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非常に賢明で、遅すぎたくらいだろう。ウィンドウズのソフトにはCIAへのバックドアがあるというのは有名な話で、有名IT企業社長ですら自分のパソコンのカメラにテープを貼ってある写真が流出している。
(以下引用)中国、政府使用IT機器から米国製の半導体やOS排除方針=FT
中国は、政府使用のパソコン(PC)とサーバーから米半導体大手インテル、アドバンスト・マイクロ・デバイセス(AMD)両社のCPUを段階的に排除することを定めたIT機器調達指針を導入した。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が24日伝えた。写真は2023年2月撮影(2024年 ロイター/Florence Lo)[24日 ロイター] - 中国は、政府使用のパソコン(PC)とサーバーから米半導体大手インテル(INTC.O)、アドバンスト・マイクロ・デバイセス(AMD)(AMD.O)両社のCPUを段階的に排除することを定めたIT機器調達指針を導入した。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が24日伝えた。FTによると、この指針ではマイクロソフト(MSFT.O)の基本ソフト(OS)「ウインドウズ」や外国製のデータベースソフトウエアの代わりに、国産の製品を使うことも求められている。町村単位以上の政府機関はIT機器購入に際して、「安全」かつ「信頼できる」という観点で基準を満たすCPUやOSを選ぶよう指示されているという。中国工業情報省は昨年12月、CPUとOS、集権的なデータベースについて、それぞれ「安全」かつ「信頼できる」とみなされる製品のリストを記した声明を発表しており、ロイターが確認したところ、該当するのは全て中国企業の製品だった。PR -
今日三つ目の(写楽呆助のように眼が三つあるわけではない)記事になるが、非常に有益な記事なのでこちらの自称「政治経済ブログ」に載せておく。私は「耕助のブログ」もお気に入りに入れているが、固い記事が苦手なので、たまにしか目を通さない。今回の隠居爺氏の「要約」は非常に助かる。で、その記事の中の脱線部分と私が判断した部分は省略して転載する。
ちなみに「帝国主義」とは、私の定義では「侵略主義」と同義である。
(以下「隠居爺の世迷言」から転載)- 公式ジャンル記事ランキング:
- 小説・エッセイ・ポエム38位
今日は耕助のブログからの記事をご紹介したい。私の表題はかなり意訳したものであり、耕助のブログでは「米国は自分の攻撃的な暗い鏡を通して中国を見ている」
と訳されている。原文は「The US sees China through the dark mirror of its own unbridled aggression」(2024.3.12)で、直訳すると「米国は自国の "放縦な侵略" という邪悪な鏡を通して中国を見ている 」くらいになるだろうか。
この記事を書いたのは、John Menadueという人になる。「Pearls and Irritations」( "玉に瑕" とでも訳すのだろうか)という自分のホームページを持っていて、そこから発信している。
John Menadueはオーストラリアの人で、1935年生まれというから現在89歳になる。89歳でこれだけの発信力があるのは立派。経歴も立派で「ゴフ・ウィットラム首相及びマルコム・フレーザー首相の下で内閣府長官、その後駐日大使、移民省長官、カンタス航空CEOを歴任」となっている。
(中略)
話がそれた。本題に戻ろう。記事全体の日本語訳は「耕助のブログ」に掲載されているので、私は記事をかいつまんでコメントしていきたいと思う。
まず、 John Menadueは、中国は決してアメリカのような侵略的な国ではなく、歴史的事実がそれを裏付けていると述べる。「中国が我々の世界的な支配と覇権を奪おうとしているのだろうか? していない。しかし私たちはそう主張している。」と元米国上級外交官のチャス・フリーマンの言葉を引用している。
この点についても、日本人の誤解というか洗脳度は強過ぎるように思う。世界で1番あくどい国、凶悪な国は何といってもアメリカになる。アメリカに2発も原爆を落とされていながら、そう思えない日本人というのはあまりにもおめでた過ぎる。 " 脳内お花畑 " というやつだ。アメリカの野心は世界征服だろうから、残酷さにも際限がない。
その点、中国や欧州は世界征服をすでに実践して終了した国になる。モンゴル帝国やローマ帝国がそれだ。そのため、中国や欧州は世界征服が取るに足らないものであることを知っている。「おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。」ということを理解している。
しかし、アメリカはそのようなわけにはいかない。頭の中がカラッポの若者のように、世界を征服すれば、そこには無限の幸福が落ちているかのように夢想してしまう。歴史を持たない国の悲しさであり、現在世界中の迷惑、嫌われ者になっている。
大体において、日本の貿易相手国は、輸出入共に中国が1位を続けている。アメリカが主張するように、そして、日本人が洗脳されているように、中国が侵略的で信用のできない国であるのならば、日本の貿易の最大の相手国が中国であるはずがない。いつものことだけれども、日本人は事実を見ないでプロパガンダに洗脳される。
「(米国は)戦争が自国の権力と権威を保持し、それを強化する手段だと考えている。戦争と、戦争を仕掛けるぞという脅しは米国の政策の一貫した特徴である。」「2世紀以上にわたり、米国は多くの外国政府を転覆させてきた。他国への影響力を保持し、富を得るために戦争に依存する "国家の中の国家ともいえる軍事・ビジネス複合体" を持っている。」とJohn Menadueは述べる。
ここ3回ほど当ブログで取り上げたFinian Cunninghamと同様の主張であるように感じる。そして、「国家の中の国家ともいえる軍事・ビジネス複合体」というのは "ディープステート" と言い換えていいように思う。どうやら私の "ディープステート" イメージも固まってきている。
John Menadueは述べる。「私は、ほとんど常に戦争状態にある国と “手を組んで“ いることの危険性について何度も注意を喚起してきた。事実は明らかである。米国は戦争のない10年間を過ごしたことがない。1776年の建国以来、米国はその93%もの期間戦争をしてきた。」と。
そうなのですよ。アメリカは戦争立国の国であり、戦争なしでは死んでしまうと思っている国になる。そして、かつてオーストラリアの高官だった人が、そんなアメリカと同盟を組むことの危険性を指摘している。
しかし、現在の日本は、というよりも岸田総理は、アメリカと同盟を組んでいるばかりではなく、積極的にアメリカの行う戦争の片棒を担いでいる。また、国富をアメリカに横流ししているのは詐欺師同然だ。少しはシラフに戻ってはどうかと思う。
続いてJohn Menadueは「ホンジュラス、グアテマラ、イラン、ハイチ、コンゴ、インドネシア、日本、ベトナム、チリ、イラク、アフガニスタン、そして最近ではシリアなど、外国政府の転覆や干渉は多岐にわたる。」と述べている。
まさに悪の帝国アメリカ。他人の国にずかずかと入り込んで、やりたい放題、殺し放題という国がアメリカになる。それは、現在の駐日アメリカ大使を見ても分かる。私は、安倍元総理の暗殺はアメリカの仕業だと思っているけれども、それが公的に立証されるか否かにかかわらず、状況証拠は確実にアメリカが犯人であることを示している。
(独白:案外、岸田総理は「安倍がいては俺の売国政策がうまくいかない。消してくれ。」とアメリカに頼んだのかもしれない。あ、これは私の妄想以外の何ものでもないので、お詫びして取り消します。なお、今後この記述に関しては私の記憶がなくなりますので悪しからず。)
続いて、「中国は40年間、国境の外で軍事活動を行っていない。米国のように世界中に軍事力を誇示することもない。」「中国にはオーストラリアや米国を攻撃する意図も能力もない。自国の国境を守る以上の軍事的侵略の歴史もない。」「その中国が、米国やその同盟国から自国を守るための軍事力を持たなければならないと決意したのは驚くべきことではない。」と記載している。そうなんですよ、皆さん。
