-
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
-
一日で二度目の投稿になるが、「世に倦む日々」の下記記事が非常に重要な指摘をしているので、とりあえず抜粋転載しておく。(記事前半は省略)
下記記事の「若者の政治心理」分析は私の実感とも一致している。若者は本来保守的なものなのだ。なぜなら、彼らは社会に対して無知だから、自分の安全のためにとりあえずその社会が安定していることを求める。これが自然な心理である。「冒険を求める若者」など、フィクションか、例外的存在でしかない。その証拠に、ほとんどの学生はより高い偏差値の学校に進み、大企業に就職するか公務員となることを求めるではないか。その「安定した社会を求める」若者大多数が、社会を不安定にする左翼思想に嫌悪感を持つのは当然である。彼らが今の社会体制の中で貧困層であり、収奪されていることは、その嫌悪感の前では問題ではない。つまり、これは論理ではなく感情の問題なのである。
だが、私などが余計なことを言うより、下の記事を読んで貰いたい。繰り返すが、これは非常に重要な指摘である。
先に私自身の過去記事の一部を掲載しておく。「突撃隊」とはヒトラーの親衛隊である。
[再掲載:過去記事「メモ日記・政治経済」より]
正しい歴史的認識も無く、社会の病因を正しく認識する力も無い若者は、邪悪な人間に容易に利用される。彼らは「資本主義は自分たちに何も提供してくれないと確信しながら、しかもマルクス主義を不倶戴天の敵と見なす、階級のはざまに陥った人々」(ノルベルト・フライ)である。これは、現在の日本における右翼あるいはネット右翼の若者とそっくりではないか。資本主義の悪に痛めつけられながら、その根源の敵に立ち向かおうとせず、共産主義という架空の敵のみを敵とするという、「突撃隊」の若者たち!(1月2日)
(以下引用)赤字部分は徽宗による強調。特に「共産党」関係者は、熟読すべし!
今回の投票率が低かった問題について、様々な原因がマスコミで論じられているけれど、誰も言わない観点を提出しよう。それは、左派には耳の痛い話である。きわめてシンプルに、投票前の10日間、マスコミがずっと「自民が300議席」と言い続けたから、親安倍・親自民の有権者、特に40代以下の若年保守層が投票しなかったのである。安心したのだ。自民党が勝つと確信し安堵したから、わざわざ投票所に足を運ばなかっただけだ。棄権した主力は反安倍・反自民の有権者ではない。政治に大きな関心(知識)がなく、消極的に安倍晋三を支持し、他野党を支持する動機や信条を持っていない層だ。マスコミが拾う「街の声」で、「特に入れたい候補や政党がなかったから」と棄権の理由を回答する場合が非常に多いが、あの人々を全くの無党派ノンポリだと評価するのは違うと私は直観する。そういう部分も確かに存在するけれど、半分は保守であり、反左翼であり、反中韓であり、左派党(共・社・生)には投票しない集合だ。反安倍・反自民の意識を多少とも持った者ならば、マスコミの「自民が300議席」の予測に対して危機感を覚え、積極的に野党に投票しようと反応しただろう。実際に、今回は若干のアンダードッグのアナウンス効果が作用した。解散時点の、TBSが報じた「アベノミクスの恩恵を感じていない」という若年層の素朴な感想は、「だから安倍晋三の経済政策は失敗で支持しない」ではなく、「鳴くまで待とうホトトギス」が真相だったのだ。政治離れしていると捉えられる若年層は、実態は保守層なのである。
政治的に保守(反共・反中韓)である若者層は、この選挙で消極的に安倍晋三を支持し、安倍晋三以上に賛同する政党や勢力を見い出せず、マスコミが安倍晋三が勝つと太鼓判を押したため、それならいいやと投票を棄権したのだ。それが、今回の低投票率の実相である。若年層は非正規の比率が高く、すなわち世代間で相対的に貧困度が高く、したがって本来なら反ネオリベの意識に傾いてよく、反安倍・反自民の姿勢や主張の者の比率が多くなって当然の存在である。だが、彼らはそれ以上に強烈に反共の教育を受けていて、毒々しい反共思想を内面化しており、2chの書き込みを(半ば社会常識として)当然視するメンタリティを持っている。「ゴーマニズム宣言」を愛読書として読み、たかじんやビートたけしのテレビ番組を見て、池上彰や池田信夫や佐藤優による洗脳を日々受けている者たちである。右翼のイデオロギーに対する対抗観念がない。それを邪悪で危険なものとして捉える理性と感性を持たない。右翼のイデオロギーをブロックする精神のモニター装置がなく、つまりは正しい知識(歴史・政治・社会)の前提がない。左翼的なもの、社会主義的なもの、親中国的なものは悪魔であり、生理的に脅威であり、無条件に排除しなくてはならない天敵だ。大雑把に言って、この国の若者全体が右傾化していて、それはマスコミの現在の標準思想が右翼準拠であることとイコールの事実である。首相も極右だ。一見、政治に無関心に見える若年層というのは、表面を剥がして透視すれば、実体はそういう政治的存在なのだ。
ネットの左翼論者が浮薄に言ってるような、低投票率を根拠にしての、「自民が支持されたわけではない」の言説が、どれほど勘違いで一人よがりの古ぼけた認識か、棄権した若年層一般の内面を分析して仮説を与えることでよく理解できると思う。選挙のとき、マスコミは、「あなたは何の政策に関心を持って選挙に臨みますか」という質問と回答の報道をする。(1)景気回復、(2)社会保障の見直し、(3)外交・防衛、(4)原発エネルギー政策、などというリストをNHKが並べ、グラフを見せながら、武田真一が最も関心の多い項目から並べて読み上げる。この報道を聞いていると、なるほど有権者が関心を示す政策系はこうなっているのかと、自分との差異や一致を照合しつつ、NHKが思惑する選挙民の一般像みたいなところへ誘導される。それは、きわめて漂白された有権者の姿だ。実際の有権者は、そのようなプレーンな政策語の羅列とは無関係に投票しているし、NHKが設計して回収した質問票とは無縁な政治判断で投票行動をやっている。マスコミが漂白して伝える有権者の像が、最も真実と異なるところは、実際の市民は多かれ少なかれイデオロギーの空気の中で呼吸して生きている点だ。人は政策だけで政治を選択しない。イデオロギーで選挙の判断に臨む。共産党だけは絶対に嫌だからとか、民主党は左翼と中国に近い不安があるからとか、そういう感情と印象で自民党を支持し自民党に投票する。あるいは、維新に投票する。今、考えなくてはいけないのは、こうした政治社会の中で正統の集中と異端の集中が始まっていることだ。
こういうときに、改憲を阻止しなくてはいけない側が、自民党は少数にしか支持されてないだの、自民党は今回負けだだの、内輪だけで通用する独りよがりの楽観論を言い上げることが、どれだけ無意味で時間の無駄であることか。この国の左翼は、常に手前勝手な安心理論の上に胡座をかく習性に流れてしまう。眼前の危機を正視して対処することをしない。PR -
「播州武侯祠偏照院」から転載。
貴重な記事である。
米国はもしかすると本気でロシアとの戦争に踏み切るかもしれないが、その口実とするのはおそらくウクライナの件だろう。そして、クリミアの独立とロシアへの編入は完全にクリミア人民の意思であったことは我々が目撃したことである。つまり、米国がこの件に関してロシアを攻撃してきたことはまったくの言いがかりであり、仮にこのことから米国が武力攻撃に踏み切るとしたら、非は一方的に米国にある。
どうやら、米国支配層は何かあせっているようだ。世界大戦を起こしてでも今、この時期に世界覇権を握らねばならない事情があるのではないだろうか。米国内の、国民弾圧状況もそれを示している。「9.11」に始まった一連の状況は、最後の段階に近づいているようだ。
