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奴隷の作り方

昔書いた文章だが、あと数世紀は通用する、教訓的内容かと思うので、掲載しておく。もしかしたら、このブログに既に載せてあるかもしれない。「メモ日記」というシリーズの一篇だ。
なお、注釈を施せば、学校教育の本質は、実は優れた人間を育てることではなく、学業やスポーツの競争の中で多くの子供に「自分は劣等で、愚かで弱く、無責任だ」という気持ち(自己否定による無力感と他者への依頼心)を植え付けることかもしれない。つまり奴隷製造装置だ。

(以下自己引用)



#44  奴隷の作り方

 ジョン・スタインベックの『アメリカとアメリカ人』の中に、奴隷の作り方について要を得た言葉があるので、紹介しよう。奴隷の作り方とは、奴隷を統制・支配する方法のことである。それには、奴隷自身に、奴隷制度を嫌わせないように仕向けることか、奴隷制度に抵抗しても無駄だと思わせることが一番である。
 その第一の方法は、奴隷に、子供の頃から、自分たちは劣等で、愚かで弱く、無責任だと思い込ませるように洗脳を施すこと。第二は、抵抗を芽のうちに摘み取り、容赦なく罰すること。第三は、家族、友人を分散させ、同族が集まったり同族を作ったりさせないこと。第四は、(これがもっとも重要だとスタインベックは述べている。)けっして奴隷に教育を施さないこと。
 この第四の点は、第一の点と結びついている。つまり、(これもスタインベックの言葉だが)教育によって必然的に質問と意思伝達が起きてくるからである。
 質問とは、現状への疑問であり、意思伝達は、彼らが徒党を組んで反抗に立ち上がる契機だと考えれば、スタインベックが述べたこの四つのポイントは、権力が民衆を支配する手段として簡にして要を得た説明だと言えるだろう。これを「教育による洗脳」と、「マスコミによる洗脳」に置き換えれば、そのままで現代における人民支配の方法である。我々が奴隷でないなどと、誰が言えようか?

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