「もし中国が帝国であれば、とっくの昔に無防備なモンゴルを飲み込んでいただろう。国境を接しているモンゴルは民主的で鉱物資源に恵まれ、ウクライナの2倍以上の面積がある。」これについても私が以前から思っていることになる。中国と国境を接している国は、中国に侵略されていない。
実は、そのことを一番よく知っているのが日本であり、日本は現在アメリカから実質的に植民地として扱われているが、中国が日本を植民地化したことは歴史上一度もない。モンゴル帝国が2度襲ってきたけれども、モンゴル帝国はモンゴル民族の国だった。尖閣諸島のことを持ち出したがる人もいるだろうけれど、それはアメリカの戦略になる。アメリカは、尖閣諸島、竹島、北方領土を、日本が周辺諸国と協調しないための罠として温存してしている。あるいは、日本と周辺諸国を戦わせるための火種でもある。純粋に尖閣諸島、竹島、北方領土を日本の領土であると主張している人たちの単純さにはうらやましいものがある。
続いて、「米国は、自国が何世紀にもわたってそうしてきたように、中国が世界中で攻撃的な行動をとると信じている。」「アメリカは、自国の社会と経済が破綻していることを直視するのを避けるために、中国の一省である台湾をめぐって中国を戦争に駆り立てることで、競争相手を攻撃し、機能不全に陥れようとしている。」との記載がある。
そうなのだろうなあ。アメリカという国は自分の姿を鏡で映してみせて、「ほら、あそこにこれ以上ないくらいの凶悪、凶暴な悪魔がいる」と騒ぎ立てるような国になっている。そして、岸田総理はその煽りに乗りたくて仕方がない。さらに忘れてならないことが、アメリカの凋落になる。1960年代がアメリカの最盛期だったろうか。それこそ飛ぶ鳥落とすくらいの勢いがあった。そして日本を含めた周りの国も、アメリカからの恩恵をたくさん受けた。ところが、そのようなアメリカも、今では害悪の方が大きな国になってしまった。単に日本の富を奪うだけではなく、「LGBT法」や「移民受け入れ」などという、迷惑千万な価値観まで押し付けてくるとんでもない国になってしまった。
最後の方でJohn Menadueは、自国であるオーストラリアの政府批判をする。私は知らずにいたが、どうやら現在のオーストラリア政府の方針も現在の日本と似たようなもので、アメリカ追従というか、アメリカ服従になっているようだ。
いうまでもないことだが、どんな国であっても独立することが必要だ。というか、国とは独立することを前提に成立している。独立とは自己決定権を持つことだ。岸田総理のように独立を捨て、国を切り売りしながら自己保身を図っているようではあまりにも情けない。もちろん情けないだけではなく、国益を損なっている。最後に一言お断りしておくけれども、私は中国の信者でも、スパイでもない。貿易相手国No.1であることが示すように、中国は日本にとって必要な国であるけれども、同時に細心の注意を払って用心しなければならない国でもある。「わーい、中国はいい国だ」と無防備に走り寄っていけるような国でないのは当然だ。手放しで安心できるような国は中国に限らずどこにも存在しない。日本人は国が独立するということがどのようなことであるかを知らない。おそらく一人一人が個として確立していないためだろう。
とはいえ、中国はアメリカよりはずっと安心できる国であることは間違いがない。原爆を日本に落としてはいないし、ワクチンで日本人を何十万人も殺すような真似を中国はしていないのだから。
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これは緊急性の高い情報だと思うので、転載する。日本とは違って、ロシアの警察は有能なようだ。もっとも、こうしたテロ末端はいくらでもカネで買えるから、その背後の存在(アメリカ・イギリス)が最大の問題なのだが。これはウクライナ戦争も同じ。ウクライナ政府はテロ末端にすぎない。
(以下「大摩邇」から引用) -
ガザの事態(大虐殺)に変化はほとんど無いが、イスラエルの悪魔的所業とアメリカの後押しという状況に変化が無いこと自体が情報なので、情報拡散に協力する。
(以下「大摩邇」から転載) -
最近は、読むのが面倒くさいので流し読みしかしていない「逝きし世の面影」ブログ記事だが、今回は異常な長文で「葬送のフリーレン」を絶賛し、併せて我田引水的な自論を滔々と述べている。まあ、その自論の「地球温暖化詐欺論」は私も同感だが、それとフリーレンを結びつけるのは何だかなあ、と思う。
ちなみに、私はアニメしか知らないが、登場人物がすべてぼそぼそ声で、難聴の私には聞き取れず、バトル場面でも全員喜怒哀楽を見せない「お洒落バトル」も気持ち悪いので、あまり好みではない。見て楽しいアニメではない。情感たっぷりとされている風景描写も、単調である。まあ、「趣味に関しては議論不可能」である。引用したのは、宗純氏の執筆努力に敬意を表する意図である。
ひとつ言えば、「魔族と人間は両立不可能」「同じ言葉を話しても、まったく別の生物がいる」という思想はかなりな危険性を持っていると思う。それこそが、イスラエルのガザ大虐殺そのものだろう。ここ(引用記事)では、「イスラエル=魔族」という説だが、その方向でも、救いは無い。
(以下引用)
アニメ「葬送のフリーレン」が台湾全土で大人気、その魅力はどこに?―台湾メディア
3月19日 Record China台湾メディアの台湾醒報は17日、日本のアニメ「葬送のフリーレン」が台湾全土で大人気になっているとの記事を掲載した。
同作は山田鐘人氏(原案)とアベツカサ氏(作画)による漫画が原作。さまざまな種族がいる世界を描いたファンタジーもので、1000年以上生きるエルフの魔法使いである主人公フリーレンが勇者ヒンメルら仲間たちと共に魔王を倒し、10年に及ぶ冒険の旅を終えたところから始まる。そして50年後、かつての仲間の死に直面したフリーレンが、人間について知ろうと新たな旅に出るという物語だ。
記事は、「日本では勇者の冒険系アニメはすでに氾濫しているが、『葬送のフリーレン』は優れたビジュアルや特殊なストーリー、時々発せられる心に迫るセリフによって、年齢を問わず多くの人を夢中にさせている」と説明した。
その上で、「オープニングから特殊で、普通であれば勇者が仲間を探し、困難を経て最終的に魔王を倒すという流れだが、本作は魔王を倒したところから始まる」と紹介し、「フリーレンは時に、あまり役に立たない魔法のために同じ場所に10年以上とどまろうとし、仲間たちをあきれさせる。このようなストーリーに観客はくすりと笑わせられてしまう」とした。
また、フリーレンの個性が魅力的だとし、弟子のフェルン、かつての仲間アイゼンの弟子シュタルク、途中から旅を共にすることになった僧侶ザインらと旅をする中で、ヒンメルとのさまざまな思い出を思い出すハートウォーミングなシーンがある一方、すさまじい魔力を持っていながら一番好きな魔法は花畑を出す魔法であることや、みんながわなだと知っているミミック(宝箱のモンスター)に何度も引っかかってしまうというギャップも、視聴者を引き付けているとした。
さらに、作中に散りばめられたセリフが心を打ち、その多くは日常生活にも言えることだと言及。アイゼンの「怖がることは悪いことではない。この恐怖が俺をここまで連れてきたんだ」というセリフや、勇者の剣を抜けなかったヒンメルの「いいじゃないか、偽物の勇者で。僕は魔王を倒して世界の平和を取り戻す。そうすれば偽物だろうが本物だろうが関係ない」というセリフを挙げた。また、ヒンメルが自身の銅像をつくってもらう際に発した「一番の理由は、君が未来で一人ぼっちにならないようにするためかな」というセリフについて、「フリーレンへのはばかることのないロマンチックな告白だった」と評した。
記事は、「同作が称賛されるのは、いつも予想の上を行くストーリーと、類似のアニメと一線を画すパターン、哲理に富んだセリフ、そして文学作品とバトル作品とラブストーリーの要素を兼ね備えているからだ」と分析した上で、「BGM制作には外国人のエバン・コール氏、声優には『SPY×FAMILY』の種崎敦美を起用するなど細部にまで気を配って作り込まれた同作が、多くの人から好評を博すのも不思議ではない」と結んだ。(翻訳・編集/北田)
3月19日 Record China

