過去に行なわれた戦争の理由について考えたことがあるでしょうか?
たとえば太平洋戦争では日本はなぜアメリカと戦争すると決めたのか? それに対する一般的な説明は、日本が対米宣戦布告を行なった理由は、アメリカが日本に対して石油の禁輸を決めたからだとされています。
石油が手に入らなくなると、エネルギー資源に乏しい日本は日中戦争を続けることができなくなり、たちまち敗戦国になってしまいます。それで日本はやむなく、連合国との戦争に踏み切った。生命線を絶たれた以上、もはや戦うしか道はなかった。日本人の大半はおそらく、このように戦争の理由を捉えているでしょう。しかし、これは本当のことでしょうか?
1941年に7月にアメリカは確かに、対日石油輸出の全面禁止を決定し、実行に移しました。当時のアメリカは原油の世界シェアの半分を占める最大の産油国です。そして国内消費の80%近くをアメリカの石油に依存していた日本は早くから、アメリカが日本に対して石油輸出禁止に動くのではないかと危惧していました。日本がそれを怖れていたことは、日中戦争を遂行する過程で、アメリカにいちいちお伺いを立てていた事実によく現れています。
日本軍がアメリカの許容範囲でしか行動できないことは、当時の国会議員や高級官吏、陸海軍の幹部、さらに最高戦争指導機関である大本営を含め、誰もが認めることでした。なぜなら中国に攻め入って支配圏を拡大すればするほど、そのために必要とされるエネルギーと資源は、よりいっそう英米依存せざるを得なかったからです。
アメリカには当時、戦争国への物資の輸出を禁じる中立法というものがありました。
これが発動されると、自前の資源を持たない日本はたちまち動けなくなります。それを怖れた日本は、中国との戦争を宣戦布告なしに始めました。一方の中国も、アメリカの中立法発動を怖れたために宣戦布告を行なうことなく、日本と開戦しています。つまり宣戦布告すれば、自分たちの行為が戦争であることを世界が認めることになるからです。(中国は、日本が真珠湾攻撃を行なった翌日の1941年12月9日に、対日宣戦布告を行なった)
日本も中国も、こんなつまらない茶番を演じなければならないほど、アメリカに気を遣(つか)っていたのです。そうまでしておきながら、アメリカが石油輸出の全面禁止を決めると、なんと日本は、今度は対米開戦に向かうのです。つまり、早晩エネルギーが枯渇することを知りながら、アメリカと戦う道を選ぶのです。
これは実に、不思議な話と言わなければなりません。
なぜなら生命線を絶たれた瞬間に、日本はすでに死に体になっているにもかかわらず、もう一度騒ぎを起こして派手に死んでやろうというわけなのです。
「石油が絶たれたから戦争を起こした」という世紀の大ウソ
不思議ついでに言うならば、石油の対日全面禁輸が行なわれてからも、アメリカ産の石油はなぜか日本に届いていたのです。「そんなことがあるわけがない」と思うかもしれませんが、これはれっきいとした事実です。アメリカは日本船籍のタンカーへの石油積み出しには応じなかったのですが、外国船籍のタンカーについては目こぼしをしていました。
当時、世界最大の石油会社だったロックフェラー家のスタンダード石油と密接な関係にあった、ナチスドイツの複合化学企業であるIGファルベンを経由して、日本にアメリカの資源が輸送されていたことが明らかとなっています。日米開戦によって、太平洋の島々に広く日本の戦線が拡大していけば、日本軍の重油やガソリンの消費量は増加の一途をたどるのは当然です。蘭印に攻め込みインドネシアの石油を確保したから、それが賄えたとは言えず、インドネシアの石油は簡単には国内に輸送できなかったのです。
当時、石油や資源の運搬は、軍によって徴用された民間商船が行いました。
ですがそれらはことごとく米潜水艦の攻撃にさらされ、どんどん撃沈されていきました。ちなみに第2次大戦中に失われた民間商船はおよそ2500隻、犠牲になった船員は6万人を超えると推定されています。
それはおよそ3年9ヶ月の間に2500隻ですから、月にならすと毎月55隻以上です。
ということは毎日、必ず2隻近くが海の藻屑となり、それが3年9ヶ月にわたってずっと続いたという状況です。米潜水艦は大型輸送船に限って狙いをつけたはずなので、こうした状況でインドネシアの石油が日本に届いたわけがありません。
ちなみに民間の船員の死亡率は推計で43%とされ、海軍兵士のそれの2倍以上に達しています。つまり戦争で死んでいくのは、戦争指導部や陸海軍の幹部ではなく、それは常に現場の兵士と民間人なのです。こうした状況にありながら、日本海軍は数多くの巨大戦艦を太平洋に展開し、敗色濃厚となる1944年春ごろまで、重油(艦船の燃料)を惜しげもなく消費し続けたのです。
いったいこれのどこが、アメリカから石油供給を絶たれた国がとる行動と言えるのでしょうか? 狂気の沙汰という言葉で片付けるのは簡単ですが、実態はそうでもありません。当時の国会議員や陸海軍幹部、高級官吏たちは、むしろ自分の役目を理解して冷静に、段取り通りの仕事をこなしていると見える状況ですらあったのです。彼らはそうした中で大きな苦悩を抱えるでもなく、淡々とクライマックスへ突き進んでいくわけです。
そして敗戦を迎え、新たな体制が生まれると、戦争遂行の責任を負うべき人々は、一部を除いて断罪されることもなく、どんどん社会の要職に就いていきました。それが、この21世紀の日本の土台となっています。こうした結末を見ると、石油を絶たれたために万策尽きて、やむを得ずアメリカに宣戦布告したという解釈は、どこからどう見ても成り立つようには思えません。なぜかというと、「石油を止められてどうしようもなかった」という言い訳はあまりにも軽佻浮薄、あまりにも軽いからです。
この戦争で少なく見積もっても、軍人、民間人を合わせて310万人の命が失われました。軍人総数230万人のうち140万人は餓死でした。天秤棒の一方にこの犠牲の重さがあるとすれば、とうてい釣り合いがとれる開戦理由ではありません。
日本がわざわざ派手に負けるために、辻褄の合わない戦争の道を突き進んだことに、私はあたかも、筋書き通りのプロレスショーを見せ付けられたような違和感を抱くのです。そしてこの違和感は、たとえ歴史家や戦史家たちがいかに百万言を費やして合理的な説明を行なったとしても、決して消えることはないでしょう。
日本人だけが知らない
『 戦争論 』 苫米地英人著 フォレスト出版
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「ZERANIUMのブログ」から転載。
昭和天皇も含めて、当時の日本上層部が最初から「負ける予定で」戦争を始めたとは私は思わないが、米国との開戦が不合理そのものであったことは苫米地氏の言う通りだろう。「負ける予定で」と「負けることも覚悟の上で」とはまるで違うと私は思う。そして、実際には後者だったのではないか、と私は考えている。なぜなら、それこそがまさに「日本的な思考」の特徴だからだ。
「玉として砕けることは美しく、瓦として生き延びることは醜い」という「滅びの美学」だけでなく、日本には昔から「神風頼み」という性格がある。いざとなれば神風が吹いて何とかなるのではないか、という気持ちだ。それが、あの戦争での開戦時の気持ちだったのではないか。
そういう気持ちを私はすべては排斥しない。私は「合理的思考」というものも全面的には信じていないからだ。だが、可能な限り計算し尽くした上で国家の大計を立てるというのが為政者の義務だろう。それが国民全体の生命に関わるときにはなおさらだ。
日本上層部の「無責任さ」「愚かさ」(あるいは「愚かさ」ではなく、誤魔化しに満ちた、意図的な「国民搾取」と言うべきか。)というのは、明治以降の日本の政治と経済の特徴だろう。
太平洋戦争が、日本への「石油禁輸」で決定的になったという過去の「定説」を苫米地氏が否定してみせたのは非常にいいことだと思う。世の「定説」というのは、冷静に考えると案外いい加減なものが多いのである。(だから私は「ビッグバン説」も「地球温暖化説」も信じない。「進化論」も疑っている。)こうして、過去の「定説」を検証することで、現在を見る見方にも新たな光が照らされることもあるだろう。
(以下引用)・太平洋戦争は筋書き通りに行なわれた
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「カマヤンのツィッター」から転載。
このことを真面目に考えている為政者・官僚・知識人はどれだけいるだろうか。
(以下引用)
ちゃわん @tyawanあと20年したら、金も家も家族も無い「無敵の人」が大量発生するわけで・・現状だと自殺か刑務所か生活保護かの3択だけど、財政悪化で3つ目の選択肢が無くなったら、ロスジェネ世代による社会への復讐的な事件が続発するんじゃないかしら・・ テロとか犯罪の増加は避けられない事態になりそう。
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くだらないコメントもあるが、ほとんどは真面目にコメントしている。それだけ切実な問題だということだろう。私が現役のサラリーマンだったなら、51: 張り手(兵庫県) 2015/10/10(土) 08:52:21.46 ID:cSOmuz+10.netうちの会社で最近あった研修
・リーダーシップ研修
・メンタルヘルス研修
・怒りを管理するアンガーマネジメント研修
・○○ハラスメント研修
・ストレスをコントロールする研修
昭和よりもかなり社員に気を使っている印象だけどなぁ。
残業が一定数突破したら「早く帰れよ」とか上司に言われるし。52: アトミックドロップ(大阪府) 2015/10/10(土) 08:53:53.34 ID:pG87Q1cb0.net>>51
えらいホワイトな会社だな
三菱系か?
