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徽宗皇帝のブログ

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宙に浮いた300万ドルの謎

日本人は終わった事は即座に忘れるのが民族性だから、安田さんの事件ももう何の興味も無いという人が多いだろうが、私はこの事件の経緯に疑念を持っているので、下のような記事は興味深い。カタール政府も日本政府も身代金を支払っていないのなら、誰が支払ったのか。3億4000万円という大金を家族が調達できたのか、それとも誰かが交渉して値下げされたのか、それとも身代金無しで解放されたのか。
まあ、この世のことはカネと愛憎で動くものだから、この種の事件でカネ関係の話がマスコミで出て来なければ、かえっておかしいわけである。
安田さん当人は身代金支払いの経緯、あるいは、3年も監禁されながら、なぜ今になって解放されたのか、その経緯をどのように説明しているのだろうか。まあ、テレビは見ていないから、その辺のことがテレビで説明されたのかどうか、私は分からない。






取材に応じたカタールのロルワ外務報道官=14日、ドーハ © 時事通信社 取材に応じたカタールのロルワ外務報道官=14日、ドーハ


 【ドーハ時事】シリアで武装勢力に拘束され、3年4カ月ぶりに先月解放されたジャーナリスト安田純平さん(44)をめぐり、解決に尽力したカタールのロルワ外務報道官は14日、「カタールは身代金を一切払っていない」と語った。首都ドーハで時事通信の取材に応じた。


 在英のシリア人権監視団は、カタールが安田さん解放に際し最大300万ドル(約3億4000万円)の身代金を払ったと主張。ただ、菅義偉官房長官や、解放交渉に協力したトルコのチャブシオール外相はいずれも支払いを否定している。カタール政府当局者が身代金情報について日本メディアにコメントしたのは初めて。


 カタールはトルコと共にシリア反体制派と太いパイプを保ち、安田さん解放の第一報もカタールから日本政府に伝えられた。ロルワ報道官は、武装勢力との交渉は日本の首相官邸直轄の「国際テロ情報収集ユニット」やトルコが主導したと指摘。「カタールは情報活動で支援してきたが、解放交渉には直接加わっていない」と強調した。


 カタールが記者の安全確保にあらゆる手を尽くして努める姿勢を各国政府にアピールするため、身代金を払ったとの観測も浮上しているが、真偽は不明だ。


 報道官は、身代金支払いの名目でイスラム過激派などのテロ組織を資金支援していると近隣国がカタール批判を強めている現状を踏まえ、「カタールが人質解放などの努力を試みるとその意図は常にねじ曲げられ、忌まわしい行為として見られる」と不満を表明した。 








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