600年ほど前に魔王軍の七崩賢で最強の黄金郷のマハトに負けて以後、戦いを放棄して静かに隠棲するエルフの魔法使いフリーレンを、魔王討伐の10年の旅に誘うドアーフ(北欧神話では鍛冶屋や鉱夫のこびと)戦士アイゼン、勇者ヒンメル、僧侶ハイター達3人組。

危険な北部方面入域条件の1級魔法使い試験に臨むカンネ(ドイツ語の「水差し」の意味)とラヴィーネ(ドイツ語で「雪崩」ゴスロリ衣装の少女風だが喧嘩早い)とフリーレン(ドイツ語で「凍る」見かけは身長1メートル40センチ以下の少女だが白髪)白銀に輝く雪山は美しいが雪崩は怖い。雪崩に遭遇して生還率はおよそ「3分の1」だと言われている。
テレビアニメ『葬送のフリーレン』第28話(最終回)「また会ったときに恥ずかしいからね」が本日22日、日本テレビ系で午後11時45分から放送
“魔王討伐後”という斬新な時系列で展開する、胸に刺さるドラマやセリフ、魔法や剣による戦い、思わず笑ってしまうユーモアなど、キャラクターたちが織り成す物語が多くの読者を獲得。「マンガ大賞2021」で大賞を受賞した人気作品で、コミックスは累計1700万部を突破している。
「葬送のフリーレン」生きとし死せる、全ての人に捧ぐ
勇者たち4人の10年に及ぶ魔王討伐の冒険の終わりから始まる後日譚。『葬送のフリーレン』冒険の旅から凱旋してから50年後に4人は再会を果たすが老いた勇者ヒンメルは老衰で再開直後に死亡。盛大な葬儀の真っ最中に「人間の寿命は短いと知っていたのに。なぜ、知ろうとしなかったのだろう」と涙するエルフの魔法使いフリーレンは「人を知る旅」と続けたのち、魔王討伐から70年後に僧侶ハイターと再会。その4年後に100歳近い年齢に達して戦災孤児のフェルンをフリーレンに託して天寿を全う。フリーレン達は全ての死者の魂が集まるという場所(死者と対話が出来る)大陸の北の果てのエンデ(Ende 終わり・端)にある「オレオール」(天国?)へ「人を知る」ための冒険の旅を始める。
成長と冒険だけではなく「老い」と「死」をも描いた「葬送のフリーレン」
突然身長がぐんぐん伸びて祖母を追い抜いた小学生の孫娘が10歳の誕生日に「葬送のフリーレン」全12巻を大人買い。以後は漫画本は言うに及ばず、「葬送のフリーレン」のテレビの録画ビデオや関連ネット番組だけではなくアニメの似顔絵の模写などフリーレン漬け三昧のマニアぶり。影響されたのか中学生の姉娘も勉強のノートに何やら似顔絵を書いている始末。(よく見ると曲亭馬琴や葛飾北斎の似顔絵が・・・受験勉強のノートがカラフル)ジイジも見て見て「貸してあげる。」と自分の宝物の漫画本を我が家に持参したので、目を通すと主人公フリーレンは長寿のエルフで年齢1000歳以上の設定なので他のアクションとか冒険もの漫画とは大違いで常に冷静沈着。決して叫ばないしオノマトペも最小限。あのベストセラーになった解剖学者の養老孟司「バカの壁」より2万倍は哲学的な思考と科学的教養を真剣に考えているのですから「葬送のフリーレン」沼にド嵌りしてしまう。

葬送のフリーレン 6巻(山田鐘人・アベツカサ)/小学館デンケンと同じ宮廷魔法使い出身の「レルネン」は、50年前の大陸魔法協会設立時からの最高位「一級魔法使い」で80歳近い高齢。聖杖の証の意味を知っているなど博識だが初対面のフリーレンに「魔王討伐の名声が無理なら、せめて天下に悪名を残す」と唐突に人を殺す魔法(ゾルトラーク)をぶっぱなし葬送のフリーレンに戦いを挑むなど見かけとは違い血の気が多い熱血漢。
人類にとって80年の時間経過は長い(世の中の常識が大きく変化するのに十分の時間)
ゾルトラークは魔王軍屈指の天才魔法使い「腐敗の賢老」クバール(名前の由来はドイツ語で「苦悶」を意味する"Qual")が開発して勇者ヒンメル達4人に勝利するも、封印されて80年が経過。1000年生きる魔物にとっては短くとも、人間にとって80年の技術革新は凄まじくクバールのゾルトラークは人類の「魔族を殺す魔法(ゾルトラーク)」「一般攻撃魔法」へと進化していた。(★注、「葬送のフリーレン」ではゾルトラークが素晴らし過ぎた。その後に人類が全員必死で研究したことで猛スピードで技術革新が起こったと説明されている)

若くして権力闘争に敗れ宮廷を追われるが、この時にデンケン一人が庇ったころから恩義を感じている。

「私たちは人間だ。生きられる時間は限られている。」「今生の別れは、いつ来るとも分からないのに。」
「葬送のフリーレン」の大陸魔法協会では最古参のレルネンは、何時かデンケンに恩義を返そう。いつか返そうと思ってきたが「何時か」なんて時は、私達の人生には存在しない。その内「何時かしよう」とかの怠慢は許されない欺瞞だ。最早「先送り」は出来ない(時間が残されていない)との「葬送のフリーレン」に書かれたレンネンのセリフが秀逸で、建前優先の哲学者の言葉よりもビンビンと心に刺さる。人間の寿命は最初から限られており老人だけではなく若者でも同じで「何時か、そのうちに」など、そんな悠長な時間は、そもそも我々人類には存在していないのである。(★注、対照的に1000年以上生きる長寿種のエルフのフリーレンの時間間隔では魔王討伐の10年は一瞬の出来事であり、平気で何百年でも待てるほど時間がゆっくりと流れている)
『葬送のフリーレン』無名の大魔族ソリテールを考察する
2022.09.28 ヤマカム
100話『葬送のフリーレン』ソリテール
88話100年前、魔王軍配下の七崩賢で最強の黄金郷のマハトが人類の感情に興味を持ち、「人類の研究をしてる変わり者の魔族がいると聞いた」(88話)と出会ったのが、同じく人類を研究しているソリテールという無名の大魔族
- 人類の研究してる変わり者の魔族
- 人類が昔使ってた造船所に暮らす

- 魔王から「収斂進化」という言葉を教えられた。「収斂進化」とはクジラやイルカやシャチが魚のような姿で哺乳類なのは、陸の生き物が海で暮らして長い年月が経過そて魚そっくりな見た目になった。これを興味深く研究。
- マハトの人間の感情が知りたいを「くだらない」
- マハトはソリテールから人類の魔法を習う(91話)
- 好き好んで人類の魔法を研究してる(94話)
- 昔から人と話しをするのが大好き(97話)
- 色んな事を会話した後、全員ぶっ殺した模様(97話)

ソリテール「人によく似たこの姿も、人と同じこの言葉も、まるで人のような振る舞いも、すべては人を欺き捕食するために獲得した、進化の証」(88話)つまり、魔族はもともと違う姿だったが人を欺き捕食するために同じ姿に収斂進化したもの(もともと陸上生物だった哺乳類のシャチが海で長い年月暮らす内に魚類のサメ類とそっくりの見た目になった)