の51を、52が言うようにホワイトな会社だとは思わない。もちろん、労基法は遵守している、という意味で52は51の会社をホワイトな会社だと言ったのだろうが、本来の仕事以外にこれだけの研修を強要されるというだけで、私などは精神的に参るだろう。「怒りを管理する研修」を受けろと強制されたらそれだけで怒りを感じるし、「ストレスをコントロールする研修」を受けろと言われれば、それだけでストレスを感じる。(笑)
機械化やIT化で仕事が減った分、こんなくだらない研修が増えたのかもしれないが、仕事が減ったなら仕事時間を減らせばいい。そのほうが会社にとっても生産性は上がる。ただし、人員削減は、個々の仕事量を増やし社員を疲弊させて会社の発展性を無くすし、いざという時の仕事量増加への対応ができず、かえって「機会損失」などの原因になるものだ。
労働者に余裕のある仕事をさせることが、長い目で見れば会社を健全に保つものだと思う。労基法は「最低限」の労働条件であって、それを守るのは威張るほどではない。労基法の基準を上回る待遇をしてこそ、社会的に意義のある会社だろう。
「ストレスをコントロールする研修」をする以前に、会社が社員にストレスを与えていないかどうか、反省するべきではないか。もっとも、社員に「競争」させることが会社の利益を高めると上層部が考えるならば、社員の尻を叩くという「ストレス」を会社がやめるはずはないか。
労働者も、給与向上だけでなく、労働時間短縮をもっと訴えるべきだと私などは思うが、「時間よりも金がほしい」と思う人のほうが大多数だとすれば、こんな意見は少数意見でしかないのだろう。
(以下引用)コメントの取捨選択なしで転載するので、斜め読みでいいかと思う。
2015年10月11日22:24- カテゴリ
- 仕事、バイト
2: ラダームーンサルト(空) 2015/10/10(土) 08:19:52.21 ID:FYMNTLPs0.net>>1
うるさい
奴隷は働け9: 中年'sリフト(庭) 2015/10/10(土) 08:26:08.56 ID:Tan5YdGR0.netロボットが働き出したらどうなるんだろ
寝て暮らせるのでは212: キングコングラリアット(神奈川県) 2015/10/10(土) 12:35:33.03 ID:/j3S+7cp0.net>>9
ロボットに指示を出すための書類を残業して作成してる未来11: トペ スイシーダ(WiMAX) 2015/10/10(土) 08:27:18.79 ID:Z8aGmfxF0.net囚人のジレンマってやつだよ。
本当はそこまで必死に労働しなくても、
地球には全人類を養おるだけの資源はある。
だけど、みんながみんな相手を出し抜こう余計に労働するから、
それの悪循環でどんどん労働地獄になる。15: キャプチュード(福島県) 2015/10/10(土) 08:29:40.63 ID:DSC9nNMK0.netま、実際はブラックだ過労死だと騒がれてる今の方が余程恵まれてるけどね(´・ω・`)
会社に身を粉にして貢献してナンボ、その見返りで終身雇用、年功序列、定期昇給があったわけ
鬱(昔はそんな言葉も無かったが)にかかれば只のサボタージュと思われ即社内から爪弾きだぞw16: キングコングニードロップ(庭) 2015/10/10(土) 08:30:25.10 ID:wVYESFzm0.net最近サボリーマンという言葉を聞かなくなったな。
喫茶店でサボる営業マンは昭和の光景。20: ニールキック(千葉県) 2015/10/10(土) 08:31:57.07 ID:v2WcfCNs0.net労働の辛さの増加具合と、生活の質の向上を比べてみてはどうかな?28: ドラゴンスリーパー(関東・甲信越) 2015/10/10(土) 08:37:34.33 ID:GbuWZZpoO.net私の職場では、IT化が進んで楽にはなっている。32: アキレス腱固め(広島県) 2015/10/10(土) 08:40:41.89 ID:KeKNR6ai0.net資本主義だからだよ。34: アキレス腱固め(関東・甲信越) 2015/10/10(土) 08:41:13.35 ID:0sXHyaVsO.net生存競争やぞ35: フランケンシュタイナー(dion軍) 2015/10/10(土) 08:41:33.17 ID:iPcF0fEc0.netいや、労働は楽になり続けてたよ
今はちょうどそれが逆転して辛くなり始めた時期51: 張り手(兵庫県) 2015/10/10(土) 08:52:21.46 ID:cSOmuz+10.netうちの会社で最近あった研修
・リーダーシップ研修
・メンタルヘルス研修
・怒りを管理するアンガーマネジメント研修
・○○ハラスメント研修
・ストレスをコントロールする研修
昭和よりもかなり社員に気を使っている印象だけどなぁ。
残業が一定数突破したら「早く帰れよ」とか上司に言われるし。52: アトミックドロップ(大阪府) 2015/10/10(土) 08:53:53.34 ID:pG87Q1cb0.net>>51
えらいホワイトな会社だな
三菱系か?55: セントーン(東京都) 2015/10/10(土) 08:55:35.56 ID:B6WkYx6z0.net逆に最近は楽になって1日8時間も要らなくね?って思うんだが。
何もしない時間が多すぎて辛いは66: キングコングニードロップ(庭) 2015/10/10(土) 09:01:13.76 ID:wVYESFzm0.net問題なのは社蓄を美化する中高年が割りと多いことだな。
忠臣蔵を見て俺も会社に尽くそうみたいな。
労働を美しいとする思想って元々ソ連や中国共産党の社会主義が発祥。67: ローリングソバット(茸) 2015/10/10(土) 09:02:24.84 ID:Uxfv/sK60.net労基が本気だしたら滅ぶ国81: ジャストフェイスロック(神奈川県) 2015/10/10(土) 09:09:51.04 ID:sU9jfN2F0.net肉体労働や単純労働は機械化によって楽にはなっているけど
サラリーマン的な仕事はテクノロジーの進化によってきつくなっているよ
携帯だのメールだのは普及して時間を選ばずに仕事の要求ができるようになったからな82: キングコングラリアット(チベット自治区) 2015/10/10(土) 09:11:19.30 ID:8yc614i40.net短納期になり過ぎなんだよ
ふざけんなっての…83: メンマ(庭) 2015/10/10(土) 09:13:41.85 ID:8n7jUPlY0.net江戸時代みたいな働き方したいかって言われたらノーだし、マトモに働いてりゃ飢えて死ぬ事はない今の時代のほうがよほど楽じゃん102: ナガタロックII(東日本) 2015/10/10(土) 09:41:22.36 ID:m5dGNt1Z0.net機械化が進んでも給料そのままで仕事が楽になるなんて幻想でしかなかった
給料もらえてた仕事が機械に取られただけ109: 頭突き(禿) 2015/10/10(土) 09:46:07.85 ID:Eq1cq7G40.net出来てする奴と、出来てしない奴。出来ないけどする奴と、出来ずにしない奴。
仕事人がこの四つに収束しつつあるからだよ。
言わずもがな、出来てする奴が一番損をする。112: 中年'sリフト(SB-iPhone) 2015/10/10(土) 09:50:06.52 ID:b61749l+0.net携帯電話が世の中からなくなればだいぶ楽になるような気がする118: 中年'sリフト(SB-iPhone) 2015/10/10(土) 10:01:46.99 ID:VhvW2Wcf0.net週休3日にしろや121: ダイビングフットスタンプ(東京都) 2015/10/10(土) 10:04:51.57 ID:htpzgKjE0.net・労基が機能していない
・日本の労働者の権利意識の低さ
・労働効率性の低さ
これらが放置されてるから企業が益々労働者にきつく当たるようになる125: レッドインク(やわらか銀行) 2015/10/10(土) 10:11:45.02 ID:5d/0MXOr0.net完全に機械化されない限り真に楽にはならないよね
だって常に競争が存在するから余裕あるなら何かやれってことになっちゃうもん
だからって人を雇わなくて済むほど自動化されてるわけでもないし127: トラースキック(東京都) 2015/10/10(土) 10:18:26.79 ID:QC3l5CEE0.net別に辛くはなってないだろ
昔の炭鉱労働者なんてバタバタ虫のように死んでたが
今はそんな過酷な職場環境はないし
8時間労働とか週休2日とかいう縛りも昔はなかったんだぞ?132: フェイスロック(茸) 2015/10/10(土) 10:27:11.72 ID:QMnGca3W0.net辛いというより煩わしい内容の仕事は増えたな134: サソリ固め(兵庫県) 2015/10/10(土) 10:29:50.97 ID:6VvLgTOa0.net戦犯はEメールだと思う。
昔は提出書類を配達に出せば戻ってくるのに2,3日かかっていたものが、
今はへたすりゃ昼には返事がある。136: レッドインク(やわらか銀行) 2015/10/10(土) 10:30:50.78 ID:5d/0MXOr0.netお互いの身や権利を守るために規則を増やしまくった結果
形式だけのしょうもない会議や承認作業や紙っぺら作る仕事が増えすぎたのもあるね
安全に関しては昔より保障されてるのは間違いない137: レッドインク(チベット自治区) 2015/10/10(土) 10:32:03.37 ID:DUc18fxx0.net簡単には儲けにくいから144: ニーリフト(内モンゴル自治区) 2015/10/10(土) 11:00:53.82 ID:9zWxxBf/O.netいつになったらロボットが全部やってくれるんだよ?148: 足4の字固め(福岡県) 2015/10/10(土) 11:06:45.62 ID:6N4J7WFs0.net10年前は二人でやってた仕事を、今は一人でやってる。156: アトミックドロップ(神奈川県) 2015/10/10(土) 11:10:38.48 ID:ec0mmMPl0.netでも昔より良い暮らししてるだろ?
