マスコミに載らない海外記事さんのサイトより
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2024/01/post-bb9abe.html
<転載開始>

フィニアン・カニンガム
2024年1月20日
Strategic Culture Foundation


 ロシアとの無謀な秘密戦争にフランスをマクロンは巻き込んでいるが、これはフランス国民を全く欺いての仕業だ。


❗️Telegram Twitter , と VK でご参加願いたい。


お問い合わせ:info@strategic-culture.su


 今週、この自尊心の強いペテン師にうんざりしているように見える国民に対し、ボロボロな権威をフランスのエマニュエル・マクロン大統領が修復しようとした。


 二時間半に及ぶ国民向けに放送された特別記者会見で、マクロンはロシアのウラジーミル・プーチン大統領の手本を真似ようとしているように見えた。毎年プーチン大統領は、恒例のマラソン記者会見を開催し、ジャーナリストや一般市民から、あらゆる国内問題や国際問題に関する質問を受けている。


 結局、敬意を払ってほしいと懇願しているように見えたマクロンにとって、あまりうまくはいかなかった。


 プーチンが采配を振るっていることに疑う余地はない。4時間以上にわたり説得力ある合理的議論で聴衆の興味を引き包括的事実と数字で主張できるのだ。ロシア国民間でのプーチン支持率は、彼の指導力に対する真の尊敬と推測できるもので終始一貫して高い。


 多様な話題に関し、欧米諸国指導者の誰も数時間自由に発言し、同程度に立派に振る舞えるとは信じがたい。バイデンやスナクやショルツやトルドーは、よく調べればへたるお笑いものの人物だ。


 今週全国放送の記者会見で、マクロンはプーチンのまねをしようとしたがフランス国民は感銘を受けなかった。NPRラジオが引用した世論調査によるとフランス人の大多数(64%)が大統領の業績や見解を評価していない。反動的考えを売り込んだと彼は批判された



 国民の団結とフランスの国際的評判回復の必要性についてマクロン大統領は多くを語った。「市民的再武装」を彼は呼びかけたが、国家刷新を促進するには奇妙な方法だった。どうもファシズムの雰囲気がある。彼の主張の多くがそうであるように、マクロンは不安定で、権威主義的で、排外主義的に聞こえた。彼の見解は理にかなった議論というより主張に近いものだった。彼は明らかに野党党首マリー・ルペンの人気を懸念しており、彼女を「ウソの党」を率いていると非難した。


 特に、大統領が目に余る嘘つきなのを多くのフランス国民が見抜いているのだから、これはマクロンによる良い動きではない。


 国民への訴えで(NATOが扇動した戦争である)ウクライナでの戦争でロシアが勝てばプーチンはヨーロッパへの拡張主義的侵略を続けるから、ウクライナ政権に更に何十億ユーロもフランス人は支援しなければならないという甚だしい中傷をマクロンは紡ぎ出した。


 馬鹿げた恐怖煽動だ。マクロンは、ゴールデンタイムのテレビで同胞に、このようなごまかしを売り歩く完全な愚か者だと言わざるを得ない。


 何十人もの民間人を殺害した新年のベルゴロド攻撃など、ロシア領土への攻撃を維持するには(ナチスを支持する)キーウ政権への、より多くのスカルプ巡航ミサイル供給に同意する必要があるとマクロンは述べた。フランスが供与したこれらミサイルは、ロシア領クリミアを標的にするためにも使用されている。


 フランス的価値観をマクロンが称賛する中、ウクライナの都市ハリコフで、ロシアの壊滅的ミサイル攻撃によりフランス人傭兵中隊が殺害されたことが判明した。少なくとも60人のフランス特殊部隊が吹き飛ばされた。フランス兵士が殺害されたのをパリは否定している。


 翌日、ロシアは駐モスクワ・フランス大使を召喚し、この戦争へのフランス兵の関与に関してパリに公式非難を伝えた。これは決して新しい発見ではない。アメリカやイギリス、カナダ、ポーランドその他のNATO傭兵は、2年間の紛争の非公式参加者として、ロシアにより長い間追跡されてきた。ロシアと戦うためウクライナに外人部隊を派遣する上で、フランスは特に重要な役割を担っている。


 ロシアとの無謀な秘密戦争にフランスをマクロンは巻き込んでいるが、これはフランス国民を全く欺いての仕業だ。


 これはウクライナでの戦争の本質がウソなことを証明している。これはアメリカ率いるNATOの対ロシア代理戦争での外国兵器、資金、軍隊配備にもかかわらずロシアが勝利している。


 あたかもナポレオンやドゴールの生まれ変わりかのような誇大妄想を抱く哀れな傀儡マクロンは自国を核大国ロシアとの無益だが無謀で危険な戦争に巻き込んでいる。


 もしマクロンが、キーウの腐敗したネオナチ政権を支えるため彼が注ぎ込んだ何十億ドルをフランスの公共サービスに資金投入し、フランス人労働者にまともな給料を支払うのに費やしていれば、おそらくフランス国民は、エリゼ宮に鎮座する元ロスチャイルド投資銀行家をそれほど軽蔑しなかったかも知れない。


 「フランスの偉大さを取り戻す」という公約でマクロンは2017年5月大統領に選出された。2022年にも僅差で再選された。だが彼のウソや空虚な約束や妄想が、とうとう彼に追いつきつつある。


 他の欧米のいわゆる指導者同様、ウクライナにおけるアメリカ主導のロシアに対する秘密戦争を煽るため、フランス大統領は自国経済を破壊した。欧米国民の背後で、とんでもない虚偽と欺瞞で戦争挑発が行われている。


 自分たちの政治的権威の喪失を、あたかもそれがある種の謎やロシア・プロパガンダや誤報のせいだとマクロンや他の欧米のペテン師指導者連中は嘆いている。欧米政治家に対する大衆の軽蔑が高まっている理由は、現職の嘘つき連中以外の誰の目にも明らかだ。


記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2024/01/20/macron-does-a-putin-ends-up-shooting-own-foot/