そもそも、「魔族の最初の言葉は草むらなど物陰から『助けて』と叫んだ」ことに由来する。魔族が人類を捕食する時に有効だったから魔族が言葉を使うようになったのだとフリーレンは弟子にとった幼いフェルンに説明している。もともと魔族というのは魔物が進化した種族です。始祖は人間をおびき寄せるため「助けて」と言葉を発した魔物だった。(14話)100話ソリテール「私は人類に狩られる日が来ないと思ってる程傲慢ではない」と述べる。魔族が人類を捕食するために進化したなら当然人類も進化すると考えた。
捕食者ゆえの致命的欠点
ソリテールは「油断とおごりは「捕食者」特有の致命的な欠点で、それが原因で多くの魔族が命を落としている。」「これほど狩られてもなお(捕食者である)魔族は自分が狩られることを学べていない」と黄金卿のマハトに語っているが、パレスチナ自治区ガザでジェノサイドを続けるイスラエル(IDF)を支援する、驕りたかぶる今の傲慢と偏見の欧米リベラルメディア知識人に聞かせてやりたいほどの「大名言」である。

北部高原の最北端で魔王軍の残党による襲撃があった。たった一人の魔族に堅牢な城塞都市が落とされた。住民は皆殺しだそうだ。そしてその魔族の足取りは掴めていない。(92話)
フェルンは、優し気な物言いの無名の大魔族ソリテールから、ものすごい死臭を感じる(95話)

フリーレンはフェルンに「無名の大魔族と出会ったら迷わず逃げること。莫大な魔力を持つ大魔族は例外無く長い年月を生きている。なのに人類側にその記録が無いということは、遭遇した者は全員、皆殺しにされている可能性が高い。」(95話)
人間が好きというより「人の死に際の言葉」が好きってサイコレベル

ソリテールは人間の死に際の言葉が大好物!フェルンたちとの戦いでもデンケンにもこれが大好物であることが伺える。「人間と会話するの好き」→「そして殺す」→「死に際の言葉聞ける」である。
ソリテールは姿形が似てるのは魔族が人間を欺き捕食するために進化したって導く研究し、会話大好きで人類の習慣や文化や魔法技術まで研究してる。でも最後は絶対殺す。

人類との共存を考える七崩賢で最強の黄金郷のマハトは魔族が感じることがない(人類だけが持っている)「悪意」や「罪悪感」について人類を研究しようとして考えているが未だ辿り着くことができないでいる。
ところが、ソリテールは、「共存か。面白いね、君。」「魔族は人とは遠いんだよ。まったく別の生き物なんだよ。羽虫の感情を知ろうとしてるようなもんだよ。」と優しく論じてマハトの知ろうとしてることは「時間の無駄だ」と言い切った後に、

ソリテール「実験っていうものはね、失敗するものなの。たくさんたくさん失敗して、最後に一つの答えを導き出す。次にいこうよマハト。そして証明してほしい。共存だなんて、ただの夢物語であるということを。」(95話)

本庶佑語録・「学問とは常識を変えること」 高校では「教科書が正しい」と思って身につけるが、大学では「教科書を疑うこと」
教科書を信じるな!ネイチャーなど一流誌の科学論文の9割はゴミ(10年後に残るのは1割程度)2021年05月27日 | 存在脅威管理理論 みんな仲良く陰謀論 \(^o^)/
「葬送のフリーレン」に出てくる1000年以上生き続けて人類を研究している無名の大魔族ソリテール「実験っていうものはね、失敗するものなの。たくさんたくさん失敗して、最後に一つの答えを導き出す。次にいこうよマハト。そして証明してほしい。共存だなんて、ただの夢物語であるということを。」(95話)とは、ほぼ2018年ノーベル生理・医学賞受賞者本庶祐と同じ程度の知的水準に達していた。今の非科学的なCO2地球温暖化を不磨の大典とする絶望的なお馬鹿左翼の20000倍以上は科学の根本(イロハのイ)を理解しているらしい。
日本政府(文科省の下村博文大臣)が絡んだSTAP詐欺は誰も便乗者がなく1週間で終わる
浜の真砂はつきるとも2014年1月、理研の2年契約社員(若手女性研究員)の小保方春子博士がネイチャー誌にSTAP論文が初めて掲載されたとしてマスメディアが『ノーベル賞受賞が確実な大発見だ』と天まで持ち上げて日本中が大騒ぎになったが、あまりにも不思議すぎる出来事に心底驚いた。(★注、もし小保方春子が言うように弱い酸程度の刺激で細胞が簡単に初期化するなら、酢だこやモズクは危険すぎて食べれない。レモンをかじることはフグの肝を食べる以上の命がけの冒険になる)
ところが、論文のデーター改竄が発覚し記述の杜撰な間違いも見つかったら、(STAPのような科学論文の間違いなど日常茶飯事で少し珍しくないのに)今まで『リケ女の星だ』と全員で度外れた恥ずかしいヨイショをしていた、その舌の根も乾かぬうちに今度は180度逆に『科学の間違いは許さない』とメディアスクラムで激しいバッシングが始まったのですから、もっと驚いた 2021年09月24日 | 政治 アメリカの科学詐欺に騙された世界中の科学者そもそも実験とは失敗するもの「葬送のフリーレン」ソリテールが科学的過ぎる
失敗こそが進歩の原動力であり、ソリテールの「たくさんたくさん失敗して、最後に一つの答えを導き出す。」
人類はアルキメデスの浮力の原理を知る前から船を作って大海原に漕ぎ出したし、風力や流体力学を知らなくても帆船を作り、堤防を作って洪水を防ぐなど、科学の「原理」を知る前に、すべての物事を真剣に「観測、観察」することや、失敗を恐れず経験を積み重ねることで進化してきたとの、「葬送のフリーレン」に記載してある登場人物たちの言葉の数々が素晴らしい。(★注、多くの人々が誤解しているが、麻酔では科学的な機序の解明は終わっておらず、経験則の積み重ねで大きく外科手術が進歩している)
ジェノサイドのソリテールやイスラエル(IDF)より危ない
「葬送のフリーレン」で人類にとって最強最悪(魔王亡き後のラスボス)らしい終極の聖女トートの「呪い」の意味とは
(『葬送のフリーレン』第117話 山田鐘人・アベツカサ / 小学館)フリーレンや勇者ヒンメル達4人パーティの討伐を目的に、魔王軍配下の七崩賢「奇跡のグラオザーム」からの招集を受ける。(現在から80年ほど前で、勇者ヒンメルが老衰で死ぬ53年前。この時の戦闘では不利と見た勇者ヒンメルが退却を指示して引き分けに終わる)
(『葬送のフリーレン』第117話 山田鐘人・アベツカサ / 小学館)ところが、「魔族最強の戦士」と呼称して「戦えると聞いてここに来た。それだけだ。」「俺のような老いぼれから言わせると、長生きに秘訣などいらん。全霊を以って戦場(いま)を踊るだけよ。」強敵との戦いを喜ぶ「血塗られし軍神リヴァーレ」(ほぼ北斗の拳に出てくる格闘オタクで筋肉馬鹿のラオウの「葬送のフリーレン」版)とは大違い。
終極の聖女トートは、「私は戦いは得意でないし、」自分が魔法研究を続けることと明日のご飯だけで十分で、「魔王のため」とか「魔族の存亡」などには興味はないと言い切って、「馬鹿馬鹿しいから、私帰るね。」と姿を消す。
(『葬送のフリーレン』第117話 山田鐘人・アベツカサ / 小学館)それに、現在は3割程度だけど、
(『葬送のフリーレン』第117話 山田鐘人・アベツカサ / 小学館)今は3割程度だが、「あと百年もすれば、私の「呪い」はこの星(地球)を覆い尽くす。」との不吉な言葉を残して姿を消す。(★注、この星を覆い尽すとの言葉は「葬送のフリーレン」のメインストーリの時間軸では80年前の出来事なので、不気味極まる「終極の聖女トートの呪い」が地球を覆いつくす「終極」は現在、目の前に迫っていることになる)
ニーチェの有名な言葉「神は死んだ」の原文はドイツ語の「Gott ist tot」で、「葬送のフリーレン」のラスボス終極の聖女「 tot(トート)」は「死」を意味する。「葬送のフリーレン」終極の聖女トートの「呪い」にピッタリ当て嵌まる
遺伝子操作mRNAワクチン接種強制