悲しいことに、日本は「集団自衛権」に基づき、ロシアと戦う側になるしかないだろう。つまり、不義に与するしかないのである……。安倍総理が集団自衛権解釈と特定秘密保護法をあれほど急いで成立させたのは、(「世に倦む日々」ツィッターにあったように)明らかに米国支配層の指示によるものだろう。つまり、「米国の戦争」に日本を駆り出すためである。
日本の馬鹿な大人たちの投票行動のために、日本の若者の血が戦場で流されることになる。これは妄想でも空想でもなく、かなりの確率で予想されることである。その責任はすべて、先の衆院選で与党に投票した国民にあるのだ。
(以下引用)
2014/12/16 19:52 政治向けシャンティーフラー より
上記文抜粋
・・・・・・
[The Saker]連邦総会でのプーチン大統領の演説:嫌気のさしたロシアがアングロ‐シオニスト帝国との対話を打ち切る嫌気のさしたロシアがアングロ‐シオニスト帝国との対話を打ち切る転載元より抜粋)14/12/12・・・・・・
By The Saker
December 5, 2014 (Information Clearing House)連邦総会でのは、今オンラインで読めるが、非常に長いものなので、全部をここに再録するつもりはない。読者の注目に供するのは、その 4 カ所の抜書きで、重要な部分は太字になっている。
スピーチの大部分は経済的・内政的問題に関するものだが、この4つのポイントと、プーチンの選んだその表現は、クレムリンの西側に対する現在の立場がどういうものであるかを、如実に物語っていると私は思う。読者自ら判断されたい――
1)クリミアは永遠にロシアのものである:
それ(3 月のクリミアの国民投票)は、この国とその人民にとって、特別に重要な出来事でした。なぜならクリミアは我々の人民が住む土地であり、この半島はロシアにとって、多面的だが確固としたロシア国民と、中央集権化されたロシア国家の発展の、霊的な源として戦略的な重要性をもつからです。ウラジミール大公が、キリスト教をルーシ(Rus、ロシア‐ ウクライナ)にもたらす前に洗礼を受けたのが、クリミア、すなわち古代都市ケルソネソス (Chersonesus)、あるいは古代ロシアの年代記の言うコルソン(Korsun)だったのです。民族的同一性、共通の言語、文化の有形的共通性、共通の領土(その境界はまだ敷かれていなかったにせよ)、経済と政府の発生の共通性に加えて、キリスト教は、広大な東スラブ世界のさまざまな種族や種族連合を、ロシア国民とロシア国家の創造に巻き込んだ、強力な霊的統一力でした。我々の先祖たちが、初めてそして永遠に、彼ら自身を一つの国民と考えたのは、この霊的統一のおかげでした。こうしたすべてから、クリミア、つまり古代のコルソンまたはケルソネソス、およびセバストポリが、ちょうどエルサレムの神殿がイスラムとユダヤ教徒にとってそうであるように、ロシアにとって計り知れない、文明的な、聖地的でさえある重要性をもつと考えることができます。そして私たちは、今後もずっとそのように考えるでしょう。
2)ロシアは決してEUの植民地にはならない:
ところで、ロシアはすでに、ウクライナを助けるための大きな貢献をしています。繰り返しになりますが、ロシアの諸銀行が、すでにウクライナにほぼ 250 億ドルの投資をしました。 昨年、ロシアの財務省は、さらに 30 億ドル相当のローンの拡張を行いました。ガスプロム (Gazprom、ロシアの天然ガス企業)は、さらに 55 億ドルをウクライナに提供し、誰も約束しなかった値下げをさえ申し出て、この国に 45 億ドルの支払いだけを要求しています。 これを全部合わせると、最近供給したものだけで、325~335 億ドルになります。
もちろん我々には質問する権利があります。このウクライナの悲劇は何のためだったのですか?こうしたすべての問題を――係争中の問題でさえ――法的な枠組みの内部で、合法的に、対話を通じて解決することができたのではないですか? ところが今我々は、このやり方が現実的に正当な、バランスの取れた政治学であって、我々は文句を言わず、目隠ししたままで、これに従えと言われているのです。
そういうことは決して起こらないでしょう。たとえヨーロッパのある国々では、国家的プライドはとうの昔に忘れ去られ、主権などは手の届かぬ贅沢品だったとしても、ロシアにとっては、真の主権は、生き残るために絶対必要なものです。
3)この帝国(アングロ‐シオニスト帝国)は、クリミアのずっと前から、ロシアの不倶戴天の敵だった:
私たちは、あの時(2度にわたるチェチェン紛争の時?)どうやって誰が、ほとんど公然と、分離主義とロシアでの紛れもないテロをさえ支持し、手が血で汚れている殺人者たちの名を挙げたことを、よく覚えています。彼らは反逆者に外ならず、組織された高レベルの彼らの受け入れ組織がありました。これらの“反逆者たち”がチェチェンに再び姿を見せました。私は地方の人々、地方の法執行機関が、ちゃんと彼らの面倒を見てくれていると確信しています。彼らは今、もう一つのテロ攻撃を壊滅させようとしています。彼らを支援しようではありませんか。
繰り返しますが、私たちは、自由とデモクラシーのための戦士と称するテロリストたちの、高レベルの受け入れ組織を覚えています。あの時わかったことは、我々が譲歩すればするほど、言い訳をすればするほど、我々の敵はますます厚かましくなり、彼らの態度はますます冷笑的に、攻撃的になるということです。
あの時、我々の前例のない隠さない態度と、すべてについて、最も微妙な問題についてさえ、協力しようという意欲を示したにもかかわらず、また――みなさん全員がよく知り覚えておられるでしょうが――我々の以前の敵を近しい味方として、同盟者としてさえ考えていたにも関わらず、海の向こうからのロシアの分離主義支援は、情報と、政治的・財政的な支援と、特別の部局による支援をも含めて、疑問の余地なく絶対的に明らかになったことは、彼らはロシアを、崩壊と分離のユーゴスラビアのシナリオに、従わせたがっているということでした。そしてロシアの人民に、すべての悲劇的結果をもたらすことでした。
それはうまくいきませんでした。我々はそういうことが起こるのを許しませんでした。 それはヒトラーが、わが人民への憎悪から、ロシアを滅ぼし、我々をウラル地方の彼方へ追いやろうとした戦略が、うまくいかなかったのと同じです。(続きはここから)4)ロシアは脅しに屈することはない:
誰も軍事的優秀さでロシアに勝る者はいません。我々は現代的で即応できる軍隊をもっています。最近よく言われるような、礼儀ある、しかし恐ろしい軍隊です。私たちは我々の自由を護る強さと意志と勇気をもっています。
私たちは、世界の多様性を護る意志があります。私たちは外国の人々に真理を語り、誰でも、歪められた虚偽ではない、ロシアの真の姿を見ることが出来るようにする意志があります。 我々はビジネスの、人道的な関係を積極的に築くとともに、科学、教育、文化的な関係を築こうとしています。我々はこれを、たとえどこかの政府が、新しい鉄のカーテンをロシアの周りに築こうとも、やり遂げる意志があります。
我々は決して、自己孤立化、外国嫌い、猜疑心、敵作りの道を進むことはありません。そういったことはすべて弱さのしるしですが、我々は強く自信があります。(演説引用ここまで)————————————————————————プーチンやラヴロフ外相は、これまでこうした類のことを言おうとしなかった。しかしここ数か月前から我々に見えてきたのは、ロシア人たちがますます公然と表すようになった、完全な嫌気の感情である。きょう、それがついに完全に表に現れた。
ロシアが、アメリカは傲慢な脅し屋だが、これは自分たちが抑えることが出来ると考え、権力を握っている EU 諸政府を、物の言えない植民地と考えていることが、痛いほど明らかになった。同じくらい明らかなのは、ロシアは西側の誰に対しても、理を尽くして何かを主張することに飽き飽きしているという事実である。アメリカ政府はあまりにも傲慢であり、ヨーロッパ政府はあまりにも根性がない。
