"経済・政治・社会"カテゴリーの記事一覧
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「晴耕雨読」から転載。筆者の尾崎文美氏はトルコ在住の方で、中東の実情に詳しい。日本の政治評論家などが欧米発の情報に安易に依存して呑気な論評をするのとはレベルが違う。もちろん、通常のブログの文章とも違う。彼女の文章は、切れば血が出るような生きた文章と言うべきだろう。もちろん、前々から言うように、現場に居る(近い)とかえって大きなものが見えなくなる、という場合もあるのだが、中東情勢に関しては、欧米発の加工情報ばかりなので、彼女のような非欧米視点を持つ人間が中東から送ってくれる情報は貴重である。しかも、彼女は深い知識と優れた判断力がある。
下記文章で描かれたエジプト情勢は「対岸の火事」ではない。そのまま日本の話、民主主義の危機の話なのである。(その部分は特に赤字にしておく。)
(以下引用)
2013/8/4
「エジプト事情 クーデターの背景:つれづればな」 中東・イスラエル関連
エジプト事情 クーデターの背景:つれづればな投稿者 あやみ 日時 2013 年 8 月 01 日 から転載します。
つれづればなより転載
エジプトで1980年代から長年続いたムバラク政権が倒れたのは去年のこと。「現代のファラオ」と評されたムバラクが失脚したのを受けて大統領選挙が行われ、当選したムハンマド・ムルシーはエジプト初の国民に選ばれた指導者だった。
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ムスリム同胞団
ムルシーの所属するイスラム政治団体「ムスリム同胞団」はその名のとおりイスラム教の教義に基づく政治を志す組織である。その歴史は古くエジプトにおけるイギリスの殖民支配が終焉を迎えた後に結成されて以来、幹部の暗殺や投獄などの弾圧を受けながらも草の根の活動を続けてきた。その内容は民衆の教化(もともと教徒である民衆のイスラーム知識を深めること)、モスクや病院の建設、貧者救済という地道なものであり、世界に悪名高いアルカイダやヒズボッラーなどとは性質が違う。組織は時とともに拡大を見せた。その影響はシリアやパレスチナをはじめとするスンニ派のイスラム諸国に広く及ぶ。同胞団のパレスチナ支部であるハマスは武装部隊であったが現在は穏健化し同国の政権政党になっている。
かつてのハマスのように同胞団の中には武装派がいくつか存在する。中東不安定化を目論む西欧が巧みに彼らを利用したことから多くの血が流れた。ウサマ・ビン・ラッディーンは同胞団の出身ではないにしても関係は深く、結局はここからアルカイダのようなテロ組織が生まれてしまった。時おり議論にのぼる同胞団とCIAとの癒着はこのあたりを指摘したものである。
アラブの春と呼ばれる市民蜂起の結果解体されたムバラク政権はアメリカ合衆国が糸を引く傀儡政権であった。ムバラクにエジプトの石油利権をしゃぶらせる代わりにイスラエルの防護壁になり、湾岸諸国と提携して原油の価格をアメリカの意向で動かすよう命じられていた。また世俗主義を標榜してイスラム主義を地に貶めることもムバラクの大事な使命であった。アメリカの支援で整備された軍はその権力を振るい放題であった。エジプトの石油、電気、産業、その他思いつく限りの企業の経営は軍人とその親族に占められてる。それ以外の市民といえば、仕事がほしければ軍人に擦り寄り便宜を求める必要がありそのためには世俗側の立場をとらなければならなかった。信仰を守り世俗主義に染まらない市民の生活がどのようなものかは想像にたやすい。この市民がかたくなに拝金主義の世俗派と一線を画し続けたのは長年にわたるムスリム同胞団の活動がそうさせたと言える。
ムルシー政権
日本を含む各国のムルシー政権への評価は厳しく特に経済の失策が強調されている。国の舵は一年やそこらで切ることのできるものではないことを指摘できる心ある政治学者などは存在しないらしい。新政府とすら呼べるこの政権にすぐさま評価を下すことなど不可能である。ましてや、選挙で大統領に選出されたとはいえ閣僚や軍部の高官そして資源と資本を握るのは旧勢力の残党ばかり、ムルシーはまさに裸で政界に乗り込んだといえる。ムルシー政権に移行するやいなや電気水道の供給が滞り燃料と食料の価格も軒並み上がった。産業も停滞を見せた。これは旧勢力がムルシー政権に対しての国民の不満を煽るためにおこしたサボタージュであった。
ムルシーに失策があったとすれば急激なイスラム化にともなう非イスラム層への配慮の少なさであろう。陸海空軍司令官を解任し、軍部が作成した新憲法草案を破棄、閣僚の人事はイスラム色を弱めつつも官僚には同胞団の幹部から任命した。エジプトには少数ながらもコプトとよばれるキリスト教徒もいれば、先述の世俗層はすでに非イスラム教徒と形容しても過言ではなく、その非イスラム層が恐れるのは社会でイスラム層ばかりが優遇され自分たちが冷遇されることである。そういった広い層からなる国を収めるのは難しい。最初からシャーリア(イスラム法)を表に押し出しすぎたのでは抵抗にあうのは目に見えている。成果を出しながら民意がついてくるのを待たなければならない。
大統領であれば不支持層を含めた全国民に責任がある筈、選挙に勝って選ばれたにしても自らを支持する特定の集団だけを優遇したのでは前任のムバラクや日本の某政党と何もかわらない。それは民主主義がどうのと言う以前に統治者としての最低の義務である。
数の上ではイスラム層が世俗層(非イスラム層)をやや上回る。2012年の大統領選挙が示す数字である。
7・3 クーデター勃発
2013年6月30日、ムルシーを支持する国民と支持しない国民がそれぞれ大集会を開く。政府閣僚たちははデモに同調するかのように次々と辞任し内閣は空中分解した。騒然となったカイロをはじめとする都市という都市では軍がデモ鎮圧に乗り出した。その騒ぎに乗じて7月3日、国防大臣のシーシーはムルシー大統領を拘束し大統領権を剥奪したとの声明を発した。直後に最高裁判官のマンスールを大統領とする暫定政権を樹立、自らが擁立した大統領の前で宣誓し副首相に就任した。これほど滑稽な茶番があるだろうか。このシーシーという男は数年後にはムバラクの如く使い捨てにされるであろうことを想像できないらしい。
この時点でエジプトで起こったこの事件を「クーデター」と表現し非難したのはトルコだけである。アメリカは軍の行動に憂慮するとしながらもクーデターとはいわなかった。
ムルシーを支持する市民は連日のように数万人規模の集会を開きこれに抗議し「大統領を返せ」と叫ぶ。
7・8 虐殺
クーデタ以後もカイロでは市民がアディヴィエ広場で寝起きし昼夜を問わず軍に対して抗議の声を振り絞っていた。そしてラマダーン(断食月)が始まろうとするその前日であった。広場で朝の礼拝を行う群衆に軍が背後から発砲し五人の子供を含む55人が殺害された。軍はこれを「やむを得ない迎撃であった」と発表する。立ち姿勢から膝を折って床にひれ伏すことを何度も繰り返し行う礼拝の真っ最中に軍に向けて先制攻撃を仕掛けるのは不可能であり明らかな虚偽であるが西欧のメディアは軍の発表をそのまま報道する。アメリカ政府とEUと国連は遺憾だの憂慮だのとモゴモゴ言っていた。
礼拝中の丸腰の市民に向けて発砲することが「迎撃」であるのならば礼拝そのものを軍に対する「攻撃」とみなしていることになるが、違うだろうか。
この虐殺の後もムルシーを支持する市民は広場を離れずそのままラマダーンを迎えた。日中は40℃を越える炎天の下で断食をしつつ暫定政権への抗議を続ける。この暫定政権発足後は停電も断水もなくなった。
この状況を同じイスラム教国はどうみているか。湾岸諸国(サウジアラビア、アラブ首長国、レバノン、ヨルダンなど)はムルシーの退陣を歓迎する声明を出した。シリアのアサドも同様にエジプト軍を擁護する。これら産油国政府にとって市民を救済し教化し続けるムスリム同胞団は非常に煙たくその台頭を恐れているからである。またシリアには同胞団に対する大虐殺の過去があり70年代以来つづく確執がある。アサド政権と戦闘状態の数ある集団には同胞団も含まれているためさらに煙たい。
シーシーはムルシーを拘束後に告発、その罪状は「犯罪組織ハマスと協力関係にある」。ハマスは誕生以来ずっと同胞団の傘下にあるというのに今更なにをほざくか。
欧米の算段
アメリカは長年エジプト軍をイスラエルの番犬として兵器を供与してきた。これはアメリカ内の右派とユダヤ勢力の意向であり大統領といえどなかなか却下できない。しかし相手がクーデターにより違法に樹立された政府であれば兵器の供与は法的に不可能になるためクーデターという言葉を使えない。民主主義の守護神を自負するアメリカがエジプト軍の蛮行を容認する理由はこのように語られているがそれだけではない。このクーデターは何年も前から計画されていたことのひとつである。
ムバラク政権解体後にエジプトで大統領選挙が行われればムスリム同胞団が勝利することは目に見えていた。それを承知でムバラクを政権から引き摺り下ろすための市民革命(一連のアラブの春)を扇動したのは欧米である。ならばわざわざ政権を取らせた同胞団の危機をなぜ見過ごすのか、そればかりか失策をあげつらい軍部の行動を支持する世論を作り出すのはなぜか。
欧米は地下活動をしていたムスリム同胞団をまず政治の表舞台に立たせた上で施政を妨害した。デモとクーデターを誘発し、軍の台頭や扮装の絶えない「未開なイスラム社会」と「無能なムスリム同胞団」をメディアを通して強調した。ここまでが現時点である。そしてシリアのような内戦状態に持ち込み最終的に西欧(NATO,国連、米軍)の介入によって収拾をつけ世界の正義はつねに西欧にあることを、それに乗じて中東の支配地図をあらたに作成することを目的としている。湾岸諸国の政府もそれに加担しているのが我々の理解に苦しむところだが国や国民よりも自らの資産や身の安泰が大事な施政者はどこにでもいる。日本にもいる。
7・26 大虐殺
金曜日の集団礼拝の後にムルシー側の市民は各地で大規模な抗議集会を計画、そして実行した。それに対抗する形で軍部を支持する市民も集結した。カイロでは深夜から未明にかけて軍部がムルシー支持層にむけて発砲、少なくとも200人の非武装の市民が射殺され、負傷者は8000人を越えた。世界では衝突する二勢力の鎮圧の際に死傷者がでたと報道(死者は75人と発表)されているがこれは軍による虐殺でしかない。市民は最後まで無抵抗であった。遺体の多くは頭や首を狙い撃ちにされていた。7・8の礼拝中の虐殺と同様に訓練された狙撃手によるものである。
翌日、アメリカ政府と国連はまたしても虐殺の表現を避けムルシーの開放を呼びかけるにとどまった。しかし政権をムルシーに返せとは言わず新憲法の草案を作成し総選挙を行うよう提言している。これは先の大統領選挙の結果を否定する、つまりエジプトの民意を踏みにじる発言である。
民主主義と口うるさくまくし立てる国にとっての「民主」がどのようなものかは容易に理解できる。「民」の「主(あるじ)」が国をつくる主義である。
国の設計図が大国によって作られ、それに沿った国づくりが実は大国から強制されている。その間に選挙があろうと国民がどのような判断を下し誰を指導者に選ぼうと結果は変わらない。エジプト国民はムルシーとムスリム同胞団を選んだが用意されたクーデターにより一年で元の状態に戻されようとしている。多くの血が流れた後で新たな枠組みが大国によって押し付けられるであろう。30日にはEU外相が人権擁護の立場からエジプトを訪れ拘束中のムルシーと会談したが「ムルシーの健康状態は良好」という頓珍漢な発表をした。それに対し市民は「我々がこの広場に集まるのはムルシーの健康を願うがためではない、我々が選んだ政権を取り戻すためである」と怒りを顕にした。メディア対策のために時間を割いているだけのEUの姿勢などはもはや子供だましにもならない。先に擁護すべきは市民の権利と生命である。
欧米の誤算
砂漠の国の断食月に無抵抗で抗議集会を続ける市民は西欧を震撼させている。民衆が暑さと空腹に追い詰められ暴徒と化し、つかみかけた市民による政治を自らの手で壊すことを期待しわざわざこの時期に計画されたクーデターであった。しかしムスリム同胞団をはじめとする宗教指導者たちは悪魔の誘いに乗ってはならぬと市民に忍耐を呼びかけ、みな罵声にも銃声にもおののかずに祈り続けている。また同胞団傘下の急進派武装集団も歯噛みをしながら行動を自制している。欧米の筋書きはここで狂った。彼らの祈りの力、神という存在とのつながりの強さは数字にすることができないゆえに計算に入れられないのである。残虐な者たちは同時に臆病であり、臆病であるからこそ残虐になることを考えれば、震え上がった欧米の更なる蛮行が重く懸念される。
民主主義がひとつの政治形態として世界に定着して久しい。国民が施政者を選ぶことができ、選ばれたものは民意を担い国政に臨む。ならばその政治の根源は民意にある。ならば一番賢明でなければならないのは国民である。そうでなければ国政は口の巧い小利口者の手に落ち、その飼い主である大国に世界は握られる。一般の国民が政治を理解し、監視し、選んだ者に対し責任を負う能力をもたねばならない。そうでなければ「民」が「主」になることはありえない。民主主義と呼ばれるものが成功した国がどこにもないのはこの落とし穴のせいである。民主主義は楽ではない。
ムスリム同胞団は90年かけて民衆を教化してきた。隣人を騙さず、盗まず清貧に甘んじて生きること、エジプトのみならずシリアでもパレスチナでも虐殺と弾圧に遭いながらその意思を通してきた。彼らの標榜するのは民主主義ではないが少なくとも西欧の押し付けたこの世界基準に沿うために一応の努力はしてきたといえる。しかし欧米は彼らに非民主的という言葉を使い続ける。
たとえば某国の首都では最近の国政選挙で脱原発を掲げた某候補が国会議員に選出されたがその都市の某馬鹿知事と前馬鹿知事を選んだのも同じ選挙民である。これでは「選びっぱなし」である。
「彼」は立派な市民活動家であっても政治家としての経験はない。周りを見れば敵ばかりでムルシーと同じく裸で国政に臨むことになったが同胞団のような組織がついているわけでもない。議事堂ではひどい目に合わされかねない。彼を議員に選んだ市民は彼の議員としての立場に責任がある。もし彼が攻撃されることがあればその辱めは市民に向けられたという認識を持つことができなくてはならない。できるのか。
カイロの大虐殺から数日後、アメリカはやっとクーデタが起きたことを認めた。そうすればアメリカはエジプトに兵器の供給ができなくなる。イスラエルがまた騒ぎ出しそうだがまさにこの時期、パレスチナ和平交渉を三年ぶり再開すると発表した。ムスリム同胞団が窮地にありその下にあるハマスの発言力が低下した隙をすかさず狙ってのことである。あまりに姑息な手段だが世界はそれを「外交」と呼ぶ。PR -
「ネットゲリラ」から転載。主題記事へのコメントのほとんどが共産党応援(茶化し半分のものが大半だが)であるというのが面白い。2ちゃんねるはネット右翼の巣窟だとばかり思っていたが、案外そうでもないのか、それとも世の中が変わりつつあるのか。いずれにしても、今の日本共産党には世間の(一定の)支持という追い風が吹いているようだ。それは、逆に言えば、あまりに日本の政治状況がひどい、ということなのだが。
共産党はブラック企業撲滅でも頑張ってもらいたいが、その前に、選挙公約でもあったTPP阻止に邁進してもらいたい。ラチェット条項があろうが無かろうが、そんなのは国家が本気になればいつでも反古にできる、というのが私の考えだ。もともとラチェット条項自体が理不尽なものなのだから、踏み倒せばいい。
まずは、全国民的にTPP阻止の気運を盛り上げることが大事であり、その先導役を共産党が担うのがいいだろう。それが、企業の紐付きでない唯一の政党の存在意義である。
(以下引用)*赤字部分は引用者(徽宗)による強調。
ブラック企業 vs. レッド政党 ファイッ!