10年前、20年前じゃ誰もがスマホみたいな端末を持ってて自由に使ってるなんて事は無かったぜ?160: ツームストンパイルドライバー(中部地方) 2015/10/10(土) 11:12:40.25 ID:U4WP12P80.netつらさは圧力だけじゃなく耐性にもよるからな
現代人は昔よりも理不尽に対する耐性が減ってる176: 逆落とし(チベット自治区) 2015/10/10(土) 11:39:23.08 ID:cFPAGXYN0.net昔はモーレツ社員て言葉があってだな
24時間働けますかって歌もあったな190: ジャストフェイスロック(dion軍) 2015/10/10(土) 12:01:19.78 ID:av06exC80.netパイが増えずに会社が増えたのと
楽に儲かる上層が厚くなったのと
庶民が贅沢を覚えたせいやで194: ニーリフト(内モンゴル自治区) 2015/10/10(土) 12:05:04.09 ID:ZHPI8TXjO.net肉体的には明らかに楽になってるよね
精神的にも周囲からの直接的な圧迫は弱まってそうだけど、感受性が強くなってるからつらいんだろうと思う208: アトミックドロップ(内モンゴル自治区) 2015/10/10(土) 12:27:43.06 ID:Uw0kpsDmO.net労働とその単価が標準、統一化されてしまってるってのはある
おいしい仕事ってのはだんだんと減ってくるわな214: リバースパワースラム(庭) 2015/10/10(土) 12:36:49.90 ID:Pn1WRtRz0.net効率化して仕事の密度が上がったからトロくさい奴はついていけなくて
辛いと感じるのだろう。219: ブラディサンデー(愛知県) 2015/10/10(土) 12:45:49.58 ID:BkuAasUc0.netホワイト系大企業に限っては非エリート社員の仕事は楽になってる。
労働基準法を守るって意識が浸透してきてるから、意味もなく残業強制はされないし錆残もない。
業務中にサボることも出来なくなってるけど。225: アイアンクロー(神奈川県) 2015/10/10(土) 13:01:03.78 ID:690deta20.netおつぼねオバハンが3人でやってた
更新手続きの契約書の作成、エクセルのマクロで
若い子半人でできるようにしたら
オバハンが3人クビになった。227: トラースキック(山形県) 2015/10/10(土) 13:05:30.83 ID:TZpaztN50.net>>225
そうなんだよね。
下手な効率化は怖いわ。
スーパーでよくセルフレジ推進やってるけど、自分達の仕事を無くすためにやってると思うと見てて切ない。259: ストマッククロー(千葉県) 2015/10/10(土) 14:11:40.80 ID:3TxCX6K10.net確か産業革命の頃に労働法の元みたいのが作られたんだろ
機械化効率化は地獄を産むんだよ266: トラースキック(東京都) 2015/10/10(土) 14:45:35.66 ID:doHKECZY0.net効率化しても労働時間が減るわけじゃなく、それで空いた時間に新たな仕事を
させられるだけだからな
PCで事務処理が効率化しても、PCで出来るようになった新たな仕事が山ほどある
豪華な各顧客向けプレゼン資料の作成、いろいろなデータ解析、さまざまな分析表作成
最近ではビッグデータの活用
PCが普及してなかった時代はそれらの仕事はあまりなかった286: キチンシンク(新疆ウイグル自治区) 2015/10/10(土) 21:35:38.38 ID:Kme0gViO0.net単純な仕事は機械がやってくれるから機械にできない仕事しかなくなってるんだよ -
「泉の波立ち」から転載。
管理人の南堂氏は、TPPが成立するという前提で書いているが、TPPの成立云々とは無関係に、日本の農業は根本的な変革が必要だろう。ただし、今の政府が言う「大規模農家への土地集約」や「6次産業化」という方針は、間違いとまでは言わなくても、見当違いの方向だと私は思う。それは南堂氏も同じのようだ。
下に書かれた中で、
1)米や小麦など大土地を必要とする農業は大規模農家に集約し、小規模農家は「生鮮野菜作り」中心で存続させる。
2)農家の「国への土地返還(上納)」と引き換えに「農民年金(農業年金)」を与える。
の2点は、非常にいい提案だと思う。
特に「農業年金」というのは画期的なアイデアではないか。今のように、毎年膨大な所得補償をするより、「年金」を与えるほうがずっといい。所得補償のような、代償の無い死に金、無駄金ではなく、土地という貴重資源が国の手に入る。
もともと誰のものでもない土地を先祖(その土地を開墾したという功績があった先祖もいたかもしれないが)から受け継いで「自分の土地」だ、と主張すること自体がおかしいのだが、生存している人間の生存基盤を奪うこともできない。そこで土地を年金に換えて貰うことで、当人の死ぬまでの生活不安を無くすとともに、土地の再活用ができる。まあ、一種の「公地公民制」への古代帰りである。(だから、「土地返還」と書いたのだ。)
これを機に、「土地は本来誰のものでもない」という意識が国民の間に広がるといい。私も、司馬遼太郎と同じく、「土地私有制が諸悪の根源ではないか」という気持ちをいつも持っていたのである。(司馬遼太郎は最近評判が悪いが、明治維新を賛美していたのは彼だけではない。彼をまるで田布施勢力の公報係のように言うのは気の毒だろう。)
(以下引用)2015年10月10日
◆ TPP後の農業政策 2
前項 の続き。TPP 後の農業政策として、「大規模集約化」は、好ましいか?
──
前項でも述べたように、政府は「大規模集約化」を推進する方針を打ち出している。このことは、読売新聞・朝刊 2015-10-10 の記事にもある。その要旨は、ネットにもある。転載しよう。《 農地集約を促進…TPP対策本部、年内にも大綱 》
政府は9日、環太平洋経済連携協定(TPP)総合対策本部の初会合を開き、安価な輸入品との競争にさらされる農業の活性化策作りに着手した。
農家の規模拡大に向けて、零細農家が「農地集積バンク」を通じて大規模農家に農地を貸し出す際の賃料について、引き上げを検討する。
同本部はTPP発効を見据え、農家への支援策や企業の海外進出を支援するための取り組みを盛り込んだ「総合政策大綱」を年内にも策定し、2015年度補正予算や16年度予算で政策を具体化する。
政府は昨年、農地の集約を進めるため全都道府県に農地集積バンクを設立した。生産性の向上には農家の規模拡大が欠かせないからだ。しかし、利用実績が低迷していることから、これを機会にてこ入れを図る。
( → 読売新聞 2015-10-10 )
ここでは、「大規模集約化」を推進する立場を取っている。これは、好ましいことか? 「好ましい」と政府は考えているようだ。しかし私は「好ましくない」と考える。
以下では詳しく説明しよう。
──
政府が「大規模集約化」を推進するのは、それによって「生産性の向上」が見込めるからだ。生産性が向上すれば、コストが低減して、外国の農産物との競争力が付く、という立場だ。そして、そのために、若手の就農者を招こうとしたりする。
→ 新規就農者に7年間150万円支給へ 45歳未満対象で“若返り”
しかしここでは、重大な勘違いがある。何か? 「生産性の向上」というのは、「必要な労働力を減らす」ということであるから、生産コストが低下すると同時に、生産する人員も減ってしまう。つまり、大量の失業者が発生するのだ。
このことは、前にも論じたことがある。要するに、「生産性の向上」には、「就業者の減少」がともなう。「コストの低下」だけが起こるのではない。「就業者の減少」がともなうのだ。農業人口が大幅に減るのだ。
なのに、政府の関係者は、そのことをまったく見失っている。
( → 農業再生と生産性向上 )
より根源的な問題がある。「日本の農業はなぜ生産性が低いか?」という問題だ。これは、次の問題ともつながる。
「日本の農業従事者の平均年齢はなぜ高いのか?」
「日本の農業従事者の平均年齢はなぜ高まらないのか?」
出典
日本の農業従事者の平均年齢は 60歳以上なのだが、15年たっても平均年齢は7歳ぐらいしか上がっていない。15年たてば、平均年齢が 15歳ぐらい上がってもよさそうだ。また、高齢者がどんどん死んでしまって、高齢の農業従事者がいなくなってしまってもよさそうだ。しかし、そうならない。高齢の農業従事者は、どんどん増えるばかりだ。まるで赤ん坊のかわりに高齢者が誕生するように。……では、それは、なぜか?
それは、高齢者がどんどん農業に新規参入しているからだ。簡単に言えば、サラリーマンや自営業者が、定年退職したあとで、農業に参入しているのだ。
これらの人々は、農業で自立しようとは思わない。年金を主体にして、自分の食事をまかなうのも兼ねて、「無職で遊んでいるよりはマシ」という感覚で参入してくる。もともと時間はありあまっているから、生産性が悪いのも構わずに、どんどん参入してくるわけだ。(農業をやらなければ、ただの失業状態だ。)
以上のことは、前にも述べた。「農民の年齢構成は非常に高い。60歳以上の高齢者が大部分だ。このままでは、高齢者が死亡して、日本の農民はスッカラカンになる。……と従来からずっと思われてきた。だが、現実には、そうならない。高齢の農民は、ちっとも減っていない。なぜか? 死亡者はどんどん出ているが、新規の参入者もどんどん現れているからだ。というのは、定年退職した会社員などが、新規にどんどん農業に参入しているからだ。小さな農地を使って、週末などに気軽な労働をして、年に 30万円ぐらいの所得……というような形。そういう形で、定年退職者などが、趣味の農業をどんどんやり出している。だからいつまでたっても、高齢の農民は消えない」
( → 農業再生と生産性向上 )
以上のことから、農業の大規模化は、正解だとは言えないとわかる。なぜなら、それは、高齢の就業者を大量に失業させるからだ。農業自体は強固になるとしても、その一方で大量の失業者が出たのでは、何にもならない。
たとえば、高齢の生活保護者がいっぱい出たら、政府支出が莫大に増える。農業自体は強固になっても、国家は弱体化してしまう。これでは、「手術は成功しました、患者は死にました」というのと同然だ。愚の骨頂。
──
では、どうすればいいか?
