから夏場以降十分な電力供給ができなければ、さまざまな工場で生産停止や稼働時間削減による生産縮小が起きるでしょう」
震災の復興では、建築関連などを中心に需要拡大が見込まれる分野もあり、被害額がある程度相殺されるという見方もあるが、問題は国家の財政破綻。緊縮ムードで税収は減り、消費税アップをすれば消費マインドが冷え込む。そこへ原発被害を含む補償が重なれば、破綻の可能性は一気に高まる。佐藤教授が続ける。
「復興需要についても、今回は阪神淡路大震災とは違う部分がある。あのときは津波の被害がなかったので、土地の権利関係もクリアで、もとの土地の上に建物を作るという作業で済みました。しかし、今回は津波の影響で道路一本作るにしても、以前の道路がどこにあって、どの部分が誰の土地だったかわからない状況です。こういう問題を解決しないと復興に着手すらできない可能性があります。
国の財政も、われわれの試算では、2020年までに日本に財政破綻の危機が訪れる確率は、震災前で12・5%でした。ところが今は24・9~31・9%と、倍以上になっています」 -
「風評被害」というよりも、世の中の消費活動自体が「風評」を元にして動いている部分は大きい。だからこそ企業はイメージCMを大量に撒き散らして消費欲望を刺激するのである。
しかし、消費の前提は、消費すべき「物」が存在することだ。
今回の東日本大震災と原発事故で日本の食糧生産、工業生産が何割か下落するのは火を見るより明らかだ。そして世界の食料生産事情が悪化していることについては1年以上も前からこのブログでも警告してきた。
となれば、これから先、あらゆる食料品、工業製品が値上がりに次ぐ値上がりをするのもほぼ確実だろう。
こういうことを言う人間が増えてくると「買いだめ」が始まって、インフレに拍車をかけることになるから、あまり言いたくはなかったのだが、私が言わなくてもどうせそのうちみんなが言いだすから、言っておこう。
今年の六月ごろからインフレが始まり、それは加速度的に激しくなっていくだろう。どの程度までかなどという予測はできない。現在の2倍程度の物価でとどまればラッキーだろう。つまり、我々の生活はとんでもなく窮乏化するはずである。もちろん、給与が上がることはまず無いだろうから、我々にできる生活防衛は「必要な物以外は買わない」ことくらいだ。つまり、娯楽産業や奢侈産業は軒並み倒産するだろう。減らせないのは、絶対的な支出、つまり生命維持に関わる支出と、税金などの強制的支出だけだ。まあ、最後の最後は、税金不払いという手もあるが、善良な市民はまずそれはやらないだろう。おとなしく税金を払った後で、一家そろって首つり自殺をするというのが日本人だ。
(以下「阿修羅」より引用)
【迫りくる、食料など生活必需品の物価高】
このように供給に途絶が訪れて値段は急騰するケースが迫っているものがあるのです。それこそが、我々がまさに必要不可欠としている食料なのです。トヨタは部品が手当てできて工場生産を回復させれば、以前の状態に戻ることができるでしょう。しかし現在、壊滅状態となった三陸の漁業はいつになったら元に戻りますか? 津波で壊滅的な被害を受け、塩水だけでなく、がれきの山となった水田や畑は? これらの農業生産が1、2年で元に戻ると思いますか? 灌漑設備が破壊され排水やポンプ、液状化など、一体復旧にどれだけの時間と費用がかかるのか? その上、原発による被害、この震災で被害を受けた東日本6県でコメの生産量は、全国の4分の1を占めるのです。漁業も壊滅、三陸は日本でも屈指の漁場だったわけですが、今回は船だけでなく冷蔵庫や冷凍設備や燃料タンク、造船のドッグ、製氷機など、どうしても必要な設備が全滅状態です。それこそこれも1、2年で完全復旧ができると思いますか? その上、原発による海の汚染です。
三陸の漁業の全国生産におけるシェアを見てみると、ワカメは8割、牡蠣は3割、サンマは4割、サバも4割、サメは6割です。一方、今回水没したり、がれきに埋まって被害を受けた農地は岩手、宮城など6県でおよそ2万4000ヘクタール、これは東京都内の山手線内の面積の約4倍に匹敵する広さです。
一般的に農水産物の場合、平常時では1割供給が減ると3割値段が上がり、3割供給が減ると倍に値段が跳ねると言われています。今回は、これらの品だけでなく、複合的に品不足状態が訪れると思いますから、とても倍ぐらいの高騰ではすまないかもしれません。
突貫工事で復旧を目指しているトヨタの工場とは違います。簡単には回復できないのです。その上、原発の影響で、今後農漁業には放射能汚染のどんな規制が出てくるかもしれません。まさにこれから日本では食の危機が迫ってくるのです。考えてください。例年と違って、本来あるべきこれらの農作物や魚の供給が止まるのは秋からですよ! 本当の意味での供給の途絶、値段急騰の危機はこれからです。
日銀は、今後出てくる日本企業の予想以上の決算の下方修正をみて、更なる金融緩和に動くかもしれません。そしてこの非常時、そのようなマネーをばら撒く景気対策が世間では歓迎されるかもしれません。しかし、今や世界は、異常なマネー供給の副作用として、インフレの高まりに苦しみ始めています。やがて諸外国と同じように、日本ではもっと激しく、一気に円安と共にインフレが、大きく頭をもたげてくることでしょう。日本だけが違った世界、一人ぼっちでデフレの世界に住み続けると思いますか? 日本は食料自給率4割、食料のほとんどを輸入しているのです。そして今、世界を苦しめているのはこの食料品の高騰なのです。エジプトやチュニジア、リビアや他の中東各国の混乱も食料高騰が原因です。中国のインフレもしかり、世界中が食料の値段を抑えようと必死です。
今後の日本を考えてください! コメはどうなります? 魚はどうなります? パンや麺の原料の小麦はほぼ100%輸入ですよ。どうして世界的な食料高から逃れることができるのですか! これからではないですか! 国内の有数のコメどころが壊滅、同じく最高の漁場が壊滅、一体どうやって食料を確保するのですか?