野次馬 (2013年8月 3日 02:06) | コメント(0)
役人も、ウチみたいにちゃんと法律守っているところには、重箱の隅突くような嫌がらせばかりして来るのに、ワタミみたいに法律守らない会社は放置です。なぜって、「どうせいくら言っても守らないから」。効果が出ないと自分の成績に関わるので、最初から法律守る気のない会社には手を出さない。それが役人の保身術というもんだ。かくて、世の中にはブラック企業が蔓延り、挙句に国会議員にまでなって、不逮捕特権まで手に入れるという、まぁ、素晴らしい世の中ですw
【朗報】 共産党がワタミに宣戦布告 「国会から抹殺する」
1 雪崩式ブレーンバスター(新疆ウイグル自治区) 2013/08/02(金) 15:06:08.80 ID:B6au8BNqP
共産党が宣戦布告「渡邉美樹を国会から抹殺」(1)ワタミ元社員が長時間労働を告発
- アサ芸プラス(2013年8月1日09時58分)
6月18日の参院厚生労働委員会。質問に立った共産党・田村智子参院議員(48)はこう斬り込んだ。
「長時間労働で若者を使い捨てるブラック企業が話題になっているだけに、その具体的な事例についても1点、指摘をしたいんです。
居酒屋チェーン『ワタミ』の創業者、渡邉美樹氏が自身の公式ホームページで『ワタミはブラック企業ではない』と述べています。
その中で『時間外労働は月平均45時間までと決め、昨年は月平均38.1時間だから問題ない』というふうに言ってるんですね。
でも大臣告示は平均45時間じゃないですよ。上限月45時間を超えちゃいけないといっているんです。
月38時間だったら、これ12倍すると年間456時間ですよ。大臣告示を100時間近く上回る。
これはですね、ホームページで大臣告示をゆがめて、長時間労働を開き直っている。
厚労省として指導が必要だと思いますけど、いかがでしょうか」
2 ジャンピングエルボーアタック(関東・甲信越) 2013/08/02(金) 15:08:53.94 ID:gWjNS3tY0
たしかに野党、共産党です!
3 ストマッククロー(大阪府). 2013/08/02(金) 15:09:32.03 ID:rY5qgd8Q0
トヨタとかがコンプライアンス順守してて突っ込みどころがなくなったら
B級飲食をターゲットにするとかなんのための共産かわからんね
もっと巨悪を相手にしろよ
18 TEKKAMAKI(内モンゴル自治区) 2013/08/02(金) 15:17:03.53 ID:C8YURUDSO
>>3
つっこみどころがない時点でもはや悪ではないんじゃねーの
4 ジャンピングカラテキック(京都府). 2013/08/02(金) 15:09:45.36 ID:hiTI9ZSz0
よしどんどんやれ
5 バーニングハンマー(愛知県) 2013/08/02(金) 15:10:15.47 ID:DnPX3Qe60
大変ですなぁ、ワタミさんも。
7 メンマ(千葉県). 2013/08/02(金) 15:11:03.43 ID:x61nUX670
これは元記事がアウト
抹殺言ってない
13 スパイダージャーマン(東京都) 2013/08/02(金) 15:13:38.44 ID:RdDEdZcV0
共産党は一定数議席があった方がいいね
14 タイガースープレックス(岩手県) 2013/08/02(金) 15:13:54.67 ID:heJcy/En0
これは共産党頑張れ
15 セントーン(愛知県) 2013/08/02(金) 15:15:43.45 ID:z6xXpHQn0
全力でいけ
17 キャプチュード(埼玉県). 2013/08/02(金) 15:16:13.31 ID:HnhIYQ+X0
これは応援せざるを得ない
19 キングコングラリアット(東京都) 2013/08/02(金) 15:17:05.68 ID:1yTYS45R0
ワタミブラック VS 狂産レッド
ファイッ!!
24 ジャンピングパワーボム(東海地方) 2013/08/02(金) 15:20:07.35 ID:OfVej8uDO
共△
25 バーニングハンマー(芋) 2013/08/02(金) 15:20:24.72 ID:dQpvQwSU0
共産としては看過できんわな
26 頭突き(大阪府). 2013/08/02(金) 15:20:27.55 ID:O3pqnCEY0
がんがんやって限定正社員とか潰してくれ。
これ以上日本をブラック化したらどえらいことになる。
27 ネックハンギングツリー(福井県). 2013/08/02(金) 15:20:58.47 ID:hBeeVNrG0
野党が楽に叩きやすいサウンドバッグぶら下げといてその裏で法案通す気かもな自民党
28 スパイダージャーマン(WiMAX) 2013/08/02(金) 15:21:44.29 ID:gUinEAD10
とりあえず外食、小売業の労働環境改善してくれよ
デフレの原因でもあるわ
29 バーニングハンマー(新疆ウイグル自治区) 2013/08/02(金) 15:22:43.27 ID:elWm4qC20
ブラック企業 vs. レッド政党
ファイッ!
74 バックドロップホールド(東日本) 2013/08/02(金) 22:40:39.52 ID:cyy6S9u/O
>>29
この夏、赤と黒のエクスタシー
33 魔神風車固め(静岡県). 2013/08/02(金) 15:25:07.01 ID:oMhHiFey0
共産党入れて良かった
36 トペ コンヒーロ(宮城県). 2013/08/02(金) 15:29:19.98 ID:NotQqkWE0
粛清だー!
37 雪崩式ブレーンバスター(dion軍) 2013/08/02(金) 15:29:59.30 ID:7eZc24Y1P
ほとんどの飲食やアパレルが
時間外労働?なにそれ美味しいの?
状態だから
みんな訴えちゃえば良いんじゃないかな
38 トペ スイシーダ(東京都) 2013/08/02(金) 15:33:17.34 ID:ZMK4rIls0
よし、ワタミに集中砲火だ!
39 ジャストフェイスロック(東京都) 2013/08/02(金) 15:33:25.25 ID:dM04gY1uP
この世から抹殺しろよ
バングラディッシュに学校たてれば許されるんだろ?知ってる
41 膝十字固め(神奈川県). 2013/08/02(金) 15:37:46.28 ID:0b+G4q3F0
100時間残業でも残業代出るならブラックじゃない
ブラックは100時間サービス残業
44 膝十字固め(庭) 2013/08/02(金) 15:43:37.28 ID:wO2s40x60
頼んだぞ
その為だけに入れたんだからな
45 ジャンピングエルボーアタック(関東・甲信越) 2013/08/02(金) 15:44:38.15 ID:idKoz/B30
ここで共産が動かなければ存在意義が無いわな
頑張れ共産党
46 リバースネックブリーカー(東日本) 2013/08/02(金) 15:44:55.23 ID:TdIKiy/w0
今国会が闘鶏場と化す
48 かかと落とし(東京都) 2013/08/02(金) 15:47:24.17 ID:dr5W3V0j0
ブラック企業反対ですう 時給1000円にさせますう
・・・みたいな神経にはならないでね
50 ジャンピングエルボーアタック(内モンゴル自治区) 2013/08/02(金) 15:55:51.64 ID:/4VOdAto0
ここまで純粋に、共産党が支持を集めるのは凄いなw
ワタミ筆頭に、ブラック企業がどれだけ日本の癌で、広範に嫌われているかが分かるな
52 エメラルドフロウジョン(ベトナム). 2013/08/02(金) 16:04:29.91 ID:t/Pveekv0!
暴力革命リアルブラックが似非ブラックをヤル気
54 メンマ(埼玉県) 2013/08/02(金) 16:11:12.31 ID:qOcIu71D0
民主党みたいに一度共産党にやらせてみようぜ!
57 雪崩式ブレーンバスター(チベット自治区). 2013/08/02(金) 16:34:30.46 ID:N6t3x1C8P
よっしゃ
ここで存在意義みせつけろ
58 フロントネックロック(福岡県). 2013/08/02(金) 16:59:47.93 ID:AQLYwVmg0
自民の弱点だからな
世論の反発も大きいから共産支持伸ばすにはお手軽
60 ミッドナイトエクスプレス(catv?). 2013/08/02(金) 17:25:59.31 ID:x9IQF+9c0
共産党に入れて正解やった
63 ジャーマンスープレックス(家). 2013/08/02(金) 20:04:31.29 ID:1Z+3swoL0
ブラック待遇奴隷自慢OKで、自民に投票したやつだけに、奴隷労働法を適用してくれよ。
自分から奴隷になりたがってるんだから、こんなありがたい話はないし、これこそフェアだろ?
64 クロイツラス(和歌山県) 2013/08/02(金) 20:34:09.40 ID:aEKbqClf0
ブラックな社長ならワタミ叩きから学ぶことは
マスコミには露出するなって事だけだよなw
65 ときめきメモリアル(チベット自治区) 2013/08/02(金) 20:43:38.79 ID:+/gOE17K0
いいね、社民党も頑張って自分の居場所作れよw
70 ウエスタンラリアット(関東・東海) 2013/08/02(金) 21:55:45.93 ID:UPlc/OmHO
安倍信者・ネトウヨ・チョン・ワタミ信者(洗脳)vs日本国民(ニートは例外)
71 頭突き(茸) 2013/08/02(金) 22:20:58.45 ID:Wzz5umRM0
渡辺美樹議員
「(TPP が進んでいく)僕はどうしたら農業が勝てるかわかっている」
農業の改革にも意欲的らしいね、、
全国ワタミ化、始まる。
72 ニーリフト(滋賀県). 2013/08/02(金) 22:27:57.21 ID:5t0zmmO/0
残業として認めてる=残業代を払ってる、のが38時間なんじゃないのか?
手ぬるいぞ、共産党。
73 ショルダーアームブリーカー(関東・甲信越) 2013/08/02(金) 22:32:39.65 ID:i+u5SqRWO
ワタミは都知事選では民主から出馬したのに何で参院選では自民なんだよ? -
「2ちゃんねるDAYS PLUS」から転載。
案の定、橋下が「お仲間」の麻生擁護に乗り出したようだ。例によって、得意の「論点ずらし」論法である。まあ、この手の詭弁の分析は私より頭のいい人が上手にやってくれるだろうから、とりあえず橋下と麻生は同じ穴の狢であることが明確になっただけで良しとしよう。つまり、「経団連御用達政治家」である。さらに経団連の背後にはジャパンハンドラーズとユダ金がいるわけだ。そういう連中がよってたかって日本を破壊し、日本の資産を私物化し、あるいは売り払い、日本国民を奴隷化しようとしているのだが、日本人の中でそういう認識のある人間の割合はどれくらいなのか、こころもとない。
一応、念のために橋下がどのように「論点ずらし」をしているか書いておく。
麻生発言をもう一度引用しよう。(朝日新聞デジタルから)
麻生氏は29日、東京都内でのシンポジウムで「ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていた。誰も気づかないで変わった。あの手口に学んだらどうかね」などと語った。
つまり、「我々も国民に知られないようにこっそり憲法を変えればいいではないか」と言ったのである。この発言自体が、民主主義を根底から否定するものであることは自明だろう。この発言によって麻生は国会議員たる資格を失ったと言えるのである。ここが最大のポイントだ。
ナチス云々は、彼がナチスに親近感を持っており、ナチスの悪辣な政権奪取の手法を肯定的に捉えている、というだけの話であり、ユダヤ人からは嫌悪感を持たれるだろうし、そういう発言をしたこと自体、国際感覚の無さ、政治家としての脇の甘さを示してはいるが、べつに日本人がそれだけで彼を指弾する必要も無いことだ。私自身、「ヒトラーに学べ」という趣旨の雑文を何度か書いている。悪党であり、性格異常者であることは別として、ヒトラーがある種の政治的天才であることは疑いようは無いだろう。
しかしながら、麻生発言が「ナチスドイツを正当化した発言ではない」ことで、麻生発言が許容されるかのような橋下発言はそれこそ論点ずらしであり、問題は「国民に知られないように憲法を変えよう」という、発言の中心部分にこそあるのである。ナチス云々は、例示が不適切であっただけだ。実際、海外からの批判はその例示の部分への本能的反発であり、麻生発言の文脈を捉えていないと言える。橋下流に言えば、「国語力不足」だろう。
だが、麻生発言は明らかにナチスの行為を肯定したものでもある。ナチスに学べ、という発言がナチスの行為の肯定でなくて何だろうか。
「ナチスの行為は肯定するが、ナチス自体の肯定(正当化)ではない」というのは、かなり苦しい論理だろう。世界におけるナチス批判とは、結局、ナチスのやった行為への批判なのだから。
あるいは、麻生副大臣が「俺はナチスのやった全行為を肯定したわけではない」と反論するにせよ、彼が肯定した部分だけで彼が民主主義的手続きを根本から否定したことになる、というのは最初に書いた通りだ。
つまり、麻生擁護は不可能な話であり、麻生擁護発言は詭弁に終始するしかない。三流弁護士上がりの橋下にはお似合いの行為である。
(以下引用)
【政治】麻生氏発言に橋下氏「ナチスドイツを正当化した発言では決してない。国語力があれば、すぐ分かる」
日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)は1日午前、麻生太郎副総理兼財務相が憲法改正に絡み
ドイツのナチス政権の手法を肯定するかのような発言をしたことに関し、「かなり行き過ぎた、ちょっと度の
きついブラックジョークというところもあるのではないか」と語った。市役所内で記者団の質問に答えた。
橋下氏は「憲法改正論議を心してやらなければいけないというのが(発言の)趣旨だったのではないか」と指摘。
その上で「(前後の文脈から)ナチスドイツを正当化した発言では決してない。国語力があれば、すぐ分かる」と述べた。
麻生氏発言「行き過ぎた冗談」=橋下氏
時事通信 8月1日(木)12時14分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130801-00000047-jij-pol
(補足)
「ゲンダイネット」では麻生発言は下記のようになっており、かなりニュアンスが違う。と言うより、発言の前半「国民に知られないように憲法を変えよう」と、発言の後半、「国民が納得する形で憲法を変えよう」はまったくの論理矛盾である。それだけでも麻生という男は政治家にしておくべき人間ではない。麻生ではなく阿呆である。もちろん、「国民を騙すことで国民を納得させればいいではないか」という政治的曲芸を念頭に置いての発言なのかもしれないが、(笑)いずれにしても日本国民にとって有害な政治家ナンバーワンは、安倍よりも麻生かもしれない。
(以下引用)
「ナチスの手法に学べ」――。麻生副総理の発言が波紋を広げている。29日、都内の講演会で憲法改正について語り、「ワイマール憲法もいつの間にかナチス憲法に変わっていた。あの手口を学んだらどうか。(国民が)騒がないで、納得して変わっている。喧騒の中で決めないで欲しい」と言った。
(追記2)井口博士のブログにもっと詳しい引用があったので、そちらも転載しておく。井口博士は「あの手口学んだらどうかね」を「あの手口に学んだらどうかね」と「に」を入れたら意味が変わる、つまり朝日新聞の(麻生発言再掲載の際に「に」を入れることによる)捏造だ、と言っているが、それは強弁だろう。この場合は「あの手口に学んだらどうかね」としようが、「あの手口を学んだらどうかね」としようが、ナチスの手口を学ぶ、つまりナチスと同じ、悪どい方法で憲法を変えようという意味はまったく変わらない。それはナチスの手法の肯定であり、民主主義の否定である。井口博士も、無理やり自民党(国民奴隷化推進政党)を応援するという愚行はそろそろやめたらどうだろうか。井口博士は反日的行為に敏感だが、自民党を応援することでご自分がそれに協力しているわけであり、それに使う時間は大事な自分の人生の時間の無駄遣いではないか。
(以下引用)
麻生副総理の憲法改正めぐる発言の詳細(朝日新聞記事)
昔は静かに行っておられました。各総理も行っておられた。いつから騒ぎにした。マスコミですよ。いつのときからか、騒ぎになった。騒がれたら、中国も騒がざるをえない。韓国も騒ぎますよ。だから、静かにやろうやと。憲法は、ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていたんですよ。だれも気づかないで変わった。あの手口学んだらどうかね。
わーわー騒がないで。本当に、みんないい憲法と、みんな納得して、あの憲法変わっているからね。ぜひ、そういった意味で、僕は民主主義を否定するつもりはまったくありませんが、しかし、私どもは重ねて言いますが、喧噪(けんそう)のなかで決めてほしくない。