数十のコメントの中から:――
●この狂気の世界に生きてきたので、またそれが戻ってきたとは信じがたい。プーチンが戦ってくれることを私は願う。誰かが我々のために立ち上がってくれなければ、我々は自滅し、世界もその道をたどることになる。
●私はウラジミール・プーチン大統領を支持する。彼は、英語を話す世界で権力を握っている、徹底した 嘘つきの詐欺師たちに対抗して、知性、慎重さ、正義、それに真の民主主義の原理の、象徴として立っている。
アメリカ人は明らかにもう一つの革命――願わくは無血の革命――を必要としており、ワシントンや他の地域で、権力を握る無頼漢ども全員の逮捕が起こらなければならない。彼らは、世界が今までに経験したことのないような、恐るべき悪臭を発する下水路を作りだし、その匂いは地球のすべてを覆い尽くし、ほとんどあらゆる国家を汚染している。
●アメリカの指導部は、アメリカが衰退の道にあり、速やかに崩壊しようとしていることを、明らかに知っている。なぜロシアとの戦争をそんなに急ぐのか? それは簡単なことで、この戦略は何度も繰り返し用いられてきた。指導層の無能から人民の目をそらすためには戦争を始めよ、ということだ。我々の経済は絶望的に衰退しており、権力エリートは、戦争を最も容易い解決策と見ている。
アメリカ人を含めて、何百万人が死ぬかもしれない。しかしそんなことはどうでもよい。なぜなら死んだり苦しんだりするのは、権力エリートや彼らの子供たちではないからだ。私はアメリカの民衆が、手遅れにならないうちに、目覚めることを願って生きているが、どうも私は、他の多くの人々と共に、絶望の内に死ぬような気がする。私は米議会とオバマ政権には、悲しく、胸が悪く、嫌悪を感じている。 -
「世に倦む日々」ツィッターから転載。
他にもいい選挙結果分析をしているブログはあるが、部分的にいい事を言っていても、だいたいはどこかで例によって「共産党は自民党を利する存在だ」と馬鹿の一つ覚えを繰り返している。では、他の野党のどこが真面目にTPP反対、原発反対、改憲反対、集団自衛権反対、増税反対を主張してきたか。
私から見れば、民主党(消費税増税の主犯)は本当は惨敗していても当然だし、右翼政党であることが歴然としている維新の会がわずか1議席減でしかなかったのは恐ろしい話である。同じく超右翼の次世代の党は「キチガイ老人政党」でポンコツ議員ばかりだから大惨敗は当然だが、維新の会に期待している層、つまりネット右翼的層やヤンキー層が国民の中にかなりの割合で存在しているわけだ。そういう現実をまともに見て分析しないかぎり、日本の未来は一層地獄化していくだろう。
なお。不正選挙については、「部分的不正選挙」はあったと思うが、大掛かりな不正選挙はなかったのではないか、と私は考えている。つまり、今回の選挙結果が今の日本の民度を示している、ということだ。ここからスタートしなければならない。
下のツィートに言うように、
「左翼は鈍感で不感症なんだよ。いつも安心してお昼寝している。
立ち上げが遅い。加速と加熱が遅い。のろのろしている。神経が鋭敏じゃない。だから常に負けるんだ。」
この点への反省をまずする必要がある。自分は左翼などではない、という自己認識をしているあなた。では、あなたは安部政権の政治に賛同しているのですか?賛同していないのなら、安部政権から見れば、すべて左翼なのです。
共産党は、21議席も取った、と喜んでいるが、21議席しか取れなかった、と悲しむべきなのである。他にはまともな野党などいないのだから、戦略さえあれば、50議席くらいはいけただろう。
今からすぐに、次の戦いに向けて戦略を練る必要がある。生活の党や社民党などは、今となっては挽回不可能だろう。もはや政党の体を為していない。それより、沖縄県だけで衆院議員が9人もいるのである。いっそ、両議院の沖縄選出議員が大同団結して日本の政治の「中央支配」に抵抗する新しい議員組織を作ってはどうか。これまで中央支配の政治の奴隷的存在であった他道府県にとっても、沖縄で生まれつつある「新しい政治運動形態(オール沖縄連合)」は参考になるだろう。これは「民主主義」「国民主権」とは何か、という根本への問いかけでもある。
なお、下の指摘も非常に重要な視点である。国会においても、共産党などはこの点を厳しく追及するべきだろう。日本がアメリカの属国である事実をまず国民全体に広く知らしめ、米国の利益の為に働く買弁や売国奴が誰誰であるかを表にさらけ出すことである。
「安倍晋三の「憲法改正」は、個人的な趣味や信条でやるのではない。米国からの指示に忠実に従った行動だ。必ず改憲に出る。」
(以下引用)左翼は鈍感で不感症なんだよ。いつも安心してお昼寝している。そして安倍晋三の速攻の奇襲にやられる。去年の秘密保護法への反対運動もそうだった。今年の集団的自衛権への反対運動もそうだった。立ち上げが遅い。加速と加熱が遅い。のろのろしている。神経が鋭敏じゃない。だから常に負けるんだ。at : 2 時間前 Twitter Web Client から
そもそも、12/2の公示日までは、この選挙では「憲法改正」は全く話題になっていなかった。解散時点では「憲法改正」はこの選挙とは無関係だった。それが、途中からNHKが「憲法改正」も争点だと報道し始め、いつの間にか一人歩きして既成事実化された。安倍晋三の謀計だ。必ず改憲に出てくる。at : 2 時間前 Twitter Web Client から
ご参考。1年前に書いた記事。http://t.co/ieMtUuV3Aj「安倍晋三の裏マニフェストとしてのアーミテージ・レポート」。安倍晋三の2012年末の政権獲得からの行動が、そっくり第3次ナイ・アーミテージレポートの「日本への提言」を実行したものであったことを検証。at : 2 時間前 Twitter Web Client から
2年前、NW9にアーミテージが出演し、大越健介を相手に「日本は9条を変えるべき」と明言した。左翼は忘れているんだろうか。安倍晋三の「憲法改正」は、個人的な趣味や信条でやるのではない。米国からの指示に忠実に従った行動だ。必ず改憲に出る。http://t.co/lvak20wfotat : 2 時間前 Twitter Web Client から
左翼の中によく物事を理解していない人間がたくさんいる。第3次ナイ・アーミテージレポートの概要を防衛省が抄訳しているから読んで欲しい。http://t.co/xezzpST0zk ①秘密保護法も、②集団的自衛権も、③武器輸出三原則も、④原発再稼働も、すべて彼らからの直接指示だ。at : 2 時間前 Twitter Web Client から
後から正統性を獲得するのが安倍晋三のやり方だから、憲法を改定したら正統性は担保される。大事な衆院選の投票で、秘密保護法を認め、集団的自衛権の解釈改憲を認めた国民が、果たして改憲にNoの投票をするかどうか。よほどの抵抗運動をしないと改憲阻止は難しい。屁理屈だけじゃ政治には勝てない。
(12月17日追記)mewさんのブログから転載したが、引用記事は産経新聞(12月15日)のものだから、自民党情報としては信頼できるのではないか。と言うより、産経新聞がここまで内情を喋ってしまったことが驚きである。今回の解散は「フクシマ処理の失敗隠しのための4年間という期間」が目的だ、という岩下俊三氏の意見に私は同感だが、やはり「憲法9条潰しのための改憲・米国への軍事協力(海外出兵)」も大きな目的だったのだろう。再来年の参院選が最後の改憲・護憲の戦いとなるわけだ。
衆院選は自民党が勝利を収めたが、安倍には忸怩(じくじ)たる思いが残る。
安倍が年末の電撃解散で狙ったのは、自民党を勝たせるのはもちろんだが、むしろ自民党を含めた改憲勢力を増やし、護憲勢力を退潮させることに重きを置いていたからだ。
