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徽宗皇帝のブログ

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アンケートの操作について
aobadai lifeというブログから転載。この人も見識の高い人であり、過去の政治についての知識もある人物のようだ。
記事中の小泉ジュニアの件はどうでもいいが、アンケートの回答の矛盾を分析した部分は啓発的である。大多数の人間はアンケートの結果しか見ないか、アンケートそのものを最初から捏造だと思って、読みもしないかのどちらかだろうが、こうしてアンケート結果を論理的に分析するというのは、非常にいいことだ。ちなみに、私は、アンケートとか世論調査は最初から意図的に回答が誘導されているか、結果が捏造されているに決まっている、と思っている。もしかしたら、国政選挙の結果ですら、操作されているのではないかという思いもあるが、まだそうなってはいないと信じたい。それも電子投票が実現したら、結果操作は確実に起こるだろう。


(以下引用)


小泉進次郎が、「首相にふさわしい人」に自民党で1位になった件

テーマ:政治・社会・文化論


一昨日にツイッターで、つぶやいていた話題だが、

最新のFNNの世論調査によると、

「首相にふさわしい人」についてのアンケートで、

自民党議員の中では、

小泉進次郎氏が、谷垣総裁を抜いてトップになったという。



その世論調査の詳細 もWebにアップされているが、



自民党議員の中では、



1位) 小泉進次郎 3.2%

2位) 谷垣禎一   2.9%

3位) 石破茂    2.8%



となっている。

所詮は、マスコミの世論調査だし、思惑で動いているだろうし、

このあたりの数字も操作している可能性も高いとは思うが、

それにしても、もし、事実だとすると、



いったい全体、この国の国民の民度は、どこまでレベルが低いんだろうか、

という思いがする。

私も、今は自民党を支持していないが、

それでも、政治家としての経験や、政策に関しての理解度からしても、

谷垣総裁や、石破茂さえも、

マスコミのイメージ操作で、新人議員が上回ってしまうということだ。

ここにポピュリズムの怖さというか、マスコミの怖さを感じるものでもある。



私は小泉進次郎氏に対して、いろいろ、胡散臭い目では見ているものの、

特段の敵意も、悪意もあるわけではない。

要するに単なる世襲の新人議員で、

親からの横須賀利権、アメリカ利権もひもづいて引き継いでいるだろうから、

そこの動きについては、最初から制約されているのだろうな、と思うくらいではある。



ただ、彼を「首相にふさわしい」とした国民はもっと考えるべきだが、



彼は、関東大学を卒業して、アメリカのコロンビア大学の大学院に留学し、

そこでジェラルド・カーティスの下で、政治学を専攻して、

で、帰国して、親の地盤を引き継いで、あっさり世襲で当選しただけである。



つまりはどこの会社に勤務した経験があるわけでもなく、

まして、アルバイトの経験があるかどうかもわからない。



自分の身の回りに置き換えて、考えてみれば分かることだが、

もしそんな人間が会社に入ってきたり、パート先に入ってきたとしたら、

まず社会常識を教えることからはじめる、というのがスタートだろう。



そもそも国会議員になることさえも、圧倒的に社会経験が不足していると思うが、

そんな人間をつかまえて、いきなり「首相にふさわしい人」、

それも自民党議員の中では、トップなんて、本当にどうかしていると思うのだ。



つまり、それがマスコミのイメージ操作に、洗脳されているということだ。

今にして思えば、フジテレビのキムタクがやっていた

若手の世襲政治家が首相になるというドラマも、

小泉進次郎のイメージ操作に一役かっているのかもしれない。



国民は、彼が清新なイメージであるというように錯覚しているが、

そもそも彼がアメリカで師事したカーティス自体も、

CIAのリストに名前がのっているジャパンハンドラーズの代表格であるし、

そもそも世襲議員なんてものは、

ほとんどの場合、そこに「利権」があるから、世襲するのであって、

彼が、「清新」であると考えること自体が、かなり危うい話である。



ただ、彼に関して、優れている点を上げるとすれば、

「清新」に振舞う、演技力自体はたいしたものである、ということだ。



さて、さすがはマスコミの世論調査というべきか、

このアンケートについては、いろいろと、うさんくさいところが、

てんこ盛りである。



まず、マスコミの今の基本方針として、

既得権勢力の軍門に下った菅政権の、首相自身の影響力をそぐ形で、

生かさず、殺さず、その場においておき、

マスコミや、官僚、アメリカなどの既得権勢力の要望を通す、

というシナリオには、実に沿った形なのである。



これは他の世論調査でも共通しているが、

菅首相はあれほどの大敗にも関わらず、退陣すべきではない、