(追記3)「ナチスの手口に学ぶ」とはどういうことか、「櫻井ジャーナル」が簡潔に説明しているので、しつこいがこれも補足的に引用しておく。
(以下引用)
麻生副総裁はナチスの手口を学んで改憲するべきだと語ったようだが、そのためには「国会議事堂放火」のような出来事を演出する必要があり、それを実行すればテロリスト
カテゴリ:カテゴリ未分類「憲法はある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていたんですよ。誰も気づかないで変わった。あの手口に学んだらどうかね。」と麻生太郎自民党副総裁兼財務相が語ったという。語った場所は櫻井よしこが理事長を務める「国家基本問題研究所」だそうだ。
どのような思想の持ち主であろうと、政治家なり経営者なり、世界を相手に仕事をしている、またはしようとしている人なら口にしない内容である。こんなことを口にすれば、敵に攻撃材料を与えるだけだからだ。
ナチは1932年7月に第1党となり、翌年1月にアドルフ・ヒトラーが首相になる。そして2月に国会議事堂が放火されるのだが、これを口実にしてコミュニストを非合法化、6月には社会民主党も解散させられた。国会議事堂はナチが放火した可能性が高く、これを麻生副総裁はまねるというなら、彼はテロリストだ。
この時代を表現したマルティン・ニーメラーの有名な詩がある。ニーメラーの詩にはいくつものバージョンがあるのだが、ここでは1976年版を引用する。
************
ナチがコミュニストに向かったとき、私は沈黙したままだった
私はコミュニストではなかったから
彼らが社会民主主義者を収監したとき、私は沈黙したままだった
私は社会民主主義者ではなかったから
彼らが労働組合員に向かったとき、私は声を上げなかった
私は労働組合員ではなかったから
彼らがユダヤ人に向かったとき、私は沈黙したままだった
私はユダヤ人でなかったから
彼らが私に向かってきたとき、声をあげる人は残されていなかった
************
このほか、ナチは心身障害者も厳しく弾圧している。
ナチの台頭を資金面から支えていたのはドイツやアメリカの巨大資本だったことも、今では明らかになっている。アメリカからドイツへ資金を流すパイプを管理していたひとりが銀行家のジョージ・ハーバート・ウォーカー。その義理の息子がプレスコット・ブッシュであり、その息子がジョージ・H・W・ブッシュ、その息子がジョージ・W・ブッシュだ。
イギリス国王エドワード8世(後のウィンザー公爵)がナチのシンパだったことも有名な話。エドワード8世が結婚したアメリカ人女性、ウォリス・シンプソンは、ヨアヒム・フォン・リッペントロップ駐英ドイツ大使(後の外相)の愛人だったことも広く知られている。
麻生副総裁は意識していなかったのかもしれないが、アメリカの一部支配層は2001年9月11日の出来事を利用して憲法を機能停止させた。少なくとも結果として、クーデターを成功させたわけだ。ナチを持ち出すなら、ジョージ・W・ブッシュを持ち出すべきだったかもしれない。もっとも、これも公の場で口にしてはまずいが。 -
いやはや、面白いことになってきた。安倍(経団連御用達)政権は思いがけないところから倒れる可能性も出てきた。安倍と麻生は御神酒どっくりだから、普通の閣僚のようにトカゲの尻尾切りでお茶を濁すことはしないだろう。かと言って、日本のマスコミとは違い、ユダヤ人人権団体の影響力は世界的な力があるから、それを無視すれば、政権全体の崩壊にもつながる可能性がある。
私はユダヤ人人権団体(サイモン・ヴィーゼンタール・センター)の活動が、ユダ金の悪行を保護する役目もしている、と批判してきたが、この件に関しては大いにエールを送りたい。それが「日本国民の敵」安倍政権打倒の力になるからである。
安倍(経団連御用達)政権の背後にはユダ金がいるはずだが、ユダヤ人人権団体が安倍政権を批判するとなると、そのユダ金はどうしていいか困るだろう。実に面白い事態になったものである。麻生副総理、よくぞ大失言をしてくれた!
日本の「真の野党」社民党と共産党が、さっそくこの麻生問題で攻撃の手を上げたのも大いに評価できる。で、維新の会やみんなの党が、この問題に直面して、自分たちが裏与党であることをどう誤魔化すか、その手口も見物である。(笑)
(引用1)
ナチスの憲法改正「手口学んだら」 麻生副総理が発言
朝日新聞デジタル 8月1日(木)1時17分配信
麻生太郎副総理が憲法改正をめぐり、ナチス政権を引き合いに「手口に学んだらどうか」などと発言したことに対し、米国の代表的なユダヤ人人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」(本部・ロサンゼルス)は30日、批判声明を発表し、「真意を明確に説明せよ」と求めた。
■ユダヤ人団体が説明要求
麻生氏は29日、東京都内でのシンポジウムで「ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていた。誰も気づかないで変わった。あの手口に学んだらどうかね」などと語った。
シンポジウムはジャーナリストの桜井よしこ氏が理事長を務める「国家基本問題研究所」が都内のホテルで開いた。桜井氏が司会をし、麻生氏のほか西村真悟衆院議員(無所属)や笠浩史衆院議員(民主)らがパネリストを務めた。
発言に対し、同センターは声明で「どんな手口をナチスから学ぶ価値があるのか。ナチス・ドイツの台頭が世界を第2次世界大戦の恐怖に陥れたことを麻生氏は忘れたのか」とした。
同センターはロサンゼルスでホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を展示する博物館を運営。反ユダヤ活動の監視も手がけ、1995年には「ホロコーストは作り話だった」とする記事を掲載した文芸春秋発行の月刊誌「マルコポーロ」に抗議。同誌は廃刊、当時の社長が辞任した。
一方、韓国外交省の趙泰永・報道官は30日の会見で「こうした発言が、過去に日本の帝国主義による侵略の被害に遭った周辺国の国民にどう映るかは明白だ。多くの人を傷つけるのは明らかだ」と批判。中国外務省の洪磊・副報道局長も31日、「日本の進む方向にアジア諸国と国際社会の警戒を呼び起こさないわけにはいかない」との談話を出した。
また、ドイツの週刊紙ツァイト(電子版)は31日、「日本の財務相がナチスの改革を手本に」という見出しで発言を伝えた。同センターなどの反応を伝え、「ナチスの時代を肯定する発言で国際的な怒りを買った」とした。
朝日新聞社
(引用2)*多分、これも「朝日新聞」デジタルから。
麻生副総理発言、野党が批判 「発言撤回と辞職求める」
社民党の又市征治幹事長は31日、麻生太郎副総理がナチス政権の手法を引き合いにした発言について「断固糾弾し、発言の撤回と閣僚及び議員辞職を求める。麻生氏の歴史的な事実に対する認識不足は疑うべくもない。ナチス賛美は欧州連合(EU)諸国などで『犯罪』であるという事実にも留意すべきだ」とする談話を発表した。
ナチスの憲法改正「手口学んだら」麻生副総理の発言要旨麻生副総理の発言の詳細
共産党の志位和夫委員長もツイッターで「(ドイツの)国会放火事件をでっち上げ、『全権委任法』を成立させ、憲法を機能停止させた(ナチスの)手口に学べというのか」と批判した。 -
「ひろゆき」が麻生副総理発言を批判、というので「へえ、あの2ちゃんねるのひろゆきがねえ」と思って読んでいたら、別の「ひろゆき」だった。どちらも「西」の付く姓(西村ひろゆきと小西ひろゆき)なので、なおさら紛らわしい。小西ひろゆきは「落ち武者集団」民主党の議員のようだ。だが、所属はどうあれ、言っていることは重要だ。ここは全野党が(偽野党は別として)結束して麻生副総理を辞任に追い込むべきだろう。それによって、(あるいは与党閣僚を個々に潰していくことによって)水道民営化や消費税増税を少しでも遅らせていけば、案外と日本の閉塞状況に活路が開けてくるかもしれない。
さあ、共産党の出番ですよ。こういうのは共産党の得意なバトルフィールドだろう。(笑)
(以下「晴耕雨読」から引用)*長たらしい文章なので、前半だけでも十分だが、一応資料として全文を転載。2013/7/31
「「麻生副総理兼財務大臣の憲法改正に関する暴言について」:小西ひろゆき氏」 憲法・軍備・安全保障https://twitter.com/konishihiroyuki
麻生大臣が「ワイマール憲法もいつの間にかナチス憲法に変わっていた。あの手口を学んだらどうか」と発言。
ナチス台頭は憲法上の「大統領緊急権」という抜け穴の悪用によるもの。
歴史を何も知らないだけでなく、自民党草案「緊急事態条項」がこれよりも恐ろしい内容であることも知らないの究極の妄言。
ナチス・ヒトラーがワイマール憲法上の大統領緊急権を悪用し権力を掌握し、さらに、「授権法(国民及び国家の困難を克服するための法律)」によりW憲法を完全に葬り去った歴史の前後で行った人類史上最大規模の人権侵害等を考えると麻生財務大臣の発言は欧米のまともな民主国家では即解任を免れない。
自民党草案98条「緊急事態条項」はワイマール憲法を完全に葬り去った「授権法(国民及び国家の困難を克服するための法律)」と同等の濫用効力も備えた、ナチスの手口を全て解き放つものです。
麻生大臣発言「ワイマール憲法もいつの間にかナチス憲法に変わっていた。あの手口を学んだらどうか。(国民が)騒がないで、納得して変わっている。喧騒の中で決めないでほしい。」 ⇒W憲法崩壊の過程で進行したユダヤ人迫害等の歴史を何も理解していない。
即刻解任する必要。
国際問題にもなる。
今回の麻生大臣発言はリベラルや保守、護憲や改憲といった政治的立ち位置以前の政治家としての歴史認識と憲法見識に関する資質の問題。
ナチスによるユダヤ人迫害の歴史を正当に評価するものとして国際社会では到底受け入れられないもの。
自民党草案「緊急事態条項」はナチス授権法並の濫用効力がある。
> こいつ、批判のための批判にしか頭回んないのか? 民主党・小西ひろゆき(クイズ小西)がバカな件 http://t.co/7aJPqz52hu
> 民主党の小西洋之(@konishihiroyuki)は自分で頭がいいって思っている愚か者。日本の国益のためとよりも、自分の政治的力のために頑張ってるバカですね。
私は、麻生大臣の暴言を弾劾している暇などないのですが、国民の皆さんのためにやむを得ずやっています。
アメリカ在住経験がおありのようですが、米国なら即刻解任です(違うならご説明下さい)。
底が抜け発言。
日本社会の見識が問われています。
> 国会でクイズやるようなバカは落選するといいですよ。私も貴方みたいなバカに構っている暇はないのですが、国民の皆様の為にやむなくやっています。
お読み頂ければ幸いです。
「麻生副総理兼財務大臣の憲法改正に関する暴言について」とブログにご説明を掲載しました。http://t.co/5xRYfCoNcG
麻生発言は「歴史認識」と「憲法見識」に著しく欠け、本来ならば即刻解任すべきものと考えます
> へえー。返信くれるなんて意外だなあ。ちょっとだけ見直しましたよ。でも貴方の所属する民主党の岡田克也さんは言いました。失言しても許す寛容さが野党には必要なんですよ。でも小西さん、貴方は今まで通りどんどんどうぞ。ちなみに麻生さんのは失言ではないと思う
麻生発言が失言でないのかについては他の皆さんの議論も参考にしてみましょう。
私も学ぶつもりです。
ただ、大切なことは民主主義国家で許される発言とそうでないものがあり、このけじめを持たない社会はかつてのような過ちを容易に犯してしまうことになると考えます。
「麻生副総理兼財務大臣の憲法改正に関する暴言について」の説明文です。http://t.co/5xRYfCoNcG
麻生発言は、「歴史認識」と「憲法見識」に著しく欠けるもので即刻解任する必要がある。
こういう問題を放置すると正にナチスや戦前の我が国の過ちを犯すことになります。
------------------------------
http://t.co/5xRYfCoNcG
麻生副総理兼財務大臣の憲法改正に関する暴言について
2013/7/30(火) 午後 10:19
報道によれば、麻生副総理兼財務大臣が講演の場で、憲法改正について、以下のような発言を行ったとされています。
ナチスの手口学んだら…憲法改正で麻生氏講演
麻生副総理は29日、都内で開かれた講演会で憲法改正について、「狂騒、狂乱の中で決めてほしくない。落ち着いた世論の上に成し遂げるべきものだ」と述べた。
その上で、ドイツでかつて、最も民主的と言われたワイマール憲法下でヒトラー政権が誕生したことを挙げ、「ワイマール憲法もいつの間にかナチス憲法に変わっていた。あの手口を学んだらどうか。(国民が)騒がないで、納得して変わっている。喧騒の中で決めないでほしい」と語った。
(2013年7月30日07時32分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130730-OYT1T00050.htm?from=main2
この発言は、以下のように、政治家として「ナチスによるユダヤ人迫害等の歴史を正当評価する歴史認識なき暴言」かつ「立憲主義に関する見識なき暴言」であり、麻生副総理兼財務大臣は即刻解任されるべき又は自ら辞任すべきものと考えます。
また、この問題は、ナチスドイツによるワイマール憲法の破壊は同憲法48条の「大統領緊急権」の濫用とその後の「授権法」等によるものであり、それらと同等の濫用効力を有する自民党憲法草案98条以下の「緊急事態条項」の危険性とも合わせて追求すべき問題であると考えます。
【説明】
(1) まず、「ワイマール憲法は、いつの間にかナチス憲法に変わっていった」のではなく、ヒトラー内閣の誕生後の1933年2月28に実行されたワイマール憲法48条の「大統領緊急権」の濫用によって、人身の自由、言論報道の自由、集会結社の自由など当時世界で最も民主的であったワイマール憲法の基本的人権条項が停止されてしまったことが契機となります。
(2) そして、続く1933年3月24日に、「ヒトラー政府に対し国会に代わり立法権を与え、かつ、その立法はワイマール憲法に矛盾してもよい」とする通称『授権法(正式名称「民族および国家の危急を除去するための法律」』が制定され、これにより、ワイマール憲法は実質的に破壊されることになり、その後、ナチスドイツは同年4月のユダヤ人公務員を全員休職処分にする「職業官吏制度再建法」を皮切りとしてユダヤ人迫害等を可能とする数々の法制度を制定し、人類史上例のない虐殺等の人権蹂躙を犯して行きました。
(3) そして、これらに至るユダヤ人迫害等の方針は1920年のナチス綱領で宣明されたものであり、またこの間の人権弾圧は、ナチスのドイツ国民に対する巧妙かつ強圧的な宣伝工作のもと、ユダヤ人以外の共産主義者などに対しても行われ(上記の「大統領緊急権」は共産主義者弾圧を大義名分としたもの)、こうした憲法破壊の経緯は、到底、「(国民が)騒がないで、納得して変わっている」などとは言えないものであると考えます。
(4) 以上から、麻生副総理兼財務大臣の発言は、①ワイマール憲法がナチスドイツのもとで破壊された歴史について何も理解せず(なお、麻生発言にある「ナチス憲法」というものは法的には存在しません)、②何より、そのもとで、如何に恐ろしいユダヤ人等に対する人権蹂躙が繰り広げられたかを何も踏まえない発言をしていることになります。
(5) これは、日本国憲法に国際協調主義を掲げる日本社会はもとより、国際社会において到底受け入れられない暴言であり、安倍総理は麻生副総理兼財務大臣を即刻解任すべき(もしくは、直ちに自ら辞任すべき)であると考えます。
また、麻生副総理兼財務大臣はアベノミクスを国際会議等で各国首脳に説明する担当大臣でもあり、国民経済を高度の危険に晒すアベノミクスというリスク政策の最大限の(せめてもの)安全保障という観点からも即刻解任されるべきであると考えます。
※以上に関する参考文献(「ドイツ憲法集」抜粋)はこちらから
■自民党憲法草案の「緊急事態条項」(98条、99条)がワイマール憲法を破壊した「大統領緊急権」及び「授権法」を共に包含する強力な濫用効力を持つことについて
○ 自民党憲法草案98条、99条に規定されている「緊急事態条項」は、①内閣総理大臣の非常事態宣言によって国会の立法権を停止し(98条)、②それに代わって内閣が「法律と同一の効力を有する政令」を制定し(99条1項)、それによって国民の自由や権利を強度に制限することを可能とするものです。
https://www.jimin.jp/activity/colum/116667.html
○ ところが、草案98条等においては、この「法律と同一の効力を有する政令」が規定し得る事項については何の制限もなく(要するに文言上はあらゆる人権弾圧法令が制定できる)、また、この「法律と同一の効力を有する政令」は第98条及び99条に「法律の定めるところにより」とある「法律」についても「政令」で改正することにより国会の立法権そのものを葬り去ることも可能となっています。