■参院で「改憲勢力3分の2超」狙う
見据えているのは平成28年夏の参院選だ。参院で自民党単独で3分の2超となるには、改選121議席中97議席以上獲得せねばならず、ほぼ不可能といえる。それならば維新の党や次世代の党など第三極にもっと実力を付けてもらい、参院での「改憲勢力3分の2超」を狙うしかない-。安倍はこう考えていたのだ。
だが、みんなの党は選挙前に解党してしまい、維新や次世代などはいずれも苦戦が伝えられた。逆に民主党は議席を増やし、共産党は議席倍増の勢い。安倍は周囲にこう漏らした。
「なぜ維新と次世代は分裂してしまったんだ。多少不満があっても党を割ったらおしまいだろ。平沼赳夫(次世代の党党首)さんは郵政解散での失敗をまた繰り返してしまったな…」 -
衆院選の結果はほぼマスコミの予測通りになったようだ。自公で国会の3分の2以上を占めるらしい。もちろん、偽野党の維新も含めればもっと多くなる。
今は午前2時を少し回ったところだが、残りは2議席だけである。
さて、先ほどまでテレビを見ていたのだが、NHK選挙報道での安倍総理の「勝利インタビュー」の中で、安倍総理が言い直しをする場面があった。
私の聞き違いでなければ、
「次の国会で戦争……整備をしていきたい」
という言い直しだった。まあ、私もいい加減にしか聞いていなかったので、私の空耳かもしれないが。(笑)発言時刻は2時3分頃かと思うので、誰か検証してもらいたいものだ。(「戦争」までは言わず、「せん…」だけかもしれない。)
まさか国会で戦争をするわけはないから、「戦争ができるように」憲法改定をしたい、という気持ちが頭の中に渦巻いていたために口がスリップしたのではないか。
さて、昔の小学校教育は、右翼が嫌悪する「日教組」が主導的立場にあり、左翼思想と民主主義思想は一体であった記憶がある。その「左翼思想」の衰退とともに民主主義も衰退した、というのが私の考えだ。つまり、「権力」と戦う思想が衰退し、権力追従主義が日本全国に蔓延していった結果が、今の原発と基地で死滅しかかるファシズム国家日本だ、というわけである。
私自身、子供のころは左翼も日教組も労働運動も嫌いだったのだが、それは「群れて大声を上げている連中」全体が嫌い、という感覚的な嫌悪である。その「声」の中身などまったく興味はなかったのである。要するに、「子供」だったわけだ。(大人になってもまだ「子供」である人間はたくさんいる。)
小学校のころ、運動会で歌わされた歌がある。
「頑張ろう~突き上げる空に~○○○の子供の~拳が~あ~る~。燃~え上が~る我らの~拳が~あ~る~。戦~いはこれか~ら~戦いは今から~」
おそらく、左翼労働運動の中で歌われた歌の替え歌だろう。空に突き上げた拳は、革命の象徴のようなものであり、つまり、右翼の皆さんの大嫌いな「既成秩序(体制・権力)への反逆」だ。
私自身、この歌はべつに好きでも何でもないが、衆院選が終わった今こそ言いたい。
「戦いはこれから。戦いは今から」だと。 -
「世に倦む日々」から転載。
長文なので、前説は簡単に。
私もこの動画は見たが、記事に書かれているように、明晰な演説だった。84歳でもこのように頭がしっかりしていてくれるなら、頭脳的労働に限っては、高齢者もまだまだ現役で働けそうだ。一般人にとってそういう励みにもなる動画である。
演説内容は下記記事の通りで、すべてごもっとも、である。野党全滅の危機の中で、今や共産党だけが政治不満への唯一の受け皿となった感がある。
まあ、地球が滅んでも共産党だけには絶対に投票しないという人間がいてもいいし、奴隷状態に満足して、自分を奴隷状態にしている政党に投票する人間がいてもいい。ただし、選挙の後で「こんなことになるとは思わなかった」と泣き言だけは言わないことだ。
なお、下記記事の筆者は、共産党の歴史にも詳しいようで、現在の共産党を全面的に肯定しているわけではない。冷静、客観的に評価している。そこがいい。
なお、この不破演説動画を見て、今後の政治についての一つのアイデアを得たが、それはいずれ選挙後に。
(以下引用)不破哲三の演説 - 2014年衆院選のハイライト、三つの構成部分
不破哲三の12/10の京都での演説が、朝日の紙面記事に出ていて、マスコミやネットでも話題になっていた。20分ほどの動画が上がっているのを見たら、あまりに素晴らしい演説なので驚いてしまった。いつもの、共産党特有の紋切り型の党略全開ではなく、往年の不破哲三を思い起こさせる、知性の光る説得的な言葉が並べられている。引き込まれて最後まで聴き入った。この衆院選のハイライトだと言える。主役を張った。84歳の高齢者が、まさかこれほど完成度の高い演説ができるとは、私だけでなく多くの者が感銘を覚えたことだろう。志位和夫の演説は年々劣化している。演説だけでなく、テレビ討論に冴えがなく、機知が枯れ、場の議論を主導したり、安倍晋三を論破したりする場面がない。報ステの生討論では、政党助成金の論点の場面で、逆に橋下徹に論破される醜態を演じていた。今回の衆院選のテレビ討論が面白くないのは、もっぱら野党に責任があるのだけれど、その責任の一端は共産党にある。共産党の議論内容は、身内だけへのメッセージと効果に徹していて、広く一般の共鳴を誘う政策トークに設計されていない。志位和夫と山下芳生のテレビ出演での態度は、従来に増してクローズドな主張と口調が際立っていて、見ながら失望と不満を深めさせられた。志位和夫が論戦で得点を稼ぐときというのは、市民の常識が代弁されるときで、マスコミが言わない庶民の正論が周囲を制するときだ。
官僚やマスコミが大衆を支配するために刷り込んでいる欺瞞の言説、それを論鋒鋭く突き崩し、(数値データを含めた)真実を対置して論敵を黙らせ、視聴者の溜飲を下げさせるところに、志位和夫の出番と能弁があり、共産党がテレビに登場する期待と醍醐味があった。ところが最近の共産党は、幹部の言葉に真剣味や緊張感がなく、発する言葉が一般の人々にどういう印象を持って聞かれているかの意識 - セルフモニタリングの感性 - が全くない。例えば、民間の大手企業の会長とかが、テレビに出て話すときに屡々見られる光景として、社内でいつも側近の前でやっている専制君主の所作と言動がそのまま表出し、倨傲な目つきや振る舞いが露わになる場合がある。三木谷浩史の嫌味で横柄な態度などが典型的だ。共産党の幹部たちは、そこまで無神経ではないが、言葉つきに独特の癖があり、彼らが常に一般とは隔離された閉鎖的な空間にいて、同じ仲間だけで政治の言葉を交わし合っていることが分かる。そのことを彼らは隠さない。私は「代々木弁」と呼んでいるが、妙に新興宗教臭のあるデディケイテッドな言語スタイルだ。この特徴的な個性は、共産党が最も勢力を拡大していた1970年代の当時はなかった。党勢が落ち目になり、宮本顕治の老害による数次の粛党の動きが続き、党周辺にいた学者文化人が離れ、党集団のカルチャーが一色に純化される中で、次第に顕著に固まって行った習慣と体質である。
この「代々木弁」の起源と変容について、もう少し分析と解説を加えたいし、興味深い問題系が1980年代に多くあるが、ここでは省略することとする。12/10の京都の不破哲三の演説は、代々木弁の異臭がすっかり消えていたのにも驚かされた。昔の、インテリで学者肌の素の不破哲三に戻っていた。それは、とても懐かしい姿に感じられた。不破哲三の今回の演説は、1970年代を思い出せば、クオリティとして特に絶賛に値するものでも何でもない。あの当時は、誰もがこの程度の演説をしていた。原稿の構成がしっかり仕上がっていて、即興の言葉も迫力があった。重大な政治問題に逡巡なく切り込み、人々の思いを代弁し、表現を与えて頷かせていた。今、テレビ討論で野党の党首が喋り始めると、聞き続けるのが生理的に苦痛で、精神的忍耐の限界を超えるのでチャンネルを他に回してしまう。志位和夫も、小沢一郎も、江田憲司も、とても大画面で付き合うことは我慢できない。そのような強制には応じられない。他の番組に切り換えて安堵する。不破哲三は三つのことを言っていた。一つは京都の市民に対するリップサービスと、もう一つは右翼批判の正論と、そして、もう一つは「政治改革」への批判である。どれも中味が濃く、若い人にはよく聞いてもらいたいものだ。特に後の二つは、本当ならマスコミの報道関係者が言わなくてはいけないことで、公平中立な立場で考えて至極もっともな正論であり、今の日本で最も必要な政治議論である。
