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徽宗皇帝のブログ

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月月火水木金金
365日働け、とか言っていた経営者が自民党の議員になっていたような気がするwww

(以下引用)



2018年03月16日 06時00分00秒

「1週間で1度も休みを取らなかった」としてフランスの裁判所がパン職人に罰金を科す




by Victor Rodríguez Iglesias

日本ではしばしば長時間労働が問題となっており、働き過ぎによる過労死も社会問題化しています。労働者が適切な休みを取ることを義務づけているフランスでは、「1週間1度も店を閉めずに働き続けた」としてパン職人が罰金刑を受けたとして話題になっています。

D'oh! French court fines baker for refusing to take a day off | World news | The Guardian
https://www.theguardian.com/world/2018/mar/14/crumbs-french-baker-fined-3000-for-working-too-hard

人気の観光地である北フランスのリュジニー・シュル・バルスで「ブーランジェリー・ドゥ・ラ」というパン屋を経営するセドリック・ビブレ氏は、2017年の夏に1週間に1度も店を休みにせず働き続けたとして、3000ユーロ(約40万円)の罰金刑を命じられました。1994年と2000年に制定された地元の雇用法により、特殊な例外を除いてパン屋は少なくとも1週間に1度の休みを取らなければならないと定められているとのこと。

2016年まで、ビブレ氏は「夏のバカンスの間で観光客がやってくる期間のみ、1週間続けて店を開く」ことの許可を申請し、当局から開店の許可を得ていました。ところが、2017年に限って当局の職員がビブレ氏の申請を却下したそうです。結局ビブレ氏は当局の許可を得ないまま、例年通りバカンス期間に1週間パン屋を休まず開店し続けたところ、今回の罰金刑が下ったというわけ。

リュジニー・シュル・バルスは人口およそ2000人程度の小さな町ですが、町のパン屋さんであるビブレ氏と「ブーランジェリー・ドゥ・ラ」を救うため、近隣住民は署名活動をして申し立てを行っています。町長であるクリスチャン・ブランル氏は罰金刑を受けたビブレ氏を擁護し、「夏の間に町を訪れた観光客のために店を開くのは、ビジネス上必要なことです。それ以上に大事なことなどありません」と、新聞の取材に対して語っているとのこと。



by Marilylle Soveran

ビブレ氏は今回の処分に対し、「私は1年中店を開きたいと言っているのではないのです。ただ夏のバカンス期間だけ、店を休まずに開きたいだけです」と述べています。1週間働き続けることで検挙されないようにする抜け道として、「営業時間の違うもう1つの店を持つ」という策があるようですが、そう簡単に実現できるものではありません。

フランスのテレビ局もこの事態を取り上げ、「田舎には田舎なりのルールがある。競争が激しい地域に店があるわけではなく、ただ顧客がサービスを求めている間だけ働くのだ」として、一見擁護しているようにも取れるコメントをしています。

しかし、フランスでは「1週間に1度も休みを取らない」という働き方は少数派です。2017年末にリュジニー・シュル・バルスが属するオーブ県のパン職人とパティシエ126人に行ったアンケートでは、「1週間に1度は休みを取る」という法律に賛成する人が多数だったとのこと。パリの小売組合CLIC-Pのエリック・シェラー氏も「パン屋やその他の職業には、1週間に1度は休まなくてはならないというルールがある。これは労働者と雇用者双方を守るために必要で、尊重されるべきだ」とコメントしています。




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