○ 以上より、自民党憲法草案の「緊急事態条項」はナチスが濫用した「大統領緊急権」やその下で制定した「授権法(民族および国家の危急を除去するための法律)」と同じ効力を有するものと憲法的に解釈できることになります。
○ なお、基本的人権の包括規定である憲法13条において国民の自由や権利たる「幸福追求権」よりも「公益及び公の秩序」が優先するとする自民党草案においては、98条及び99条の文言解釈のみならず草案全体を通じた憲法解釈上もあらゆる人権弾圧法令を止めるすべが全くないことになります。(13条などを破壊している以上、99条3項の基本的人権の尊重規定は無意味な条文です)
※ご参考 http://konishi-hiroyuki.jp/kenpou/
○ 従って、麻生副大臣兼財務大臣の発言は、「ナチスドイツがワイマール憲法を改正(注:法的には「破壊」)したやり方に学んで日本国憲法を改正すべき」と言いつつ、その改正案として「ナチスドイツがワイマール憲法を破壊していった仕組みをフルパッケージで提供する自民党草案を主張している」という意味においても、日本国憲法の立憲主義を守るために決して看過してはならない暴言であると考えます。
(ご参考)
・ いわゆる「国家緊急権」についてはフランスやドイツのものが有名ですが、ドイツのものは正にナチスドイツ時代の反省を踏まえ、国会の監督下の緊急権となっています。そして、大統領制の下での政府に強大な緊急権を付与しているフランス憲法のものよりも、自民党草案の「緊急事態条項」は上述以外に「緊急事態の宣言の要件に限界がないこと」等々の点でも非常に恐ろしい(=濫用の危険が大きい)ものです。
・ 大規模な自然災害や外敵からの武力攻撃に際して、国民の生命・財産等を守るために「立法権を停止して、内閣総理大臣に立法権を白紙委任する」とする「国家緊急権」を憲法上解禁するべきでないかについては、私は、「以下の理由」から不要であるという考えです。
①政策的に意義を認め難い
(a.現行憲法下の緊急権法制である災害対策基本法(東日本大震災を踏まえ拡充済み)や国民保護法等による対応があり、その「想定外」への備えとしては定足数等を絞るなどした緊急事態特別委員会を国会に常設するなど国会と内閣の連携確保の措置で足りる、b.そもそも「想定外」対処には「内容の詰まっていない中央権限を定めて満足する」のではなく各被災想定地域での関係者の具体的な協力連携体制構築等をひたすら積み重ねていくことが本質である等)
②「国家緊急権」は「内閣総理大臣の白紙委任」でなければ憲法上設ける意味がない。とすると、ナチスドイツのみならず大日本帝国憲法下における「治安維持法の拡充改正」等の「緊急勅令」の濫用などの国家権力の暴走の危険がどのようにしても否定できない。
・ これらについては、別の機会にご説明しますが、以下の国会議事録をご参考としてご紹介いたします。
平成24年5月16日第180回国会参議院憲法審査会
(『東日本大震災と憲法』のうち大震災と国家緊急権について)
高見勝利参考人(上智大学法科大学院教授)意見
http://kokkai.ndl.go.jp/cgi-bin/KENSAKU/swk_dispdoc.cgi?SESSION=28370&SAVED_RID=1&PAGE=0&POS=0&TOTAL=0&SRV_ID=9&DOC_ID=10970&DPAGE=1&DTOTAL=1&DPOS=1&SORT_DIR=1&SORT_TYPE=0&MODE=1&DMY=28942 -
「陽光堂主人の読書日記」から転載。
日本人は自分が労働者のくせに労働運動や労働組合を嫌う人間が多く、そのために労働運動も労働組合も衰退してきたのだが、その結果が今の骨抜き労働三法であり、格差社会であることは言うまでもない。今でも、労働運動はアカのやるもの、という発言をする親爺は多いだろう。そして、その自分の給与はどんどん減らされ、解雇され、となるわけだ。
毎度言うが、こうした状況は一朝一夕にできたものではない。「霜を踏みて堅氷至る」であり、「彼ら」は注意深く、長年に渡って日本のこういう精神風土を作ってきたのである。
(以下引用)
「国家戦略特区」で解雇自由化が始まる
安倍は先月、アベノミクスを支える成長戦略第3弾を発表しました。頓珍漢な発言で失笑された「GNI150万円増」構想や、楽天を利するだけの医薬品のネット解禁が話題となりましたが、その影に隠れる形で「国家戦略特区」なる仕掛けが施されました。
この「国家戦略特区」構想は中々容易ならぬもので、主謀者の竹中平蔵自らその重要性を強調しています。9日付の「マイナビニュース」によるインタビューの中で、竹中は次のように答えています。(http://news.mynavi.jp/articles/2013/07/09/takenaka/index.html)
"アベノミクス"の仕掛人、竹中平蔵氏に聞いた!「日本経済、どうなりますか?」
…(前略)…
――アベノミクスの「第三の矢」は、構造改革で産業を強くする「成長戦略」です。6月14日、産業競争力会議がそのための政策「日本再興戦略」をまとめました。内容に何点をつけますか?
民間議員として参加している楽天社長の三木谷浩史さんは、日経新聞のインタビュー(6月12日付)で「75点」と答えました。その後の産業競争力会議で、副本部長を務める甘利 明内閣府特命担当大臣(経済財政政策)が「75点という評価の三木谷さん、ご意見をどうぞ」と言ったりして、みんなが笑いました。でも、私は三木谷さんの点数はいい線をいっていると思いますよ。
これから日本経済を成長させるには、日本の景色が変わるような大玉の改革が必要です。例えば、法人税の減税、農業への株式会社の参入、保険診療と保険外診療の併用を認める「混合診療」の解禁などです。しかし、今回のプランにはそれらは入っていません。だから、100点からはほど遠い。ただし、これらの政策は10年以上も議論が続いているんです。それをたった5カ月で実現するのは無理ですよ。
これまでの政権の成長戦略に点数をつけるとすれば、せいぜい40点くらいでしょう。今回の75点というのは、それよりはずいぶん評価ができるという意味です。何が評価できるのか。それは、長年規制が解決しない"岩盤規制"を突き崩す装置が入ったことです。
その装置とは、国主導で規制改革や税制優遇措置を導入する「国家戦略特区」の創設です。これをうまく使えば、"岩盤規制"が突き崩せます。私はこのプランを担当していたので、ここは大いに強調したい。もうすでにワーキング・グループを作り、活発な議論を重ねています。
実際、この数週間のワーキング・グループの動きで、"岩盤規制"が一つ崩れたんですよ。公立の学校を民間が運営できるように開放する「公設民営」です。ワーキンググループが関係省庁の担当者を呼んで、議論をぶつけ、大阪府と大阪市で認められることになりました。
私は会議でこう申し上げました。「"岩盤規制"はせいぜい10だ。総理といえども360度を敵にまわすわけにはいかない。毎年二つか三つ、目標を決めて突き崩していけば、3~5年で達成できる」と。その決意と能力があるかどうかが、安倍政権の腕の見せ所です。
…(後略)… (下線は引用者による。以下同じ)
竹中らは、「日本の景色」を変えようとしているわけです。その一環として、農業への株式会社参入、混合診療の解禁を狙っています。これらは今後、実現することでしょう。
そして目下重要なのが、「国家戦略特区」の創設で、「岩盤規制」の突破口として導入されたことが判ります。大阪では、学校の民営化が進められることになりました。
日本維新の会の橋下共同代表は、こうした改革を進めるために代表を辞めるつもりでしたが、石原慎太郎らに説得されて留任することになりました。それでも大阪の「改悪」は推進されるでしょうが…。
三大都市圏を中心とする「国家戦略特区」の当面の目玉は、解雇を自由化することです。これは大企業の要望に沿ったもので、日本が韓国化することを意味します。
「しんぶん赤旗」は、27日付で次のように報じています。(http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-07-27/2013072702_02_1.html)
「解雇金銭解決」特区導入も 産業競争力会議WGが方針
財界人らでつくる政府の産業競争力会議の国家戦略特区ワーキンググループ(WG)が検討している「国家戦略特区」の新たな検討課題として、カネを払えば不当解雇でも合法化される「解雇の金銭解決」など労働法制の規制緩和を盛り込むことが26日、明らかとなりました。
「国家戦略特区」は地域限定で規制緩和や税制優遇など大企業に対する支援を行うもの。「解雇の金銭解決」は政府の規制改革会議が検討していましたが、労働者の批判が強く、6月の答申では見送られたばかり。WGは、7月に行った財界人らの意見聴取を口実に、特区での導入について再検討することにしました。8月末をめどにまとめる予定。今秋から政府の審議会で議論が始まる雇用の規制緩和に向けた突破口にするねらいです。
特区による規制緩和については、第一弾としてマンションの容積率緩和などを行うための関連法案を臨時国会に提出。第二弾として雇用の規制緩和などを盛り込み、来年の通常国会に関連法案の提出をねらう考えです。
雇用の規制緩和をめぐっては、安倍内閣が大企業支援の「成長戦略」として、解雇自由の「限定正社員」、残業代ゼロの「裁量労働の拡大」、非正規雇用増大の「派遣労働の拡大」などがねらわれています。
現行法では、労働者を守るために解雇制限の規定が設けられていますが、特区ではこれを取っ払ってしまおうというのです。これが実現すれば、「追い出し部屋」を設けたり、無理に配置転換する必要もなくなります。何がしかのお金を払えば、直ぐにお払い箱にすることができます。
新自由主義の下では、人件費を圧縮しなければ勝ち残って行けません。世界中で最低賃金を争っている状況なので、賃金水準の高い日本のサラリーマンの手取りは減る一方です。
国民が新自由主義を心棒しているのなら致し方ありませんが、そんな人はごく一部しかいないはずです。新自由主義を採らない選択肢も有り得るはずですが、政府や御用学者はその可能性を示唆することすらしません。
彼らは多国籍企業の代理人に過ぎませんから、国民の利益など端から考えていないのです。皆この点に早く気付くべきです。今憧れの的の正社員も、いずれ限定正社員か非正規に転落し、解雇自由化の恐怖に晒されることになります。
許し難いのは、大多数の国民が生活苦に追いやられる羽目に陥るのに、アベノミクスによって豊かになると幻想を振り撒いていることです。金をジャブジャブにしたり、消費増税を謀ったりして国民からの収奪は激しくなる一方ですが、何を考えているのか、人々は無関心を装っています。きっと恐ろしくてまともに向き合えないのでしょう。
それでも、いずれ過酷な現実に直面することになります。今の流れは止められませんから、対応力のある人は早目に対処すべきです。
規制緩和は三大都市圏から始まりますが、これは「日本の景色」が既に破壊されていてやり易いからです。対象地域はいずれ全国に広がりますから、田舎に引っ込んでも餌食にされるのは時間の問題です。
国外脱出もまじめに考えた方がよいかも知れません。それには資力と強靭な精神力を必要としますから、万民向きではありませんが…。 -
アベクロノミクスの先行きを、「ギャラリー酔いどれ」記事(元記事は「日々担々資料ブログ」か。)から抜粋して転載する。
さて、どうなるやら。昨日今日の株価を見ると、すでに株の暴落は始まりつつあるような気もするのだが。
(以下引用)
なにしろ、黒田日銀が実施している「次元を超えた金融緩和」は、ケタ違いだ。
FRBだって市中に流す資金量は約3兆ドルと国家予算規模にとどめているのに対し、
日銀の供給量は2年間で270兆円と、国家予算の3倍である。
やめた時のハレーションを考えたら、恐ろしくて、やめるにやめられないだろう。
「いま日銀は、毎月7兆円分、政府が発行する国債の7割を購入することで、
市場に資金を流している。国債を買い占めている状態です。もし、買わなくなったり、
購入額を減らしたら、最大の買い手がいなくなるのだから、国債が暴落し、金利がハネ上がる
ことは間違いありません。東京株式市場も暴落必至です。
しかし、常軌を逸した“異次元の金融緩和”は、いずれやめなくてはいけない。
黒田日銀は、ギリギリの判断を迫られることになりますよ」(経済評論家・広瀬嘉夫氏)
(中略)
問題は「異次元の金融緩和」をやめた時、日本経済がどうなるのかだ。
たとえ、黒田日銀が二の足を踏もうが、嫌でも「異次元の金融緩和」をやめざるを得ない時
がやってくる。いつまでも日銀が、大量に国債を買うわけにはいかないからだ。
永遠に買いつづければ、「中央銀行による直接引き受け」とみなされ、
国債の格付けが急降下し、市場の力によって暴落させられてしまう。
「異次元の金融緩和をやめた途端、国債が暴落し、金利が高騰するでしょう。
まず、金融機関が大打撃を受けることになる。数百兆円の国債を保有しているからです。
国債が巨額な不良債権となって、バタバタと倒産していくでしょう。
それ以上に深刻なのは、国家財政です。
ただでさえ1000兆円の長期債務を抱える日本は、重い金利負担に喘いでいる。
もし、金利が1%上昇したら、金利負担は4兆円も増える。5%なら20兆円です。
とても、いまの税収では返済できない。消費税率を15%、20%にアップさせる大増税を行い、
社会保障を大幅に削減せざるを得なくなります。
日本の有権者は、出口も、結末も考えずに劇薬のアベノミクスを支持しているようですが、
常軌を逸した金融緩和の行き着く先は、見えていると思う」(広瀬嘉夫氏=前出)
(中略)
「日銀は次元を超えた金融緩和を行っていますが、大事なことは、
企業がお金を借りたいと思うかどうかです。いくら市場に資金を供給しても、
それが企業にまで届かなければ景気はよくならない。
いま、企業に設備投資をしたり、雇用を増やすマインドがあるとは思えない。
あったとしても、280兆円もの内部留保を抱えているから、銀行から借りる必要がない。
これでは金融緩和を行っても、あり余った資金が株や不動産に流れるだけです」
(経済ジャーナリスト・荻原博子氏) -
「晴耕雨読」から転載。
私は「ミヤネ屋」云々という番組の偏向ぶりについては前々から聞いていたので、見たことも無いし、その番組で山本太郎がひどい扱いを受けたと聞いても、成るべくしてなったとしか思わなかった。しかし、山本太郎へのその扱い(番組の原発反対派抑え込み姿勢)が放映されただけでも大きな進展ではあるな、と思っていたが、そのスポンサーへの視聴者からの苦情がスポンサーを動かす、というのは、思いがけない展開である。これまでのテレビ番組スポンサーには見られない姿勢だ。
あるいは、この出来事は「テレビ・スポンサー・消費者」の関係を大きく変えていく、重大な転回点になるのではないか。テレビはスポンサーの意向には弱いし、スポンサーは消費者の意向を無視できない(これまでは無視し続けであったが)、そして消費者はテレビの洗脳(影響力)に弱い、という三すくみ状態が健全な形で機能すれば、資本主義はよりまともなものになるはずである。
さて、次は全国紙不買運動、あるいは新自由主義企業や経団連傘下企業への不買運動だ。(笑)ただし、その行動をする人々が、なぜ買わないのか、という理由を常にはっきり言わないと、この運動の効果は無いだろう。
などと言いながら、私のジーンズは新自由主義企業の代表であるユニクロ製であることが情けない。女房が買ってきてしまったので、仕方なく着続けている。(涙)
今回のブログ記事タイトルは「フーテンの寅」の決め台詞の一つをアレンジしたもので、元のセリフは、少し下品だが、「見上げたもんだよ、屋根屋の褌」である。まあ、屋根屋という仕事があるのかどうかはしらないし、屋根屋の褌など見たくもないが、このスポンサーは見上げたもんだ。
(以下引用)
「再春館製薬所が、山本太郎出演のミヤネ屋放送内容に関しテレビ局に公平な番組作りを申し入れ:kabumasa氏」 その他
https://twitter.com/onsenkabumasa
山本太郎出演のミヤネ屋放送内容で提供の再春館製薬所が視聴者苦情に「今回の番組内での発言や進め方については、私どもも違和感を覚えたのも事実」とテレビ局に公平な番組作りを申し入れたと文書 http://p.tl/bQzz 。
なかなか誠実な企業。
CM企業への苦情効果満点ドモホルンリンクルで知られる再春館製薬所が、山本太郎出演のミヤネ屋放送内容で自社に視聴者から苦情来たのに対応して、テレビ局に公平な番組作りをと申し入れた素晴しい対応。
人気blogランキング
問題となった番組はこちら。
CMでも誠実な製品作りを謳っている企業らしい真面目な対応で、こんな企業の製品なら買いたくなるよね。
頑張って再春館。
> 再春館製薬は賢明だった。普通の企業ならこういう対応にはならなかった。一歩間違えれば不買運動に発展していたかも。スポンサー企業に圧力をかけてマスコミを動かす、という手はありですね。
> 再春館製薬のような企業は、他にもあるはず。どんどんやろう!