安倍晋三の一党が過去の戦争を肯定する極右であり、欧米では民主政治の外側のアウトローで、ネオナチの範疇であるという批判を、今の政治家でテレビで正面から訴える者はいない。本来、このことは、テレビ番組に頻出する志位和夫や小池晃が正しく粘り強く言い、浴びせられる反論を粉砕し、右翼の味方となっているキャスターや論者を論破して説得しなくてはいけない問題だ。孤立することを恐れず、テレビ局の規制や謀略を突破して、国民に届けなくてはいけない正論である。だが、今ではタブーとなり、誰も右翼批判は言わなくなった。北朝鮮拉致問題の後、右翼はこの国の正統となった。イデオロギーの問題で、共産党を含めて左派は常に尻込みし、臆病に言葉を選び、脱構築の曖昧な言辞を弄して右翼から逃げ、肝心な論争で右翼に陣地を譲ってきた。右翼を増長させる役割を果たしてきた。イデオロギーの論争を回避してきた。先進国の中で、日本だけが突出して右翼の勢力が大きく、日本だけが極右が政権を握る国になってしまっているのは、リベラルが右翼と対決せず、脱構築の詭弁で自己欺瞞しているからである。日本ほど脱構築がアカデミーを蹂躙している国はない。反右翼の良識は、90年代を通じてこの国から消されてしまった。左派が率先してイデオロギー問題に蓋をし、イデオロギー問題では右翼に妥協し降参する姿勢を固めた。反原連がデモ参加者に通達したところの、日の丸はOKで組合旗はNGの命令など、まさにそのなれの果ての現実だ。
演説の三つ目の「政治改革」批判も、実に得心のいく見事な弁論だった。維新と民主右派が躍起になって吹聴している「身を切る改革」と政党助成金の問題については、不破哲三が説いたような中味で論じなくてはいけない。志位和夫のように、マンネリ化した通り一遍の暗記フレーズを繰り返していると、橋下徹からの言いがかりの反撃が飛んで来て自事故に遭う。テレビのディベートは一瞬の話芸の勝負だから、そこで怯んだら終わりだ。政党助成金は、山口二郎や岸井成格が扇動した「政治改革」によって制度導入されたものである。選挙区を中選挙区制から小選挙区制に変え、同時に税金から政党にカネを注入する仕組みに変えた。山口二郎たち「政治改革」イデオローグの言い分では、政治腐敗を防ぐべく、政治家がカネ集めに必死にならなくても済むようにするため、国民が税金で面倒みてやればよいという理屈だった。税金から政党助成金を出すことで、リクルート事件や佐川急便事件のような政治とカネの問題を解決するという触れ込みだった。だが、制度が導入されて20年になるけれど、政治とカネの問題は一向になくならない。一方で、政治家たちは、政党助成金の分け前にありつくため、税金のぶんどり目当てに政党を新しく作っては壊すようになった。不破哲三の言うように、次から次へと新しい政党が生まれ、すぐに消えてゆく。綱領もない、政策も定まらないまま、政党が結成され解散される。昔はこんなことはなかった。政党は、理念を同じくする同志の集まりだった。
そして、政党の理念が政党名になっていた。このところ、ようやく小選挙区制が失敗だったと言う声が大きくなってきた。河野洋平が土井たか子への弔辞でそれを認めた。それなのに、どうしてその声が山口二郎や岸井成格に対する本格的な糾弾に向かわないのだろう。最も責任の重いA級戦犯なのに。それは欺瞞だと私は思う。「政治改革」が日本の政治を徹底的に堕落させたこと、政治家を小粒に無能にしたこと、これはもう否定すべくもない現代史の事実ではないか。
-
「谷間の百合」に載っていた小沢一郎の言葉の一部を転載。
この国の現状を明確に指摘している。
ハインラインの短編小説に「大当たりの日」というものがある。ある日突然、全国民が同じことを考えて、それを行動に移したらどうなるか、という話である。たとえば、今日の晩飯は外食してラーメンを食おう、いや、絶対にラーメンに限る、と思い、それを全員が実行したらどうなるだろうか。まず、交通機関は麻痺するだろう。通常のラッシュアワーの時間には外出していない層もすべて外に出るわけだから。ラーメン店でのパニックは言うまでもない。(原作はアメリカでの話だから、もちろんラーメン店など出てはこない。)
それと同じことを今回の総選挙で国民有権者全員がやったらどうなるだろうか。今の安倍自民党政治はあまりにひどすぎる。いつも自民党に入れてきたが、今回は自公以外に投票しよう、と考え、それを実行したら、自民党の得票数はゼロ、となり、当然、政権転覆である。
選挙というものは、いつでもそういう可能性を持っている。(不正選挙が行われれば、話は別だが。)
というわけで、明日の選挙がそういう「大当たりの日」になるように祈ることにしよう。
えっ、自分の選挙区には自民党と共産党しか立候補者がいない? それはまあ、候補者を立てきれなかった無能政党の責任でしょう。
(以下引用)
端的に言って、いまこの国は三つの危機に直面していると思います。
まず、第一に『経済の危機』です。
足もと政府・日銀の円安・インフレ政策で実は国民の生活はますます厳しくなりつつあります。
いくら年金で株を買わせても、大手輸出企業のために円安を進行させても、もはや国内の大半の企業は逆に=ストアップで大変な状況です。
また、給与は上がらず全ての物価が高騰していますので国民の生活水準も下がっています。
ところが総理も日銀総裁も『今さら引き下がれない』というメンツだけで来年二%の物価上昇率に向けてインフレだけに邁進しているのが実態です。
肝心の『三本目の矢』は一体どこへ行ったのでしょう。
この間、このような国民の生活の圧迫の上に成り立っている株価も副作用の反動で先行き暴落の危険性が高まっています。
すなわち、政府・日銀の見せかけの実態の伴わない金融経済政策によって先行き国民生活が困窮する危険性が高まっている、これが『第一の危機』です。
『第二の危機』は『外交の危機』。
これはもはや多くを語る必要がないでしょう。
隣人である中国・韓国とはほぼ絶縁状態であり、首脳会談もなかなか開けません。
戦後、諸先輩がこれまで苦労して築き上げてきたアジアの中の平和国家日本という信用が一気に崩壊しつつあります。
先の改造内閣の顔ぶれをみましても、戦前肯定の総理と考え方を同じくする「勇ましい人達」が随分増えました。
そして、一番深刻な『第三の危機』。それは『民主主義の危機』です。
一強多弱が極端なまでに進み、もはや日本の議会は議会制民主主義の体をなしていません。
本来ありえない集団的自衛権を巡る解釈変更もあっという間に通ってしまいました。
このままでは大政翼賛会的な自民党政治がいくところまでいき、時計の針が逆行する、国民不在の政治が究極まで進行してしまう恐れがでてきております。
だからこそ私は立ち止まるわけにはいかないのです。
現在のように何となく推移し、気が付いたら崖から転落している、そんな事態だけは避けなければなりません。
経済の危機、外交の危機、民主主義の三つの危機を何としても食い止めなければならない。
そういう思いであります。
しかし、私一人ではできないことです。
今後、多くの人々にこのことを訴えて行き、思いを共有し、最終的には『闘い』で勝ち抜かなければなりません。『政権交代は難しい』という人がいます。
確かに現状の野党各党を見れば仕方のないことです。
