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徽宗皇帝のブログ

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北方領土の現実
「ギャラリー酔いどれ」から転載。
やたらに長い記事だし、前半のほとんどは私の論旨と無関係の「記事筆者の事情説明や感想」的な部分なのでカット。私の「北方領土など、返されてもたいして価値はない」という持論の補強となる部分だけ転載する。

(以下引用)色字部分は徽宗による強調。


◆https://ironna.jp/article/1199
iRONNA
◎知られざる島の実態 北方領土で いま何が起きているのか
 『月刊 WiLL』 2015年3月号
 名越健郎(拓殖大学 海外事情研究所教授)




一行広告で気になるのは、北方領土で住宅の私有化が進んでいることだ。

ソ連時代は 土地、住宅はすべて国有・公有だったが、

市場経済移行後、住宅の民営化が認められ、

ロシア全土ではすでに7割以上の住宅が私有化された。

北方領土でも、60%以上の住宅が私有化されたという。

私有化によって住宅の売却、賃貸、遺産相続が可能となる。

北方領土が切り売りされている ことを意味し、

返還時には 島民への補償問題が発生しそうだ。

両紙を読むと、島民にとって最も切迫した問題は住宅老朽化である

ことが分かる。サハリン州のストロガノフ第一副知事は「国境で」との会見で、

「南クリル地区で何年も切迫しているのが住宅問題だ。

老朽化して危険な住宅は全体の34%、そのうち18%は倒れかけている。

これはサハリン州で最も高い数字だ。

新住宅が建設されているが、満足にはほど遠い。

民間の力も借りる必要がある」と述べた。

ロシア全土でも集合住宅の老朽化が深刻化しているが、

北方領土は 地震多発地域だけに、島民には脅威だ。

「国境で」は昨年2月、色丹島で24部屋の新しい集合住宅が完成し、

新住民に住宅の鍵を渡す贈呈式が行われたと報じた。

新住宅には、94年の北海道東方沖地震で家を失い、

仮設住宅に住んでいた住民が優先的に入るという。

クリル発展計画の一環で、国後、色丹で

さらに3棟の集合住宅が建設されるらしい。

同紙は、昨年11月に科学アカデミー極東支部が出版した

94年10月の地震報告書の要旨を掲載している。

それによれば、

震度6以上を記録した地震は北方領土に大きな被害をもたらし、

四島で計11人が死亡、32人が重傷を負い、

400近い住宅が全壊・半壊した。

津波が200─300メートルにわたって沿岸部を襲った。

産業基盤の多くも破壊されて離島者が急増。

震災前の2万2千人の人口規模は、いまだに回復できていないという。


☆殺人、横領、麻薬 ……

火山地帯に位置し、地震や津波、噴火が起こる 北方領土の自然条件は過酷だ。

「赤い灯台」によれば、オホーツク沿岸の散布山で昨年8月、

火山活動の活発化で「異例の強力な噴火」があり、

周辺の住宅に被害があったほか、児童を恐怖に陥れたという。

同紙は「火山と地震活動が 活動期に入った」と警告した。

島は天候も急変し、日照時間が短く、強風が吹く。

昨年の正月前後は暴風雪が続き、国後島では恒例の 新年祝賀祭が延期された。

2月には秒速35メートルの暴風と豪雪で非常事態が宣言された。

これに伴って 変電所が閉鎖され、停電が起きた。

悪天候に伴う事故も少なくない。

(中略)

両紙がキャンペーン的に訴えているのが環境問題だ。

あちこちにできたゴミの山の写真が再三掲載され、

「ゴミが美しい景観を台無しにする」と批判する。

ゴミ処理施設がないため、粗大ゴミが 町外れに放置されてしまう。

「国境で」は、国後島の古釜布に設置された津波避難階段兼展望台が

空き缶や空き瓶でゴミだらけになっている写真を掲載した。

ロシア人は 公共衛生意識が希薄だが、

他人の島 という意識もあるかもしれない。

国後、択捉では軍の演習も 定期的に実施されて環境破壊に繋がる。

返還後はまず、汚された島の環境整備から始める 必要がありそうだ。



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