「大摩邇」所載の「世界の裏側ニュース」記事(後半)だが、ハマスとは何かという厄介な問題を、混乱のままに幾つもの情報や意見を載せており、その混乱そのものがハマス問題の本質を明示化していると思うので、そのまま載せておく。基本的にはハマスは
イスラエルの主軸政治家や欧米の利益のための組織である。イスラエル周辺のアラブ諸国も、それを黙認している。
というのは、その政府や政治家たちもパレスチナの人々など「どうでもいい」からである。いかにして「自分たちに有利に事が運ぶか」というのが、(プーチンなどを除き)すべての政府や政治家の本心だからだ。
むしろ騒動や不正こそが、彼ら政府や政治家の存在意義を高めるわけだ。騒動や不正こそが、「(民衆を)分断して統治せよ」のネタなのである。これが、
ハマスという暴力団が悠々と(そしてその上位層は)安穏に存在する意味だ。記事中の、ハマスのリーダーたちがレジャーを楽しむ写真に吐き気を催さない人がいるだろうか。国王や領主やその部下などというのももともとは山賊や野盗集団のトップと取り巻きにすぎない。ハマスはその再現である。
(以下引用)
★アメリカなど西側系派閥のハマスは主にカタールで豪遊
●「私たちはパレスチナ市民を保護する責任を負わない」と明言しているハマス(アメリカ系派閥)
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(出典:タイムズオブイスラエル)
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「パレスチナの市民のことなど知らん」といったこの人は、初代ハマス政治局長に選ばれていますが、アメリカに14年以上住み、グリーンカードも持っていて、今はカタールに住んでいるようです。
米軍基地も大きめで、政治・経済でアメリカやヨーロッパと「密接」な関係にあるカタールのハマス支部は、西側からのハマスへの窓口になっています。
●カタールを拠点にするアルジャジーラの報道の視点を完全に信じることができないのも、西からの都合や利権が入っているから。詳しくは
★カタールのハマスリーダーたちの裕福で華麗な日常生活
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(出典:バンクーバー・サン紙)
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(画像はイスラエルの新聞Ynetより)
★まとめ
・ハマスはパレスチナ住民や当局の利益をまったく考えない、むしろガザを食い物にしている有害な敵対勢力
・上層部はいくつもの派閥にわかれ、優雅な生活を送り、真摯に参加している戦闘員は「消耗品」
・多くの国や勢力の利益の実現に利用されている組織であるため、これまで和平やパレスチナ建国を阻止し続けてきた
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