大規模集約化が駄目なのなら、逆に、小規模農家を増やせばいいか? なるほど、それはそれで一案である。米の生産は小規模農家に任せて、八郎潟のような大規模農家は、米以外の生産に転作してもらう。これなら、米余りもなくなるし、高齢者は就農できて、何も悪いことはないだろう。
しかしやはり、これも駄目だ。なぜなら、非効率な農業が現状のまま改善されないからだ。そもそも、この方式は、次のことと等価である。
「米の生産は、大規模農家に集約して、小規模農家には現金を給付する(遊んで暮らせるようにする)」
これと等価だ。なぜなら、小規模農家を存続させるということは、非効率な農業を維持するために、莫大な補助金を出すことと等価だからだ。ただ、その補助金は、国庫からの補助金ではなくて、「市場価格の上昇」という「見えない補助金」となる。それでも、国民の負担という意味では、どちらも同じだ。
つまり、次の二つは、いずれも国民の負担で小規模農家を存続させる。
・ 小規模農家だけで生産して、高値を維持する。
・ 大規模農家だけで生産して、小規模農家に現金給付
この二つはどちらも等価であり、かつ、どちらも愚の骨頂だ。(多大な国民負担によって非効率な生産制度を維持するから。)
──
では、どうすればいいか? それには、前項に立ち返ればいい。つまり、こうだ。
「非効率な生産分野を縮小して、効率の高い生産分野を拡大する」
具体的には、こうだ。
「米の生産を縮小して、生鮮野菜の生産を増やす」
もっと具体的には、こうだ。
「米や小麦のように土地集約的な農業は、大規模農家に集約する。生鮮野菜のように労働集約的な農業は、小規模農家に委ねる」
これが正解だ。
とすれば、政府の方針(大規模集約化)というのが、どこが間違っているかもわかる。
大規模集約化が大切なのは、米のような土地集約的な農業だけだ。非常に広大な農地がもともとあるのであれば、それをさらに統合することは有効だろう。
一方、小規模や中規模の農地ならば、いくら集約したところで、たかが知れているから、国際的な競争力はまったくない。これらの農地は、米の生産からは撤退して、生鮮野菜の生産に転じるべきだ。ここで必要なのは、「農地の集約」ではなくて、「転作」なのである。生産する品目を変えることこそが、最も大切なのだ。(前項を参照。)
ただ、現状では、米の生産をしたがる農家が多い。それというのも、米の生産は、とても楽だからだ。昔は田植えも大変だったが、今では田植えは自動田植機で済むし、サラリーマンが毎朝と毎週の手入れをするだけでも、小規模の稲作が可能となっている。これほどにも米の生産は楽ちんなのだ。それゆえ、小規模農家は米の生産をしたがる。
とはいえ、これは、「楽をして金を儲ける」という方針であり、その原資は、「消費者がやたらと高額の金を負担している」ということによる。一種の泥棒だ。とすれば、これは道義的に成立しない。
ゆえに、「小規模の稲作」については、完全に撤退してもらうのが最善だ。そのあと、「小規模の生鮮野菜」か、「農業からの撤退」か、どちらかを選んでもらう。
とにかく、「他人の金をもらって、楽して稲作をして金儲け」という方針は、もはや成立しない。そのことを基本とするのがいいだろう。
──
結論。
単なる大規模集約は、大量の高齢失業者を出すだけであり、弊害が多すぎる。
大規模集約よりは、小規模農家に「転作」を促す方がいい。つまり、生鮮野菜の生産だ。
小規模農家が稲作をするのは無理なので、やめてもらうべきだ。(かわりに転作。)
では、以上の方針を推進するには、どうすればいいか? 私の提案は、こうだ。
「米であれ、小麦であれ、何であれ、あらゆる農業品目については、一律の関税とする。たとえば、50%とする。そのうえで、後は市場原理に任せる。
結果的に、競争力のない品目からは撤退し、部分的に競争力がある品目では大規模農家に任せ、十分に競争力がある品目では小規模農家に任せる」
これで解決できるだろう。
※ なお、零細農家への所得補償は、 【 補説 】 で。
[ 付記 ]
十分に競争力のある農業としては、生鮮野菜がある。たとえば、レタスとか、トマトとか、パプリカとかは、1個 100円以上なので、小規模農家でも十分に生産できるだろう。(野菜が高すぎる感じだ。)
ついでだが、(国産の)レモンやニンニクも、昔は馬鹿高値だったが、最近では価格がこなれてきた。農家の生産技術が進歩したのかもしれない。
国内の生鮮野菜や果物は、まだまだ価格が高いのだから、ここに小規模農家が参入することは可能だ。稲作はやめて、生鮮野菜の生産に参入してもらいたいものだ。日本の生鮮野菜は、ちょっと高すぎる。
( ※ 以前、ネギの輸入が自由化されていたころは、ネギがとても安く買えた。今では当時の5倍ぐらいの価格になってしまっている。)
( ※ とにかく、生鮮野菜を生産する農家が増えてもらいたいものだ。)
【 補説 】
本項の方針では、零細農家が撤退した場合に、所得が減少する。そのために、何らかの所得補償が必要となりそうだ。そういう問題もある。
これについては、次の名案がある。
「農業年金制度を構築する。現在、農業をやっている人に対しては、農地の提供を条件として、農業年金を死ぬまで与える。与える金額は、それまでに払った税金に依拠する」
今まで農業をやっていた人は、自分の農地の全部を国庫に提供することを条件に、終生にわたって農業年金をもらうことができる。
その年金の金額は、それまでに払った税金に依拠する。たとえば、「年収 400万円分の税金を払った」というのであれば、それに応じた年金を受ける。「年収 40万円分の税金を払った」というのであれば、それに応じた年金を受ける。つまり、少額の税金しか払わなかった人が、多額の年金をもらう、というような不正は起こらない。(提供する土地の面積に依拠するのではなく、それまでに払った税金の額に依拠する。)
なお、使用した土地の面積については、農協などの記録に依拠するといいだろう。
さて。この方針に対しては、
「先祖代々の土地を渡すのはイヤだ」
と思う人もいるだろう。そういう人は、今のまま土地を保持していいが、そのかわり、農業年金はもらえない。それだけのことだ。(単に土地を持ち続けるだけにすればいい。何も出さず、何も受け取らない。)
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ネットでたまたま見つけた「はてなブログ」の記事で、筆者は水野ひばりという女性らしい。
書かれている意見にすべて同意するわけではないし、引用ツィートが多すぎるのもわずらわしいが、編集して内容を変えるのも良くないだろうから、そのまま転載する。
我々が「他人の金で」に敏感に反応するのは当然の話で、人間は自己愛の動物だから、何よりも自分の生存を優先する。その生存に関わる自分の金や自分の所有物に手を出す人間を憎悪するのは当たり前の話である。生活保護の不正受給を憎む言説が広く同感されるのはそれが「自分のポケット(と妄想されているもの)に手を突っ込まれた」と感じるからだ。
で、この論者は「我々はみな他人の金で生きている」と主張するが、それは多くの人の感情を逆撫でするだけではないか、と私は危惧する。せっかく、「社会には所得再配分が必要だ」といいことを言っているのに、おそらくこの「我々はみな他人の金で生きている」という一言で、その他の言葉はすべて彼ら社会の大多数に拒否され、読まれることもなくなるだろう。
人間は理屈より先に感情で生きているのである。
なお、念のために言うが、私はこの筆者の意見にほぼ同意である。問題は論じ方なのだ。
我々が「他人の金で生きている」と言われることは、普通の社会人は最大の侮辱だと感じるのである。だからこそ私は「上級国民は他人の金で生きている」と上級国民を侮辱するが、「国民はみな他人の金で生きている」とは書かない。しかし、他人の援助(他人の金もその一つ)無しには実は我々の社会生活は成り立たない、というのも水野さんの言うとおりだ。ただそれを「我々はみな他人の金で生きている」と言われると、反発心しか引き起こさないだろう、という話なのである。
(以下引用)
2015-10-09他人の金で生きて行くことはいけないことか?「富の再分配」と「扶養システム」~難民風刺画によせて
基本的人権って何?
プロパガンダ漫画家の「はすみとしこ」さんのシリア難民をモティーフにした風刺画(ここでは便宜上「風刺画」としておく)が話題となっている。
問題の風刺画は9月10日にFacebookのコミュニティページに掲載されたものだ。Twitterで炎上したのはそれから遅れること9月30日、とりわけ「SEALDs」の奥田愛基さんのツイートは反響を呼んだことだろうと思う。ほどなくキャンペーンが立ち上がり、炎上後わずか一週間余りで1万人を超える賛同者を瞬く間に集めた。10月2日にはJapan Timesが、つい先日の10月8日にはBBC、9日にはDaily Maileと海外メディアが立て続けに取り上げた。
しかし、一連の騒動を見ていて、私はどうにも腑に落ちない点があった。もちろん、これが「シリア」だけでなく「難民」と呼ばれる人たち、あるいは「外国人」や「移民」と呼ばれる人たちへの差別表現にあたることは言うまでもないことなのだが…。
何が引っかかるのだろう。それでちょっと文言をもう一度よく読んで欲しい(というか、多くの人はこの数日間、飽きるほど見たと思うのだが…)。
「安全に暮らしたい
清潔な暮らしを送りたい
美味しいものが食べたい
自由に遊びに行きたい
おしゃれがしたい
贅沢がしたい
何の苦労もなく
生きたいように生きていきたい
他人の金で。」特に前半部、「安全に暮らせること」や「清潔でいること」、「美味しいものを食べる」「自由であること」などは私なんかいつもそう思っている…というか、これらは基本的人権を満たすものとしてほとんど最低限必要なことだ。
(「美味しいもの」は具体的に「贅沢品」や「嗜好品」を示唆するものではない。少なくと物が美味しく食べられるということはその人が「健康だ」ということであろう)
「おしゃれが楽しめる」というのはどうだろう。いけないことだろうか?
特別お金をかけなくても工夫次第で「おしゃれ」を楽しむことは出来る。これは言ってみれば「自己表現が楽しめる権利」というものだ。もう少し判り易く言えば「表現の自由」である。この文言で最も人の道徳観を逆なでするのは後尾の「何の苦労もなく生きたいように生きていきたい 他人の金で。」の部分だろう。
しかし、ここでも私は思うのだが「他人の金で生きて行くこと」はそんなにもいけないことなのだろうか?冨の再分配と扶養のシステム


「贅沢は敵だ」という標語を誰もが聞いたことがあるだろう。これらは先の戦争において国民精神総動員という運動の名のもと、民衆に浸透していった標語だ。
「欲しがりません勝つまでは」なんてのもある。聞いたことがあるだろう。

どうだろう。その上でもう一度、件の風刺画の文言をよく読んで欲しい。
どこか似てないだろうか。似ていない?
いやいや、もっとよく考えて欲しい。似ている。似ているのだ、この二つは。
何が似ていると言えるだろうか。ここでもう一度問いたい。
「他人の金で生きて行くこと」はいけないことだろうか?
本当に?多くの皆さんは社会保険料というものを国に支払っているだろう。そして誰かを扶養したり、でなければ誰かに扶養されてるはずだ。
国民健康保険に入っているだろう?ひょんな時に怪我をしたり病気になった時に保険を使うわけだが、大抵の人が保険に入っている(皆保険)ので利用者は三割負担で済む。残りの七割は誰が払っているのだろうか?国が払ってる?毎月サラリーから天引きされてる?
違う。それは国の金でも毎月天引きされた自分の金でもない。他人の金である。
私たちはいざという時、他人の金の助けを借りて生きている。
年金だってそうだ。今、年金で食べている人は誰の金で食べている?他人の金だ。
老後年金をあてにしている人は何をあてにしている?他人の金をあてにしている。もう少し言い方を変えると、私たちは互いに金を出し合って支え合って生きているのだ。
他人の金で生かしてもらい、また自分の金で他人を生かすこと。それが「社会」を構成することの意味であり、国が保障する社会扶助、扶養のシステムとは、言ってみれば「富を再分配」するシステムだ(色々と不都合があったとしても)。
障害者になったり、老後一人で立てなくなれば誰もが他人の金で暮らすことになる。が、それはある傾向的な状態により人の世話にならないと生きて行けない事実が可視化されただけで、そうでなくても、例えば健常者でも、若者だろうが中年だろうが、社会の中に生きているという、ただそれだけで、既にその人は自分の金で他人を生かし、他人の金で自分自身を生きているのである。
「他人の金で生きて行くことはいけないことか?」というより、そもそも国や社会の構成員である以上「他人の金で生きていない人はいない」のである。件の風刺画の何が問題かというと、「難民」、「外国人」への排外主義や差別主義以前に、そこで「富の再分配」が真っ向から、堂々と否定されている、ということである。
そして「富の再分配が否定されている」という点において、風刺画は先の戦争で民衆をマインドコントロールした標語に「似ている」のである。
というか思想的には、ほとんど同一のものだ、と言っていい。私が一連の騒動で最も違和感を持ったことは、「難民」が差別されていると言えば、それはそうなのだが、それ以前にそこで「富の再分配が否定されている」のに多くの人が風刺画は批判するものの、「富の再分配」には言及しないことだ。
いくら「難民が可哀想だ」の、「差別はいけない」だの言ってみても、要は「自分の金で人を生かす気があるのかどうか」ということだ。
自分の金で人を生かし、自分もまた他人の金で生きて行く、そんな気もないのに風刺画一枚批判したところで一体何になるだろうか(少なくとも善人でいられる)。
これは絶対的に民主主義の問題であり、国の問題であり、社会の問題である。「差別」や「差別主義」は、なぜあるのだろう?