今や風評被害もさらに激しくなってきているのです。穀物や鉄鉱石や石炭などの輸送はバルク船と言って包装しないまま、そのままにして運ぶことが多いのです。ところが現在、外国からの船は日本の近海や東京に近づくのを放射能を浴びるということで嫌ってきているのです。確かに福島原発からの放射能の関東各地に降り注いでいますから、多少の放射能汚染は受けるでしょう。しかし、それを理由にして東京湾への寄港を渋ったり、関西方面に回されてしまうということです。このため東京湾に寄港してもらうには1割程度の割り増し料金を払う必要があるというのです。
円安と相まってこの状況、また日本が大量の食料を輸入している中国では物価高は収まらず、特に食料は高騰中です。中国の通貨、元の相場は上昇気配です。当然、日本の輸入価格は上がります。
また統計を見ると、3月の日本の輸入物価は19%上昇、16ヵ月連続の上昇です。この16ヵ月間は円高だったのに、輸入物価は上昇していたのです!
4月に日本政府は、製粉会社に対しての小麦の引き渡し価格を18%引き上げました。これを受けて大手製粉会社は6月から小麦粉の価格を1割以上値上げします。いよいよパンや麺も値上げが始まります。小麦の国際価格は昨年の1ブッシェル4ドル台から倍の8ドル台後半へと上昇しています。まさに6月に値上げされても第一弾にしか過ぎません。この小麦の値上がりよりもっと激しいのがトウモロコシで、昨年の1ブッシェル3.5ドルから7.7ドルへと高騰です。もはや8ドル台乗せは必至とみられてきました。小麦の過去5年間の相場は平均して、トウモロコシに比べて49%ほど高かったのですが、ゴールドマン・サックスの予想によれば、両者の価格は逆転する可能性が高いとのことです。そうなれば影響を受けるのはどこの国か? トウモロコシの世界最大の輸入国は日本です。トウモロコシは飼料用として膨大な需要があります。牛肉や豚肉、鶏肉などへの値上がりは必至でしょう。一方、原料である綿花の高騰を受けてポロシャツなど繊維製品が米国では値上げが始まりました。このように我々の必需品である食料や衣料、エネルギーは値段が上昇する一方なのです。
驚くような物価高が迫ってきています。東日本震災が一夜で世の中が変えたように、ある日、日本の風景は急激な変化を見せるでしょう。驚くほどの物価の高騰に人々は声を失うことになるでしょう。被災地の困難を思うと胸が痛みます。しかしインフレという大波が今度は日本全土を包み、あらゆる人達を襲ってくるのです。 -
「阿修羅」から転載。ネタ元は「現代ビジネス」というホームページのようだ。この長谷川幸洋という人はなかなか頭のいい書き手のようだから、覚えておこう。これからの有望株かもしれない。
日本の政治的決定は、基本はアメリカからの指示によるものだろうが、現在のような非常時には日本での「現場判断」の裁量部分が大きくなる。したがって、官界・経済界・政界の「談合」で決定されていくことになるが、その経済界と政界が夫婦喧嘩をしているわけである。まあ、もともと相思相愛の自民党とは違って、いやいやながら一緒にいる、仲の悪い夫婦ではあるが、財界総理が政界総理に、「お前はいらん」と三行半を突き付けたのだから、これは大問題だ。さあ、これで菅総理がぶち切れて財界無視で行動するようになれば、これは面白いが、さて、どうだろうか。
(以下引用)
「菅首相は役立たずだから外国にいってもらって結構」という米倉弘昌日本経団連会長のホンネ かたや片山総務相は「復興構想会議
http://www.asyura2.com/11/senkyo112/msg/384.html
投稿者 七転八起 日時 2011 年 4 月 29 日 09:46:01: FjY83HydhgNT2
「菅首相は役立たずだから外国にいってもらって結構」という米倉弘昌日本経団連会長のホンネ かたや片山総務相は「復興構想会議は財務官僚の仕切り」と怒り {長谷川幸洋「ニュースの深層」 現代ビジネス [講談社]}
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/3226
ゴールデンウィークが始まる。「見上げれば青空に放射能」では気分も晴れないが、菅直人政権の先行きも視界不良だ。それを象徴するような「注目発言」がいくつかあった。読み解けば、先行きも多少は見えてくる。
まず日本経団連の米倉弘昌会長発言だ。各紙によれば、米倉は4月26日の記者会見で東京電力の賠償問題について、次のように語った。
「東電の賠償問題は政府が責任をもって賠償しますと言うべきだ。腰が引けている。国民感情が原子力損害賠償法の適用を許さないなどと行政が判断するのは間違っている。行政が法を曲げて解釈するのは言語道断だ。法治国家にもとる行為で、許してはならない」
『現代ビジネス』読者に詳しい説明は不要だろうが、念のために確認しておくと、原子力損害賠償法は第三条で「原子炉の運転等の際、当該原子炉の運転等により原子力損害を与えたときは、当該原子炉の運転等に係る原子力事業者がその損害を賠償する責めに任ずる」としたうえで「ただし、その損害が異常に巨大な天災地変又は社会的動乱によつて生じたものであるときは、この限りでない」と定めている。
東電の賠償責任を決めるのは「政治」
米倉はこの「ただし書き」部分を根拠に「国が賠償に責任を持て」と言っているのだ。ところが、だからといって東電が賠償責任を免れるという話にはならない。東電が出来る限りの賠償をしたうえで、なお足らないなら、そこで初めて国の出番になる。
その際、肝心なのは東電という民間会社の存続が前提にならないという点だ。東電救済が政策目標ではなく、電力の安定供給を確保したうえで被災者に十分な賠償をする、国民負担は出来る限り最小化する。それが本来の政府の役割である。
米倉は東電の存続を前提にしている。金融機関はもちろん多くの大企業が東電の株式や社債を保有している。東電がつぶれれば、株式は紙くずになり、社債も償還されない恐れがある。それでは困るからだ。
東電の賠償負担が小さくなれば、政府の賠償負担が大きくなり、すなわち国民負担になる。東電が賠償負担を10年程度の分割払いにして、電気料金を原資に返済する仕組みにした場合も、電気料金引き上げとなって結局、つけは国民に回る。
そういう基本的メカニズムの下で、米倉のように「国が責任を持て」というのは、すなわち「国民が負担しろ」というのと同じである。
経団連はかつて東電の平岩外四会長が会長を務めたように、もともと東電と関係が深い。東電は身内の超エリート企業である。米倉が東電を擁護するのも当然だろう。