危険なウイルス機能増強を中国武漢研究所にアウトソーシングした米ファウチの無茶苦茶中国の研究所から流出、否定せず 米情報長官室、コロナ起源報告書
6月24日 共同通信社【ワシントン共同】米国家情報長官室は23日、新型コロナウイルスの世界的流行の起源に関する報告書を発表した。同室が統括する各情報機関はいずれも、最初に人への感染が起きたのは自然界でウイルスを保有していた動物への接触だとする説と、中国・武漢ウイルス研究所に関連しているとの説は「両方あり得る」とし、研究所から流出した可能性を否定しなかった。2023年06月24日 | 存在脅威管理理論 社会の三大要素(^_^;) 相互の信頼と信用と依存
「混迷する世界情勢とメディアの情報操作」講演会
2024-03-15 09:54:07 | 社会 rakitarouのきままな日常
世界帝国アメリカのケインズ政策として戦争よりずっとましなCO2地球温暖化詐欺だと長い「間勘違い」していたが、
「葬送のフリーレン」終極の聖女トート(ドイツ語のtotの意味は「死」)が言うように現在この星(地球)の3割程度で地球を覆い尽すのはまだ先の話なのです。遺伝子操作の新コロ(SARS-CoV-2)騒動やRNAワクチン接種より、何十年も続く人為的CO2地球温暖化詐欺の方が多くに人類を殺しているのである。それなら社会科学で最も大事な「すべての物事の優先順位」では、胡散臭いロシアのプーチンとアメリカの居眠りバイデンとの八百長インチキプロレスのウクライナ侵攻より、ガチでジェノサイド続けるイスラエル(IDF)が2万倍移譲問題であるように、アメリカ軍の細菌戦争疑惑(遺伝子操作RNAウイルスの新コロワクチン)のファウチ博士よりも何倍も地球温暖化説の方が問題だった。
自然科学者の特徴として自分の受け持ち範囲以外には滅多に口を出さないのですが、その例外がアスペルガー火山学者の早川由紀夫群馬大学教授高はその例外で、
現生人類と文明が経験したことがあるかどうかなんて、そんなこと地球は知らんがな。
問題は、
・温暖化が事実か(自然変動のうちではないか、都市化のせいではないか)
・大気中の二酸化炭素増がその原因か、
・それは人為のせいか、だ。 https://twitter.com/Knjshiraishi/status/1766129922689597882…現生人類は20万年、農耕文明は5千年、産業革命は2百年。地球は46億年(誕生当時、兄弟星の金星や火星と同じで地球大気はCO2だけ)
今の左翼やリベラルメディア知識人の地球温暖化騒動とは、ガリレオ・ガリレイの地動説の宗教裁判に一番似ていますが、アメリカのケインズ政策として戦争よりずっとましなCO2地球温暖化だと見做して、ほぼ全員が見て見ぬふりで胡麻化していた。ところが、科学とか知性に対するこれ以上の冒涜は無い。
そもそも小麦やコメ、大豆など主要穀物のC3植物の光合成には現在の炭酸ガス濃度が最低限必要で、これ以上CO2濃度が下がるとトウモロコシなど少数のC4植物しか栽培出来ないので飢餓で地球人口は激減する。
日本や世界の今の政治全般の腐敗堕落は、薄々全員が嘘だと知っていならがも30年から40年前もだらだたと「誰も知らない」と関係者の全員が口裏を合わせていますが、「消えた弾丸」安倍殺しは7月8日で、裏金廃止の3カ月後。それらな自民党奈良県連(高市早苗会長)とか安倍派幹部連中の全員、一人残らず公安警察や自民党組織に所属するメンバー全員が、1963年のケネディ暗殺に似た公開処刑の「消えた弾丸」安倍殺しの犯人だったとの怖い結論になる。 -
「大摩邇」から転載。
ISISその他の「テロ組織」が米CIAの下部組織だというのは「櫻井ジャーナル」などが繰り返し指摘していることだが、日本人一般にはほとんど知られていない。私が「CIA」をわざわざ「米CIA」と書いたのは、この事件は米国による「ロシア攻撃」だということを明確にするためである。つまり、この事件によってロシアが米国に(原爆でも何でもいいが)攻撃を仕掛けてもおかしくはないということだ。
「911」事件がイスラムテロ組織による攻撃だという、ほとんど根拠ゼロの「でっち上げ」で、アメリカはイスラム諸国を攻撃した先例に則り、ロシアにはアメリカを攻撃する「権利」ができたわけだ。
だが、理性と良識の人であるプーチンはそれをしない、とあの悪党どもは高をくくっている。そして、実際そうなるだろう。善と悪の戦いでは善は圧倒的に不利なのである。
(追記)露当局、モスクワ銃撃テロで実行犯4人含む11人拘束 犠牲者93人に
ロシアの首都モスクワ近郊のコンサート施設で22日夜に起きた銃撃テロ事件で、露連邦保安局(FSB)のボルトニコフ長官は23日、実行犯4人を含む犯行グループ計11人を拘束したとプーチン大統領に報告した。露大統領府が発表した。犯行グループには中央アジア・タジキスタン人が含まれているとの情報もある。
一方、露捜査当局は23日、事件での死者が93人に増えたと発表した。犠牲者には子供も含まれており、今後、死者数がさらに増える恐れもあるという。
(以下引用) -
私には理解できない部分もあるが、私見では好記事に思える。経済記事に特有の「嘘」や「誤魔化し」がほとんど無いのではないか。
要は、「アベノミクス」が日本経済をほとんど再起不能な状態にしたということだ、と単純化して言っておこう。それはひいては日本の一般国民のとめどない貧困化となったということである。
(以下引用)「大台乗せ」に沸く市場だが
世の中は、「日銀が政策の大転換」と騒ぐが、
政策な小幅修正にとどまり、 日銀が約600兆円の国債や67兆円の上場株式を抱える異常な状 況が消えたわけではない。 円安は売られて152円近辺となり、
日銀が金融緩和をやめないと踏んだ株式市場はアク抜け感から湧き 上がっている。だが、実体経済はすでに株価とは乖離し、 悪化の一途をたどっている。 1ドル150円の「円安」は、輸出産業などの企業業績を押し上げてきただけでなく、「円安」による株価の割安感で外国人投資家のマネーを国内市場に呼び込んできた。
photo by gettyimages今年1月1日時点では1ドル140円83銭だった為替レートが3月4日に150円48銭まで「円安」になったことで、日経平均は3ヵ月で約6700円も急騰し、待望の4万円の大台に乗った。
その立役者は、「円安」を狙って買いを膨らませた外国人投資家だったことは否定できない。
日経平均4万円乗せは、経済にとって明るい話題だが、この一見好調に見える株価の上昇の先には、大きな「日銀リスク」が待ち構えている。しかも、それは1つではなく、大別して3つのリスクがある。
3つの「日銀リスク」とは、日銀の金融緩和の停止による「金利リスク」「為替リスク」「株価リスク」だ。この3つのリスクは、今後の株価上昇を阻む大きな「爆弾」となりそうだ。
まず、1つ目の「金利リスク」から見てみよう。
大企業だけアベノミクスで潤った
日銀による「金利リスク」とは、常態化した「金利のない世界」から、経済を「金利のある世界」に引き戻す時に起きる拒否反応だ。
2013年に始まった日銀の黒田東彦総裁の「異次元」の金融緩和は当初、「2年で2%」の安定的な物価目標に狙いを定めたものだった。
日銀が金融機関から国債を買い上げることで大量の資金を金融機関に流し、市場の金利(コールレート)を0%近くに誘導する金融政策で、これによってほぼ金利ゼロの資金を手にした金融機関が、その資金を企業の設備投資などの貸し出しに回し、景気が刺激されて2%程度のインフレが起き、経済が活性化されるはずだった。
ところが、現実は思惑どおりにならなかった。理由は何か。
安倍政権下で3度の法人税減税をはじめとした大企業優遇政策が強力に推し進められた結果、企業は貯金とも言える内部留保を大きく増やし、銀行の資金を必要としなくなってしまったからだ。実際に、「アベノミクス」で企業は約200兆円も内部留保を手に入れている。