という声がまず圧倒的である。

そして、今は「無役」である小沢一郎の政治生命を徹底的につぶそう、

という方針についても、共通をしている。

また、みんなの党の価値を高く報道することによって、

彼らにキャスティングボードを握らそうという点でも共通している。

場合によっては、自民党との大連立さえ、マスコミは考えているだろう。



で、ある意味、これはマスコミの一連の世論操作によって、

誘導をされてきた話だといえる。



世論調査を見て、不思議だなと思うのは、

まずアンケート回答者の

実に87.1%という信じられないくらい多くの人が、

今回の参議院選挙には投票をしたと答えている。



さらに、そのうちの36.7%が選挙区の投票で

民主党に投票(一番多い)をしたと答え、



一方で、14.0%がみんなの党に投票をしている。

(みんなの党は全国の選挙区にはあまり立候補者を立てていないはずだが・・・)



で、どうも民主党系の支持者が多く回答していると思いきや、

「自民党が議席を伸ばしたのは良かった」と答えた人が49.2%で、

良くなかったとした人を上回り、



一方で、小沢一郎が、選挙期間中に菅首相の方針(消費税増税)に、

異を唱えたのは良くなかったとした人が、なんと、75.4%にも達する。



で、最後にはいつもお決まりだが、

小沢一郎の説明責任は不十分だとする人が、90%を超え、

さらに政治責任の取り方が不十分だとする人が、82.9%に達する、

というアンケート結果を掲載している。



このように、このアンケートの内容からしても、

同じ人が答えているとはとても思えず、

これはかなり、マスコミのほうで、数字はいじくっているな、

とわかるデータになっている。



しかし、今の日本の政治は、

このような、愚か、かつ捏造されている可能性も高い

世論調査に動かされる、愚民政治になってしまっている。

それをミスリードしているのは明らかにマスコミである。



マスコミのこのところのパターンは、

まず、内閣の発足と同時に、70%前後の高支持率を発表しておき、

それを半年かけて、ネガティブキャンペーンを繰り返し、

20%を割り込むような低支持率に誘導し、

それで、選挙を控えた政治家を煽るように、

「このままでは選挙は戦えませんよ」と脅迫をするというものである。



こんなお決まりのパターンに、毎回、ひっかかっている

民主党も、自民党も、政治家についても情けないわけだが、

そろそろ、こういうマスコミの横暴に関しては、

政治も、いいかげん、まじめに対策をとらなければいけない。



私が不思議なのは、政治家がマスコミに対して、

もっと裁判で訴えるとか、抗議を正式に行うとか、

実力行使をほとんどやっていないということである。



たとえば、一昨日のテレビタックルについても、

私は番組の最後のほうだけ見て、気持ち悪くなったが、

やっていることは、御用評論家の連中が、

全員で、小沢一郎のことを、

三宅久之のような機密費受領が公に出てしまっている

御用評論家たちが、自分の言論買収の問題は棚にあげて、

政治とカネだとか、ボロクソに悪口だけ言って、



その悪口大会が終わった後に、



会場の一般参加者50人に、

「あなたは小沢一郎が好きですか?」と質問をし、



そのときも女性の司会者が、

「顔じゃないですよ」と茶化していたが、



で、「10名」がすきという結果が出たら、



「40名の人は嫌いと言う回答になりました!」

と騒いで、で、嫌いという意見の会場参加者のコメントだけを放送し、



最後には、機密疑惑芸人のビートたけしが、

もっともらしく、締めくくるという内容であった。



もちろん、こういう内容について、納得がいかない国民からすれば、

テレビ局に抗議するのも自由だし、

もっというと、テレビ局が一番困ることとして、

スポンサーに抗議することだって、自由である。



それは公共の電波を使って、そこの独占的な枠を高値販売している

テレビ局に対して、われわれ国民が自衛するための手段でもある。



だが、そもそもであるが、こうした悪質な内容に対して、

テレビ朝日に、民主党も、何より、小沢一郎の事務所も、

いっさい抗議をしないのか、と、そこが、本当によくわからない。



マスコミなんてものは、

「強きになびき、弱きをくじく」というのが本質である。

彼らをおさえこむには、実力行使でしかない、

それがいいようにされ続けているのも、やっぱり政治家がだらしないからかもしれない。



まあ、いずれにしても、あと三年間は目立った選挙もない。



この三年間のうちに、ちゃんと改革はできるのか。



だんだん日本の将来に、本当に希望が持てなくなってきたが、

それでも、これが日本という国なので、

私たち国民も、あきらめずに根気強く、支えていくしかないのだろう。




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