ただし書きがあるのはたしかだが、これほどの事故を起こしておきながら、賠償責任から免れるなどと考えるのは、まったく社会常識から外れている。最後は政治判断の問題になるだろうが、基本は東電の責任を第一としなければならない。
法治国家うんぬんについて言えば、国権の最高機関は国会だ。原子力損害賠償法がどうあれ、いずれにせよ新法で対応せざるをえない賠償問題の行方について、最終的に決着をつけるのは国会である。
経団連会長が菅は無能と烙印
興味深いのは、その次だ。米倉は同じ会見で菅首相についてこう語った。
「間違った陣頭指揮が混乱を引き起こすもとになっている。(連休中の外国訪問について)そういう(誤った指揮を執る)人は(外国に)行っていただいて構わない。ちゃんとした仕事ができる閣僚は日本にとどまって仕事をするべきだ」
よくまあ、はっきり言ったものだ。「菅首相は役立たずだから、外国に行ってもらって結構」と痛烈に批判している。日本経団連は菅政権に愛想を尽かしたと受け取られても仕方がない。
経団連が菅政権を見放しても一向にかまわないが、老婆心ながら、米倉はそれでいいのだろうか。米倉は本来、政権に東電の存続をお願いしなければならない立場である。
菅政権はといえば、この数週間ほど東電存続を前提に原発賠償機構の設立を画策して事実上、東電負担を軽減し国民負担を増やす方向で検討してきた。全体の絵を書いているのは金融機関と東電、経済産業省、財務省である。
金融機関(それに背後の経済界)と東電、経産省は東電負担を最小化し、財務省は国の負担を減らしたいとは思っているが、東電破綻を避けたい点ではみな一致している。そういうパワーバランスの中で、菅がどういう立ち位置をとるかは決定的に重要な鍵を握っている。
そこへ米倉が真正面から「菅は無能」と烙印を押してしまったのだから、菅とすれば「それなら、東電はつぶしてしまえ」となってもおかしくはない。少なくとも「もはや経団連に義理立てする必要はさらさらない」と考えるだろう。
米倉は「東電問題が穏便に片付くまで、一所懸命に菅政権を支えます」と言わねばならない立場だったのだ。そんな理屈もわきまえないで「東電は助けてくれ。でも、お前は役立たずだ」と言うのは、どういう神経の持ち主なのだろうか。
合理的に考えれば、もう東電救済は手の打ちようがないほど完全に失敗した。だから、政権は見放した。でも「言語道断の結論だ」くらいは言わせてもらう、という解釈が一つある。もう一つは単に米倉の配慮が足りなかったという解釈である。
いずれにせよ、もう取り返しはつかない。米倉発言で経済界の東電救済作戦は暗礁に乗り上げてしまったのではないか。したがって、決着まで迷走がしばらく続く。
というより、先の国会審議を考えれば「東電責任を棚上げして国民負担に」などという枠組みは、とても理解が得られないだろう。米倉はまったく不用意な発言をしたものだ。やぶ蛇である。
片山総務大臣のホンネ
次に目を引いたのは、片山善博総務相発言である。片山は復興構想会議について、こう語っている。
「役人が走り回って、復興構想会議の委員たちに『復興財源の税はこうすべきだ』などと根回ししている。政治主導に反し、あってはならないことだ。税はすぐれて政治の根幹にかかわる問題だ。復興構想会議で税制が議論されているのは主客転倒している」
これも額面通りには受け取れない。
復興構想会議で増税を議論するのがけしからんというより、旧自治省(現・総務省)出身の片山とすれば「財務官僚が舞台裏で根回しして、消費税や所得税といった国税の増税路線を既成事実化するのが許せない」というのが本心であるはずだ。
5%の消費税はうち4%が国税分、残りの1%が地方分である。さらに国税分のうち29.5%が地方交付税として地方に配分されるので、実際の国の手取り分は2.82%、地方分は残りの2.18%になる。
地方行政を司る総務省は財務省が主導した増税路線では結果的に地方が置いてきぼりにされ、国税中心の増税になってしまう、とかねて警戒してきた。片山発言もその延長である。要は増税そのものに反対というより、国税中心の増税に反対なのだ。
役人が政府の審議会で走り回るのは、別に財務省に限った話ではない。総務省もまったく同じである。
ともあれ、片山発言で復興構想会議もまた財務省の操り人形になっている実態があきらかになった。それは片山の「功績」と認めよう。
菅政権では増税ができない
では、肝心の増税はどうなるだろうか。どうも先行きが怪しくなってきた。
格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が日本国債の格付け見通しを引き下げたこともあって、財務省はあいかわらず財政危機をあおるのに懸命だ。仙谷由人官房副長官は所得税増税を言い出した。
ところが肝心の閣内で意見がまとまっていない。当たり前だ。3月の鉱工業生産は前月比15.3%も低下して、過去最大の下げ幅を記録した。これから空前の景気悪化が予想されるというのに増税をもくろむなどとは、ありえない政策である。
それくらいは、実は財務省も分かっている。せいぜい復興法案のどこかに「将来の増税」を担保する一言を挿入するくらいが当面の獲得目標なのだ。増税のとっかかりができれば御の字と割り切っている。いまや、それすら難しい情勢だ。だいたい国会がねじれ状況で増税法案が通る見通しは初めから、まったくない。
にもかかわらず、世間に増税話が飛び交っているのは、財務省が大物OBや御用学者、ポチのエコノミストたちを総動員してメディアで大宣伝しているからだ。
つまり当の財務省はダメもとで、のりしろを目一杯用意して増税論を打ち出しているのに、真に受けた人々がその気になって話に乗っている構図である。メディアはよほど、こういう霞が関の世論操縦に敏感でなくてはならない。
それでは実態の3周遅れである。結論は分かっている。菅政権で増税はできない。
では、復興財源をどうするか。ここは議論の真っ最中だ。
私は当サイトの同僚コラムニスト、高橋洋一さんとともに30日未明からテレビ朝日系列の『朝まで生テレビ!』に出演し「激論!東日本大震災から50日!~今、何をすべきなのか?~」と題して徹底討論する(http://www.tv-asahi.co.jp/asanama/)。そこでも、この問題をとりあげるつもりだ。 -
ネットに溢れる膨大な原発関連記事の大半は「愚痴」でしかない。「愚痴」とは「言っても仕方がないこと」をぐじゅぐじゅと言うことだ。言えば、多少は気は晴れる。だが、何の建設的な解決ももたらさない。