しかし、国民の中には二〇〇九年に選挙で政権交代を成し遂げたという確かな記憶があり、また、そもそも小選挙区制度は国民の思いに沿って政権交代が起こりやすくなる仕組みとして整えられたものです。
いつでも十分可能であると思っています。 -
「阿修羅」から転載。
だいぶ前の記事で、特に気にも留めていなかったのだが、今読んでみると、空母レーガンの乗船員の被曝状況は相当なものであり、福島原発事故による放射能被害は明瞭だ。ということは、実際には日本人の間にはそれ以上の被害が出ていながら、それが隠蔽されているのだろうと容易に推測できる。安倍政権が意味不明の衆議院解散総選挙に打って出た事情は、やはり岩下俊三氏の言う通り、フクシマの放射能被害の実情が(このトモダチ作戦東電訴訟を皮切りに)これからどんどん表に出てくることに備えてのものだろう。特定秘密保護法も同じレール上にあったわけだ。
ということは、安部自民党が今回の選挙で勝てば、どういう世界になるかも容易に予測できるわけである。
なお、「陰謀論」的には、空母レーガンの被曝は、福島原発事故によるものではなく、その海域で、海中において原爆を爆発させ、人工地震(つまり、「3.11」の原因)を起こさせた際の被曝である、と見られている。それが正解ならば東電も冤罪を蒙ったことになり、気の毒な話だ。(笑)
最初の説の通り、フクシマ原発原因説を認めれば、東電(と、そのバックの日本政府)は膨大な賠償責任を負うことになり、後者の説を認めれば、3.11は米政府が起こしたというとんでもない話になって、ここでも日本政府は立ち往生することになる。いずれにしても「放射能被害」が存在することは明白な事実であることが、この東電訴訟によって明白になるだろう。
(以下引用)赤字部分は徽宗による強調。
トモダチ作戦2名が死亡~東電訴訟、本格弁論へ (OutPlanet-TV)
http://www.asyura2.com/14/genpatu41/msg/377.html投稿者 魑魅魍魎男 日時 2014 年 12 月 05 日 03:35:31: FpBksTgsjX9Gw 
OurPlanetTV・白石草さんが、原子力空母の横須賀母校問題を考える市民の会・共同代表
呉東正彦弁護士に、米国トモダチ作戦の訴訟についてインタビューしました。「トモダチ作戦2名が死亡~東電訴訟、本格弁論へ」 (OutPlanet-TV 2014/12/4)
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1863YouTube動画 (21分23秒)
https://www.youtube.com/watch?v=0Ij_8yDUoiE東日本大震災で「トモダチ作戦」に従事したアメリカ海軍の兵士ら239人が、東京電力福島第一原子力発電所事故による被ばくが原因で、健康被害を受けてい るとして、東京電力を訴えている裁判で、カリフォルニア州サンディエゴの連邦地裁は10月28日、訴えを退けるよう求めた東電の主張を認めず、米国での訴 訟を継続する判断を示した。10月に、同原告団の弁護士と面談をした、「原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会」の共同代表で、弁護士の呉東正彦さ んに裁判の現状を聞いた。
東日本大震災当時、米国海軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」に乗船していた兵士は約5000人。韓国に向けて走行していたが、震災が起きたため、東北 地方沿岸の海域で被災者の捜索や救援物資の輸送など、約80日間にわたる救援活動を行った。原告らは、「ロナルド・レーガン」が三陸沖に到着した3月12 日。1号機の爆発による放出された放射能プルームの直下で、約5時間、甲板作業をしたほか、その後も除染などの作業で、大量の被ばくを受けたと主張してい る。
「原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会」は、12月7日(日)午後1時半より、横須賀の産業交流プラザ第1研修室で訪米報告会を開催する。---(引用ここまで)----
以下、動画を見てのメモです。
* 日本政府と東電を訴えたが、政府を含めると政治問題になると一度却下され、
東電だけを被告として再度訴え、受理された
* 原発設計自体にも問題があるとして、GE、東芝などのメーカーも被告に追加
* 10億ドルの基金設立し、そこから各被害者に補償を支払うよう東電に要求
(10億ドル全額を被害者に支払えと要求しているわけではない)
* 空母レーガンは2011/3/13に三陸沖で放射能雲の下にはいってしまった
* 普通の軍服で甲板除染作業を5時間行なった
* 海水を脱塩した飲料水を3/15まで飲んでいた。体内被ばくをした可能性
* 換気口近くのベッドがホットスポットになり、そこで半年生活してがんになった人もいる
* 被害者の多くは20-30歳代の若い兵士。
* すでに2名死亡。 骨肉腫(4月)、白血病(9月)
* 甲状腺がん、乳がん、精巣がん、脳腫瘍など若い人には稀ながんが多い
* 女性兵士が妊娠中被ばく。10月に出産、遺伝性異常。母と子両方が原告
* 一人がいくつもの症状を抱えている
* 原告の1/3はまだ現役で働いているが、体調不良でやむなく除隊した人も多い
現在療養中で補償もなく、生活が苦しい。将来に不安
* 被ばくとの因果関係を立証中。被ばく量の推定は難しい
* 線量計を持っていたのも、ヨウ素剤を服用したのも士官クラスのみ
* 陪審制の審議であり、一般市民の判断が重視される
* 日本のどこよりも深刻な被ばく被害を受けた可能性。
* われわれ日本のために行動して被害にあったことをよく考え、連帯すべき
* 一人の女性兵士が弁護士に相談したことがきっかけで、多くの健康被害が発覚。
最初から東電を訴える目的があったわけではない。[原告の訴えている症状 (抜粋)]
運転中意識喪失、発熱、体重減で車いす生活
股関節異常、脊柱炎、記憶喪失、耳鳴り
多発生遺伝子異変の子が生まれる
頭痛、あごに腫瘤、全身痙攣、大腿部以上、みけん異常
頭痛、疲労、肩甲骨肥大、足に腫瘤
潰瘍、腹痛、吐き気、体重減少、偏頭痛、胆のう摘出
偏頭痛、睡眠障害、疲労、記憶障害、耳鳴り、直腸出血
腹痛、うつ不安、睡眠障害、白血病、甲状腺にのう胞
脳腫瘍、耳鳴り、疲労、偏頭痛、目眩
生理不順、子宮出血、偏頭痛
甲状腺障害(バセドウ病)、作戦中は鼻血 -
しばらくブログ執筆を中断していたが、べつに病気だったわけではない。
長い間使ってきたオンボロパソコンが壊れてしまっただけだ。ちょうど、秘密保護法も実施される直前だったから、これは天のお告げかな、と思って、これを機会にブログもやめようかと思ったわけだ。
まあ、パソコン無し、ネット無しだと生活が退屈なので、先日新しい安物パソコンを買ってきたが、これが大失敗。キーボードが使いにくく、文章を打つ気になれない。
ブログの再開はどうするか迷ったが、ブログでもしないと頭が退化する一方なので、再開することにした。とは言っても、先に書いたように実に使いづらいキーボードなので、特に書きたいことがあった時にだけ書くことにする。
さて、選挙の方は、戦う前から自民党圧勝、という報道ばかりが流れているが、実際そうなりそうな予感がする。今回はむさい、じゃない、ムサシで不正選挙などしなくても大丈夫でしょう。世耕さん。(笑)まあ、世耕が選挙担当かどうかは知らないけど。それに、不正選挙はムサシだけによるものではないだろうが。
何より、野党が戦う前から戦意がまったく無い。そう見える。
日々これ決戦、とか言っていた代ゼミですらあの始末なのだから、前の選挙で当選して、これで自分だけは安泰と太平の夢に浸っていた野党代議士たちが、突然の選挙に慌てて、為す術もなく茫然としていたさまが目に浮かぶ。