大手企業は「アベノミクス」で潤ったが、中小零細企業の中には資金を借りなくてはならないところもあった。だが、こうしたところへの貸し出しにはリスクがあるため、銀行は慎重だった。デフレが進む中で、貸し倒れを恐れたのだ。
日銀が積み上げた350兆円の預金残高
この結果、日銀からの大量の資金は、そのままリスクなく0・1%の金利がつく日銀の当座預金に預けられた。当座預金の利率は0・1%だったが、それでも1兆円預ければノーリスクで10億円の利息を稼げる。そのせいで、日銀の当座預金残高は、4年で350兆円(累積510兆円)も増えている。
日銀は大量の国債買いで「ゼロ金利」をつくり出すことには成功した。だが、流した資金が日銀の当座預金にブタ積みされてしまったことで、景気刺激をすることには失敗した。
そこで導入されたのが、「マイナス金利政策」だった。
「マイナス金利政策」とは、これ以上、当座預金口座に預金したら、金利をマイナスにするというもの。つまり、貸し出しをせずに預金を増やしたら、利息をつけるのではなく逆にそのぶん金を取るという政策。
日銀は、これによって当座預金にブタ積みされた資金が世の中に金が回っていく仕組みをつくることにした。
ただ、面倒なのは、企業にお金を貸し出すと、貸し出し出したお金がすぐには使われずに企業が銀行に持つ預金口座にいったん入金されるために、銀行の預金が増加する。これがマイナス金利の対象になってしまうこともあるなど不都合なこともいろいろとでてくるので、様々なルールを設け、実際のマイナス金利の預金はそれほど多くはない。
黒田日銀「負の遺産」
黒田総裁退任後に総裁に就任した植田和男総裁は、先の日銀政策決定会合でついに「マイナス金利」を解除した。同時に長期金利を低く抑え込むための長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)や、上場投資信託(ETF)などリスク資産の買い入れ終了も決めた。
既にこれらに関しては、メディアを通じてリークされていたこともあり、株式市場で大きな下落はなかったが、それで金利リスクがなくなったわけではない。
だが、市場関係者は誰もが、その先に「ゼロ金利解除」があり、今まで10年以上続いた「金利のない世界」がなくなることを連想する。
株式市場は、この金利の上昇を嫌う。金利負担が重くなると、企業や投資家の投資意欲が抑制され、株式市場が好むバブルが潰されてしまうからだ。
日銀は、「金利のない世界」から「金利がある世界」への正常化を目指しているが、2年間だけだったはずの「ゼロ金利」というカンフル剤を10年間打ち続けたことで、株式市場はカンフル剤なしでは成り立ない状況になっている。
これは、黒田日銀の負の遺産とも言える。その後始末を迫られているのが、植田日銀総裁だ。
3月7日、日銀の中川依子審議委員が「賃金と物価の好循環が展望できる」と発言した途端、市場は、日銀はそろそろカンフル剤をやめて金利を正常な状況に戻せると思っていると理解し、株価がいきなり約1000円も下落した。続く11日の1100円以上の下げも、同じ理由だ。
日銀がつくりあげた「金利のない世界」と、「異次元の政策」が、株式市場をすでに壊しかねない爆弾となっている。
これに加えて、日銀は「為替リスク」「株価リスク」という大きなリスクを抱えている。〈新NISAは「おやめなさい」と断言した荻原博子が警告する「投資すれば豊かな暮らしができる」という国の「大ウソ」〉にてその内容を詳報する。
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ウィキペディアから「国体の本義」の中の「和」の部分を、戦争肯定思想(武の精神)や、条件反射的に嫌悪感を持つ人が多いと思われる天皇(皇室)礼賛などの部分を省略(見え消しに)して、転載する。ここに載せた部分には、今の世界から失われ、日本からも失われつつある大事な精神や思想が含まれていると私は思っている。その精神が、あるいは、破滅しつつある世界を救う可能性すらあるのではないか、とも思っている。
日本は、武力闘争ではなく思想闘争によって、世界に「大和(だいわ)」の精神を知らしめるべきだ、ということだ。
窓の外に旧暦2月13日の月が上るのが見える。ほぼ満月だ。いわゆる、「月、望(ぼう)に近し」である。世界の多くの人々の「望み」がかなう日も近いと期待したい。
(以下引用)四、和と「まこと」
我が肇国の事実及び歴史の発展の跡を辿る時、常にそこに見出されるものは和の精神である。和は、我が肇国の鴻業より出で、歴史生成の力であると共に、日常離るべからざる人倫の道である。和の精神は、万物融合の上に域り立つ。人々が飽くまで自己を主とし、私を主張する場合には、矛盾対立のみあつて和は生じない。個人主義に於ては、この矛盾対立を調整緩和するための協同・妥協・犠牲等はあり得ても、結局真の和は存しない。即ち個人主義の社会は万人の万人に対する闘争であり、歴史はすべて階級闘争の歴史ともならう。かゝる社会に於ける社会形態・政治組織及びその理論的表現たる社会学説・政治学説・国家学説等は、和を以て根本の道とする我が国のそれとは本質的に相違する。我が国の思想・学問が西洋諸国のそれと根本的に異なる所以は、実にこゝに存する。
我が国の和は、理性から出発し、互に独立した平等な個人の械械的な協調ではなく、全体の中に分を以て存在し、この分に応ずる行を通じてよく一体を保つところの大和である。従つてそこには相互のものの間に敬愛随順・愛撫掬育が行ぜられる。これは単なる機械的・同質的なものの妥協・調和ではなく、各々その特性をもち、互に相違しながら、而もその特性即ち分を通じてよく本質を現じ、以て一如の世界に和するのである。即ち我が国の和は、各自その特質を発揮し、葛藤と切磋琢磨とを通じてよく一に帰するところの大和である。特性あり、葛藤あるによつて、この和は益々偉大となり、その内容は豊富となる。又これによつて個性は弥々伸長せられ、特質は美しきを致し、而も同時に全体の発展隆昌を齎すのである。実に我が国の和は、無為姑息の和ではなく、溌剌としてものの発展に即して現れる具体的な大和である。
而してこの和は、我が国の武の精神の上にも明らかに現れてゐる。我が国は尚武の国であつて、神社には荒魂を祀る神殿のあるのもある。修理固成の大命には天の沼矛が先づ授けられ、皇孫降臨の場合にも、武神によつて平和にそれが成就し、神武天皇の御東征の場合にも武が用ゐられた。併し、この武は決して武そのもののためではなく、和のための武であつて、所謂神武である。我が武の精神は、殺人を目的とせずして活人を眼目としてゐる。その武は、万物を生かさんとする武であつて、破壊の武ではない。即ち根柢に和をもち生成発展を約束した葛藤であつて、その葛藤を通じてものを生かすのである。こゝに我が国の武の精神がある。戦争は、この意味に於て、決して他を破壊し、圧倒し、征服するためのものではなく、道に則とつて創造の働をなし、大和即ち平和を現ぜんがためのものでなければならぬ。
かくの如き和によつて我が国の創造発展は実現せられる。「むすび」とは創造であるが、それは即ち和の力の現れである。伊弉諾ノ尊・伊弉冉ノ尊相和して神々・国土を生み給うた。これ即ち大いなるむすびである。むすぴは「むす」から来る。苔むすといふやうに、「むす」はものの生ずることである。露がむすぶといふのは、露の生ずることをいふ。ものが相和してそこにむすびがある。かくて君臣相和し、臣民互に親和して国家の創造発展がなされる。現下の問題たる国家諸般の刷新改善も、亦この和によるむすびでなければならぬ。それは、一に天皇の御稜威の下に国体に照らして誤れるを正し、大和によつて大いに新たなる成果を生み出すことでなければならぬ。