>ドモホルンリンクル by 再春館製薬所 月22日のミヤネ屋の放送内容について、いくつかのお声をいただいております。
・・・ http://t.co/uDlvr15HqH
再春館のミヤネヤ文書は誰かのリツイートで知ったのだが、同社のツイッターアカウントがあったんだ。
素晴しい対応です。
鈴木寛のクソ応援団のことなどいろいろと26日のツイート。
再春館製薬所が、山本太郎出演のミヤネ屋放送内容に関しテレビ局に公平な番組作りを申し入れの素晴しき対応 http://bit.ly/14evyk8
> スポンサー(金提供)し続けますよ 文書
こういう視点でしか見られない奴もいるんだな。
通販主体の企業にとってテレビは命綱だろう、しかも同社のターゲットからはミヤネ屋の時間帯など最高のはず。
それでも視聴者の声に少しでも応えようとする姿勢を評価なんだよ。
ミヤネ屋の山本太郎出演時の件で視聴者からの苦情にCM提供の再春館が局に公平な作りを申し入れたんだが、それでも同じような番組作り続くようならどう対応するかだよね、同社の真価が問われるのは。
対象、時間帯など効果的だろう番組だろうから、降りるのも大変だろう、その意味での頑張って欲しい。
> ヤネ屋…原発問題を追及する山本氏に対する嫌がら…この放送にスポンサーである再春館製薬所が声明…宮根誠司よ思い知ったかhttp://p.tl/bQzz ”
> 真面に相手する気ない局にクレーム電話より直にスポンサーにSNSかFAXで理性的クレームが吉
再春館のミヤネ屋文書だが、テレビ局に公平な番組作りを申し入れただけじゃなく、その中で「年々段階的に増設を重ね、やっと今年度内には会社で使う電力の100%を自分たちでまかなうことができそうなところまできました」と、太陽光発電100%で電力を賄える状況になるっていうのが凄い企業だ。
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http://www.saishunkan.co.jp/news/20130726/
「ミヤネ屋」の放送内容について、お声を寄せていただいた皆様へ
7月22日の「ミヤネ屋」における放送内容について、番組をご覧になった皆さまより、様々なお声をいただいております。お声をいただきましたこと、御礼申し上げます。
全てのお声に返信できておらず大変申し訳ございません。この場で、現在の状況についてご報告いたします。
7月23日にお声をいただき、放送内容を確認させていただきました。
テレビ番組は、総務省管轄のもと、放送倫理に従いテレビ局の責任下で制作されており、番組に提供はさせていただいておりますが、私どもが事前に番組の内容を把握したり、指示を出したりすることは、残念ながらできないのが実状です。
ですが、事実を知りたい、公平に生活者に有益な情報をという思いは私どもも同じです。
今回の番組内での発言や進め方については、私どもも違和感を覚えたのも事実です。
その旨も含めて、本日改めてテレビ局に対して公平な番組作りを行なっていただけるよう申し入れを行いました。
またエネルギー問題に対する弊社の立場についてのご質問が数名の方よりございましたが、弊社としては、エネルギー問題にしましても、政治や経済にしましても生活にまつわることすべてにおいて、なによりも生活者の安心・安全が第一だと考えております。
かねてより、自分たちで使う電力を自然エネルギーでまかなう取組みとして、太陽光発電を導入しておりました。
導入した12年前、当時はまだ一部にすぎませんでしたが、年々段階的に増設を重ね、やっと今年度内には会社で使う電力の100%を自分たちでまかなうことができそうなところまできました。
商いをしていくうえでも、次世代の幸せな社会のために自分たちにできることを少しずつ還していきたいと思っております。
取り組みの詳細については、下記よりご確認いただければと思います。
http://www.saishunkan.co.jp/csr/
私どもは通信販売の会社でございます。これから先も、商品を知っていただく貴重な場として、より多くの方が視聴しておられる番組への提供は欠かすことができません。
それだけに、これから先も、皆さまの思いを受け止めて、末永くお客様に愛される会社・商品となれるように、日々努力してまいります。
2013年7月26日
株式会社 再春館製薬所
社長室 室長 安部好男 -
「マスコミに載らない海外記事」からボリビアの「水戦争」(水道民営化との戦い)の証言インタビュー記事を全文転載。同ブログ管理人感想を私自身の感想に換えてそちらも転載しておく。総理官邸前の原発反対運動(デモ)が自然消滅した日本と比べて、庶民の勇気や熱意、行動力、持続力、そして何より彼らの「真実を見抜く目」が羨ましい。
「マルセラ・オリベラ: そうです。民衆が外で花火を使って抗議行動をする音声を聞こえると、彼は言ったのです。“ああ、この類のバックグラウンド音楽には慣れっこだ”と。彼はその音楽が数ヶ月後に、実際大音響になるとは思っていなかったのです。」
という部分は、総理官邸前デモを「大きな音だね」と言ったのみで無視した野田総理の場合とそっくりである。違いは、日本ではその音があっと言う間に無力化し、消えたことだ。
我々の住んでいる国は、そういう国なのである。
今回のブログ記事タイトルだが、「戦う」のもいろんなやり方がある。別にデモに参加することや警官隊に投石することだけが戦いではない。子供が鐘楼に上がって合図の鐘を鳴らすのも立派な戦いだし、「マスコミに載らない海外記事」のように貴重な海外情報を伝えて国民を覚醒させるのも最高の戦い方である。いずれにしても、国民は、自分たちに不利益な政府(私は「国」とは言わない。国と政府はまったく別である。)とは戦わねばならないのである。まずは、マスコミと教育による洗脳との戦いが日本では必要だろう。
(以下引用)
2013年7月27日 (土)
コチャバンバ水戦争:「水戦争」から10年 マルセラ・オリベラ、市営水道民営化阻止の対ベクテル民衆闘争をふり返る
2010年4月19日、月曜
Democracy Now
十年前の今月、ボリビアの都市コチャバンバは、市の最も不可欠な天然資源の一つ、水を巡る歴史的な戦いの中心だった。水戦争は、シアトルの戦いからわずか数カ月後に起きた。コチャバンバ街頭での反ベクテル蜂起は、大企業グローバリゼーションに反対する国際闘争の体現と見なされている。水戦争の十周年を記念して、先週コチャバンバに、世界中から水問題の活動家達が集まった。[下記は番組の書き起こし]
番組の文字起こし
これは急ぎの文字起こしであり、必ずしも最終的文章ではない。
10年前、この路上で、この町コチャバンバの17歳の住民、ビクター・ウゴ・ダザが、ボリビア兵の銃弾に倒れました。水戦争のさなかでした。軍はこの日、コチャバンバに戒厳令を発令しました。でも結局降参したのは軍隊と国でした。米国サンフランシスコに本拠を置くベクテル社と交わした契約を取り消すことになりました。コチャバンバの人々の水を民営化した会社です。
エイミー・グッドマン: ボリビア、コチャバンバからやや外れた所にある、ボリビアの町ティキパヤから放送しています。今日、「気候変動と母なる大地の権利のための世界民衆会議」が開催されます。サミットを一週間報道する予定です。
コチャバンバの水戦争十周年報道に戻りましょう。この十周年にあたり、何百人もの人々が、集まって、一週間祝祭を行っています。日曜にマルセラ・オリベラさんと会いました。彼女は「水と生活の防衛連合」国際連絡担当主任として働いていました。兄オスカル・オリベラさんがこの組織を率いていました。
オスカル・オリベラ: [翻訳] もし政府が水道会社を国から追い出さないなら、国民が追い出そう。
エイミー・グッドマン: ボリビアの、コチャバンバで、十年前に全てが始まった広場に私達は立っています。マルセラ・オリベラさんと一緒です。水の民営化に対する戦いが始まった時、彼女はここにいたのです。マルセラさん、全てがあの垂れ幕で始まったのですね?
マルセラ・オリベラ: はい、紛争が始まった時、あの横断幕があそこに掛けられていました。
エイミー・グッドマン: 何と書いてあるのですか?
マルセラ・オリベラ: “水は皆のものだ、クソッたれ!”
エイミー・グッドマン: “水は皆のものだ、クソッたれ”?
マルセラ・オリベラ: はい。私達が“カラホ=クソッたれ”という言葉を使ったのは、連中が理解しようとしなかったので、強烈な言葉を選んだのです。我々は常に連中に、水が我々にどれほど重要かを訴えてきましたが、連中は理解しませんでした。我々は要求から決して引き下がらないという決意を彼等に伝える強力な方法でした。
カンペシーノス、農民組合が最初に始めたのです。政府が、水に対する彼等の権利に影響する法律を成立させようとしていることに一番最初に気付いたのは農民組合でした。それで、彼等が最初に町にやって来て、もしこの法律が成立してしまえば、こういうことが起きると我々に教えてくれたのです。政府は私達の水源を民営化しようとしていたのです。政府は地域社会が所有している私達の井戸を民営化しようとしていました。政府は市の水道を民営化しようとしていました。この法律は農民、我々全員に影響することになると。
数年間、工場の労働問題と戦う仕事をしてきた、この市で政治活動の中心団体だった工場労働者連合を農民組合は訪ねたのです。農民組合がこちらにやって来て、助けようとしている労働者を見いだしたというわけです。しかし農民組合は、法律を実際に読み解き、法律が将来いかに民衆に影響を及ぼすかを理解できる学者や知識人という非常に重要なグループも見つけ出しました。こうした人々の集団がここに集合したのです。
エイミー・グッドマン: お兄さんのオスカル・オリベラさんも、この運動に顔があったとすれば、確実の彼の顔でしたね。彼は工場にいたのですか? 工場労働者だったのですか?
マルセラ・オリベラ: はい、彼は、当時、工場労働者連合の指導者でした。この運動自体は彼等を運動の指導者とは呼びません。彼等を“広報担当”と呼んでいました。組織の中に幾つか階層を作りました。そこで我々は、例えば、もし連中が、一層目の広報担当達が刑務所に入れられたら、第二層の人々が運動の指導部を引き継ぐ仕組みでした。取りまとめ役は、複数の階層で組織されていました。
エイミー・グッドマン: ベクテルは一体どのようにボリビアに入り込んだのですか?