かと言って、「今はそんな事(他人への批判)を言っている場合ではない。焦眉の急の問題を解決するのに国民が一丸とならねばならない時ではないか。頑張れニッポン!」という発言もクソ発言である。例によって責任の所在をうやむやにし、事が終わったら責任者はみな、安全な場所に逃亡しているに決まっている。政治的経済的犯罪は、事実が明らかなうちに処罰手続きを取らないと、いくらでも隠蔽工作ができるものだ。
下記の記事は「つむじ風」ブログの一コメントであるが、日本人の現在の気持ちをうまく表しているように思われるので転載する。
一見、愚痴に見えるが、しかし、自分の現在の状態を正しく見つめることはけっして愚痴ではない。
事実を正しく見ること。そこからしか正しい解決策は生まれない。
ただし、
「悪者をつくろうとする個々のマインドが
不条理な世の中を形成しているのか?」
という考え方は間違いだろう。やや意味の取りにくい発言だが、これが「他人を敵視する考え方が世の中を悪くしている」という意味なら、そういう「敵への寛容さ」こそが世の中を悪くしているのである。
当然の話だが、敵の正体を知り敵を確定することが戦いの出発点ではないか。
今は、無数の情報の中から判断のための正しい材料を集めることだ。迂遠なようでも、それが結局は「正解」への道だろう。
(以下引用)
結局、私達は生まれ育った日本国と運命共同体。
限られた命をこの地で過ごすなら
現実を受け入れ生きる事しか出来ません。
でも東電の心無い無責任な言葉や後手後手の対応に
怒りや不安を感じながらも原発で復旧作業する作業員の方々を思い
心の中に大きな波を感じ不思議な感情になります。
悪者は誰なのか?
悪者をつくろうとする個々のマインドが
不条理な世の中を形成しているのか?
生まれ育った資本主義という社会に飼い慣らされ
状況を眺めるだけのモノを言えなくなった奴隷に
なってしまったのかと
日々自問自答しています。
原発賠償の政府原案を見て思いますが、
放射能汚染と言う観点を置き去りにし原発事故被害者は
日本国民全員であり地域住民だけの話ではない事を
政府は忘れているのではないでしょうか。
食料と言う観点では国民全員が被害者です。
むしろ放射能と言う言葉を表に出さない様にとの
意図すら感じます。
投稿 yas | 2011-04-30 04:05 -
今日は首都機能移転、つまり遷都の問題を考えるつもりだったが、まだ頭が機能していないので、とりあえず、今日のネット記事の中で興味を引いた「株式日記と経済展望」の記事を転載する。
今の日本の問題は、この国の根本にある無責任体制・国家私物化・官僚支配・国民洗脳システム・米国による遠隔操縦などが原因であると思われるが、それらはもう耳にタコができるくらい論じられてきてはいる。それらの議論が一般国民に届いていないと言えば、そうかもしれないが、ではいつになったら国民の耳に届くのか。
インターネットの普及によって状況は確かに変わってきている。政府広報が嘘だらけだというのも多くの国民が知るようになってきてはいる。
だが、それで起こるのは、ただのあきらめではないかと私は危惧している。
「この現実は変えようがない」「やっても仕方がない」「社会変革のために行動して自分が不利益を受けるのはいやだ」という考えが国民一般の、特に若者の心にはあるのではないか。
日本を変えるには、「シカタガナイ」をまずやめることが大事だとウォルフレンはその著書で言っているが、まさしくその通りである。
「変わるはずがない」というのはただの空想にすぎない。一見現実的判断に見えても、それは「変わるはずだ」という希望と同様に、まだ空想にしかすぎないのである。どちらも、行動し、現実への影響を見てからのみその真実は分かるのである。
頭の中だけで問題を終わらせるのは私自身の性向でもある。それをやめねばならない、と自戒をこめてそう思う。この拙いブログを書くのも、社会変革への一貢献のつもりなのである。
下記記事は日本上層部の無責任体制が、軍人官僚(という言い方は不適切かもしれないが)を代表に、官僚に伝統的なものであることを示している。
(以下引用)
富永恭次は、1945年(昭和20)1月9日米軍がルソン島に上陸し、フィリピンでの日本の敗退が明らかになると、部下を置き去りに台湾に逃亡。全く処罰 (予備役にまわされたが復帰) されず戦後ものうのうと生きながらえた。
彼らは一様に、「散る桜,残る桜も散る桜」「貴様たちだけを死なせはしない」「最後の一機で俺も特攻に出撃する」といいつつ特攻はしなかった。敗戦の責任を大元帥閣下に死して詫びを入れるのが武勲のみを誇った司令らの身の処し方と考えるが、そのような事も一切行われなかった。 海軍で予備学生の墓場と云われた元山航空隊(七生隊)の青木泰二郎司令は、自らの武勲を誇るために多くの特攻を命じたが、敗戦確実を知るや昭和20年(1945)8月11日、兵を置き去りにして元山空(朝鮮)から一部の上級幕僚、ならびに家族ともども日本に逃亡した。海軍軍人は人間が腐っている。 彼の画像入りWebサイトはこちら
殉国の至情に基づく輩が勝手に酸素魚雷を組み合わせ人間魚雷回天を製造し、これまた勝手に山口県大津島に訓練基地を作り、潜水艦長とつるんで、勝手に出撃し自爆したというのであろうか。 志願が聞いてあきれる。 かっての帝国陸海軍は兵が勝手に国家の資産である航空機と国家の資産である爆弾と国家の当時油の一滴は血の一滴というほど貴重なガソリンをパイロットが盗み出し米艦に突入を繰り返えさせたのか。 兵が兵器を盗み勝手に使用することを黙認したのであれば犯罪の片棒を担いだことになる。また、特攻兵は犯罪者となる。 特攻出撃で不時着帰還者を更に特攻に出している史実をどう説明するのか。
この国はかって国家と国民を破滅の淵に導いた戦争指導者を一度たりともその責任を追求してしてこなかった。
1945年3月21日,大分県宇佐海軍基地の第721海軍航空隊「第一回神雷桜花特別攻撃隊」は,人間爆弾「桜花」15基を運ぶ一式陸攻15機と別途3機,護衛戦闘機30機(計画は55機。25機故障で離脱)で出撃し、特攻隊は全滅。これは「大和」海上特攻2週間前の悲劇である。 人間ロケット自爆部隊、神雷部隊神雷部隊(150名)のうち予備学生(学徒兵)・予科練(少年兵)の出身者は143名、海軍兵学校出身者は7名。護衛戦闘機10機が撃ち落とされ、合計160人が一度に消えた。隊長 野中五郎少佐*。特攻隊を陣頭指揮し戦死した佐官以上の高級将校は、「桜花」部隊の野中五郎少佐ただ一人。海軍兵学校出身者は,ほとんど特攻出撃していない。特攻隊の人選は、未熟練な学徒兵と少年兵に集中していた。「特攻は自然発生的な志願である」のなら、なぜ(死後昇進ではなく)出撃時に佐官以上の高級将校が特攻しなかったのか?。 また均等に兵学校出身者が存在しないのか?
