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徽宗皇帝のブログ

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現代の結婚適齢期は男は40、女は35くらいか
なるほど、独身者は「ソロモン(ソロ者)」ですかww 賢者は結婚しない、と。
下の記事に面白い統計(アンケートか)があって、こういうものだ。

「結婚生活において大事なのは、愛なのか?カネなのか?」――。二者択一の問題ではないと思いますが、こういう質問をソロモンたちと既婚男女に投げかけてみました。すると、「結婚生活において愛よりカネが大事だ」と思う割合は、ソロ男25%、ソロ女37%であるのに対して、既婚男性11%、既婚女性17%と既婚者のほうが圧倒的に低いのです(2016年「ソロ男プロジェクト」調べ。首都圏20~50代男女。N=520)。


未婚者でも既婚者でも女性の方が「結婚において愛よりカネが大事だ」と考えている割合が多いのは、女性が自力だけで生きていくのが困難な日本社会の現状を考えれば当然だが、未婚者は既婚者よりカネの問題を過大に考えすぎているのではないか、と言えるように思う。
自分の趣味嗜好に使うカネが削られるのが嫌だ、というのも、どうかなあ、と思う。そんなにカネのかかる趣味や嗜好って何だよ。現代という時代は、カネなどほとんど使わない趣味はいくらでもある。カネのかかる趣味など捨てればいいじゃないか。別に、もっと面白い趣味が見つかるに決まっている。
まあ、結婚はしたくないが異性の気は引きたいという色気があるうちは、化粧とか衣服とかカネもかかるだろうが、30代中盤くらいにもなれば、結婚したほうがカネのかかる趣味を続けるよりよほど面白いし便利なのではないか。
もちろん、そこに「容貌差別問題」があるから、気に入る結婚相手がいない、という不満を持つ人もたくさんいるだろうが、恋人ならともかく、配偶者が美貌であることのメリットはそれほどないように思う。そしてデメリットもある。そもそも、「美貌は、君、災いだよ」と慧眼なオスカー・ワイルドが言っている。美貌だけの人間ほどつまらないものは無い。心が優しく、機知やユーモアの感覚があり、誠実な人間のほうがはるかに人間として上であり、結婚相手としても上である、と思う。

まあ、誰でもある年齢になったら、「そろそろ『家庭』を持ってもいいかなあ」という気持ちになるのではないか。「ソロモン」生活は「家庭」ではないのだから。家庭を持ち、配偶者と他愛のない話をし、子供を作り、子供を見て楽しむ。そういう幸福は、はたして、現在の自分の趣味嗜好より劣るものかどうか、また結婚したら自分の趣味嗜好をすべて捨てる必要があるのかどうか、考えてみるといい。ただし、「派遣社員」では将来が怖くて結婚もできない、というのが一番の問題だろうし、その点で下の荒川氏の意見には私は不賛成である。
派遣社員、非正規社員でも60歳まで勤めれば年金が貰える、となれば、結婚する人の数は大幅に増加するだろうし、非正規社員の数だけを増加させるという「経団連」政策にストップをかけ、正規社員こそが圧倒的多数であるような雇用構造にすれば、日本の少子化も経済停滞も改善されると思うのだが。
このまま行くと、子供の総数は増えないで婚外子の割合だけがどんどん増え、その社会的費用がアメリカやイギリスのように重大化することになるだろう。まあ、要するに、日本全体のスラム化である。


(以下引用)



2017年2月7日 火曜日

独身男が「結婚コスパ悪い説」を信奉する理由 女は「カネをよこせ」、男は「カネは渡さん」 2月7日 荒川和久

女性が結婚しないのは、結婚をすると「不自由になり」「友人や家族や職場との関係がなくなる」というおそれがあるからと解釈できます。そのうえで、結婚に対しては「家族という新しい社会を手に入れることができ」「経済的余裕が生まれる」ことを期待しています。


つまり、今までの社会的な関係性を放棄してもいいくらいの経済的な余裕が生まれなければ、女性はあえて結婚するメリットを感じないのです。婚活女性が相手の年収条件にこだわる理由はこういうところに潜在しているといえます。もちろん、すべての女性が夫の財布だけを当てにして、専業主婦をしようとは考えていません。共働きだとしても、ダブルインカムで経済的余裕を持ちたいと考えるのは納得できます。


逆に、男性が結婚しないのは、「自分のためにカネを使いたい」からです。結婚に感じられるメリットは、もはやほとんどないといっても過言ではありません。未婚のままでも、いまや社会的信用を失うわけでもなく、結婚したからといって、生活上の利便性も大して変わらない。「自分のためにカネを使える自由」を捨ててまで、結婚をする必要を感じられないのがおわかりいただけると思います。大抵のソロ男たちが、「小遣いが月3万円なんて生活、絶対に嫌です」と言います。ソロ男にとって消費とは自身の幸福に直結しているものですから、それが制限されるということは「不幸」以外の何物でもないということです。


すなわち、結婚をするうえで女性は相手の収入や経済的安定は絶対に譲れないし、男性もまた結婚による自分への経済的圧迫を極度に嫌います。つまり、結婚に対する意識では、男も女もしょせん「おカネ」なんですが、その意識は相反するわけです。

女は「カネをよこせ」、男は「カネは渡さん」の攻防?

