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メモ日記トゥディ「理想主義と現実主義」10.6.9


「増田俊男の愉快な暴言」より転載。
増田俊男は株の指南屋だが、米政界に何らかのパイプがあるらしく、時々普通の人間が知らない情報を話すことがあるので、そのブログをたまに見ることがある。拝金主義者の代表みたいな人間だが、誰の言葉だろうが、情報は情報だ。
ここに転載した発言は、世界政治や経済の背後関係をよく知っている人間らしい発言である。ある意味、暴言でも何でもなく「正論」かもしれない。だが、こういうリアリストには分からないことがある。それは、世の中を本当に変化させるのは理想(あるいは思想)であるということだ。「我に自由を与えよ。しからずんば死を与えよ」というパトリック・ヘンリーの言葉は、多くのアメリカ人の血を湧き立たせ、死地に赴かせた。もしかしたらアメリカが独立を成し遂げた真の原動力だったかもしれないのである。
そして、日本人のすべてがこういう低俗な拝金主義者、悪臭漂うリアリストばかりではないと私は信じている。


(以下引用)





この欄を最後に書いたのは2009年の12月だから半年のご無沙汰である。
戦後から吉田亜流、アメリカ一辺倒の自民保守政権が60年以上続いたのだから国民が民主党の掲げた「政権交代」につられたのは無理もない。
吉田茂の孫の麻生太郎から吉田の不倶戴天の敵であった鳩山一郎の孫の鳩山由紀夫に政権が交代したのも何か歴史の悪戯だと思った。
由紀夫は日本をアメリカ一辺倒から自主独立日本にすると言い、普天間基地を国外に移転するといい、さらに事実上日本の政治を支配してきた霞が関を解体するなど、まるで革命でも起こす勢いだった。
おかげで国民はすっかりその気にさせられ、民主党は総選挙で超大勝利を収めたのであった。

さて民主鳩山は政権を取って初めて夢物語と厳しい現実に直面することになった。アメリカ一辺倒から脱却すると言っても日銀はFRB、財務省はTreasury Ministry(米財務局)の下部機関にならざるを得ないことが分かった。
日銀はFRBの指示通りの金融緩和政策、財務省は赤字国債を減らすと言いながらこれまたアメリカの指示通り戦後最大の赤字国債発行。
普天間基地移転問題も結局自民党がアメリカと決めた通りにせざるを得なかった。
そういえば鳩山一郎内閣も短命に終わったが、それでもアメリカの反対を押し切って(当時の)ソ連と日ソ共同宣言で北方領土の返還の道筋をつけた。
孫の方は歴史に残したのは無責任極まりないままごと遊びで終ってしまった。
それにしても自民党にはわりと気のきいた若者がいたはずなのに最近すっかり爺臭くなってしまった。
いつもの私の説のように日本に政治は不要なのだろう。
必要に迫られて作った役人の法案を黙って法律にするシステムだけの政治でいいのだろう。
自国の安全も守れず、自主経済政策など到底考える余地もない日本は国の条件を備えていない。
日本が存在できているのは国民のおかげである。
日本の国はGDPの218%にも及ぶ超大国家負債1,000兆円を国民に肩代わりしてもらって存在している。
「民は依らしむべし、知らしむべからず」とは明治時代の官僚訓であるが、今日の日本の国民はすっかり主権者という名の奴隷になって国を支えている。
お上が発行した潜在的不渡り手形を100%国民が抱かされている奴隷国家である。
必要は発明の母というが政治不要の日本には何も生まれてこない。
ままごと政治を誰がやろうと何の意味もないことだ。




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