マルセラ・オリベラ: はい、政府が営業許可を売却する為、企業に、この国に来るよう公に声をかけ、誘致したのです。私が知る限りでは、三社が文書を提出しましたが、二社は後に自辞退しました。ベクテル一社が残ったのです。実際にはコンソーシアムでした。何人か地元の実業家達がコンソーシアムに参加していました。彼等は水道を乗っ取ることにしたのです。契約書の署名は実際、私たちの目の前のビルの中で行われました。彼等が契約書に署名した時、このドアの中には抗議行動参加者達の小集団がいました。当時のバンゼル大統領は
エイミー・グッドマン: 彼は長い間独裁者として有名でしたね
マルセラ・オリベラ: はい。
エイミー・グッドマン: 彼が大統領に選ばれる前
マルセラ・オリベラ: そうです。民衆が外で花火を使って抗議行動をする音声を聞こえると、彼は言ったのです。“ああ、この類のバックグラウンド音楽には慣れっこだ”と。彼はその音楽が数ヶ月後に、実際大音響になるとは思っていなかったのです。
水道民営化と、この法律に反対する最初の動員は、1999年11月、12月頃に始まりました。運動は極めて小規模で散発的でしたが、拡大してゆきました。
エイミー・グッドマン: シアトルの戦いが起きたのと同じ時でしたね。
マルセラ・オリベラ: 私たちは当時、世界の他の場所でそういうことが起きているとは知りませんでした。後になって、こうした戦いがつながっていて、いずれも成功したというのを知れたのはうれしいことです。でも、それは1999年のことです。
1月にも、依然、抗議行動が続いていました。数日間、我々は市を封鎖しました。政府高官達がここに交渉に来ましたが、2月まで、交渉では何の結果も、一切進展しませんでした。2月4日、ここにあつまるよう人々を動員したのです。私達は“ラ・トマ・デ・ラ・プラザ”と呼びました。「広場の奪取」作戦です。私達にとってパーティーのようなものでした。それは地方の民衆の要求であり、都会の我々の要求でしたから、畑、田舎からここにやって来た人々と、都会の人々との会合になるのですから、パーティのようなものになるはずでした。それで我々は音楽を使ってパーティーをする計画をたてました。いくつかバンドを雇いました。そして、まさに本当にパーティーになっていったのです。
町の四つの地点からここに集まるように私達は決めました。一つはこの方向から。もう一つは、コカレロスが橋の方からやって来ました。
エイミー・グッドマン: コカ栽培者達ですね。
マルセラ・オリベラ: 南部の住民達は南からやってきました。工場労働者連合があり、労働者は全員、近くの広場から来ました。そういうわけで一斉に全員が集まったのです。
政府はそのような集会は許さないと言っていました。この数日前、政府は、自動車やオートバイで警官隊を派遣し、町を包囲して、民衆を威嚇したのです。動員当日、彼等は人々に10メートルたりとも歩かせませんでした。そして彼等は人々に催涙弾を撃ちはじめました。
私たちの多くは、自宅に戻り、朝起きたこと、そして依然として起きていることを、TVで見たのです。こんなことは有り得ないと皆言ったのです。警官達は女性を殴っていました。子供達を殴っていました。催涙弾を民衆に向け撃ち込んでいました。それで我々は立ち上がり、その日の午後でかけたのです。すると動員対象でなかった多数の人々が、都市の人々が突然加わりました。“広場は我々のものだ。占拠して当然だ”と言って、我々数万人の人が広場を占拠しようとしました。それは何かを巡る戦い以上のものでした。それは、我々が自分のものと考えている空間を物理的に占拠する戦いでした。我々にはこの空間を占拠する権利があるのです。
しかし、そうは行きませんでした。ある日連中は、ひどいことですが、人々にゴム弾を撃ったのです。多数の人々が怪我をしました。我々が全く予想しなかったのは、翌日、人々が同じ目的の為、再度集合したのです。私達はこう思っていました。“あー、これで終わりだ。もう夜だ。全員帰宅した。何もおこらないだろう。”ところがさにあらず、翌日、チャパレからやって来て、畑から来て、コカ栽培者達が町に留まり、彼等は、
エイミー・グッドマン: エボ・モラレスに率いられて。
マルセラ・オリベラ: はい、その通りです。彼等は街路を占拠し、広場を再度占拠しようとしました。そして、それが他の人々を励まし、学生や近隣の人々や、私たち全員がここに、あの土曜日にやって来て、とうとう広場を占拠したのです。これは大勝利でした。我々は政府と合意し、政府との協定に署名し、政府は水法案を凍結し、ベクテルとの契約の条件について取りまとめ役と交渉する委員会を立ち上げたのですから。
3月のある時点で、政府には何もする気がないことがわかりました。政府は時間稼ぎをしようとしているだけだと。それで、3月に、我々は住民投票と呼ぶ行動をとりました。これは憲法に基づくものではありません。法的なものではありません。しかし我々は正当もなのだったと信じています。そこで多数のボランティア達が、町のあちこちにテーブルを置いて、また地方でも、我々は二、三の明快な質問をしたのです。一つ目の質問は、民衆の要求を反映させて、水に関する法律を変更したいか? 二問目は、ベクテルに国から出て行って欲しいか? そして三つ目は、水道事業を公営に戻したいか? 回答した住民の98パーセントが、ベクテルには出て行って欲しい、法律を変えたい、水道事業を公営に戻したいというものでした。政府は全くそれを考慮しようとしませんでした。我々が出した結果を政府は無視したのです。
そこで我々は、何か他の手を打たねばならないと気がつきました。それで、4月に最終決戦を呼びかけたのです。我々はこう表現しました。勝つか負けるかの正念場でした。他に代案は全くありませんでした。それで私達は再度動員を呼びかけました。そして2月の占拠から一ヶ月後、四日か、五日間、ここに動員したのです。
最初は、この広場にとても大勢の人がいました。多分25,000人はいたでしょう。しかし日が経つにつれ、動員で集まる人数は減りました。警察も弾圧しに来なくなりました。当局は戦略をすっかり変更したことを我々は知っていました。当局は、もし警官を正面に出せば、人々を怒らせることになるのが分かっていました。だから当局はそういうことはしないようにしたのです。連中は、我々を疲労させようとしたのです。
交渉はともかく続いていました。政府は、取りまとめ役を、決して法的実体として見なそうとせず、政府は、取りまとめ役、広報担当との交渉を嫌がっていました。ところが、人々は彼等を交渉に参加させにうとしていました。オスカルはいつも私達に言っていました。ここで交渉が行われる時には、人々で広場を囲もうと。しかし政府はこう言いました。“あなた方は法的なものではないのだから、あなた方とは交渉するつもりはない。出て行きなさい。”それで、代表団は立ち去ろうとしたのです。ところが、ここにいた人々は、代表団が建物から出るのを認めませんでした。彼等は言いました。“だめだ。あなた達は我々の為に交渉しなければならないのだから、あなた方は中にいなければならない”それで広報担当、取りまとめ役達は、外にも出られず、交渉にも参加できず、身動きできなくなり、ホールに留まらされたのです。
あの時には、ここには全く鳥はいませんでした。
エイミー・グッドマン: マルセラさん、公園を四分の三ほど回りましたね。工場労働者の事務所、政府庁舎、公園の反対側には教会があります。
マルセラ・オリベラ: えー。
エイミー・グッドマン: 大司教の役割についてお話ください。
マルセラ・オリベラ: 彼はいわば政府と民衆の仲介をした人物でしたから、水戦争で大司教は非常に重要でした。単に公平だっただけではありません。彼は立場を明らかにしたのです。彼は民衆の側にたちました。我々が正しいということは明白でしたから、彼は人々の要求に完全に同意していました。彼は非常に重要でした。彼は常に民衆の側にたっていました。
エイミー・グッドマン: 彼が十年前にそうしていなかったら、彼は今頃、枢機卿になれていただろうと思いますか?
マルセラ・オリベラ: なれていたと思います。でも彼は、民衆の側に立ちました。教会は紛争に際して、常に中立であろうとしますから、おそらく、教会の普通の役割に反していたでしょうが、彼は機織鮮明にして、民衆の側にたちました。彼は正しい側についたのです。
あらゆる町角に若者、我々が水戦士と呼ぶ連中を配置していました。彼等は自分達を、ゲレロス・デル・アグアと呼んでいました。そこで彼等はあらゆる街角に立ち、この教会にもいました。警官や兵隊が来るのを見たら鐘を鳴らす役の、街中で暮している子が一人いました。彼は塔の最上階にいました。
エイミー・グッドマン: 彼等は鐘の周囲に綱を縛りつけて?
マルセラ・オリベラ: はい。警官や兵隊がやってくるのを見るたび、彼等は鐘を鳴らし、連中が来ると我々は知り、相手と戦う準備をするのです。彼等は、若者は、誰一人、彼等にああしろと支持しないやり方で組織したのです。彼等は自発的にそうしたのです。誰一人、彼等にああしろこうしろとは言っていません。
こういうことになるとは誰も予想していなかったと思います。2月に、私達は思いました。ウワーこれは素晴らしいことだ。一種頂点のようなものだ。それに似たようなことは、もう二度と起きないだろうと。ところが、4月にまた起きたのです。私もこのようなことを体験しようとは思ってもいませんでした。52年の革命以来、このようなものは見たことがないと両親達は言います。ですから、あの当時暮していた人々全員、私は確信していますが、実に歴史的だと感じていました。
ここに軍の基地があります。ある時点で、4月の紛争中に、警官隊がやってくる、軍がやってくる、政府は国民を殺す為、軍隊を派兵する、という噂が立ちました。市民の中には、政府や軍隊に反撃するために、自分達も武装する必要があると考えた人々もいました。その時点では、人々の要求は会社に出て行って欲しいというだけではありませんでした。人々の要求は、この政府を退陣させたかったのです。そしてこの国に自分達の政府を作ろうとしていたのです。それで、これが一体どのような結末になるかわかりませんでしたから、恐ろしいところがありました。運動がどのように発展するか私にもわかりませんでした。運動は自然発生的なものでした。誰かが指揮しているわけではありませんでした。
エイミー・グッドマン: この写真では、女性たちが、道路の向かい側の兵士や警官を、投石器で狙っていますね。これについてお話ください。
マルセラ・オリベラ: はい。人々がしようとしていたのは、これには写っていませんが、ここにも人々がいました。我々は警察非常線の背後にあった広場を占拠しようとしていました。私達は広場からわずか2ブロック先にいたのです。この女性は石を投げているところです。この伝統的な、英語で銃?で。
エイミー・グッドマン: 投石器で。
マルセラ・オリベラ: はい、ケチュア語でウアラカと呼びますが、私たちはそれを野原で、リャマを集団にしておくのに使うのです。
十年前起きたことが、我々が今手にしているもの、そして、今後我々が得るものの為の扉を開いたのです。エボ・モラレスの様な大統領を実現できたのは、2000年4月の社会運動があってこそで、そういう事が起こるのを可能にする扉を開いたおかげです。教訓は、水戦争は終わっていない、ということだと思います。十年前の紛争は、単に水だけを巡るものではありませんでした。何か他のもの、特に我々が民主主義と呼ぶものを巡るものでした。自分達にとって重要なことを誰が決めるかの問題でした。それが我々にとって重要でした。十年後になっても、まだ終わっていないと言うべき位置にいるのだと思います。この場合は、民営化反対ですが、我々は依然として、何かに反対しようとしているというよりで、何かを作り上げる為に戦っているのだと思います。そして、まだ先は長いと思います。
物事の進行方向を、私達がわずかながら変えたのですから、私達は、私は個人的に、歴史の極めて重要な一コマだったと感じています。水戦争の教訓は、何事も、不変のものはなく、我々は物事を変えることができるということです。制度は民営化されてしまいましたが、我々はそれを元に戻せました。我々は決定をひっくり返すことができ、水道事業を我々の手に取り戻せました。まさかそうなるとは全く想像もできないことです。これはオスカルがいつも言っている、街路で常に繰り返しているスローガンは「民衆は団結すれば、決して敗北しない」です。我々が、ここコチャバンバに、十年前に暮していたのはとても重要なことです。そして、こういうことが、また何度でも繰り返して起きると我々が信じているのはとても重要ことです。
私達が勝てるとは全く考えていませんでした。決して。決して勝てるとは思っていませんでした。私達がしていたのは、一瞬一瞬を戦い続けたことです。我々が、この戦いに勝てるとは誰も考えていなかったと思います。
エイミー・グッドマン: 勝利した時はいかがでした?