その理由は様々考えられるが一つは富を一極に超集中させることである。そして一部の者にしか富、資源による利益を与えようとしないことである。既得権益を守ること。そのために差別や差別主義は必要なのである。先の戦争では「贅沢は敵だ」「欲しがりません勝つまでは」という標語のもと、民衆の日用品までが戦争のための資源になった。
「差別主義者」と「非差別主義者」の闘いとは、言ってみれば「富を一ヶ所に集中させようとする者」と、なるべく「富を分散させ、均一化しようとする者」との闘いである。
ちなみに、かの「はすみとしこ」さんは、Facebookで「富の再分配」を否定している。真面目に働いて、税金を納めている方々の税金が、その自称難民達に対する援助には使われるべきでは無い
日本人が支払った税金で何不自由無い暮らしを送っています。国民たる日本人は生活保護が受けられずに多数が餓死しているにも拘わらず、在日の14%以上が生活保護を受けています。
「生保バッシング」など好例だが多くの場合、差別主義、ファシズム、保守主義というものは「富の再分配」を否定する。冨の一極集中化を妨げるものをなるべくカットし、より合理的に、より効率的に富が一極に集中するよう社会システムを積み上げていくものである。
※なお件の風刺画を「はすみとしこ」さんは削除している。…と言っても情報化社会なのであって、件の風刺画は膨大なコピー群としてネットの海の一部を形成しており、なんて言うか、削除も何もないのだが…。
写真主のJonathan Hyams氏から難民イラストの削除要請が来ました。私は前から申し上げているように、Jonathan Hyams氏の意思を尊重して当該イラストを削除いたします。
追記
(あと、できれば奥田愛基さんはTwitterのブロック外してください…) -
「増田俊男の時事直言!」から転載。
まあ、米国の大物政治家とサシで面談できる、など法螺臭い話もあるが、彼が米国の政治の内部事情に詳しいこと、情報のパイプを持っていることは確かだと思うから、話半分で聞いておくのもいいのではないか。
意外なことに、増田俊男も田中宇と同じく「米国は多極主義へ向かっている」という考えのようだ。もちろん、表の政治の話ではなく、「政治を裏で支配する者たち」つまり経済界の話だろう。まあ、だからこそ中国のあの異常な経済発展もあったのだとは思う。ただ、それが政治の上での米国の様々な失敗まで「隠れ多極主義者の意図的な誘導によるものだ」とする田中宇の意見にはどうも私は頷きかねるのだが。つまり、「失敗を目的とした政策」という面倒くさいことをするよりも効率的なやり方があるだろう、と思えるからだ。具体的にはこの部分だ。
ベトナム戦争もイラク戦争も、単独覇権を過激に追求してわざと失敗させ、
多極型世界を実現する流れだ。
これはどうも私には信じがたい。ベトナム戦争はただの米国の軍事的ミスであり、「失敗を目的として煽った」という存在がいたとは思えない。勝利を希望して煽ったが、たまたま失敗したからいろいろ善後策を講じただけだろう。それが次第に経済拠点の多極化に結果的に向かっただけではないか。それにイラク戦争が失敗だったというのはどういう見方からなのだろうか。田中宇は政治の背後の勢力の力を過大に評価しすぎて、すべて彼らが最初から計画した通り、と妄想しているのではないか。オズの魔法使いの幻影に怯えるオズの住人のようなものだ。
まあ、日本の太平洋戦争も「敗戦を目的とした参戦だ」とする見方もあるくらいで、私の方が政治に関してナイーブ(素朴、つまり幼児的)なのかもしれない。
その田中宇の文章の一部を「ギャラリー酔いどれ」から引用しておく。二つの文章を読み比べるのも面白いのではないか。二人ともTPPは破棄される、と見ている。また、二人ともTPP参加を望んだのはむしろ日本である、としているのも面白い。まさに、売国官僚と、その手羽先の自公政治家!
(以下引用)TPP(環太平洋経済連携協定)と安保法制
TPPの交渉が始まった当初、参加国は豪州、ニュージーランド、周辺の中小国で日本は入っていなかった。日本は3年前から急に参加を決め最も熱心に合意を目指した。今回の大筋合意は甘利担当大臣の強い意志とイニシアチブで妥協出来たと言っても過言ではない。言うまでもなくTPPは世界貿易の40%を占める世界最大の重貿易圏の構築であり、オバマ大統領が「中国などではなく我々が世界経済のルールを作るのだ」と言うようにアメリカに代わって世界の経済覇権を狙う中国を意識していることは確かである。つまりTPPはアメリカのドル市場拡大の為であり、アメリカの一極経済覇権に挑戦する中・露を意識したアメリカの経済覇権の再構築である。アメリカは、日本経済がアメリカより中国に大きく依存していることから当初から日本をTPPメンバーとして考えず「中立的存在」としていた。
戦後日本を対米属国化した政治的理由は米ソ冷戦の為であって、今日のようにアメリカ自身が世界覇権の多極化を推進している時アメリカ追従を求め続ける日本はアメリカにとって迷惑なのである。ちょうど今中東での米単独覇権が崩れロシア・イランに移ろうとしているように戦後から続いた米単独覇権はアメリカ、中国、ロシア、欧州との間の地政学的力学の葛藤で急速に覇権の多様化が進んでいる。日本は集団的自衛権強化と安全法制で積極的に米軍の傘下になろうとすると同時に積極的TPP推進で経済的にもアメリカ主導経済圏従属を求める。まるで執拗にアメリカを追う日本、逃げるアメリカの姿である。
日本の官僚が政治を支配し官僚国日本を永続させるためには「虎(米国)の威を借る狐(官僚)」でなくてはならず、どこまでもアメリカの属国になろうとする。
来週私はアメリカの民主党と共和党大統領候補等の大物に会いTPPについて私の意見を述べる。「域内無関税を求める前に域内の為替管理方式を決めるべき」が私の意見。いくら域内各国の関税率を決めても黒田日銀のようなGDP比75%(FRB22%、ECB18%)の通貨安政策で対象品目の競争力を操作されたのでは機能しない。又CIAやNSA(国家安全保障局)の幹部と会ってシリア内戦終結後の戦略等について話し合う予定。民主党ヒラリー候補も他の有力な民主党の大物たちもTPP反対、共和党は100%反対で議会全体の90%は反対だからオバマ大統領の拒否権も効かずアメリカのTPP批准はあり得ない。アメリカのTPP批准が無ければアジアと世界の草木はどこへ向かって流れるのだろうか。
「慌てる乞食は貰いが少ない」!
(引用2)
世界的な長期の流れとして、戦後70年続いてきた米単独覇権の世界体制が崩れ、
多極型の覇権構造に転換すると、
国民国家が至高の存在である という世界的な観念が過去のものになっていき、
各地で国家間の統合が進むシナリオが、
米国のCFR(外交問題評議会)などによって、折に触れてうそぶかれている。
それを「陰謀論」と無視するのは簡単だが、EUや、露主導のユーラシア同盟、
BRICSなどの動きを見ると、多極化は国民国家間の統合につながるだろうと感じられる。
米加軍事統合は、そうした動きの一つだ。
1民族1島国の天然国民国家の日本人には知覚・理解しにくい流れだ。
米国が関与する地域統合のもう一つの動きは、10月5日に交渉が妥結したTPPだ。
TPPは、米加メキシコの北米3カ国が1993年に締結した貿易協定である
NAFTAを基盤に、中南米やアジア太平洋の親米諸国を加えて新たな貿易圏を作る計画で、
拡大NAFTAともいうべきものだ。
米国は、アジア太平洋諸国とのTPPと、欧州(EU)との協定であるTTIPという、
2つの似た内容の自由貿易圏を同時並行的に交渉して設置することで、
米国中心の新たな経済覇権体制として構築しようとしてきた。
だがTTIPは、24の全項目のうち10項目についてしか
米欧双方の意見表明がおこなわれておらず、対立点の整理すら未完成で、まだ交渉に入っていない。
EUでは、署名活動として史上最多の300万人がTTIPに反対する署名を行った。
TPPもTTIPも、企業が超国家的な法廷(裁定機関)をあやつって
国権を超越できるISDS条項や、
交渉中の協定文が機密指定され国会議員でも見ることが許されていない
(米議会では数人が見たらしいが、日本の国会議員は誰も見ていない)など、
国民国家の主権を否定する傾向が強い。
EUの調査では、欧州市民の96%がTTIPに反対だというが、当然だ。
すでに書いたように、EUは今後、米国との同盟関係を希薄化して
露中への接近を加速し、
米単独覇権体制を見捨てて 多極型世界の「極」の一つをめざすだろう。
欧州がTTIPに同意する可能性は今後さらに低くなる。
おそらくTTIPは破棄される。
TPPだけが残るが、TPPは拡大NAFTAであり、米単独覇権体制の強化でなく、
多極型世界における米国周辺地域の統合を強化するものになる。
(米国の中枢には、単独覇権体制を声高に希求する人々と、
多極型世界をこっそり希求する人々がいる。
ベトナム戦争もイラク戦争も、単独覇権を過激に追求してわざと失敗させ、
多極型世界を実現する流れだ。単独覇権型の貿易体制が多極型の体制に化けても不思議でない)
以前、日本はTPPの交渉に入っていなかった。
日本がTPP交渉に途中から参加し、今や米国より熱心な推進者になっている理由は、
世界の多極化が進む中で、何とかして自国を米国の傘下に置き続けたいからだ。
日本の権力者が国際的に自立した野心を持っているなら、対米従属の継続を望まないだろうが、
戦後の日本の隠然独裁的な権力者である官僚機構は、
日本を対米従属させることで権力を維持してきた。
対米従属下では、日本の国会(政治家)よりも米国の方が上位にあり、
官僚(外務省など)は米国の意志を解釈する権限を乱用し、
官僚が政治家を抑えて権力を持ち続けられる。
近年では、08-09年の小沢鳩山の政権が、官僚独裁体制の破壊を画策したが惨敗している。
対米従属は、官僚という日本の権力機構にとって何よりも重要なものだ。
TPPは、米国の多国籍企業が、ISDS条項などを使って日本政府の政策をねじ曲げて、
日本の生産者を壊滅させつつ日本市場に入り込むことに道を開く。
日本経済を米企業の餌食にする体制がTPPだが、
日本の権力である官僚機構にとっては、
米政府に影響力を持つ米企業が 日本で経済利権をむさぼり続けられる構図を作った方が、
米国に日本を支配し続けたいと思わせられ、
官僚が日本の権力を握り続ける対米従属の構図を維持できるので好都合だ。
米企業が日本でぼろ儲けし、日本の生産者がひどい目に遭うことが、
官僚にとってTPPの成功になる。
官僚が、意志表示もほとんどしない国民の生活より、
自分たちの権力維持を大事と考えるのは、人間のさがとして自然だ。
米国はTPPに対し、貿易だけでなく経済システム全般の枠組みとして、
今後の米国の影響圏設定の意味づけを持たせている。
TPPに入れば、日本は、米国の影響圏内にいることを明示でき、世界が多極化した今後も、
米国の経済システムの中に入って対米従属を続けられるが、
TPPに入らなければ、日本は中国の影響圏に入るしかない。
今夏以降、中国経済が減速すると、日本経済が大打撃を受け、
2四半期連続マイナス成長の不況入りが濃厚になっている。
すでに日本経済は、米国などTPP圏より、中国に依存する度合いが強くなっている。
長期的に見て、米経済は巨大な金融バブル崩壊の過程にあるので、
日本経済にとって米国より中国の方が重要である傾向が、今後さらに強まる。
放っておけば、日本は経済面から中国の傘下に引き込まれていく。
隣の韓国は、経済面で中国の傘下に入ることをすでに容認している。
TPPに入っても、日本経済の中国依存が減るわけではない。
