ウクライナのアレストビッチ大統領府長官顧問が17日、ネット交流サービス(SNS)で辞任の意向を表明し、大統領府は承認した。ウクライナメディアが報じた。アレストビッチ氏は、東部ドニエプロペトロフスク州の州都ドニプロで14日に起きたロシア軍による集合住宅へのミサイル攻撃を巡り、ウクライナ軍の迎撃によって集合住宅に着弾したと発言し、非難を浴びていた。

ロシアのミサイル攻撃を受けた集合住宅=ウクライナ東部ドニエプロペトロフスク州の州都ドニプロで2023年1月16日、ロイター
ロシアのミサイル攻撃を受けた集合住宅=ウクライナ東部ドニエプロペトロフスク州の州都ドニプロで2023年1月16日、ロイター© 毎日新聞 提供

 アレストビッチ氏は17日、「辞表を書いた。根本的な過ちをしたため辞任する」などのコメントを、辞表とみられる画像とともに自身のフェイスブックに投稿した。


 ドニプロのフィラトフ市長は17日、集合住宅へのミサイル攻撃による死者が44人に上ったと明らかにした。【畠山哲郎】