昨今の官僚(厚生労働、社会保険庁) エリート(キャリア)がものを言うすべを持たない弱者(国民大衆)を踏み台にしているのと同じ図式である。丙種飛行予科練習生、以下 乙飛、甲飛のノンキャリアの命を士官学校卒業のキャリアが弄んだと誰が否定できようか。
1945年4月6日、戦艦大和以下の特攻艦隊に乗り合わせた男達は、自らに課せられた任務と、日本の安危を救わんとし、倒れた。彼ら倒れた兵らの力不足だったのか?。否、用兵を誤ったのだ。ならば、その作戦の立案者と天皇の補弼者らは、当然死してその責を負うべきであった。だが悲しいかな、過去も現在もこの国は一度として、結果の責任を論じてこなかった。
2007年6月、この国と地方自治体の総負債は一千兆円を超えると報道された。この超破産状態を招来した責任も取らず、ツケのすべてを責任の無い子や孫の代に押しつけることに平然としている。
靖国神社公式参拝を政治公約とした、あのキツネ目が首相だった5年間だけでも負債は二〇〇兆円増加した。
国技といわれている相撲界。時天山死亡問題、横綱朝青龍の遊び惚け問題。その対応、後手後手トップの理事長が平然と居座り。2007年9月、国会冒頭の所信表明演説ののち、「僕やめたァ~」と病院に逃げ込んだ総理大臣。 この無責任、非常識は今に始まった問題ではない。
先の大戦の、あれだけの惨禍をもたらした責任さえうやむやにした体質は、今後の政治責任さえうやむやにし続けるだろう。 -
「朝日com」より転載。
東日本大震災は、直接の被害を受けた者にだけでなく、当然ながら日本全体の国民生活に間接的にダメージを与える。そのダメージは震災後一か月で早くも「阪神大震災」の3倍以上の企業倒産件数となって現われている。企業倒産は失業者の増大となり、失業手当給付件数の増大となる。もちろん、失業者本人は生活の根源を断たれるわけである。その間、被災地では被災者が生活に苦しんでいるわけだが、失業者には失業手当以外の救済は無く、失業者に対するボランティアも無い。
東日本大震災は、「日本経済大崩壊」となる可能性もあるわけだ。
その一つの解決策は、全国の失業者や被災者自身をすべて被災地復興事業で「雇用」することである。
ボランティアではなく、政府が金を払って「雇用」するのである。
仕事は無数にあるだろう。
ボランティアの奉仕精神は素晴らしい。だが、仕事とは本来、対価を支払って依頼するものである。社会全体がボランティアを当然視したり、「無償労働」を平然と他人にさせたりしている世の中は、私にはひどく不健全なものに見える。それで得をしているのは、当然ながら社会支配層である。
(以下引用)
震災影響の破綻、50社に 「阪神」の3倍超えるペース2011年4月28日7時39分
東日本大震災の影響で経営破綻(はたん)に追い込まれた企業や事業者が50社に達したことが東京商工リサーチの調査で分かった。破綻企業数は阪神大震災の3倍を超えるペースで伸びており、負債総額は約346億円にのぼるという。
27日午後5時時点で集計した。破産や民事再生法の適用を申請した26社のほか、事業を停止して近く法的手続きなどに入る見通しの会社も24社あった。
このうち、震災の被害が大きい青森、岩手、宮城、福島、茨城の各県に本社を置くのは12社。被災後の混乱が続き、東京商工リサーチは「事業の継続や断念の状況がつかめていない」としており、今後さらに増える見通しだ。
残る38社は北海道から宮崎県までに広がっている。東北や北関東が製造業の拠点になっており、取引先の被災や受注した仕事のキャンセルが響いた。観光業者も含まれ、震災後の消費の自粛も一因だったようだ。
東京商工リサーチによると1995年に起きた阪神大震災の際には、発生2カ月時点での経営破綻は14社。また同年の震災関連倒産は144社で、過半数が本社の倒壊など直接の被害を受けた企業だった。
東日本大震災では、間接的な被害を受けた企業の倒産が目立つ。同社情報本部の友田信男副本部長は「リーマン・ショックで傷ついた企業が、震災の打撃に耐えられず破綻している例が多い」と話す。(座小田英史)
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他人の善行を疑うような記事ばかりだと後味が悪いので、前に紹介した「福島決死隊」に世界中から応募と支援申込があったという、まるで映画そのものの感動実話を紹介する。(コメントの一つにもあるが、私もこれをコピーしながら読んで、涙ボロボロである。)
日本や世界の爺さんたちの中には、凄い人間がたくさんいる。
(以下引用)
72歳になるエンジニアが、福島第一原子力発電所の暴発を阻止しようと立ち上がった。福島原発は高温状態の原子炉を冷やす作業が続いているが、一方で作業員の劣悪な生活環境が伝えられている。そうした中で、かつての「敏腕」エンジニアたちが「自分たちがもっている技術を役立ててほしい」と訴えている。
原則、現場での作業に耐えられる体力と経験のある60歳以上が対象。
2011年4月6日から500通のメールと2000通の封書で呼びかけを開始したところ、エンジニアの「決死の覚悟」としてブログやツイッターで取り上げられ、約2週間で米国やフランス、ドイツ、そして原発事故から25年経ったチェルノブイリへも広がっている。
福島原発で危険作業志願 高齢エンジニアたち「決死の覚悟」 : J-CASTニュース
4月初旬、福嶋原発事故に対する場当たりな対処、下請けの若者たちが被爆する現状を憂い、60歳以上の退役者へ向けて行動を呼びかける「福島原発暴発阻止行動隊」のメールがオンラインを飛び交い始めた。発起人は30年間技術者として住友金属工業に勤務してきた山田恭暉氏(72)。製鉄、環境、廃棄物処理、プラント建設などを手がけ、原発に関わってきた知識を生かし、かつ、放射線被曝の影響の少ない高齢者だからこそできることがあるはずだと立ち上がった。
1) 暴発を防ぐためには、ホースによる散水のような一時的な処置ではなく、10年の単位の時間安定して作動する冷却設備を設置し、これを故障することなく保守・運転し続けなければならない。
2) この冷却設備の建設・保守・運転は、すでに高度に放射能汚染された環境下で行わざるを得ない。
3) もし、安定した冷却設備を建設・保守・運転できなければ、3000 万人もの人口を抱える首都圏をも含めた広範な汚染が発生する可能性がある。このような最悪のシナリオを避けるためには、どのような設備を作ることが必要か、放射能汚染を減らすためにどうしたらよいか、などなど、数多くの技術的課題があることはもちろんです。この点についても日本の最高の頭脳を結集した体制ができていないことは大きな問題です。
さらにもう一方では、最終的に汚染された環境下での設備建設・保守・運転のためには、数千人の訓練された有能な作業者を用意することが必要です。
現在のような下請け・孫請けによる場当たり的な作業員集めで、数分間の仕事をして戻ってくるというようなことでできる仕事ではありません。
身体の面でも生活の面でも最も放射能被曝の害が少なくて済み、しかもこれまで現場での作業や技術の能力を蓄積してきた退役者たちが力を振り絞って、次の世代に負の遺産を残さないために働くことができるのではないでしょうか。
福島原発暴発阻止行動プロジェクト
この呼びかけがブログやツイッターを通じて日本全国に広がり、その後わずか約2週間で欧米へと広がっている。現在では30人以上が参加を表明、行動隊実現をサポートする130人以上の賛同が集まった。
■編集元:ニュース速報板より「【若い者には】72歳エンジニアが、第一原発の暴発を阻止しようと立ち上がった m9( ゚д゚)」
9 名無しさん@涙目です。(北海道) :2011/04/25(月) 21:20:21.73 ID:Xyt5Qr7n0
ほう、これはマジリスペクト
24 名無しさん@涙目です。(埼玉県) :2011/04/25(月) 21:22:50.48 ID:4jMPiqwV0