TPPはもっと政治的、国際システム的、象徴的なものとして、
日本が中国でなく米国の傘下にあることを示すものだ。
TPPが重要なのは、関税率とか「コメや乳製品が値下がりして国民生活を助けます」
とかいう経済面でなく、TPPが経済政策の政治的な枠組みであり、
日本が米国の傘下にとどまるか、中国の傘下に追い出されるかという、
多極化する世界の中での今後の日本の位置づけを明示している点だ。
日本ではここ数年、国民が中国や韓国を嫌うように仕向けるプロパガンダが
マスコ"ミによって流布され、それを国民の多くが軽信している。
こうした洗脳戦略も、米国が衰退して中国が台頭する多極化の傾向への対策だろう。
洗脳戦略がなかったら、
国民のしだいに多くが「米国より中国と組んだ方が日本経済のためだ」
「TPPでなく日中韓で貿易圏を作れば良い」と思うようになり、
民意主導で日本が対米従属から離脱していってしまう。
それを防ぐため、国民が中国や韓国を「敵視」するのでなく「嫌悪」するよう仕向ける
洗脳戦略が採られ、かなり成功している
(敵視を扇動すると、日本が中国に対して攻撃的に関与してしまうことにつながり、
どこかの時点で日中が折り合って和解してしまいかねない)。
TPPと並んで、自衛隊が米軍と一緒に海外派兵できるようにする
日本の集団的自衛権の強化も、対米従属維持のためだ。
先に書いた、カナダ軍が米軍の傘下に入って海外派兵する新体制を作ろうとする米加軍事統合を、
日本の集団的自衛権の強化と並べてみると、2つが良く似ていることに気づく。
カナダは米国から「多極化の中で国家統合を進めたいなら、カナダ軍が米軍の傘下に入って
海外派兵できるようにしろ」と言われ、迷いつつ進めている。
それを見た日本外務省が「うちも、米軍の傘下に入って海外派兵できるようにしますので、
多極型世界における北米圏に入れてもらって良いですか」と申し出た。
米国は了承し、日本は集団的自衛権を改訂した。
NAFTA(北米経済圏)の拡大版であるTPPに、
日本が何とかして入ろうとしたのと同じ構図だ。
日本では、米国が昔から将来までずっと日本を傘下に入れ続けたいのだという勘違いが、
意図的に流布されている。
米国は歴史的に、ハワイやグアムを自国領にしたり、フィリピンを植民地にするなど、
太平洋を自国の影響圏として設定してきたが、そこには日本が入っていなかった。
単独覇権から多極型世界への(隠然とした)シナリオだった911前の
サミュエル・ハンチントンの「文明の衝突」でも、
日本は、米国にも中国にも従属しない「孤立文明」に分類されていた。
TPPでも、米国は当初、米国と同様アングロサクソンの国である豪州とニュージーランド、
豪州とフィリピンの間にある中小の諸国をTPPの交渉に入れていたが、
日本を入れていなかった。
第二次大戦後、米国が日本を自国の影響圏に入れておいたのは、
ソ連や中国との冷戦構造があったからだ。
日本は、米国が中露と対立している限り、米国にとって有益な場所にあるが、
世界が多極型になり、米国と中露が対等な関係で協調するようになると、
米国が日本を傘下に入れておくとやっかいなことになる。
日本は、米国の傘下に居続けるため、中露と米国の恒久対立を望み、
中露と軍事対立し続けたい軍産複合体と結託し、多極型の世界運営の邪魔になる。
だから、米国の単独覇権を過激に強化するふりをして破壊して
こっそり多極型覇権に転換する策をやっているオバマ(や共和党の隠れ多極主義勢力)は、
日本が延々と対米従属し続けることを望んでいない。
オバマの本心は、TPPをまとめず頓挫させたかったのではないかと思われる。
今回、TPPの交渉が妥結した一因は、
乳製品問題で前回の交渉を頓挫させたニュージーランドを、
日本が輸入増で譲歩してなだめたからだ。
バイオ医薬品の独占期間の5年+3年の解決方法も日本が進めた。
TPPは、日本のイニシアチブで妥結した。
安倍政権を動かしている日本の官僚機構は、多極化が進んで
日本が米国圏から切り離される前に米国にしがみつこうと、これまでにない積極性で
対米従属を強化している。
日本が主導してTPPを妥結に持ち込んだのはその一つだし、
説明抜きで無理矢理に集団的自衛権を強化したのもそうだ。
日本の主導権発揮を受け、オバマはTPPの妥結を容認した。
しかし、中東や対露関係から判断してオバマは隠れ多極主義者であると考えられるので、
このまますんなりTPPが実現していくとは考えにくい。
10月中のカナダの選挙で右派の与党が負けると、
カナダ議会がTPPの批准を否決する可能性が強まる。
米議会でも超党派でTPPへの反対があり、
来年の大統領選挙で勝ちそうな共和党のトランプもTPPに反対だ。
TPPをめぐる戦いはまだ終わっていない。 -
「阿**」から転載。
一般的には無名の「軽量級」代議士がほとんどで、私もかつての地元の島尻と元プロレスラーの馳しか知らなかったから、こういう紹介記事は重宝である。
確か島尻の旦那は、万年落選の国会議員候補(しかもいつも出るたびに所属政党が違うという定見無しのオポチュニスト、日和見男)だったと思うが、見るに見かねて女房が出馬したら一発当選。自民党で、しかも女性となれば、それも当然か。当時は沖縄でも自民党にはまだ固定ファンがたくさんいたのである。まあ、あんな旦那と結婚した女だから、レベルは知れているのではないか。それが今では大臣とは、自民党の人材不足も極まったようだ。下手をしたら、あのホモ代議士(名前も忘れた)だって、右翼という点では安倍の仲間だから、彼が大臣になっていたということだって大いにありえたのである。
とりあえず、噂されていた「橋下徹入閣」が無かっただけでも良かったと言うべきか。あんなのが文科省大臣や法務大臣になっていたら、まさにキチガイ内閣である。
小物を揃えたから大惨事内閣にはならない(「大惨事内閣」は谷間の百合さんの洒落。私と違って真面目なお方にしては珍しいww)と思われるが、中心閣僚がヘビー級の阿呆や悪党だから、大惨事になる可能性も十分にある。その前に、スキャンダルで失脚する閣僚が沢山出てきて、「内閣にとっては大惨事だが、国民にとっては万々歳」の内閣総辞職になれば幸いである。
なお、「世に倦む日々」氏によれば(週刊誌記事がソースらしいが)入閣確実と言われた稲田朋美が入らなかったのは官僚だか誰だかとの路チューが原因らしい。路チューというものは良く知らないが、路上駐車でもしたのだろうか。www
(以下引用)
<保存版>しんぶん赤旗の安倍内閣新閣僚の紹介がかなり手厳しいと話題に
http://www.asyura2.com/15/senkyo194/msg/451.html投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 10 月 08 日 22:15:05: igsppGRN/E9PQ 【保存版】しんぶん赤旗の安倍内閣新閣僚の紹介がかなり手厳しいと話題に
http://xn--nyqy26a13k.jp/archives/7203
2015/10/08 健康になるためのブログ
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-10-08/2015100804_01_1.html
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岩城光英法相 第3次安倍改造内閣が発足
靖国参拝幾度も
法務 岩城光英日本の過去の侵略戦争を美化する「靖国」派の議連「神道政治連盟国会議員懇談会」と「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」に属し靖国参拝を繰り返してきました。参院議院運営委員長として、衆参両院に常設の秘密会(情報監視審査会)を設置する国会法改悪を短期間で成立させる役割を果たしました。
官房副長官当時の07年には、04年6月の個人演説会会場費を政治団体の政治資金収支報告書と参院選選挙運動費用収支報告書に二重計上していたとして訂正しています。
参院自民党政審会長などを歴任。
参院福島選挙区、当選3回、65歳、細田派。

馳浩文部科学相 第3次安倍改造内閣が発足
高校無償化廃止
文科 馳浩子どものいじめを厳罰・懲罰で抑え込む、いじめ防止対策推進法案をとりまとめた張本人。
高校無償化制度にも、「義務教育ではない」として所得制限を設け、3年で廃止させる先頭に立ちました。
「占領下で成立した憲法を改正しないほうがおかしい」と公言する改憲派です。
2520億円にのぼる巨額の新国立競技場建設について「(神宮外苑一帯を)特区にして再開発事業を推進すべきだ」と主張し有識者会議で了承しました。
衆院石川1区、当選6回、参院当選1回、54歳、細田派。

森山裕農林水産相 第3次安倍改造内閣が発足
農水 森山裕
民主党政権当時の10年11月、環太平洋連携協定(TPP)反対の立場から自民党内の議連「TPP参加の即時撤回を求める会」を結成し会長に就任。自公政権復活後の14年に党TPP対策委員長に就任し、米国でのTPP閣僚会合に赴き「大筋合意」に至るまで交渉をサポートしました。
05年の郵政国会で郵政民営化法案に反対し造反。同年9月の総選挙で無所属で当選後、再提出された郵政法案に賛成して成立に協力し、06年12月に復党しました。
衆院鹿児島5区、当選5回、参院当選1回、70歳、石原派。

原発と改憲推進
経産 林幹雄昨年12月の衆院選候補者アンケート(「毎日」)で、原発について「必要」としたほか、憲法9条の改定にも「賛成」と回答。日本の過去の侵略戦争を美化する議連「日本会議国会議員懇談会」の一員です。
衆院議院運営委員長として、戦争法案を可決させる重要な役割を担いました。
麻生内閣では、国家公安委員長とともに、原発の「安全神話」を振りまいた原子力安全委員会(当時)を所管する内閣府特命担当相も務め、今回再入閣。
衆院千葉10区、当選8回、68歳、二階派。

石井啓一国交相 第3次安倍改造内閣が発足
消費税増税加担
国交 石井啓一(公明)1981年から旧建設省に勤務。93年の総選挙で初当選し、03年9月からは小泉内閣で財務副大臣を務めました。
公明党政務調査会長として、野党時代には消費税増税などを決めた民主、自民との3党密室談合に参加。安倍政権では生活保護費引き下げを容認し、庶民いじめの政治をともに推進。戦争法についてはテレビ討論番組で「従来の憲法解釈との論理的整合性は保たれている」などとたびたび強弁しました。
02年結成の高速道路建設促進を求める議員連盟にも加入しています。
衆院北関東比例、当選8回、57歳。

丸川珠代環境相 第3次安倍改造内閣が発足
派遣業界と癒着
環境 丸川珠代
元テレビ朝日アナウンサー。07年初当選。国会で「日雇い派遣の原則禁止」を批判し、派遣事業は「雇用の安定をもたらす」と述べ、低賃金・不安定雇用を持ち上げていました。
第2次安倍内閣の厚生労働政務官時代に、法令を順守させる立場にありながら派遣会社の広告に出演し、日雇い派遣の「原則禁止」は「見直すべきだ」と発言。派遣業界でつくる政治団体「政治連盟新労働研究会」からパーティー券を購入してもらうなど業界との癒着が発覚し、参院厚労委員会で全会一致で問責決議が可決されました。
14年9月から参院厚労委員長。
参院東京選挙区、当選2回、44歳、細田派。

高木毅復興相 第3次安倍改造内閣が発足
再稼働旗振り役
復興 高木毅「靖国」派の議連「神道政治連盟国会議員懇談会」のメンバー。パチンコ換金「合法化」などを目指す「パチンコチェーンストア協会」の「政治分野アドバイザー」です。