マルセラ・オリベラ: 信じられない喜びでしたが、我々が望んでいたものを手に入れる途上で、人々、若者を失ったのですから、とても悲しいことであもありました。
エイミー・グッドマン: マルセラ・オリベラさんは、「水と生活の防衛連合」国際連絡担当主任をしておられました。現在この番組をお送りしているここコチャバンバの街路で十年前に起きた出来事のな画像はdemocracynow.orgのウェブででご覧ください。
記事原文のurl:www.democracynow.org/2010/4/19/the_cochabamba_water_wars_marcella_olivera
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日本語字幕つきの画像は、デモクラシー・ナウ・ジャパン!の『コチャバンバ「水戦争」から10年 民営化阻止の民衆闘争をふり返る』でご覧いただける。
コロンブス以来?の西欧・アメリカによる植民地支配から、何百年ぶりに脱出しようと戦う南米の国々と対照的に、強大な帝国主義国家に開国を迫られて160年、とうとう完全植民地化を自ら推進したという、前代未聞、世界に稀な不思議な属国。
副総理は、はっきり、水道民営化を明言しておられる。
医療も宗主国並になるだろう。民族自決でなく、民族自滅を決意する不思議で偉大な皆様。アヒルによる保険乗っ取り、TPPに関わる米国議会図書館議会調査局文書を読んでいれば、容易に想像がつく。
具体的には、例えば、下記文章の「保険、宅急便と、日本郵便」
(TPPでの)アメリカの狙いは、関税よりずっと重大な邪魔者であり続けている非関税施策を日本に解除させることにある 米国議会図書館議会調査局文書
自動車輸出の大幅譲歩しかり。農産物の聖域など全くありえない。「守秘義務が要求されている」という言い訳、植民地化推進の便利な口実だ。今回コタキナバルのTPP交渉にパブリック・シチズンの一員として、ステークホルダー参加されたPARC事務局の内田聖子氏、百人近い交渉団?、まるでお通夜の焼香にならぶ列のようだったとおっしゃる。
集団の交渉の場で、発言できない代表団、まして宗主国との二国間並行交渉では、宗主国の言い分を100%丸飲みし、おまけさえつけるだろう。我々は、税金を払うことで、自分の首を絞めているのだ。税金の一部は、宗主国基地経費やプリズムにも回るだろう。
多数のマスコミが当然居合わせているが、そのお通夜の行列に並ぶ皆様に全く質問しないそうだ。写真撮影の為だけに出張しているのだろうか。
農業・畜産関係者が参加しているのはわかるが、保険や医療関係の参加は不思議なことに皆無なようだ。「連合」もステークホルダーとして?参加しておられるそうだ。「労働者の生活を未来永劫危うくするものだ」として、連合がTPPに反対した、というのは、聞いたことがない。常識的に、高い費用をかけて、はるばる出張する場合、明確な目的をもって、でかける。子供の夏休みの家族旅行ではないのだ。明確な目的なしに参加して得られるものはきわめてわずかだろう。参加していますという、国内向けのアリバイにはなるだろう。どういう立場で、参加しているのか、PARC事務局の内田聖子氏が質問しても、「連合」の方は答えないそうだ。
世界に冠たる属国では、ボリビアと全く違い、宗教団体も、労働組合も、宗主国の傀儡部隊として機能することしか許されないもののようだ。
日本を建てなおすには、宗主国でなく、ボリビア留学こそ必要かも知れない。
法律を実際に読み解き、法律が将来いかに民衆に影響を及ぼすかを理解できる学者や知識人という非常に重要なグループ
日本では、決して「弁護士会」ではなく、
•街の弁護士日記 SINCE1992at名古屋 TPPに反対する弁護士ネットワーク立ち上げへ
「TPPに反対する弁護士ネットワーク」がそれにあたるのだろう。
マスコミは実質大本営広報部で、読めば読むほど洗脳されるが、ミニコミ?であれば、まっとうな記事が読める。
アジェンダ・プロジェクト刊行の季刊誌『アジェンダ』第36号 2012年春号 特集 TPP vs. 循環型社会に、本山英彦教授の文章がある。
TPP名称の日本語翻訳はインチキと思っているものにとって有り難い記事。 「戦略的」という部分が意図的に省略されていることを鋭く指摘しておられる。
冒頭だけ引用させていただこう。インチキ・タレント提灯持ちの形容がうれしい。先程も「学識経験」有名提灯持ち氏の「大社会党論」なる駄法螺を、時間の無駄と知りながら読んでしまった。われながら恥ずかしい。以下本題。
集団安保条約としてのTPP 大阪産業大学学長 本山英彦
●はじめに
唐突に日本の首相(菅直人)が話し出し、実体のデータもないままに、すべての大手メディアが推進の合唱の足並みを揃え、主流の財界筋が見事な連携プレーでTPP賛成論を披瀝した。例によって例のごとく、権力に擦り寄る「学識経験者」なる「非学問的タレント教授」が跳梁跋扈する。発信源である米国の権力者たちは、何も言わないように腐心している。重大な日米関係の実現に成功したかつての時の経緯をTPP論議は忠実に繰り返している。唐突に現れたTPP論議は、中国脅威論の台頭と沖縄普天間基地問題に対する民主党政権の腰砕けと軌を一にしている。私は、TPPと呼ぶのに抵抗を感じる一人であるが、いまは通弊に従っておく。
詳細は、恐縮ながらご購入の上、お読み願いたい。『経済的、文化的に全く利益皆無で、損害しかない協定TPPになぜ参加する?と問うと、「安全保障の為だ」と答える向きがあるが、それを言ってはおしまいだろう』と、「TPPすぐそこに迫る亡国の罠」を書かれた立教大学・郭洋春教授も仰っている。
しつこく繰り返させていただくが、「無料の良い情報」というのは論理的矛盾だろう。民放TVが良い例。無料かつ劣悪。新聞は有料かつ情報は劣悪。有料国営放送も、ニュース、政治・経済になった瞬間、最高のプロパガンダ機関となる。ともあれ無料では「学識経験者」なる「非学問的タレント教授」のお話しか聞けない。
ところで、このブログ自体無料。本人がブログ料金を払って書かせて頂いている。本人にとって有料ブログだ。英語原文はいずれも素晴らしいが、いかんせん翻訳が酷い。永久に有料になり得ない水準。
皆様におかれては、こうした無料記事にはくれぐれもご用心を。
2013年7月27日 (土) TPP・ACTA, アメリカ, 中南米 | 固定リンク -
想田和弘のブログから転載。
私は大衆心理に関心のある人間なので、こうした考察は非常に面白い。これまで橋下徹について語られ、論じられた中で最高峰の考察だろう。そして、この分析の導く結論は、ヒトラーや小泉純一郎による大衆操作にも通じている。もちろん、マスコミの協力があってのものだが、なぜマスコミが橋下アイドル化に協力したか、という考察部分も素晴らしい。つまり、マスコミが意図的に橋下をアイドル化したというよりも、橋下徹という人物の特性がマスコミアイドル、昔風に言えばトリックスター的な資質を強く持っていた、ということだ。問題は、その才能と裏腹の最低の人格であるが、橋下ファンにはその最低の人格もまったく気にならないようだ。つまり、日本社会では「品性」という観点や価値観は完全に失われたという、恐るべき結論がここから出てくる。また、それを恐ろしく思わない人間が大多数だろう、と当然ながら想像できるわけだ。
さて、そういう社会なのだから、政党として最悪の品性を所有する自民党が圧勝しても不思議ではない、ということである。風向きが少し有利であれば、日本維新の会が飛躍していた可能性もあるのである。だが、橋下の本質的な非論理性、あえて言えば、頭の悪い発言を連発する愚かさによって、その飛躍は最小限にとどまったのだろう。
橋下現象はまだ続く、と私は見ている。それは日本人の精神的堕落と表裏一体の現象なのである。
(以下引用)
Wednesday, April 03, 2013
言葉が「支配」するもの 橋下支持の「謎」を追う
数日前、橋下徹大阪市長率いる日本維新の会が、綱領を発表した。その「基本となる考え方」の第1番目には、「日本を孤立と軽蔑の対象に貶め、絶対平和という非現実的な共同幻想を押し付けた元凶である占領憲法を大幅に改正し、国家、民族を真の自立に導き、国家を蘇生させる」とある。この夏の参院選では、改憲勢力として自民と合わせ参議院の3分の2を獲ることを目標としているという。
橋下氏の人気には一時の勢いはないと言われているものの、日本維新の会が日本の政治のキャスティングボードを握る可能性はある。僕はそのことに危惧を抱いている。
岩波書店『世界』の編集部から許可を得て、去年の7月号に寄稿した拙稿の全文を掲載する。
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言葉が「支配」するもの 橋下支持の「謎」を追う
想田和弘(映画作家)
『世界』編集部から、「なぜ、これほどまでに橋下徹氏が支持されるのか」というお題をいただき、原稿の依頼を受けました。
僕は大阪出身でもなければ、府民でもありません。日本に住んでさえいません。1993年からニューヨークに住み、あまり売れているとはいえないドキュメンタリー映画ばかりを細々と作っています。仕事上でも、橋下氏を直接取材したこともなければ、お会いしたこともありません。ある意味、「橋下問題」とはかなり遠いところにいる人間です。
そんな僕にそういう依頼がきたのは、僕がここ数か月、「橋下問題」を気にかけ、ウォッチし、毎日のようにツイッター上で橋下氏の発言や行動を分析したり、批判したりしているからでしょう。そして、橋下氏を支持する人々や、批判する人々と、かなり盛んに意見交換しているからではないかと思います。
でも、正直申し上げて、「なぜ、これほどまでに橋下徹氏が支持されるのか」という疑問に対する明確な答えを、僕は持っていません。その最大の理由は、明白です。僕が橋下徹氏に政治家として可能性や魅力を感じないばかりか、危険だとさえ思っているので、支持する人の気持ちが分からないのです。
もちろん、橋下人気の背景に、既成政党の無能・無策ぶりや、行き詰まった経済や福祉制度、原発政策などに対する、人々の鬱積した不満や怒りがあるのは明白でしょう。現状があまりに酷過ぎて、誰かを救世主に仕立てたくなる気持ちも分からないではありません。しかし、威勢はよいけど強権的で大した実績もなく、遵法意識が低く、発言内容がコロコロ変わり、ビジョンも稚拙といわざるをえない橋下氏を、なぜ救い主であると信じられるのか。僕は理解に苦しむのです。
では、橋下氏を支持する人に聞けば、それが明解になるのでしょうか。僕は、橋下氏を支持する人々とネットを中心にずいぶんやり取りし、彼らの発言をかなりたくさん読み込んできました。しかし、今のところ残念ながら、腑に落ちる、共感できるような見解には出会えていません。むしろ、読めば読むほど、議論すればするほど、謎は深まるばかりなのです。
とはいえ、そうした作業を進めるうちに、橋下氏を支持する言説に、ひとつの気になる傾向があることに気づきました。そしてその傾向には、「なぜ、これほどまでに橋下徹氏が支持されるのか」というお題について考えるための、重要な糸口があるような気がしてならないのです。
その、ひとつの「気になる傾向」とは何か。
それは、多くの橋下支持者は、橋下氏が使う言葉を九官鳥のようにそっくりそのまま使用するということです。例えば、今年2月に起きた大阪市職員に対する「強制アンケート調査」の一件では、アンケート調査の当事者である大阪市役所労働組合のブログに、以下のような書き込みが寄せられていました。
「普通は社長に反抗すればクビ。大阪市の社長は市民が決めた橋下さん。市長や知事を決めたのは大阪府民、大阪市民です。あなたたちの給料は市民からでてます。大阪市民が橋下さんに全て託したんやから橋下さんに従いなさいよ」
「業務命令というなら従いましょう。嫌なら辞めましょう」
「市長が調査に乗り出すと憲法違反を持ち出して公然と批判。調査の原因である自分達がこれまで勤務時間内にやってきたことは完全に棚上げ。既得権益ってこうやって守るんですよというお手本みたいな行動ですね。勉強になります」
「違憲と思うなら裁判でもすればいい。回答しなかったら処分されるまで。もっとわめいて大騒ぎすればいい。大騒ぎすればするほどいい意味でも悪い意味でも注目を浴びるから。今まで絶対的身分保障の名の下に好き放題してきたことも白日の下にさらされる。私は大阪市民!じっと見ているぞ!」
橋下市長の発言によく触れている人なら、これらの発言が、語彙も論理も文体も、橋下氏とそっくりだということに気づくでしょう。
「大阪市の社長は市民が決めた橋下さん」というのは、橋下氏が「民意」を持ち出して自らを正当化したり、市役所を「民間会社」になぞらえて語るときによく使うレトリックですし、「業務命令」「既得権益」「身分保障」などの語彙も、氏が好んで使うキーワードです。「嫌なら辞めろ」というのも、橋下氏の口からよく発せられるフレーズです。これらの文章の主語などを少しだけ書き換えて橋下氏のツイッターに転載したとしても、たぶんそのまま橋下氏の発言として通用してしまうほど、酷似しています。
つい最近話題になった「毎日放送記者の糾弾事件」でも、同様のことが観察できました。橋下氏が記者会見で、教職員の君が代起立斉唱強制問題について質問した毎日放送の記者を「逆質問」で糾弾した、あの一件です。
同事件では、その一部始終を記録した動画がユーチューブで広まり、橋下氏の尻馬に乗って記者を侮辱する言葉がネット上に溢れ返りましたが、彼らが多用したのは、「とんちんかん」「勉強不足」「新喜劇」といった言葉でした。動画を実際にご覧になった方なら分かると思いますが、これらはすべて、橋下氏自身が動画の中で発した言葉です。彼らは、「他人を罵る」という極めて個人的な作業にも、自ら言葉を紡ぐことなく、橋下氏の言葉をそっくりそのまま借用したのです。
これはいったい、何を意味するのでしょうか。
思考は、言葉です。思考の支配は、言葉を支配することによって成し遂げられます。橋下氏の言葉を進んで使う人々は、橋下氏の言葉によって思考を支配されているといえるのではないでしょうか。そして、思考を支配されているがゆえに、行動も支配されているのではないでしょうか。
これは何も目新しい現象ではありません。
僕が今ある種の戦慄を覚えながら思い出しているのは、2001年9月11日に起きた、あの事件です。
あの日以来、ジョージ・W・ブッシュ米大統領や米政府高官は、「War on Terrorism(テロとの戦い)」というキャッチフレーズをことあるごとに使い始めました。するとどうでしょう。まずその言葉をアメリカのテレビのアナウンサーやコメンテイター、新聞記者たちが競うように使い始め、瞬く間に大多数のアメリカ人が口にし始めました。それはまるでアメリカ中の人々が、一斉にブッシュ大統領にのりうつられたような不吉な光景でした。そして、「War on Terrorism」という言葉に支配され、怯え憤ったアメリカ社会は、合計90万人とも推計される犠牲者が出ることになる、二つの無意味な戦争に突き進んでいったのです。
いや、アメリカ社会だけではありません。僕は太平洋を隔てた日本の報道機関や政治家、一般市民までもが「テロとの戦い」という翻訳語を当たり前のように使っているのを聞いて、とても奇妙に感じたのを憶えています。
「テロとの戦い」というスローガンは、明らかにアメリカ側から世界を眺めた、決して政治的に中立ではない言葉です。少なくとも、それを合い言葉に爆撃されたアフガニスタンの一般市民は、米軍の行為を「テロとの戦い」と呼ぶことには釈然としないでしょう。たぶん、彼らにとっての現実を正確に差し示すフレーズは、「米軍による軍事侵略」といった言葉であるはずです。
しかし、日本人の大半は、米国が打ち出した「テロとの戦い」という言葉を、おそらくほとんど無意識に採用した。同時に、それがかたどる政治的な枠組みに思考や世界観を支配されたのです。そして、行動までを支配された。日本政府が「国際貢献」というもう一つのキャッチフレーズとともに、米軍支援のために自衛隊を差し出したことは、みなさんの記憶にも新しいことでしょう。
そう考えると、同様の例はいくらでも見つかることに気づかされます。いや、社会が大きく動かされる際には、人々がそれによって思考を支配されるような、キーワードとなる言葉が必ずあるともいえるでしょう。
最近日本社会を席巻した言葉の例を挙げれば、「構造改革」「抵抗勢力」「規制緩和」「政権交代」「政治主導」…。
大事なポイントは、これらの言葉は為政者が民衆を羽交い締めにして、無理矢理言わせたものではない、ということです。それらは、たしかに政治家たちによって考案され、社会に投じられた言葉かもしれません。しかし、それらを進んで唱和したのは、わたしたち民衆なのです。
いや、もちろん、唱和するのを拒んだ人も多数いたでしょう。僕自身のことを申し上げれば、「政権交代」以外の言葉は唱える気になりませんでした。けれども、唱える人の勢いや数がそうでない人を上回っていたからこそ、社会全体がそれらの言葉に動かされたことは否めないのです。
では、なぜ大多数の人は、好き好んでそれらの言葉を合唱したのか。
僕は、それらの言葉がそのときどきで、ある種の「リアリティ」を持って人々の心に響くと同時に、感情を動かしたからだと思います。