なんかそういう映画あったよなスペースシャトルで引責に立ち向かう奴
29 名無しさん@涙目です。(内モンゴル自治区) :2011/04/25(月) 21:24:03.62 ID:DPpeU6spO
ヤバい記事読んでるだけで涙が出てきた
34 名無しさん@涙目です。(関西・北陸) :2011/04/25(月) 21:24:14.29 ID:rwTm4jQWO
この年寄りエンジニアは本当に日本を支えてきた人。
38 名無しさん@涙目です。(栃木県) :2011/04/25(月) 21:24:42.97 ID:mGLdwcOO0
ありがとう
48 名無しさん@涙目です。(北海道) :2011/04/25(月) 21:25:34.21 ID:N7lmLqrL0
まだ日本にも侍は居たか・・・。
97 名無しさん@涙目です。(チベット自治区) :2011/04/25(月) 21:32:01.72 ID:KIGHV8m00
知り合いのメーカー退職したおじいちゃんも「俺らみたいな老い先短いのが行くべきだ」って言ってたな。
76 名無しさん@涙目です。(千葉県) :2011/04/25(月) 21:28:38.37 ID:r17Xvj2I0
スペース・カウボーイ
105 名無しさん@涙目です。(大阪府) :2011/04/25(月) 21:33:22.28 ID:yogEHPzq0
>>76
リアル版が日本で見れるとは思わなかったw -
「阿修羅」記事から転載。後半は孫正義礼賛の文章にすぎないので省略。
孫正義の「100億円寄付」は素晴らしいが、彼の言う自然エネルギーへの転換の目的が現在の電力会社を潰して「完全民営化」された電力事業を自分がやるためのものならば、ある種の危険性は伴っている。まあ原子力発電を完全にやめるならば、孫正義の「日本のロックフェラー化」つまり「日本国王化」も認めてもいいかもしれないが、どうも私は彼を完全に信じる気にはなれない。
大川総裁という男は、トリックスター的な言動はするが、この発言を見るとかなりな勉強家で知的な人間のようだ。売電によって一般の電気料金にそのマイナス分が上乗せされて高くなっているという指摘は、私にも盲点になっていた。そして、最終的には各家庭が電力会社から独立して自家発電する(それを「オフ・グリッド」というのかと思う)のを目指すべきだという指摘、これは明らかに電力会社所有を目指す孫正義の痛いところを突いた質問だろう。
経済界の人間は、損得を第一義に考えるものである。「100億円寄付」で我々は頭がお花畑になっていないか? 100億円は1兆円100兆円へのただの投資だと言ったら、孫正義の善行に唾を吐きかける発言だと言われるだろうか? まあ、ブログで発言するだけで自分は何一つするわけでもない人間が他人の善行を汚す発言をしてはならないだろうが、「右手が手品をしている時には左手を見る」というのが私の主義なので、妄言多謝、である。
(以下引用)
孫正義氏記者会見での大川興業総裁の核心を突いた質問
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/889.html
投稿者 日 日時 2011 年 4 月 26 日 21:17:19: IR1H95zbmUf8k
2011/04/22の自由報道協会主催 孫 正義 記者会見を見た。
http://www.ustream.tv/recorded/14195781
確かに孫氏は素晴しかったが、もう一歩踏み込んで欲しいと思った事を、大川豊氏が発言しくれた(1'18"23~1'20"15の間 )。
これまでに識者が誰も言及しないこと。
画面が重くて音声を文に写し取るのに苦労したが、会見より書き起こし掲載する。
フリーでやっております大川興業総裁大川豊でございます。
(中略)
自然エネルギーの現場、太陽熱発電もですね、モハベ砂漠の現場も、風力発電も、ヨーロッパも行っております。
それで今のエネルギー財団の話は素晴しいんですけれども、一番欠けているのはエネルギーの個人の自立、各家庭での自立、というのが抜けているんだと思います。
今回の孫さんの目指されているのは情報の自立だったからこそ、エジプトで革命が起きたと僕は思っています。
ですので例えばドイツですね、太陽光発電を付けられる人が売電が出来て、どんどんどんどん裕福になっていくんですけど、その分買取制度なので電気料金が上がって、
貧しい人が高い電気料金を払うということになってしまっているんですね。
だから目指される事は絶対に蓄電も含めたオフグリットだとおもうンですよ、自分は。
全世界のエネルギー事情を見てきて。
東京電力から国民にエネルギーを取り戻す、これが孫さんが目指されるエネルギー財団で、
例えばこのビル自体を自立させます。蓄電も含めて。
量子ドット太陽光発電があったりとか、劣化が全く無いといわれているバナジウムのレドックス・フロー電池とかの、自然の素材を使った、ものすごい電池があります。ご存知だと思いますけど。
ですのでそれをどこかでやって、それをユーストで中継する、ツィッターでささやく、を
電気代0にするような、そういう基本的な考えをお持ちでしょうかどうでしょうか。
今、スマートグリッドの話だったんで、そこまでのお考えか、お聞かせ下さい。
長くなってすみません。
これに対する孫氏の回答は、質問の核心とは、ずれていた。
だが、その認識にはまだ達していないだけだと思える。
会見の最後に、現政権に足らないのは何かとの質問に、一言「覚悟」と言ってくれた孫氏ならば。 -
有名なスピーチだから、知っている人は多いだろう。しかし、この子供の言葉の前で、自らを恥じずにいられる大人がどれだけいるだろうか。
そして今、日本は原発事故という最悪の環境破壊をしてしまった。この影響は日本だけでなく、これからの世界に計り知れない害毒を流すのである。それは、原発の悪を知りながら、それを見過ごしてきた、すべての大人の責任なのだ。
(以下引用)
リオの伝説のスピーチ ★★VHS「セヴァン・スズキ 伝説のスピーチ」はこちら。
1992年6月。ブラジル、リオ・デ・ジャネイロ。環境と開発に関する国連会議(環境サミット)に集まった世界の指導者たちを前に、12歳の少女、セヴァン・スズキは語り始めました。
<日本語/英語原文>
日本語
こんにちは、セヴァン・スズキです。エコを代表してお話しします。エコというのは、子供環境運動(エンヴァイロンメンタル・チルドレンズ・オーガニゼーション)の略です。カナダの12歳から13歳の子どもたちの集まりで、今の世界を変えるためにがんばっています。あなたたち大人のみなさんにも、ぜひ生き方を変えていただくようお願いするために、自分たちで費用をためて、カナダからブラジルまで1万キロの旅をしてきました。
今日の私の話には、ウラもオモテもありません。なぜって、私が環境運動をしているのは、私自身の未来のため。自分の未来を失うことは、選挙で負けたり、株で損したりするのとはわけがちがうんですから。
私がここに立って話をしているのは、未来に生きる子どもたちのためです。世界中の飢えに苦しむ子どもたちのためです。そして、もう行くところもなく、死に絶えようとしている無数の動物たちのためです。
太陽のもとにでるのが、私はこわい。オゾン層に穴があいたから。呼吸をすることさえこわい。空気にどんな毒が入っているかもしれないから。父とよくバンクーバーで釣りをしたものです。数年前に、体中ガンでおかされた魚に出会うまで。そして今、動物や植物たちが毎日のように絶滅していくのを、私たちは耳にします。それらは、もう永遠にもどってはこないんです。
私の世代には、夢があります。いつか野生の動物たちの群れや、たくさんの鳥や蝶が舞うジャングルを見ることです。でも、私の子どもたちの世代は、もうそんな夢をもつこともできなくなるのではないか?あなたたちは、私ぐらいの歳のときに、そんなことを心配したことがありますか。