自身が支部長を務める政党支部が政党助成金をため込んだ「基金」(13年末時点)が1199万8390円に達することが政党交付金使途等報告書で判明しています。
原発が多数立地する福井県出身で、原発再稼働の旗振り役です。
衆院議運委員長、防衛政務官、国土交通副大臣などを歴任。
衆院福井2区、当選6回、59歳、細田派。

河野太郎国家公安委員長 第3次安倍改造内閣が発足
「小泉改革」評価
公安・行革 河野太郎父は河野洋平元衆院議長。1996年の総選挙で初当選し、小泉内閣では法務副大臣に就任しています。
09年には自民党総裁選に立候補。労働法制などの規制緩和で格差と貧困を広げた小泉「構造改革」を評価する規制緩和路線推進の立場です。民主党政権に対抗し、自民党版「事業仕分け」を打ち出し、農業分野などを規制改革の対象としました。党行政改革推進本部長を務めます。
カジノ合法化を目指す議員連盟のメンバー。改憲派の国会議員でつくる「憲法調査推進議員連盟」にも参加しています。
衆院神奈川15区、当選7回、52歳、麻生派。
【ダサッ】河野太郎氏が大臣になった途端に「脱原発ブログ」をメンテナンス状態へ。「ダサすぎる」の声多数
http://xn--nyqy26a13k.jp/archives/7175
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島尻安伊子沖縄北方担当相 第3次安倍改造内閣が発足
「県外」公約破棄
沖縄北方 島尻安伊子10年の参院選で「命をかけて(普天間基地の)県外移設に取り組む」と公約。沖縄県名護市辺野古への新基地建設に反対しました。ところが、内閣府政務官当時の13年4月に早々と「県外」の公約を撤回しました。
島尻氏の公約撤回を皮切りに13年11月には同氏を含む自民党沖縄選出衆参5議員がそろって辺野古容認に転換。政府が新基地建設の根拠としている仲井真弘多前知事による埋め立て申請承認に結びつきました。12年には新基地建設関連工事の受注業者4社から献金を受け取っていました。
参院沖縄選挙区、当選2回、50歳、額賀派。

加藤勝信1億総活躍担当相 第3次安倍改造内閣が発足
「言論封殺」参加
1億総活躍07年の第1次安倍内閣で内閣府政務官、第2次内閣で官房副長官を務めた安倍氏の側近。侵略戦争賛美の「日本会議国会議員懇談会」に所属し、安倍首相が会長の創生「日本」の事務局長を務めてきた「靖国」派です。“沖縄2紙をつぶせ”と百田尚樹氏に言わせるなど言論封殺を展開した自民党「文化芸術懇話会」(6月)の会合に出席していました。
衆院厚生労働委員会では11年、民主党政権が導入した「子ども手当」を「ばらまき」だとして反対討論を展開。高齢者追い出しの介護療養病床削減をあおり、違法派遣で企業に直接雇用させる「みなし規定」も「採用は自由だ」と反対しました。
衆院岡山5区、当選5回、59歳、額賀派。
【保身】加藤勝信官房副長官、「文化芸術懇話会」でのメディアへの圧力発言は自分が退席した後だから関係ない。
http://xn--nyqy26a13k.jp/archives/1618
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この記事を載せたのが「デイリースポーツ」である、というところが少々アレだが、逆に、一般紙ではなくスポーツ紙であるから、政府のマスコミ規制の網目から漏れた、とも思える。
常識的に考えても福島の子供の甲状腺癌は原発被害以外の要因は考えられないだろう。チェルノブイリでも、被曝症状は、まず子供の甲状腺癌の大量発生から始まったのではなかったか。その手術の傷跡が「チェルノブイリリング」と呼ばれたこともよく知られているはずだ。
この研究発表を「時期尚早」と言うなら、いつならいいのか。
遅れれば遅れるほどフクシマ被曝対策(特に子供の被曝阻止、被曝治療)が手遅れになるに決まっているではないか。
子供の命より政府や原子力ムラの都合を優先させる、人でなしども。
(以下引用)「被ばくで発症」と主張
2015年10月7日
東京電力福島第1原発事故後、福島県で見つかっている子どもの甲状腺がんの多くは被ばくで発症したものだと主張する分析結果を岡山大の津田敏秀教授(環境疫学)らのチームがまとめ、国際環境疫学会の6日付の学会誌電子版に発表した。別の疫学専門家からは「結論は時期尚早」との指摘がある。
研究チームは、福島県が事故当時18歳以下だった約37万人を対象にした昨年末時点までの甲状腺検査の結果を分析。年間発症率は事故前の日本全体と比べ、20~50倍と算出した。さらに福島県内でも地域によって発症率が最大2・6倍の差があった。
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「大摩邇」から転載。
特に私などがこの記事に付け加えることはないが、TPPというもののいかがわしさについて、まだまだ世間的な認識が不足しているのではないか。
ネット世界では、これが登場した時からその危険性、特にラチェット条項という、奇怪な「後戻りできないという条件」や、ISDS条項という、国家主権そのものの消滅を意味する内容が含まれた危険なものだということ、その内容を外部に漏らしてはいけないという交渉の秘密主義など、奇奇怪怪のものだということが知られていた。だが、それが一般に知られているか、というと疑わしい。であるから、TPPに反対する者、それは社会や政治の大企業による支配に反対する者でもあるが、そういう人々は、自分にできる限りの啓蒙活動を続けるしかないと思う。
(以下引用)
2015年10月08日03:22街の弁護士日記さんのサイトより
http://moriyama-law.cocolog-nifty.com/machiben/2015/10/tpp-df94.html
<転載開始>1泊だけと誘って、結局、4泊になった。
「合意しなければ帰さない」といわんばかりの強引なやり方が、「価値観を共有する国々の自由で公正な経済圏」の基礎になるとは到底思われない。相手の嫌がることをするやり口を互恵とか繁栄とか呼ぶのはどうかしていると思う。
グローバリズムの論理は、アダムスミスが描いた同感性を基礎とする市場経済モデルと究極的に真反対の収奪を本質とする。
会合のあり方自体が、本質を暴露している。==================================
アタランタ閣僚会議での「大筋合意」を受けて 2015年10月6日
TPP阻止国民会議事務局長 首藤信彦9月30日よりアトランタで二日間の予定で開催されたTPP閣僚会合は、延長を繰り返し、10月5日朝(現地)閣僚共同記者会見を開き、「TPP大筋合意」が声明された。
しかしながら、連日のごとく報道機関を通じて断片的に報道されたバイオ製剤パテント期間をめぐる争いや、合意形成の障害として取り上げられた自動車・部品原産地問題さらにニュージーランドの強く主張する酪農産品市場開放などについて、どのような合意が12か国で形成されたのか言及なく、交渉結果については公開されなかった。
前回のハワイ会議よりわずか2か月後という、各国調整が進展していない状況での会議開催は日程的に無理があり、会場では「会議は日本が国内的都合で求めたもので、秋に臨時国会を開き農業支援などを予算化して来年の選挙に備えるため」という批判の声が圧倒的に多く、さらに「だから日本が譲歩して当然」「こんなに譲歩して日本にTPP参加のメリットあるのか」などという突き放した意見もあった。
共同記者会見直後に日本記者へのブリーフィングが行われたが、そこで配布された内閣府および農水省資料はほぼ同時にホームページに掲載されており、日本政府はアトランタにおいてはTPP交渉ではなく、これまでのアメリカとの二国間協議の追認を目論んでいたことがよくわかる。
5日深夜の記者会見を経て、6日朝より、用意周到に準備された大量の祝賀記事が流され、TPPへの架空・過剰の期待をあおり、一方で反対していた側には無力感が漂っているが、それは両方とも間違っている。今回たとえ本当に合意が成立したと仮定しても、それはあくまで「大筋合意」「原則合意」にすぎず、これから数か月をかけて短期の会議が積み残した国営企業問題、環境、国内制度改編、ISDS問題など深刻な課題の処理が急務となる。さらに現実に署名までの発効条件や法的整合性チェックなどが加わると、協定文をまとめる「最終合意」までは幾多の紆余曲折が予定される。
最大の難関は言うまでもなく、アメリカ議会の審議であるが、すでに多くの議員から「通貨操作禁止条項」の欠落が糾弾され、人権問題などに加えて、議会による承認(certification)プロセスの確立などの困難な関門が待ち構えている。すでにUSTRに対し、再交渉を求める声も上がり始めた。
そして実は皮肉なことに、アトランタ会議でUSTRフロマン代表が合意形成を強引にもとめたため、アメリカ自体が多くの妥協を迫られ(バイオ製剤のパテント期間を8年に縮小など)、結果的に、このTPP協定は一層、議会承認を得にくくなっている。
本来、5月末がオバマ政権下でのTPP条約発効期限と言われたが、すでに4か月を経過し、次期大統領選を経て、オバマ大統領任期中にTPP協定が発効するのは事実上不可能に近い。
問題はそれにも拘わらず、安倍政権はTPPの旗の下で、日本社会に深刻な影響を与える二国間交渉を秘密裏に進め、さらに「大筋合意」を根拠にこの秋にはTPP関連補正予算を組んで、来夏に予定される参議院選挙を有利に展開しようとしていることである。これは国民に対する二重の裏切り行為としか言いようがない。今後も引き続きTPP協定の署名・発効までのプロセスを監視すると同時に、日本におけるそうしたTPPの名前を利用した政治の暴走と利権行為の広がりを阻止していかなければならない。
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「ギャラリー酔いどれ」から転載。
私も「大筋合意」に騙された口だが、(なぜ「口」というのかね。「俺にも一口のせろ」とか言うが、それは案件を食べ物に喩えているのかとも思うが。)世間には賢い人が多いようだ。まあ、こういう場合は先走って何か言ったり書いたりするより、周りを覗(うかが)って情勢判断してから自分の意見を言えば賢げに見えるし、間違いも少なくなる。しかし、私のように、自分の頭は中二レベルだ、と最初から言っている人間は、平気で間違えることもできるという特権もある。(笑)これはなかなかいいものだ。もっとも、橋下のように「間違える」のではなく、「嘘ばかり言う」というのとはまったく別だ、と言っておく。まあ、「公人」が嘘をつくことにこれほど寛容な社会というのも珍しいし、それが(そのままなら)法治国家や民主国家になることなど不可能なのは当たり前の話だろう。
だが、蟷螂の斧ではあっても、公人やマスコミの嘘に対する反撃は、できるかぎりしておくのが、「市民(政治に責任を持った言動をする一般国民)」の責任だ。ポリティクスに関わる義務を逃れる者はポリス(もちろん、警察のことではないww)の住民の資格は無い、ということである。ギリシアの昔なら、市民権とは参政権でもあり、それの無いのは奴隷階級、ということだ。
ということで、下のような記事の拡散に協力するのも市民の義務だ、ということ。
リチャード・コシミズは少々胡散臭いところはあるが、下の記事はTPP「大筋合意」の本当の意味や、TPP完全妥結の際に起こることを簡明に書いていて、なかなかいい。
(以下引用)
◆http://richardkoshimizu.at.webry.info/201510/article_33.html
richardkoshimizu's blog 2015/10/06
◎TPP大筋合意?
