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徽宗皇帝のブログ

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ウクライナ戦争からエネルギー戦争へ
「田中宇の国際ニュース解説」の有料記事の無料部分だけ転載。
この部分だけでも思考材料になる。
つまり、ウクライナ戦争の後に来るのは「エネルギー戦争」ではないか、ということだ。
欧米中心の西側連合は「脱炭素」という馬鹿政策というか、「二酸化炭素で地球温暖化が起こり、それが異常気象の原因だ」という詐欺で自縄自縛に陥っているわけだが、原発をどんどん作って「電力完全依存社会」にした時に何が起こるか、と言えば、たとえば電気自動車などが寒冷地では使用不能だ、という類の問題である。暖房にしても、石炭や石油を燃焼させて電気を作り、それで暖房するより、燃料を直接的に燃焼させるほうがエネルギー効率ははるかに良いわけである。電気は、さらに電線で遠くに送る際に失われる分もある。
つまり、「電力完全依存社会」というのは非効率性もあるし、使用できない所もあるし(たとえば大型飛行機が飛ばせないなど)、いろいろな弱点があると思うのだが、それを無視して「脱炭素」をやると、当然、炭素燃料を持っている国々との競争では負ける公算が大きいわけだ。なぜなら、炭素燃料で電気も作れるからである。選択肢に幅がある有利性だ。すると、長期的には確実に「炭素エネルギー連合」が勝つ見込みが大きい。そもそも、前に書いたが、石油無しには飛行機も飛べないのだから、戦争もできないだろう。まあ、せいぜいがドローンで相手軍をチクチクやるだけである。蚊が牛や馬を刺すようなものだ。戦争になれば相手国の原発にミサイルを射ち込むか爆弾投下すれば、それで相手は終わりである。
要するに、「脱炭素」詐欺が世界支配の道具になるどころか、DSの自滅材料になるだろう。


(以下引用)


ロシアは意外と負けてない
 【2022年3月2日】ロシアは米欧から排除されても孤立しない。むしろロシアは、多極化に先鞭をつける重要な役割を果たしていく。ロシア(と中国)は近年、サウジ主導のOPECと組み、世界の石油ガスの利権を米国側から奪うためのOPEC+を形成している。OPECは米国の傀儡だったが、OPEC+は非米組織へと転向した。ロシアは孤立するどころか逆に、サウジやイランや中国などと組み、米欧が買う石油ガスの価格をつり上げてインフレを加速させ、ドル崩壊や米欧の経済窮乏、政権転覆・トランプ再登板などを引き起こしていく。




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