こんな大変なことが、ものすごいいきおいで起こっているのに、私たち人間ときたら、まるでまだまだ余裕があるようなのんきな顔をしています。まだ子どもの私には、この危機を救うのになにをしたらいいのかはっきりわかりません。でも、あなたたち大人にも知ってほしいんです。あなたたちもよい解決法なんてもっていないっていうことを。オゾン層にあいた穴をどうやってふさぐのか、あなたは知らないでしょう
死んだ川にどうやってサケを呼びもどすのか、あなたは知らないでしょう。絶滅した動物をどうやって生きかえらせるのか、あなたは知らないでしょう。そして、今や砂漠となってしまった場所にどうやって森をよみがえらせるのか、あなたは知らないでしょう。
どうやって直すのかわからないものを、こわしつづけるのはもうやめてください。
ここでは、あなたたちは政府とか企業とか団体とかの代表でしょう。あるいは、報道関係者か政治家かもしれない。でもほんとうは、あなたたちもだれかの母親であり、父親であり、姉妹であり、兄弟であり、おばであり、おじなんです。そしてあなたたちのだれもが、だれかの子どもなんです。
私はまだ子どもですが、ここにいる私たちみんなが同じ大きな家族の一員であることを知っています。そうです50億以上の人間からなる大家族。いいえ、じつは3千万種類の生物からなる大家族です。国境や各国の政府がどんなに私たちを分けへだてようとしても、このことは変えようがありません。私は子どもですが、みんながこの大家族の一員であり、ひとつの目標に向けて心をひとつにして行動しなければならないことを知っています。私は怒っています。でも、自分を見失ってはいません。私はこわい。でも、自分の気持ちを世界中に伝えることを、私はおそれません。
私の国でのむだづかいはたいへんなものです。買っては捨て、また買っては捨てています。それでも物を浪費しつづける北の国々は、南の国々と富をわかちあおうとはしません。物がありあまっているのに、私たちは自分の富を、そのほんの少しでも手ばなすのがこわいんです。
カナダの私たちは十分な食べものと水と住まいを持つめぐまれた生活をしています。時計、自転車、コンピューター、テレビ、私たちの持っているものを数えあげたら何日もかかることでしょう。
2日前ここブラジルで、家のないストリートチルドレンと出会い、私たちはショックを受けました。ひとりの子どもが私たちにこう言いました。
「ぼくが金持ちだったらなぁ。もしそうなら、家のない子すべてに、食べものと、着るものと、薬と、住む場所と、やさしさと愛情をあげるのに。」
家もなにもないひとりの子どもが、わかちあうことを考えているというのに、すべてを持っている私たちがこんなに欲が深いのは、いったいどうしてなんでしょう。
これらのめぐまれない子どもたちが、私と同じぐらいの歳だということが、私の頭をはなれません。どこに生れついたかによって、こんなにも人生がちがってしまう。私がリオの貧民街に住む子どものひとりだったかもしれないんです。ソマリアの飢えた子どもだったかも、中東の戦争で犠牲になるか、インドで物乞いをしていたかもしれないんです。
もし戦争のために使われているお金をぜんぶ、貧しさと環境問題を解決するために使えばこの地球はすばらしい星になるでしょう。私はまだ子どもだけどそのことを知っています。
学校で、いや、幼稚園でさえ、あなたたち大人は私たち子どもに、世のなかでどうふるまうかを教えてくれます。たとえば、
* 争いをしないこと
* 話しあいで解決すること
* 他人を尊重すること
* ちらかしたら自分でかたづけること
* ほかの生き物をむやみに傷つけないこと
* わかちあうこと
* そして欲ばらないこと
ならばなぜ、あなたたちは、私たちにするなということをしているんですか。
なぜあなたたちが今こうした会議に出席しているのか、どうか忘れないでください。そしていったいだれのためにやっているのか。それはあなたたちの子ども、つまり私たちのためです。みなさんはこうした会議で、私たちがどんな世界に育ち生きていくのかを決めているんです。
親たちはよく「だいじょうぶ。すべてうまくいくよ」といって子どもたちをなぐさめるものです。あるいは、「できるだけのことはしてるから」とか、「この世の終わりじゃあるまいし」とか。しかし大人たちはもうこんななぐさめの言葉さえ使うことができなくなっているようです。おききしますが、私たち子どもの未来を真剣に考えたことがありますか。
父はいつも私に不言実行、つまり、なにをいうかではなく、なにをするかでその人の値うちが決まる、といいます。しかしあなたたち大人がやっていることのせいで、私たちは泣いています。あなたたちはいつも私たちを愛しているといいます。しかし、いわせてください。もしそのことばがほんとうなら、どうか、ほんとうだということを行動でしめしてください。
最後まで私の話をきいてくださってありがとうございました。
(翻訳:ナマケモノ倶楽部)
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英語原文
Hello, I'm Severn Suzuki speaking for E.C.O. - The Environmental Children's organization.
We are a group of twelve and thirteen-year-olds from Canada trying to make a difference: Vanessa Suttie, Morgan Geisler, Michelle Quigg and me. We raised all the money ourselves to come six thousand miles to tell you adults you must change your ways. Coming here today, I have no hidden agenda. I am fighting for my future.
Losing my future is not like losing an election or a few points on the stock market. I am here to speak for all generations to come.
I am here to speak on behalf of the starving children around the world whose cries go unheard. I am here to speak for the countless animals dying across this planet because they have nowhere left to go. We cannot afford to be not heard.
I am afraid to go out in the sun now because of the holes in the ozone. I am afraid to breathe the air because I don't know what chemicals are in it.
I used to go fishing in Vancouver with my dad until just a few years ago we found the fish full of cancers. And now we hear about animals and plants going extinct every day - vanishing forever.
In my life, I have dreamt of seeing the great herds of wild animals, jungles and rainforests full of birds and butterflies, but now I wonder if they will even exist for my children to see.