更に我が国に於ては、神と人との和が見られる。これを西洋諸国の神人関係と比較する時は、そこに大なる差異を見出す。西洋の神話に現れた、神による追放、神による処罰、厳酷なる制裁の如きは、我が国の語事とは大いに相違するのてあつて、こゝに我が国の神と人との関係と、西洋諸国のそれとの間に大なる差異のあることを知る。このことは我が国の祭祀・祝詞等の中にも明らかに見えてゐるところであつて、我が国に於ては、神は恐しきものではなく、常に冥助を垂れ給ひ、敬愛感謝せられる神であつて、神と人との間は極めて親密である。
又この和は、人と自然との間の最も親しい関係にも見られる。我が国は海に囲まれ、山秀で水清く、春夏秋冬の季節の変化もあつて、他国には見られない美しい自然をなしてゐる。この美しい自然は、神々と共に天ッ神の生み給うたところのものであつて、親しむべきものでこそあれ、恐るべきものではない。そこに自然を愛する国民性が生まれ、人と自然との和が成り立つ。印度の如きは自然に威圧せられてをり、西洋に於ては人が自然を征服してゐる観があつて、我が国の如き人と自然との深い和は見られない。これに対して、我が国民は常に自然と相和してゐる。文芸にもこの自然との和の心を謳つた歌が多く、自然への深い愛は我が詩歌の最も主なる題材である。それは独り文芸の世界に限らず、日常生活に於ても、よく自然と人生とが調和してゐる。公事根源等に見える季節々々による年中行事を見ても、古くから人生と自然との微妙な調和が現れてゐる。年の始の行事はいふに及ばず、三月の雛の節供は自然の春にふさはしい行事であり、重陽の菊の節供も秋を迎へるにふさはしいものである。季節の推移の著しい我が国に於ては、この自然と人生との和は殊に美しく生きてゐる。その外、家紋には多く自然の動植物が用ゐられてをり、服装その他建築・庭園等もよく自然の芙を生かしてゐる。かゝる自然と人との親しい一体の関係も、亦人と自然とが同胞として相親しむ我が国本来の思想から生まれたのである。
この和の精神は、広く国民生活の上にも実現せられる。我が国に於ては、特有の家族制度の下に親子・夫婦が相倚り相扶けて生活を共にしてゐる。「教育ニ関スル勅語」には「夫婦相和シ」と仰せられてある。而してこの夫婦の和は、やがて「父母ニ孝ニ」と一体に融け合はねばならぬ。即ち家は、親子関係による縦の和と、夫婦兄弟による横の和と相合したる、渾然たる一如一体の和の栄えるところである。
更に進んで、この和は、如何なる集団生活の間にも実現せられねばならない。役所に勤めるもの、会社に働くもの、皆共々に和の道に従はねばならぬ。夫々の集団には、上に立つものがをり、下に働くものがある。それら各々が分を守ることによつて集団の和は得られる。分を守ることは、夫々の有する位置に於て、定まつた職分を最も忠実につとめることであつて、それによつて上は下に扶けられ、下は上に愛せられ、又同業互に相和して、そこに美しき和が現れ、創造が行はれる。
このことは、又郷党に於ても国家に於ても同様である。国の和が実現せられるためには、国民各々がその分を竭くし、分を発揚するより外はない。身分の高いもの、低いもの、富んだもの、貧しいもの、朝野・公私その他農工商等、相互に自己に執著して対立をこととせず、一に和を以て本とすべきである。
要するに我が国に於ては、夫々の立場による意見の対立、利害の相違も、大本を同じうするところより出づる特有の大和によつてよく一となる。すべて葛藤が終局ではなく、和が終局であり、破壊を以て終らず、成就によつて結ばれる。ここに我が国の大精神がある。而して我が国に現れるすべての進歩発展は、皆かくして成される。聖徳太子が憲法十七条に、
和を以て貴しとなし、忤ふることなきを宗と為す。人皆党有り、亦達れる者少し。是を以て或は君父に順はずして、乍隣里に違ふ。然れども上和ぎ下睦びて、事を論はむに諧ひぬるときには、則ち事理自らに通ず。何等か成らざらむ。
と示し給うたのも、我が国のこの和の大精神を説かせられたものである。
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「隠居爺の世迷言」記事で、記事中のフィニアン・カニンガムによるDSの説明が非常に明確であり、有益な記事だと思う。
これで、DS懐疑派の隠居爺氏もDSの存在に納得したようだが、それに関して「日本のDS」というものまで考えているのは、勇み足のように思える。
要するに、日本がアメリカの属国であることで利益を得ている上級国民にすぎず、DSというほど力があるわけでもないように私には思えるからだ。まあ、良く言って、日本政府とつるんでいることでDSの命令をいち早く知り、時には政府に干渉して利益を得ているだけではないか。もちろん、そういう存在を「日本のDS」と言っても結構だが、日本の場合は、どこの誰が利益を得ているかが丸わかりであり、たとえば医師会などがDSというのはお笑いでしかない気がする。その手の存在は昔から「圧力団体」として存在したのであり、アメリカのDSはもっと巨大で始末におえない、闇の怪物だろう。
(以下引用)- 公式ジャンル記事ランキング:
- 小説・エッセイ・ポエム60位
今月の16日と18日の当ブログでの記事「平和への展望は? その1」「平和への展望は? その2」では、John RachelによるFinian Cunninghamへのインタビュー記事を取り上げた。John Rachelはアメリカ出身ではあるが現在日本で生活しており、Finian Cunninghamはアイルランド出身であるがロシアと関係が深い人のようだ。共にアメリカのことをよく知っていながら、距離を置いて批判的な視点を持って観察しており、それが私の共感を呼ぶようだ。
同様の記事をもう少し読みたいと思って検索したところ、また面白そうな記事が見つかったので今回はそれを取り上げてみる。同じ2人によるインタビュー記事「米国の外交政策を客観的に見る(An Objective Look at U.S. Foreign Policy)」(2022.10.29)である。
この記事の最初の方で「ディープステート」触れているところが特に私の興味を引いた。「ディープステート」は私が理解できずにモヤモヤしている言葉・概念になる。この2人は「ディープステート」に対してどのような切り口を見せるだろうか。ーーーーーーーーーーーーーーー
John Rachel:私たちは多くの用語や略語を耳にします。「ディープステート」「軍産複合体」「不動産セクター」「支配エリート」「寡頭政治」「ネオコン」。 実際にアメリカの地政学的優先事項を定め、外交政策を決定しているのはどこなのでしょうか? 公式的ではなく、 憲法上でもなく、実際上の問題として。
Finian Cunningham:それらの用語はすべて、アメリカや他の国々における権力構造を表すために使える。支配階級は、主にウォール街や軍産複合体の所有者、そして富の所有者から構成されている。それは、従来の階級分析で説明されているように、資本主義社会の少数(1%)の政治的・経済的権力者たちである。マイケル・パレンティや故ウィリアム・ブルームなどの作家が、それをよく説明している。「ディープステート(深層国家)」という言葉は、どの政党のどの人物が大統領や議会の役職に就いているかに関係なく、継続的な権力や強力な利権が存在していることを暗示するものであり、有用な言葉である。
政治家たちは、支配階級の経済的・政治的利益に奉仕するため、支配階級の言いなりになる。民主党政権であろうと共和党政権であろうと、政権が変わっても政策がほとんど変わらないのは、このような権力が昔から存在しているためである。外交政策がほとんど変わらないのもそのせいだ。アメリカの暗黙の外交政策は、支配階級(ウォール街の銀行、多国籍企業、海外投資家)の帝国主義的利益に奉仕し、軍産複合体を構成する大企業や配下企業の経済的利益のために軍国主義化することである。
例えば、オバマ政権からトランプ政権を経て現在のバイデン政権に至る過去10年間を振り返ってみると、外交政策に根本的な違いはない。民主党から共和党に戻っても、また大統領の性格の違いにもかかわらず。オバマは、中国と敵対することを基調とする「アジアへの基本戦略」を打ち出した。オバマはまた、ロシアとの対決政策も打ち出した。もちろん、オバマがこうした外交政策を考えたわけではない。地政学上のライバルと目される国に対する反感は、冷戦時代から数十年前にさかのぼる。