身もふたもない言い方をしてしまうと、女は「カネをよこせ」、男は「カネは渡さん」と思っているわけで、こんな人たち同士がマッチングされるわけがありません。女が結婚したがるのもカネならば、男が結婚したがらないのもカネ。双方譲れないポイントがここでぶつかっているわけで、それでは非婚化が進むのも当然なのでしょう。いくら夫婦は経済活動の一単位とはいえ、あまりに世知辛い結果といえるのではないでしょうか。


若者の未婚化・非婚化の問題について、「結婚できないのはカネがないせいだ」という論調をよく見掛けます。確かに、未婚と貧困の問題は無関係とは言い切れませんし、低年収男性の生涯未婚率が高いこともまた事実です。が、あまりにその部分にフォーカスしすぎると、かえって弊害が出るのではと個人的に危惧しています。


婚活系のネット記事でも、「女性が結婚相手に選ぶ男の年収は○○○万円以上!」などというあおり記事がたくさんあります。未婚男性たちにとって、こうした情報はボディブローのように効いています。仮に、未婚男性が意を決して結婚相談所に行ったとしても、年収が低いと登録さえ断られる場合があるそうです。結婚に向けたスタートラインにすら立たせてもらえないのです。それではますます非婚化に拍車がかかるというものです。


「結婚生活において大事なのは、愛なのか?カネなのか?」――。二者択一の問題ではないと思いますが、こういう質問をソロモンたちと既婚男女に投げかけてみました。すると、「結婚生活において愛よりカネが大事だ」と思う割合は、ソロ男25%、ソロ女37%であるのに対して、既婚男性11%、既婚女性17%と既婚者のほうが圧倒的に低いのです(2016年「ソロ男プロジェクト」調べ。首都圏20~50代男女。N=520)。


つまり、結婚できている人というのは、「結婚はカネ」という意識がそれほどないわけです。逆にいえば、結婚にコスパを求めるという考え方そのものが、ソロモンたちの未婚状態を継続させている根本要因なのかもしれません。



(私のコメント)

最近のテレビCMで、小池栄子さん演じる主婦が、自由に使えるお金が少ないと悩み、夫に向かい「稼ぎのいい夫に変える」と発言しています。つまり夫はただのATMに過ぎないわけであり、夫の価値は高い年収にあるようです。問題はそれがCMとして流れてもスポンサーやテレビ局に抗議が殺到していないことです。

つまり最近の女は、夫の稼ぎが悪ければ、もっと稼ぎのある男に替えようという意識があるのでしょう。専業主婦で、三食テレビ昼寝つきの優雅な生活をするには、年収が1000万円以上は必要であり、子供が多くて大学まで行かせるにはそれでも足りないでしょう。

年収が1000万円以上ある男性の割合は、すべての年齢でも6%ほどであり、独身男性となると2%程度であり、50回お見合いをして一人ということになります。その50人にひとりの男性があなたを気に入る割合は、50人いて一番の美女でないと難しいでしょう。

このようなことは以前にも書きましたが、夢と現実の乖離がますますひどくなり、若者の低収入が結婚難をもたらしている。600万円以上の年収ですら10人にひとりの割合であり、年収が200万円では結婚相談所でも行くだけ無駄になるでしょう。男女平等なのなら稼ぎのいい女性と低収入の男性とのカップルだっていいはずですが、そのような婚姻はなかなか成り立たない。

欧米などでは、夫婦共稼ぎが当たり前であり、妻もフルタイムで働きますが、日本ではフルタイムの正規雇用で働く妻は15%の割合しかない。女性は一旦結婚や出産などで会社を退職すると、再びフルタイムの正規雇用に戻ることは不可能に近い。だから出産や子育てで退職することは止めたほうがよく、出産休暇や子育て休暇を取れるようにしなければならない。

夫婦共稼ぎで夫婦がフルタイム正規雇用なら、年収が500万円づつなら優雅に暮らせることになる。しかし夫の年収が500万円でも妻が専業主婦だと、夫の小遣いは3万円が限度だろう。子供も一人が限度であり、子供を大学まで行かせれば3000万円もかかる。

問題は記事にもあるように、年収が500万円で小遣いが3万円の生活に我慢ができるかですが、これでは独身のままの方がいいと考える男も多くなるだろう。家庭を持てば家も買わなくてはならず、子どもの教育費が莫大にかかる。妻の経済的な要求もきつくなり、贅沢に慣れた女性を妻に持てば家庭が破綻しかねない。

こうして子供を一人前に育てても、子供は奨学金の返済で手一杯で、両親の老後も面倒見てくれるわけではなく、老夫婦の生活が年金暮らしでは一生浮かばれない。年金が貰えればまだましであり、非正規労働で年金も払っていなければ年金ももらえない。それこそ生活保護一直線になりかねない。

結婚はそれだけリスクが高くなり、失業などで経済破綻する確率が高くなる。私が独身なのもバブルの崩壊で身動きができなくなったためであり、結婚していれば一家離散の悲劇になったところだ。夫が失業しても妻がフルタイムで働いて家計を支えることが当たり前になればいいのでしょうが、失業した夫は何の価値もない。



以上のような事を、テレビCMを見ながら考えてしまいますが、妻に何時稼ぎのいい男と交換されるかもしれない身になれば、結婚も安直にはできなくなった。





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