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徽宗皇帝のブログ

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「加計」学園とはカネを加えて計算するための学園か
またしても、加計学園にまつわる「黒い情報」である。まあ、政治家ならば「汚職の総合デパート」とでも言われそうな話だ。もちろん、すべては安倍総理の責任に帰する。
加計学園で動いた金額の大きさに比べれば森友のアッキード事件など小さくて笑えるほどだ。
まさに、戦後最大の疑獄事件と言ってもいいのではないか。
加計学園は、今や政治的ごみ溜めである。周りには頭の黒いネズミならぬ、金蝿が群れ飛んでいる。


(以下引用)




自民党・逢沢一郎議員の親族企業が加計の獣医学部建設を高額受注
 
 


 加計学園(岡山市)の獣医学部新設の舞台である愛媛県今治市では、「三つの爆弾」が炸裂寸前だ。


 最初の爆弾は192億円にのぼる総工費で、うち県と市は96億円を補助金で負担することになっている。


 6月21日に今治市議会に提出された資料によると、総工費のうち、大学施設などの建設費用は148億円。坪単価は約150万円だ。これが相場より高いのだという。「今治加計獣医学部問題を考える会」の村上治氏は言う。


「大学病院の建設費用の相場は、坪単価87万円。加計学園の獣医学部はそれに比べて7割以上高い。しかも、市は補助金の決定通知を3月末に出しているのに、最近になってようやく建設費用の根拠を計算し始めました。普通ではありえません」


 獣医学部の設計と工事監理は、加計学園のグループ企業であるSID創研が請け負っている。建設を受注したのは、岡山市のアイサワ工業と大本組。アイサワ工業は岡山1区選出の逢沢一郎衆院議員(自民党)の従兄が経営する会社だ。


 ちなみにアイサワ工業は、逢沢氏の政治団体に15年に750万円、自民党の政治資金団体「国民政治協会」に30万円の寄付をしている。また、逢沢氏は加計学園の国際交流局の顧問を務めている。その関係は深く、逢沢事務所によると、報酬はないが「顧問は30年ほど続けている」という。


 アイサワ工業は本誌の取材に対し「設計図に基づいて適正な金額の見積もりを提出しました」と話す。加計学園にも見解を求めたが、回答はなかった。


 二つ目は、「総理のご意向」で獣医学部の新設が決まったときと同じく、今治市でも獣医学部新設で正当な手続きを経ていないことだ。前出の「考える会」の黒川敦彦氏は言う。


「加計学園に交付された補助金の要綱には『原則として競争入札』と書かれています。ところが、市に入札が実施されたのかをたずねても、明確な回答はありません。入札がなかったために、高額な建設費用になった可能性があります」


 補助金の金額が決定したときの経過も不透明だ。県と市で負担する96億円のうち、市議会などで説明されていた市の負担は最大で64億円。ところが、今年3月31日に加計学園が申請した申請書では、それより32億円多い96億円だった。つまり、補助金のすべてを市が負担することになっていたのだ。市はそれを即日決裁で認めた。今治市議会の関係者は警告する。


「必要な手続きを経ていないなら、大変なことです。最悪の場合、工事がストップして開校できないことになりかねません」


 そして最大の爆弾は、文部科学省の大学設置・学校法人審議会(設置審)だ。


「現在、獣医学部の設置が妥当かについて、設置審が審査しています。認可・不認可の決定は8月末が予定されていますが、すんなりと認可が下りるとは思えません」(加計学園関係者)


 設置審が指摘していると言われているのは、獣医学部の定員数だ。現在、日本全国に16ある獣医学部などの定員を合計すると930人。一方、加計学園は160人の定員を予定している。つまり、定員が一気に2割近く増える。教員が足りない可能性もあり、18年4月に開校した後に、きちんとした運営ができるかどうかが焦点になっている。


 市は、8月末の設置審で認可が出た後、県に正式に32億円の補助金を申請すると説明している。だが、設置審が認可を出さなければ「今治市だけが大きな負担を背負う可能性もある」(村上氏)。


加計学園とは30年の付き合いだという岡山1区選出の逢沢衆院議員 (C)朝日新聞社© dot. 加計学園とは30年の付き合いだという岡山1区選出の逢沢衆院議員 (C)朝日新聞社

「総理のご意向」で強引に進められた獣医学部の新設が頓挫したとなれば、政権へのダメージは深刻だ。安倍政権の命運は、四国の一地方都市とともにある。(本誌 西岡千史、今西憲之)


※週刊朝日 2017年7月14日号








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