まあ、今回の選挙は争点は無数にあるが、根本だけ言えば、「庶民から金を吸い上げ、富裕層に所得を移転することだけを使命とする安倍政権をあなたは支持しますか」ということだ、と私は見ている。その富裕層には小金持ちの皆さんは含まれていません。(笑)
もちろん、フクシマの問題、TPPの問題、国交問題、憲法問題など、争点は無数にあり、そのどれ一つでも安倍政権を認めることは不可能なだけの重さがある。その重要性が見えないほど日本国民は頭がいかれているだけの話である。 -
「東海アマツィッター」にリツィートされていたもの。
あらゆる新聞にこの表は掲載してほしい。
元記事は毎日新聞のネット特別版か何かのようだが、紙媒体の方にこそこの表は掲載するべきだろう。
(以下引用)
chatran伊藤@脱原発 @chatran6 · 23時間前 @onodekita@tokaiama@hanayuu【拡散希望】pic.twitter.com/NxDEuuht6g RT@anotherkitchen:これすばらしい!ぜひチェックしてから投票 どこに投票したらいいか決めてくれるサイト。http://bit.ly/1169J9s -
「村野瀬玲奈の秘書課広報室」に、興味深い記事が引用されていたので、二つの引用を連続して転載する。同じ著書に関する二つの記事なので、内容に重複する点があるが、それぞれに興味深い部分があるので二つとも引用する。
もっとも、私が興味を持ったのは、私と考えが似ているからであり、このピケティ教授が言っていることは私がこのブログをネット上で開始した当初からずっと言い続けているようなことだ。つまり、素人が直感で分かることを、経済学者が何年もの作業の果てに、大著として著したわけである。だから自分が偉いというわけではない。学者の仕事というものは、そういう地道で正確な検証を通じて、多くの人を納得させる結論を提示するところにあるのだから。素人がきちんとした証拠や証明も無しに自分の直感を話しても、何の説得力もあるはずはない。
さて、下に書かれていることを私流に言えば、「資本主義は本質的に強者総取りになる経済システムであり、庶民を守るための法的規制が無ければどこまでも暴走する。その法的規制が、「社会主義的政策」とされて、資本家からは攻撃されてきたのである。その結果が現在の世界の政治と経済の混迷だ。」ということである。
(以下引用)
●NHK NEWS WEB
格差論争 ピケティ教授が語る
http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2014_1017.html
2014年10月17日 13時10分
格差は拡大しているのか。どこまでの格差なら許容できるのか。そんな世界的な論争のきっかけとなった本が「21世紀の資本論」です。著者は、フランスのパリ経済学校のトマ・ピケティ教授(43)。アメリカではことし春の発売以降、半年で50万部のベストセラーとなり、多くの言語に翻訳されています。“ピケティ旋風”の裏にあるのは何か、経済部・飯田香織デスクの解説です。
300年のデータで実証
「21世紀の資本論」は英語版で685ページにも及ぶ、漬け物石のような分厚い本です。特徴をひと言で言えば、何となくみんなが思っていることを「実証」しようとしたことです。ピケティ教授は、20か国以上の税金のデータを、国によっては300年前までさかのぼって集め、「所得」と「資産」を分析。日本については明治時代から調べています。その結果、▽資産を持つ者がさらに資産を蓄積していく傾向がある、▽格差は世襲を通じて拡大する、と指摘しました。
ピケティ教授は、NHKとのインタビューの中で、次のように語っています。
Q:「21世紀の資本論」で伝えたかったことは何ですか?
ピケティ教授:欧米や日本などでは、暮らしは楽にならないのに、金持ちばかりがいい思いをしていると感じている人が増えています。多くの人が今の資本主義の姿に疑問を持つようになっているのです。 私は、誰のもとにお金が集まってきたのか、歴史をさかのぼって明らかにしたいと思ってきました。所得税制度が作られたのは、フランスなど欧州各国やアメリカでは1900年前後です。日本ではもう少し早く始まりましたね。相続や資産に関するデータについては、イギリスやフランスでは18世紀にまでさかのぼることができます。無味乾燥なデータが、実は、私たちの暮らしそのものを表しています。
Q:調べた結果、何が分かりましたか?
ピケティ教授:とりわけヨーロッパや日本では今、20世紀初頭のころと同じくらいにまで格差が広がっています。格差のレベルは、100年前の第1次世界大戦より以前の水準まで逆戻りしています。
Q:資本主義が問題なのですか?
ピケティ教授:資本主義を否定しているわけではありません。格差そのものが問題だと言うつもりもありません。経済成長のためには、ある程度の格差は必要です。ただ、限度があります。格差が行きすぎると、共同体が維持できず、社会が成り立たなくなるおそれがあるのです。どの段階から行きすぎた格差かは、決まった数式があるわけではありません。だからこそ過去のデータを掘り起こして検証するしかないのです。
水はしたたり落ちなかった
富裕層と一般の人の間には、はじめは大きな格差があっても、経済成長による賃金の上昇などを通じて、上から下に水がしたたり落ちるように富が広がり、格差は徐々に縮小していくと言われてきました。しかし、ピケティ教授は、20か国以上のデータを分析した結果、日本を含めたすべての国で、そうではなかったと指摘。例外は、皮肉にも2つの世界大戦の時期で、このころだけは格差は縮小したとピケティ教授は言います。なぜ格差は広がったのか。富を手に入れる方法を単純化すると、▽一般の人のように、働いて賃金やボーナスを受け取る方法と、▽資産家のように、金融資産の利子や株式の配当などを受け取る方法があります。ピケティ教授は、富裕層の資産が増えるスピードが一般の人の賃金などが増えるスピードを上回っていることが問題の根源だと強調。つまり、働いて稼ぐよりも相続や結婚などを通じてお金を受け取るほうが手っ取り早いというのです。そして、▽資産を持つ者がさらに資産を蓄積していく傾向がある、▽格差は世襲を通じて拡大すると結論づけました。
分厚い経済専門書がいったいなぜここまで幅広く受け入れられたのか。ピケティ教授は大きな背景として、次のように述べています。今、世界では、排外的な動きや極右の動きが広がっています。この裏には、格差問題を簡単に解決できず、それにみなが気づいていることがあります。国内で平和的に解決できないと、国どうしの緊張、世界レベルの紛争につながってしまいます。こうした不安に加えて、私は、富裕層の側にも、このまま格差が拡大して分厚い中間層がなくなると、ビジネスが成り立たなくなるという警戒感があることも背景にあると思います。これは、アメリカの企業経営者や政府関係者と話していて、特に感じることです。
低成長、人口減少の日本
ピケティ教授は、日本についても語っています。低成長、人口減少が続くと、格差が拡大しやすくなると警鐘を鳴らしました。日本は見事に逆戻りしています。1950年から1980年にかけて目覚ましい経済成長を遂げましたが、今の成長率は低く、人口は減少しています。成長率が低い国は、経済全体のパイが拡大しないため、相続で得た資産が大きな意味を持ちます。単純に言うと、昔のように子どもが10人いれば、資産は10人で分けるので、1人当たりにするとさほど大きな額になりません。しかし、1人っ子の場合、富をそのまま相続することになります。一方、資産相続とは縁がなく、働くことで収入を得て生活する一般の人たちは、賃金が上がりづらいことから富を手にすることがいっそう難しくなっています。その結果、格差が拡大しやすいのです。
では、どうする?