オバマからトランプ、そしてバイデンに至るまで、侵略的な外交政策が続いているだけでなく、強化されている。これはディープステートが機能していることを物語っている。政治指導者の関心は、事実上の支配者である企業体の資本主義的利益のために、アメリカの帝国的権力や覇権主義的姿勢を中国やロシアに突きつけ、対立することである。
政党は関係がない。アメリカという船は、世界的なライバルと衝突するコースに舵を切っている。それらのライバルは、もちろん「敵」や「脅威」として描かれる。そのようなプロパガンダやナラティブは、対決主義と軍国主義の政策を「合法化(正当化)」するために必要であり、それは犯罪的といってもいいくらいの戦争挑発政策である。
このことは、米国が従属的な "同盟国" に手助けされ、台湾をめぐっては中国に、ウクライナをめぐってはロシアに戦争を仕掛けている理由を説明すると私は考えている。衝突のコースはアメリカ国民のためではなく、支配者層の利益に従って設定されている。
これは、アメリカとその同盟国が根本的に非民主的であることを物語っている。より正確には、アメリカとその属国は独裁国家のように振る舞っている。戦争の固定化には民主的な説明がつかない。国民は軍国主義であるディープステートの人質となっている。ーーーーーーーーーーーーーーー
短いが今日の引用はここまでにしたい。というのも、Finian Cunninghamがどのように "ディープステート" を認識しているか見えてきたからだ。大変に興味深い。
一言でいってしまえば、"ディープステート" とは "財界" のことだ。日本では昔から政財界という言葉が一般的にも使われるけれども、ディープステートはそのうちの政界ではなく、財界にあたる。
何回か触れたことがあるけれども、1971年に日本の国会で、当時の青島幸男参議院議員が佐藤栄作総理大臣に向かって、「総理は財界のちょうちん持ちで男メカケである」と発言したことがある。総理大臣を非難した言葉であることは理解できるけれども、「総理は財界のちょうちん持ちで男メカケ」ということの実態については、あまり理解できなかった。
しかし、アメリカが政党や大統領とは無関係に、ディープステートに支配されて外交を行っているというFinian Cunninghamの指摘は、この点を具体的に考えることを促す。そして彼流に考えていくと、日本のディープステートは財界だけにとどまらず、医師会、特殊法人、宗教法人、アメリカ政府など、日本の政界を牛耳ることのできる国や団体全てが含まれるのではないかと思い当たる。
つまり、財界は日本のディープステートの一部であり、医師会も、アメリカ政府も、その他の団体も、日本のディープステートを構成している。
現在、岸田政権の支持率が歴代最低といえるほど低迷しているが、その理由は、岸田総理が日本のディープステートばかりを気にして、国民のことを一切考えようとしないためだ。分かりやすいといえば分かりやすい。世の中には、上司にはぺこぺことゴマスリばかりで、部下には手の平を返したように横柄になる人がいるものだが、岸田総理はそのようなタイプになる。
支持率が最低であるにもかかわらず岸田総理が辞任しないのは、日本のディープステートの言いなりになっているためであり、つまり、国民の支持はないもののディープステートに可愛がられているのがその理由になる。
岸田総理は歴代総理大臣の中でも権限を持たされていない人であり、あるいは権限を持とうとしない人であり、それゆえ、町役場の係長を連想させる。使いっ走りそのものであり、能登半島地震の復興予算一つ自分では決定することができない。あるいはしようとしない。
そんな岸田総理が増税を打ち出したわけだが、それは、政府のためでも、財務省のためでも、もちろん国民のためでもない。日本のディープステートのためだ。もっと具体的に言えば、増税をすることによって、その金が流れ込んで行く先の組織や人のためだ。それは、財界であり、医師会であり、アメリカであり、中抜きをする特殊法人なども含まれる。
日本は軍事予算を倍増させると決めたようだが、それもディープステートを儲けさせることが目的だ。武器の購入先となるアメリカはもちろんだが、三菱重工などの軍事企業も金回りが良くなることをさぞ喜んでいるだろう。
日本はまだ軍事産業がそれほど巨大ではないことから、軍事予算を増やしても大それたことにはならないかもしれない。しかし、予算を増やすことはその分軍事産業の発言権が増すことにつながる。金が増え、人も増え、それが政治家の懐具合や票に結びつくためだ。
一旦そうなってしまうと、三菱重工などの軍事企業は国からの予算をさらに獲得しようとして、戦争を煽り始める。「危険な中国やロシアが今にも日本に攻め込んできそうだ。日本を防衛するためには軍備の拡張が一層必要である」というデマを流すことになる。日本政府はそれに抵抗できない。そして、そのことが実際の戦争にも結びつくことは、アメリカが現実に示しているとおりだ。
私はこれまで、ディープステートがどのような存在であるかをうまく理解できずに困っていたが、それは、一定の組織を想定していたためだった。どうやらそのようなものではないらしい。同時に、一定の組織がないからといって、存在しないということでもなさそうだ。まるでアメーバのように、自然発生的に、その時々で姿形を変え、つかみ所がなく、しかし、弱い政権であればあるほど政権を支配をし始める。
財界でも、宗教界でも、医者の世界でも、マスメディアでも、そこを牛耳っている実力者というか、ボスというか、そんな者が存在することがある。それは表面上の地位や肩書きで示されるものではなく、実質的な実力者になる。分かりやすくいうと、大きな組織を掌握し、その力によって総理大臣と対等以上の口がきけるような者たちのことだ。
彼らは孤立していることもあるが、手を組むこともある。そして、政府や総理大臣と直接取引を行う。岸田総理のように実績もなければ、頭も悪ければ、根性もなければ、信念やポリシーもなければ、背後に大物もいないという総理大臣は、単なるパシリとして使われるだけになる。
岸田総理はディープステートの顔色をうかがうのことばかりを考えているために、国民のことは二の次三の次になる。能登半島地震で家屋の下敷きになった被災者がたくさんいても、ディープステートの許可が下りないからと無視を決め込む。ワクチンの副作用でどれだけ死人が出ようとも、ディープステートの許可が出ないからと、接種推奨を続ける。ディープステートからやれと命じられれば、ウクライナでもイスラエルでもどこであろうが応援し、中国でもロシアでもどこであろうが敵対する。
仮に日本が民主主義を標榜するのであれば、ディープステート構成員の中で一番力のある存在は国民でなくてはいけない。しかし、現実の日本は、国民が一番力を持たず、岸田総理の聞く力は、アメリカ、財界、医師会、宗教界、マスメディアなどのディープステートにばかり向いている。岸田総理にとって国民は邪魔な存在でしかない。それゆえ国民は酷い目に遭わなければならない。
解決方法はあるのだろうか。残念ながら私には思い浮かばない。愚かな日本人が自らの手で解決するのは到底無理ではないかと感じるからだ。まあ、これからも、どこかよその国が日本のあり方を決めてくれるのだろう。それが日本人にとって、吉となるか凶となるかは分からないが、そのような主体性のない成り行き任せの歴史を持つのが、昔からの日本なのかもしれない。 -
まあ、これだけ警告されているのに、あえて兵隊を戦地に送るのは、「むしろ殺してくれ」そうすれば、フランスやNATO全体を戦争に引きずりこむことができる、という「人柱」作戦だろう。
(以下「大摩邇」から引用)