Did you have to worry about these little things when you were my age? All this is happening before our eyes and yet we act as if we have all the time we want and all the solutions.
I'm only a child and I don't have all the solutions, but I want you to realize, neither do you!
You don't know how to fix the holes in our ozone layer. You don't know how to bring salmon back up a dead stream. You don't know how to bring back an animal now extinct. And you can't bring back forests that once grew where there is now desert. If you don't know how to fix it, please stop breaking it!
Here, you may be delegates of your governments, business people, organizers, reporters or politicians - but really you are mothers and fathers, brothers and sister, aunts and uncles - and all of you are somebody's child.
I'm only a child yet I know we are all part of a family, five billion strong, in fact, 30 million species strong and we all share the same air, water and soil - borders and governments will never change that.
I'm only a child yet I know we are all in this together and should act as one single world towards one single goal. In my anger, I am not blind, and in my fear, I am not afraid to tell the world how I feel.
In my country, we make so much waste, we buy and throw away, buy and throw away, and yet northern countries will not share with the needy. Even when we have more than enough, we are afraid to lose some of our wealth, afraid to share.
In Canada, we live the privileged life, with plenty of food, water and shelter - we have watches, bicycles, computers and television sets.
Two days ago here in Brazil, we were shocked when we spent some time with some children living on the streets. And this is what one child told us: "I wish I was rich and if I were, I would give all the street children food, clothes, medicine, shelter and love and affection."
If a child on the street who has nothing, is willing to share, why are we who have everything still so greedy? I can't stop thinking that these children are my age, that it makes a tremendous difference where you are born, that I could be one of those children living in the Favellas of Rio; I could be a child starving in Somalia; a victim of war in the Middle East or a beggar in India.
I'm only a child yet I know if all the money spent on war was spent on ending poverty and finding environmental answers, what a wonderful place this earth would be!
At school, even in kindergarten, you teach us to behave in the world. You teach us:
not to fight with others,
to work things out,
to respect others,
to clean up our mess,
not to hurt other creatures
to share - not be greedy
Then why do you go out and do the things you tell us not to do?
Do not forget why you're attending these conferences, who you're doing this for - we are your own children.
You are deciding what kind of world we will grow up in. Parents should be able to comfort their children by saying "everything's going to be alright', "we're doing the best we can" and "it's not the end of the world".
But I don't think you can say that to us anymore. Are we even on your list of priorities? My father always says "You are what you do, not what you say."
Well, what you do makes me cry at night. you grown ups say you love us. I challenge you, please make your actions reflect your words.
Thank you for listening.
