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徽宗皇帝のブログ

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増田俊男の「トランプ裁判」分析
「カネの亡者」増田俊男だから、自分に都合が悪いことはいくらでも嘘をつくだろうが、トランプ裁判に関しては外野席から理性的な分析をしているようだ。そうなると、頭脳と知識での優秀さは人一倍(通常人の二倍か?)の増田だから、なかなか傾聴に値することを書いている。
ひと言で言えば、「(バイデンの大統領選のために)設定され操作された裁判」である。

バイデンは司法制度を選挙に利用していることを表明するほどの正直者(徽宗注:「馬鹿」の意味)であり、トランプは自分に不利になることは裁判でさえ無視する無頼漢である。

というあたりは増田俊男の冷静さが分かる。なお、私も、嘘をつけるほどの頭脳と記憶力が無いのでやむなく正直者をやっている馬鹿である。どちらかと言えばバイデン型だが、政治的にはトランプを応援している。国民や世界にとって有害な正直者も、有益な悪党もいるのである。

(以下引用)



<時事直言>ニューヨーク地裁でトランプ前大統領が有罪判決になったのは何故か


5月30日ニューヨーク地裁で12名の陪審員は全員トランプのポルノ女優口止め料に関する34件の罪状すべてに有罪判決を下した。
検事側の証人は20名以上いたが重要なのは二人で、トランプが関係したポルノ女優ダニエルズとトランプの個人弁護士であったコーエンであった。
コーエンはすでにダニエルズに口止め料13万ドルを払った件で有罪判決を受けたがトランプは共犯にならなかった。(コーエンはトランプを共犯にしなかった)
トランプはコーエンに立て替えてもらった13万ドルを払うべきだが、払えば共犯になるので別の形の弁護士代として払っていた。
トランプの為に献身的努力を惜しむことなくダニエルズへの口止め料支払いの責任を一人でかぶったコーエン弁護士は何故トランプに敵対し、検察側の証人になり2016年のトランプとヒラリーの大統領選で不利にならないようダニエルズへの口封じをトランプに頼まれたなどと有罪判決時と異なる証言をしたのか。
トランプの弁護士(以下弁護士)はコーエンの今回の証言の矛盾を突いて信憑性を欠くことを明らかにすべきであった。
ポルノ女優ダニエルズは13万ドルの口止め料をもらいながら、何が不満で検察側の証人になって、トランプが女性有権者からの信頼を失うようなことを詳細にわたって証言したのかを弁護士は追及すべきであった。
ダニエルズの証言は大統領選を意識した証言である点を弁護士は十分追及していない。
弁護士がトランプの不倫を否定したのは墓穴を掘るようなものであった。
不倫は道徳上の問題であって刑事上の犯罪ではない。
道徳をさほど重要としないアメリカでは道徳を犠牲にして(アメリカが嫌う)「嘘」を避けるべきであった。


私がトランプの弁護士であったなら、トランプに献身的であったコーエンがトランプに敵意を持つに至ったのは何故か、そして何故検察側の証人になり、単なる軽犯罪を選挙法違反の重罪にする為の証言をしたのかを徹底的に追及する。


ダニエルズに対しては、口止め料13万ドルを受け取っていながら、何が不満だったのか、不満なら何故コーエンに言わなかったのか。
口止め料をもらいながら、ダニエルズは何故トランプが女性票を失って選挙で不利になるようなことばかり証言したのか。
こうした尋問をすれば陪審員に検察側の二人の証言は疑わしいという印象を与えることが出来たのに弁護士は的外れの尋問を繰り返していた。
ニューヨーク地検のブラッグ検事は二人の証言の信憑性が陪審員に疑われることを予想して動かぬ証拠を多数用意して、二人の証人なしで陪審員全員が34件の罪状を認めざるを得ないよう準備していた。
弁護士は、ブラッグ検事が重要視していなかった二人の証言までも有効にしてしまった。
弁護士は、ブラッグ検事の生い立ちと検事になってから特に黒人差別問題や格差社会の問題などにことさら正義を求めていると同時に白人至上主義に怒りさえ表明していた事実があるのだから白人至上主義に近いトランプに対する検事としては不適格であるとして開廷早々別の検事を求める動議(モーション)を起こすべきであった。
有罪判決には陪審員全員の同意が必要だが、本件についての法律専門家の予想では12名の陪審員の内最低でも一人は反対しトランプは無罪になると観ていた。
私も専門家ではないが、当然無罪と考えていた。
トランプの有罪判決はトランプの弁護士の無能さが原因と言える。
控訴する場合、トランプは先ず現在の弁護士を解任し、ブラッグ検事と同様に周到で狡猾な弁護士を選ぶべきである。
「私が弁護士なら」の上記すべてを主張しなければ控訴しても結果は今回と同じになるだろう。
ところで今回の判決に対するホワイトハウスでのバイデンの声明は「愚か」なものであった。
判決に対してトランプが司法制度が選挙に利用されたとしてブラッグ検事を批判するとバイデンはトランプを無謀、無責任と批判し、こういう人間がアメリカの大統領になっていいのかと述べた。
この発言でバイデンはやはり司法制度を選挙に利用していたのかと言う印象を有権者に与えてしまった。
「私は前大統領を裁く裁判については何も言うことはない」、「私はただアメリカの民主主義と民主制度を誇りに思っているだけだ」と言うべきであった。
バイデンは司法制度を選挙に利用していることを表明するほどの正直者であり、トランプは自分に不利になることは裁判でさえ無視する無頼漢である。
ご両人とも自分が大統領選に勝つ為には手段を択ばないが、国家、国民のことは眼中にない。
コロンビア大学の学生が「民主も共和も、そして又中立派も、利己ファーストで、自分のことだけで誰一人として国民のことを考えていない。誰にも投票出来ない国の国民は不幸である」と述べていた。
民主国家アメリカの衰退を目の当たりにしながら、我々の日本はどうなのかを考える時ではないのか。


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