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徽宗皇帝のブログ

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下民は自由を差し出せ、俺ら上級国民は自由である

私は「権力側の自由」のみを拡大する「新自由主義」には大反対であり、それは新自由主義が庶民の自由を剥奪することと表裏の関係にあるからでもある。AとBの二項だけの集合を考えれば、Aの自由の拡大はBの自由の減少になるのは明白だが、社会という大きな集合になるとその明白な事実が見えなくなる。だが、Aが上級国民、Bが下級国民だと見たら非常に明白になる。
今必要なことは「国民が他人(権力)に自分の自由を差し出すこと」ではない。それをファシズムと言う。仮に疫病などで国民の自由の制限が必要だとしても、それは「自由が苦しいから」ではまったくない。糸井の発言は完全な詭弁である。あるいは、コピーライターらしい「化粧された大嘘」である。



(以下引用)

【「まったく自由」みたいなものには、人間は、たぶんとても弱いのだ。いまこの時期の、人びとのこころには、「自由は苦しい、制約を決めてくれ」という願いが、そこはかとなく漂っているような気がする。】糸井重里・今日のダーリン3月15日

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