大筋って、何のことですか? 牛筋の親戚ですか?
はい、各国閣僚の皆さん、自国に妥結結果を持ち帰って、
議会で片っ端から否決されてください。
ISD条項など、隠しても無駄ですよ。
TPPの隠された目的は、米国1%が日本を羽交い絞めにして
未来永劫、略奪対象とすることなんですから。
台頭する中露に対抗するには、どうしても、
世界第3位の経済規模の日本をTPPで縛り上げて、
米国の足枷、足鎖から逃亡できないようにしておく必要があった。
実質、日米FTAです。
韓米FTAでボロボロになった韓国の二の舞です。
世界のGDPの40%を占める巨大経済圏なんて言ってますが、
最大の米国のGDPは粉飾まみれ。
実際は、中国の半分の経済規模まで零落れている。
TPP以後、日本は農業を根本から破壊され、
危険な食物を口いっぱいに詰め込まれます。
日本の田園風景は消え、荒涼たる荒れ野が広がります。
盲腸の手術で、破産します。 医療費はGDPの2割に高騰します。
政府は、米国ユダヤ系企業からあることないこと難癖をつけられて、
巨額の損害賠償を支払わされます。
それを恐れて、日本政府の政策は、何を決めるにも、まず、
ユダヤ米国企業の顔色をうかがうことになります。
勿論、TPPのおかげで日本は米国の草刈り場となり、経済疲弊します。
GDPが増えるなど、絶対にありえません。
貿易赤字も膨れ上がります。
国民の生活水準は、韓国同様、極端に悪くなります。
安倍晋三の自民党は、完全に、米国1%の「出先機関」と化しています。
日本を米国の奴隷とすることが、不正選挙で選ばれた偽議員、偽閣僚たちの任務です。
100%純正の犯罪者集団です。
「安保法制」のおかげで、国民の多くが、安倍政権の悪辣なる正体に気づきました。
この時期にTPPを強行しようと企めば、さらに多くの人の目を覚まします。
ユダ金さん、こんなゴリ押し、うまくいくわけありません。
「大筋合意」の上、合意まで100年かかります。 勝手にやってください。w
●「TPPで得をするのは国際的な大企業であり、日本も含めた参加国ではない」
http://richardkoshimizu.at.webry.info/201507/article_165.html
「TPPの下では、多国籍企業を中心に投資家たちが
政府に対して訴訟を起こすことができるが、政府は投資家を相手にした訴訟は起こせない。
それゆえ、非常に一方的な制度であり、
国内の投資家の利益にはならない特権を外国の投資家に与えることになり得る」
●国連がTPPのマイナス影響を懸念する声明を発表
http://gigazine.net/news/20150604-united-nations-tpp/
日本を含む12か国で交渉が進められている「環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)」
を含む3つの秘密協定について、国際連合(国連)の専門家グループが
「交渉内容の不透明性」や「世論不参加によって偏った条約が制定される危険性」
などのマイナス影響を懸念する声明文を表明しました。
●TPPは農業問題ではない。 米国ユダヤ企業が日本を支配する手口である。
http://richardkoshimizu.at.webry.info/201507/article_184.html
*国民が安心して利用可能な安価で公平な医療制度が壊される。
*ISDでは外国資本の投資から賠償を求められたら、
日本政府がそうではないことを立証しなければならなくなる。
極めて困難である。
(治外法権やりたい放題に、多国籍企業財閥に、やられる。 奴隷化)
*それに大事なことは、漁業補助金の禁止は報道されたが、
農業、医療、国立大学などに出される補助金も
日本政府は自由に決めることはできなくなる。 食の安全も守れない。
●NHKラジオで、堤未果さんがTPPのISD条項を正しく解説。
http://richardkoshimizu.at.webry.info/201506/article_155.html
「IDS条項はTPPへの出資比率の多い企業が
相手国家を訴え法律変え制度を破壊することも可能である。」
どのように対処すればいいかの質問に対し「TPPから抜けるしかない」
●TPP=ISD=NWO
http://richardkoshimizu.at.webry.info/201505/article_99.html
●TPPの最大の狙いは「医療」 日本を襲う医療費高騰
http://richardkoshimizu.at.webry.info/201505/article_105.html
コメント
*ハラ 2015/10/06 より抜粋、
●TPP交渉、日米など参加12カ国が大筋合意=米国ネットは批判の声
「経済における不正と大企業の権力がますますはびこることになる」
「抗議すべき」
「米国民はTPPを望んでいない。私たちは抗議すべきだ」
「米国の中間層はオバマ大統領によって売られてしまった。
サンダース議員を大統領に!」
「これで米国の雇用がさらに失われていくことになる」
「ギロチンの刃を研いでおくべきだよ。
米国の中間層はとどめを刺されるということだ」
「自分の選挙区の議員に、TPPに反対する立場を知らせるべきだ」
「よく覚えていないけれど、
私はたぶんTPPを理由にオバマ氏に投票したんだと思う」
「民主主義を売り渡してしまったんだと思う」
「素晴らしいね。経済における不正と
大企業の権力がますますはびこることになる」
*内田聖子/Shoko Uchida @uchidashoko
TPP閣僚共同記者会見終了。
全体の印象としては、具体的な話はなく、
今回で「大筋合意」したと言わなければマズイ、という中で
ひねり出された合意であると思います。
閣僚自らもいうようにprinciple agreement(原則としての合意)であり、
テキストも交渉課題も残っている。
様々な側面があります。
例えばバイオ薬品のデータ保護期間の問題で、米豪は8年で決着したようですが、
では、チリやペルー、マレーシアはどうなったのかは、
閣僚記者会見では明らかにされていません。
それらの国が簡単に受け入れるとは思えません。
当の米国自身、今後国内で企業や議員と相談したりバトルをするわけです。
つまりこの時点では「主要な課題で主要な国が概ね合意をした」
という程度ではないでしょうか。
これ自体は、交渉プロセスの一つですが、それをどう名づけるのかという時、
意図的なミスリードが生まれるのだと思います。
農水省のHPには、速報で「TPP農林水産物市場アクセス交渉の結果」が掲載。
閣僚記者会見前の掲載かは不明。
なんだか素早いですねぇ。
これに基づき、早く対策を、来年度の予算化して、
農業者に、参院選でも自民党を支持してもらわないといけないからです。
http://www.maff.go.jp/j/kokusai/tpp/pdf/tpp_1.pdf
「大筋あるいは原則合意(=Broadly / Principle agreement)」 と
「最終合意(Final Agreement)」は違います。
最終合意ということはすなわちテキストが完成していることです。
両者の間には様々なプロセス(各国間や国内調整)が必要で時間を要します。
今回交渉が進んだのは事実ですが
果たしてすべての国・分野での「大筋合意」なのか。
一部メディアの「TPPは完成!」というトーンはミスリードと思います。
だいたい「大筋合意」の中身が説明され、
それが公約(自民党決議)に違反してないか検証する前に
「できたできた~」というのはおかしいでしょ。
*DD51 1043 2015/10/06
今回のTPP大筋合意の件ですが、
甘利の「大筋合意フライング」報道を見せ付けられました。
日本政府だけが一番必死だったようですが、この件について、
Twitterで拾い上げた情報に基づいて、次のように愚考しています。
まず、アトランタでの閣僚会合は、
日本が安保法を成立させた「ご褒美」と考えることができます。
米国も含め他の国は本当は乗り気でなかったそうですが、
甘利がダダこねて仕方なく会合を持たせてやることになった経緯のようです。
次に、今回の閣僚会合での「大筋合意」を土産に、
来年参院選での飴玉にしようということでしょう。
これで何とか自民党を勝たせようという魂胆でしょう
(もちろん「Bチーム」の民主党にダメ野党を演じさせるなり、
不正選挙の手口も使うでしょう)。
日本の農業壊滅につながるというのに、農水族が一番喜んでいる
とのことで奇妙ですが、おそらくカネがもらえるからなんでしょうね(笑)