例えば、「テロとの戦い」という言葉が2000年代前半に特に効力を持ちえたのは、9月11日の事件が起きたからにほかなりません。それは、「もしブッシュ大統領が9月10日に同じ言葉を発していたら」と想像すれば容易に分かります。おそらくアメリカ人のほとんどがピンとこなくて、「はあ?」と首を傾げたことでしょう。アメリカ人が9月11日以降、「テロとの戦い」に首を傾げるどころか、それを合い言葉に戦争を始めたのは、「祖国がテロリストの魔の手に晒されている」という信憑が(それが正確な状況把握かどうかは別にして)十分成り立ち、恐れと怒りという感情に支配されていたからなのです。
去年から日本の社会で急速に人々のスローガンとなりつつある「脱原発」という言葉もそうですね。僕は80年代から「脱原発派」の一人ですが、2011年3月10日までは、「脱原発」という言葉を日本で発しても、「ああ、左翼がまた非現実的なことを言ってるな」というレッテルを貼られ、軽蔑の眼差しで見られる場合がほとんどでした。ところがどうでしょう。福島で破滅的な原発事故が起きて以来、この言葉は急激に市民権と力を得ました。言葉そのものは、昔からずっと「脱原発」であるにもかかわらず、まるでそれが別の言葉に生まれ変わったかのように、突然「化けた」のです。そしてその豹変ぶりは、別に脱原発派が急に運動や宣伝がうまくなったことに起因しているわけではありません。原発事故による甚大な被害が実際に起き、急激にリアリティを得て日本人の感情を動かした。だからこそ、「脱原発」という言葉は一夜にして、多くの人々が唱和するスローガンに変貌したのです。
ここで、橋下徹市長の問題に戻ります。
なぜ、橋下氏の支持者は、橋下氏が発する言葉を自ら進んで唱和するのか。
これまでの議論から、おそらく橋下氏が発する言葉が、「テロとの戦い」「脱原発」などの言葉と同様に、ある一定のリアリティを持って人々の心に響いているからだと推論できます。そして、大勢の人々が単純なキーワードによって思考を支配されるような現象は、別に橋下氏周辺に特有なわけではなくて、世界的に頻繁に観察できる「病態」であることが分かります。
とはいえ、「だから橋下徹という政治家を特別視する必要はない」という結論に至るのは早計でしょう。
橋下氏が大阪府知事選に当選し、政治家としてデビューしたのは2008年。わずか4年前です。国会議員でいえば、橋下氏は未だに「一年生議員」のようなものです。その彼が、いまでは大阪府市を制圧し、国政進出を狙い、一部では首相候補とさえささやかれている。
この急速な勢力の伸びは、決して尋常ではありません。このような躍進が可能になったのは、橋下氏が発する言葉に特別な「感染力」があるからこそだと、僕は見ています。
事実、橋下徹という政治家は、いま日本に存在する他のどの政治家よりも、キャッチフレーズやコピーとなる言葉を数多く発しているように思われます。
その例を挙げましょう。
「民意」「選挙で選ばれた代表」「決定できる政治」「既得権益」「二重行政」「大阪都構想」「対案を出せ」「文句があるならお前がやってみろ」「身分保障の公務員」「公務員は上司の命令に従え」「税金で飯を食う官僚」「トップ」「職務命令」「自称インテリ」「学者論議」「マネージメント」「リセット」などなど…。
これらは、橋下氏が好んで繰り返し使う言葉やフレーズです。そして橋下氏の支持者たちが、あたかも橋下氏になりきったかのように、プロパガンダ・マシーンよろしく連呼している言葉です。みなさんも、少なくともこのうちのいくつかは聞き覚えがあるのではないでしょうか。
もちろん、これらのほとんどは、橋下氏が一から作り上げた言葉ではありません。むしろ、ありふれた言葉です。しかしこの際、オリジナリティがあるかどうかは、あまり重要ではありません。重要なのは、橋下氏がこれらの言葉を繰り返し発することによって、事実上の専売特許にしてしまっていることです。そして、彼の支持者たちがこれらの「橋下市長の言葉」を、声高に輪唱している。その事実こそが、問題なのです(そういえば、「維新」という言葉も周知の通り橋下氏のオリジナルではありませんが、いまや「維新」といえば「大阪維新の会」を差す場合が多くなってしまいました)。
僕は野田総理が好んで使う言葉をいますぐ思い出そうとしても、ひと言も思いつくことができません。そして、野田総理の言葉を彼の支持者が合唱する現場を、一度も目撃したことがありません。つまり一国の総理が使う言葉よりも、一地方自治体の首長が使う言葉の方が、世の中に伝染し唱和されている。そういう、かなり特殊な事態がいま日本に生じつつあるのだと思います。
では、なぜ橋下徹の言葉には「感染力」があるのか。
橋下氏お得意のフレーズを並べてみると、人々が社会に対して抱いている不満や懸念を掬い上げるようなものであることに気づかされます。しかもそこに、人々の(理性ではなく)感情を煽り立てる何かを感じます。
例えば「民意」という言葉の裏には、「われわれ民衆の意志が政治に反映されていない」という漠然とした不満が匂いますし、「決定できる政治」というコピーの背景には、「今の政治は何も決定できず無能だ」という恨み節が存在します。「身分保障の公務員」というフレーズの背後にも、「身分保障なんて、俺たち派遣社員には関係ねえよ、チクショー」といった怨念のような感情が基調低音のように鳴り響いています。
逆に言うと、橋下徹という政治家は、そのような人々の感情の鉱脈のありかを察知し、言葉で探り当てることに長けているのです。そしてそこにこそ、彼の言葉の感染力の強さの秘密があるのだと思います。
例えば彼が「民主主義」という言葉よりも「民意」という言葉を愛用するのは、前者が政治制度をクールに描写する言葉であるのに対して、後者が有権者の感情に直結している言葉だからではないでしょうか。
いや、もちろん「民主主義」という言葉も、軍国主義の時代が終わり、新しい時代が始まる予感に満ち満ちていた敗戦直後の日本人にとっては、きわめてダイレクトに感情にアクセスできた言葉であったのではないかと推察されます。だからこそ、「民主主義」という言葉は当時の日本で強力なスローガンとして機能し、社会全体を180度引っくり返す力を持ちえたのだと思います。
しかし、物心ついた頃から民主主義があたり前の、21世紀に生きる現代人、特に若い世代にとってはどうでしょうか。「民主主義」という言葉は、単に政治制度を指し示すか、使い古された、お題目的な言葉に変質してしまっているような気がします。無論だからといって、民主主義そのものの価値が下落したわけでは決してありません。けれども、少なくとも若い世代の多くが「民意」という言葉の方に、より自己を投影し、当事者となり、感情移入しやすいように感じるとしても、そう不思議ではないのです。
そして、橋下氏はこのことをたぶん極めて冷徹に理解し、意識的に操作している。それを僕がなかば確信させられたのは、今年の5月10日の橋下氏自身のツイートによってです。彼は放射性廃棄物の処理方法に関する池田信夫氏のツイートに答えて、次のように述べています。
池田「「海洋投棄はけしからん」という感情論が多いが、1万mの日本海溝に沈める技術は確立しており、地層処分より安全」
橋下「こういう技術論を国民コンセンサスに高めるには膨大な政治エネルギーが必要。それをやらずに論を言うのは言うだけの世界。民主主義は感情統治」
僕はこの短いつぶやきにこそ、橋下氏が考える政治のイメージが集約されているように思います。つまり彼は、「民主主義は国民のコンセンサスを得るための制度だが、そのコンセンサスは、論理や科学的正しさではなく、感情によって成し遂げられるものだ」と言っているのです。
こうした橋下氏独特の民主主義観は、僕を次のような推論に導きます。
橋下氏は、人々の「感情を統治」するためにこそ、言葉を発しているのではないか。そして、橋下氏を支持する人々は、彼の言葉を自ら進んで輪唱することによって、「感情を統治」されているのではないか。
そう考えると、橋下氏がしばしば論理的にめちゃくちゃなことを述べたり、発言内容がコロコロ変わったりしても、ほとんど政治的なダメージを受けない(支持者が離れない)ことにも納得がいきます。そうした論理的ほころびは、彼を支持しない者(感情を統治されていない者)にとっては重大な瑕疵に見えますが、感情を支配された人々にとっては、大して問題になりません。なぜなら、いくら論理的には矛盾しても、感情的な流れにおいては完璧につじつまが合っているからです。
先述した「毎日放送記者の糾弾事件」はその好例です。この30分近くにわたる女性の記者と橋下市長とのやりとりでは、記者は一貫して、「君が代起立斉唱条例」を立案した張本人である橋下氏に対して、府立高校校長によるいわゆる「口元チェック」の是非を問い質しています。
記者としては当たり前の発想です。橋下氏が条例を作ったからこそ、教育委員会が起立斉唱命令を出し、校長が「口元チェック」をした。だから、立案者の橋下氏にそのことについて質問する。極めて自然なロジックです。ところが、橋下氏は「自分は条例を作っただけであり、命令を出したのは教育委員会だから、その問いに答えるのは自分の仕事ではない。だから教育委員会に聞け」と言いはり、記者を「勉強不足だ」と責めたてます。
冷静に考えれば、橋下氏の言うことは論理的に破綻しています。直接命令を出したのは教育委員会かもしれませんが、その元になる条例を作ったのは橋下氏なのですから、彼には記者の質問に答える責任があるはずです。少なくとも、質問をする記者が「とんちんかん」などと口汚くなじられる筋合いはありません。
しかし、動画を観た多くの人々が、橋下氏に対して拍手喝采を送りました。なぜなら、橋下氏が繰り出す言葉には、一貫して「ふざけんなよ、マスゴミのオンナ記者!」という感情が込められていたからです。論理的には矛盾していても、感情的には一本筋が通っていたのです。
だから日頃からマスコミに不満を抱いていたり、ミソジニー(女性嫌悪)的な暗い思いを抱いていたり、あるいは単に誰かをいじめたい気分に駆られていた人々は、彼の演出する感情に波長を合わせ易かったし、合わせることができた。そして彼が発した「とんちんかん」などという言葉をそのまま借用して、自らの感情をネット上などでぶちまけた。これは、橋下氏の目指している「感情を統治する民主主義」が典型的に機能した例だと言えるでしょう。
とはいえ、橋下氏の言葉がいくら感情を喚起し、したがって強い感染力があるとしても、それを流通させる手段がなければ、世の中に広く伝播することはできません。しかしこの点でも、橋下氏は非常に抜け目のない戦略家であると言わざるをえません。
実際、ツイッター上で橋下批判に本腰を入れてまもなく、僕は本当に驚かされました。例えばある日、君が代問題で橋下氏が物議をかもしたニュースについて1日かけてあれこれ論じていると、翌日には職員の入れ墨の件がニュースとして浮上するのでそれについて僕も論じる。ところが次の日には、橋下氏が知識人の誰かをツイッター上で罵倒して、それが問題になる。そして次の日は文楽潰しの問題、次の日は原発、次の日は維新八策…という具合に、ほとんど毎日、日替わり定食のように、何かしら問題、つまりニュースが起きるのです。
これを逐一取り上げると、どうなるか。僕は毎日毎日、橋下さんのことばかりを論評するはめになります。実際、実に忌々しいことですが、僕はここ数か月、「映画作家」というよりも、「橋下評論家」のようになっています。そしてこれこそが、僕だけではなく、関西のマスメディアが多かれ少なかれ陥っている状況なのです。
事実、橋下氏は毎朝30分間もの「ぶら下がり取材」と、週に1回2時間にも及ぶ記者会見を行っています。そして関西テレビ報道局デスクの迫川緑氏からシンポジウムの壇上で聞いた話によると、橋下氏は会見を短く切り上げたりせずに、記者の方が根負けするくらい、とことん最後まで付き合うそうです。
しかも橋下氏は毎日のように新しいネタを提供する。それもたいていは、物議をかもすような過激なネタです。テレビ局としては取り上げざるをえません。しかし迫川氏によれば、ネタがあまりに多すぎるので詳しい取材が追いつかず、とりあえず橋下氏のコメントを主体としたニュースを流す。気がつけば、30分のニュース番組に橋下氏が何度も登場する。そういうサイクルになりがちだそうです。つまり公共の電波で流れるニュース番組が、知らず知らずのうちに「橋下徹ショー」になっているわけです。
だからといって、メディアは橋下関連の報道をやめることができるでしょうか。彼の政治姿勢や政策が大阪市民や、ゆくゆくは日本国民に重大な影響を与えかねない以上、報道機関には報じる責任があります。しかし報じれば報じるほど、橋下氏の言葉は世の中に伝染して影響力を増し、だからこそ更に報じなくてはならなくなる。そういうジレンマと悪循環が生じているのです。
ついでに申し添えておくならば、取材者の立場からすれば、これは同時に「ネタに困っても大阪市役所に行きさえすれば、新しいニュースがある」という状況でもあります。ニュースを常に探し求めている者にとっては、これはある種の楽園です(僕もかつてテレビ・ニュースの現場をかじったことがあるので、実感としてそう思います)。つまり橋下氏は、報道機関にとって「おいしいネタ元」になりつつある。そうなれば記者たちも、できれば橋下氏と仲良くしていたいでしょう。険悪になれば、最高の「情報ソース兼タレント」へのアクセスを失いかねないからです。彼に対して報道機関が厳しい批判を加えにくい背景には、ときおり見せしめのように行われる「記者のつるし上げ」の恐怖もあるでしょうが、そういう現場の心理も働いていると思うのです。
さて、そろそろ紙幅も尽きてまいりましたので、最後に、橋下氏の批判勢力側の言葉の問題について触れたいと思います。
僕はこの数か月、橋下氏を支持する人々と議論しながら、ある種の虚しさを感じ続けてきました。それは馬の耳に念仏を唱えているような、そういう空虚さです。自分の言葉が、驚くほどまったく相手に響かないのです。
しかし橋下氏の言葉の感染力とその原因について考察してみると、僕を含めた批判勢力が繰り出す言葉が、氏の支持者に対して「のれんに腕押し」状態であることにも、理由があるのだなという気がしています。
というのも、僕らが繰り出す言葉も、実はだいたい語彙が決まっているのです。
「民主主義への挑戦」「独裁」「ヒトラー」「マッカーシー」「戦前への回帰」「憲法違反」「思想良心の自由」「人権を守れ」「恐怖政治」「強権政治」などなど…。
こうした言葉は、それらを好んで発する人間にとっては、強い感情を喚起しうる強力な言葉です。これらの言葉を橋下氏やその支持者に投げかけるとき、僕らはまるで最強のミサイルを撃ち込むかのように、「どうだ、参ったか〜」という気持ちで発するのです(『世界』を愛読する方の多くはそうではないでしょうか)。実際、たぶん1970年代くらいまでは、例えば「思想良心の自由」という言葉は、まるで水戸黄門の印籠のように、それを発しさえすれば誰もが条件反射的にひれ伏してしまうような、強力な殺し文句でありえたのではないか。(といっても僕は1970年に生まれたので、実際のところはよく分かりませんが)。
しかし時代は変わり、橋下氏とその支持者に「思想良心の自由を守れ」とか「恐怖政治だ」などという言葉を浴びせても、彼らはびくともしません。「だからなに?」という調子で、面白いくらいに効き目がありません。コミュニケーションが成立しないのです。そして、様々な世論調査で橋下氏の支持率が過半数である以上、かなり多くの日本人が、僕らが繰り出す「黄門様の印籠」には反応しなくなっていると推定できるでしょう。
おそらく彼らにとっては、これらの言葉はすでにリアリティを失い、賞味期限が切れてしまっているのです。したがって感情を動かしたりはしないのです。彼らは、例えば君が代の問題を語る際にも、「思想良心の自由を守れ」よりも、「公務員は上司の命令に従え」というフレーズの方に、よほど心を動かすのです。僕個人としては、極めて由々しき事態であると思います。
とはいえ、彼らを責めてばかりもいられません。
考えてみれば、実は僕らにも戦後民主主義的な殺し文句に感染し、むやみに頼りすぎ、何も考えずに唱和してきた側面があるのではないでしょうか。つまり橋下氏の支持者たちと、同型の怠慢をおかしてきた可能性はないでしょうか。そして橋下氏の支持者たちは、僕らが繰り出す言葉からそのような臭いを敏感に嗅ぎ取っているからこそ、コミュニケーションを無意識に拒絶している。僕にはそんな気がしてなりません。
もちろん、民主主義的な価値そのものを捨て去る必要はありません。むしろ、ある意味形骸化してしまった民主主義的諸価値を丹念に点検し、ほころびをつくろい、栄養を与え、鍛え直していく必要があるのです。
そのためには、まず手始めに、紋切り型ではない、豊かでみずみずしい、新たな言葉を紡いでいかなくてはなりません。守るべき諸価値を、先人の言葉に頼らず、われわれの言葉で編み直していくのです。それは必然的に、「人権」や「民主主義」といった、この国ではしばらく当然視されてきた価値そのものの価値を問い直し、再定義していく作業にもなるでしょう。
橋下氏や彼を支持する人々をコミュニケーションの場に引きずり出し、真に有益な言葉を交わし合うためには、おそらくそういう営みが必要不可欠なのだと思います。
(岩波書店『世界』2012年7月号)
Posted by Kazuhiro SODA at 4/03/2013 0 comments