それでは、いったいどう対応すればよいのか。この論争で賛否が激しく分かれているのが「解決策」です。ピケティ教授は、富裕層に対する課税強化を訴えています。格差を縮小するには、累進課税が重要で、富裕層に対する所得税、相続税の引き上げが欠かせません。国境を越えて資金が簡単に動かせる今、課税逃れを防ぐために、国際的に協調してお金の流れを明らかにするなど、透明性のある金融システムを作ることが必要です。これには、世界中の富裕層などから猛烈な反発が起きました。稼いでもその多くを税金として納めるとなると、新しいアイデアやビジネスを生み出す意欲がそがれて、経済全体が停滞してしまう、というのです。富裕層の富の拡大を抑えるのではなく、最低賃金を引き上げたり教育の機会を充実させたりして、一般の人の収入を底上げするべきだという意見も出ています。
広がる論争
この格差の問題、最近、国際会議でも大きなテーマになっています。また、この夏以降、アメリカの大手金融機関や格付け会社が相次いで「行きすぎた格差がアメリカ経済を弱くする」などと指摘。資本主義をいわば象徴する組織の報告書に、正直驚きました。世界の議論は、格差のあるなしではなく、「格差は拡大している」というのを前提にして、いかに是正していくかという、新しい段階に入ったと私自身は感じています。日本を含めた各国で、どう議論が深まっていくのか、注目して見ていきたいと思います。この論争に一石を投じたピケティ教授の本の日本語版は「21世紀の資本」として12月に発売される予定です。すでに「21世紀の資本論」として広く知られているため、この特集ではそのように統一しました。●毎日新聞
特集ワイド:貧富の差拡大は資本主義の宿命 米でベストセラー「21世紀の資本」 日本でどう読む、ピケティ氏の主張
http://mainichi.jp/shimen/news/20141119dde012040003000c.html
毎日新聞 2014年11月19日 東京夕刊
日本でも人々の心をつかむか−−。棚に並ぶトマ・ピケティ著「Capital in the Twenty‐First Century」=東京都千代田区の丸善丸の内本店で2014年11月13日、内藤絵美撮影
米国でベストセラーとなり資本主義の本質を巡り激しい議論を巻き起こした本「21世紀の資本」(英題は「Capital in the Twenty−First Century」)の邦訳が、12月8日に発売される。富の不平等、すなわち貧富の格差の拡大は資本主義の宿命だ−−とする衝撃的な主張を、この国でどう読むべきなのか、考えた。【内野雅一】
◇進む「少数による利益独占」/ブレーキなき経済への警鐘
「21世紀の資本」は、フランスの経済学者でパリ経済学校教授のトマ・ピケティ氏(43)が昨年著した。今年4月に米国で英訳が出版されると、696ページ、厚さ約5センチの大著にもかかわらず50万部を超すベストセラーに。JR東京駅そばの丸善丸の内本店の洋書コーナーにもずらりと並んでいる。
「経済の専門書だからゆっくり出せばいいと考えていましたが、米国で評判になったので前倒ししました」。うれしい「誤算」を語るのは、邦訳を売り出す「みすず書房」編集者、中林久志さんだ。
間もなく「日本人のためのピケティ入門」を出版する経済評論家でアゴラ研究所所長の池田信夫さんに、解説をお願いした。
「ピケティ氏の主張を要約すれば、資本主義のもとで貧富の差が拡大するのは当然だ、その理由は『資本収益率』というものが『経済成長率』をずっと上回ってきたからだ……ということです」
資本収益率とは、株や不動産投資の利回りを指す。一方、経済成長率は国民総所得(GNI)の伸びだが、ピケティ氏はこれを、労働者が得る賃金の伸び率とほぼ同じと捉える。そのうえで、18世紀以降の平均値を比較し、資本収益率の5%が経済成長率の1〜2%を上回っていると指摘。資産家が「高利回り」の投資で財産を増やす一方、労働者はわずかな賃金上昇に甘んじるしかなかったというのだ。
欧米で戦争もなく消費文化が花開いた19世紀末から20世紀初頭は「ベルエポック(良き時代)」と呼ばれる。だが、工業化の恩恵は一部の資本家しか享受できず、ピケティ氏が言うように貧富の差が著しく拡大した。彼によると、1910年の米国では上位1割の富裕層が国全体の資産の8割を占めたそうだ。
しかし、2度の世界大戦を経て格差は縮小する。この時期を分析した米国経済学会の重鎮、サイモン・クズネッツ氏(1901〜85年、71年にノーベル経済学賞)は「経済発展の初期段階を過ぎれば工業化が進み、所得が増え、格差は縮小する」と結論づけた。「クズネッツ氏の研究は『資本主義の素晴らしさを示すもの』と受け止められ、経済学も『経済発展とともに資本収益率と経済成長率は等しくなる』と教えてきました。これらの定説を、ピケティ氏は真っ向から否定した。そこに驚きがあったのです」(池田さん)
ピケティ氏は、集めるのに15年かかったというフランス、英国、米国、日本など20カ国以上の過去300年にわたる税務統計を詳細に分析。第二次大戦後に格差が縮まったのは、戦争で資産が破壊され富裕層への課税も強化されたことによる「例外」に過ぎず、80年代以降は再び格差が拡大。今やベルエポックのそれに近づきつつある−−と警告する。
事実、経済協力開発機構(OECD)によると、米国では上位1%の所得が81年には全体の8・2%だったが、2012年には倍以上の19・3%に達した。失業や貧富の差の拡大に「我々は(上位1%に入れない)99%だ」と不満を爆発させた米国の人々が11年に、ニューヨーク・ウォール街を占拠したのは記憶に新しい。
「21世紀の資本」が訴える内容は、日本人にとっても人ごとではない。日本での貧困層の増加を指摘し続ける京都女子大学客員教授(労働経済学)の橘木俊詔さんは言う。「日銀が追加金融緩和を決めたが、こうした資産家優遇の政策を続けていくと、資産家がさらに資産を増やし、格差がこれまで以上に広がる可能性がある」。非正規社員は4割近くに達し、貯金のない世帯は3割に上る。
東京大大学院教授(マクロ経済学と金融)の福田慎一さんは「先進国の成長率は低下し、社会保障などの所得再分配も財政事情から絞られる傾向が強まっています。日本はアベノミクスで金融市場だけが踊っていますが、実体経済の歯車を動かさないと所得の不平等が深刻化する」と心配する。
「資本主義の終焉(しゅうえん)と歴史の危機」を今年著した日本大学教授(マクロ経済学)の水野和夫さんは「資本主義は誕生以来、少数の人間が利益を独占するシステム」と言い切る。1人当たり実質国内総生産(GDP)が世界平均の2倍以上を有する国の人口比率を調べたところ、工業化が進んだ1800年代半ばから01年にかけての平均は14・6%だった。水野さんは「近代の定員15%ルール」と呼ぶ。
「15%の『中心』が残り85%の『周辺』から利益を吸い上げているのが資本主義です。19世紀、英国はインドを搾取し、20世紀の米国はカリブ海の国々を貧しくした」。途上国の犠牲のうえに先進国が豊かさを享受する、国の外に「周辺」をつくり出す帝国主義の側面である。中国が高成長を遂げて新興国となり、アフリカが資源開発され、外に「周辺」をつくりづらくなった。どうしたか。「国内に『周辺』をつくるようになったのが21世紀の特徴です。米国は貧しい人にサブプライムローン(信用力の低い人向け住宅ローン)を組ませ、日本は非正規社員を増やし、EU(欧州連合)ではギリシャやキプロスを貧しくしている」と水野さんは指摘する。
資本主義が生きながらえてきたのは「暴走を食い止めた経済学者らがいたから」と水野さん。18世紀、アダム・スミスは「道徳感情論」で金持ちがより多くの富を求めるのは「徳の道」に反すると説き、19世紀にはカール・マルクスが資本家の搾取を見抜き、20世紀になると「失業には政府が責任を持つべきだ」とジョン・M・ケインズが主張した。
だが、新自由主義が唱えられ始めた21世紀、ついに「ブレーキなき資本主義と化してしまった」(水野さん)。
そこに警鐘を鳴らすのが「21世紀の資本」だ。マルクスの「資本論」をほうふつとさせる題名だが、ピケティ氏はテレビのインタビューで語っている。「私は資本主義を否定しているわけではなく、格差そのものが問題と言うつもりもありません。ただ、限度がある。格差が行き過ぎると共同体が維持できず、社会が成り立たなくなる恐れがあるのです」と。
ネット炎上、ヘイトスピーチ、「誰でもよかった」殺人の多発−−日本で広がる不気味な動きに、その兆候はないか。資本主義を問い直す時に来ている。



一方アメリカでは、米下院で“宣戦布告”とも“対露戦争への事実上の青信号”とも言われてるH. Res 758議案が通過するなど、表面的には緊張が高まっているように見えます。さらに、先日CIAの拷問が明らかになったことで、逮捕を逃れる為の偽旗作戦も懸念されています。英語記事ですが、ロシアを嵌めるための核を用いた偽旗作戦がウクライナで進められているという指摘もあり、現在翻訳検討中です。