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徽宗皇帝のブログ

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民が貧しければ、すべての税は免除
「日本神話・神社まとめ」というサイトからの転載だが、いわゆる仁徳天皇説話である。それが歴史的事実だと言うわけではないが、国を治める者の心構えとして昔の日本人が理想にした話ではあるだろう。で、安倍政権やその背後の経済界の人間は、こうした話を読んだこともないのではないか。
現在のような社会情勢、経済情勢なら、三年間、すべての税金を免除してもいいくらいである。まあ、それは無理でも、年間所得が五百万円以下の人は全員無税でいいのではないか。消費税ゼロでもまだまだ甘いくらいだ。
金持ちはカネを使わない。だから日本も世界も金持ちにカネが集中することで国全体が貧しくなり、世界経済は破綻寸前になったのである。

(以下引用)


仁徳天皇(十一)三年の間、全ての課役を免除する

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原文

三月己丑朔己酉、詔曰「自今以後至于三年、悉除課役、以息百姓之苦。」是日始之、黼衣絓履、不弊盡不更爲也、温飯煖羹、不酸鯘不易也、削心約志、以從事乎無爲。是以、宮垣崩而不造、茅茨壞以不葺、風雨入隙而沾衣被、星辰漏壞而露床蓐。是後、風雨順時、五穀豊穰、三稔之間、百姓富寛、頌德既滿、炊烟亦繁。

現代語訳

(即位4年)3月21日。
詔(ミコトノリ)して言いました。
「今より以後、3年は全ての課役(エツキ=税・公的な労働のこと)を免除して百姓の苦しみを和らげるのだ」
この日より白黒の模様の入った粗い絹糸の衣服を履いて、それがほつれてダメになるまでは新調しませんでした。温かいご飯、汁ものが腐って酸っぱくなるまで替えませんでした。心を削ぎ、控えめにしておごらず、静かに過ごしました。それで宮垣が破れても直さず、茅葺き屋根が乱れても吹き直しませんでした。風や雨がその隙間に入って衣服を濡らしました。星の光が屋根の隙間から漏れて、床を照らしました。

季節が巡り、五穀豊穣(イツツノタナツモノユタカ)になりました。三稔(ミトセ=3年)の間に百姓は豊かになりました。頌德(ホムルコエ=王の徳を讃える声)が満ち、炊烟(イイカシクケブリ=飯を炊く煙)がたくさんと登るようになりました。

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