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徽宗皇帝のブログ

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西部邁の死
西部邁はあまり好きな人物ではないが、下で彼が言っていることには同意できる部分もある。

なぜ西部邁が好きでないかと言うと、彼は民主主義を信じていない人間だからである。つまり、大衆とは愚衆であり、その判断には信頼が持てない、というのが彼の思想だろう。彼はオルテガ・イ・ガセットの信奉者であり、その貴族主義的思想の末端に属していると思う。(などと言いながら、私はオルテガの著作など読んでもいないが、幾つかの情報を総合すれば、だいたい判断はできると思う。)
民主主義とは基本的に大衆を信じることでしか成り立たない。大衆を愚衆と見る思想家は、民主主義の敵である、ということだ。たとえば、トランプのような馬鹿だろうが、民衆が彼を大統領に選んだなら、彼を大統領として認めるのが民主主義である。だが、日本の場合、選挙の内容そのものに不正選挙の疑いがあるのだから、安部を総理として認めることはしない、というだけだ。ちなみに、大衆が愚衆であるとしたら、それは教育とマスコミによる洗脳の結果であり、大衆は本来的には鋭い感覚と知的可能性を持っていると私は思っている。だからこそ、私はいつも体制批判的な内容のブログを書き続けているのである。

下の記事の中で彼の考えに同意する部分というのは、言うまでもなく、日米関係に関する部分である。

ついでに言えば、彼の死が自殺だとしたら、悪くない死に方だと思う。老衰して、あるいはボケてはた迷惑な存在になる前に自殺するというのは私も希望する死に方だ。


(追記)彼の死の理由について、某スレッドからの下のコメントが的を射ていそうである。


467: 名無しさん 2018/01/21(日) 16:34:48.60 ID:88oPza2da
西部邁氏「七十何年間も嘘話を教科書に書き、新聞に書き、TVで雑誌で振りまいてきた結果、バカな役人とバカな経済人と。もう生きてるのが嫌になる」
https://twitter.com/sumerokiiyasaka/status/952139078148923392

最近こんなことばっか言ってたし時間の問題やったなあ







(以下引用)



西部邁さん死去 自殺か ウーマン・村本さんとの対談で「日本人はJAP.COMの社員」〈dot.〉


1/21(日) 21:52配信


AERA dot.


 評論家の西部邁(すすむ)さん(78)が21日、死去した。東京都大田区田園調布5丁目の多摩川に自ら入り、警視庁と消防が西部さんを救出したが、約2時間後に搬送先の病院で死亡が確認された。

【ウーマンの村本さんとの対談はこちら】



 
 警視庁によると、同日未明に家族が「父親がいない」と110番通報。行方を捜しているなかで、多摩川で発見された。河川敷に遺書が残されており、自殺とみられている。最近は体調が優れなかったという。

 1939年、北海道生まれで東大経済学部卒。元東大教授。保守派の論客として活躍した。著書に「大衆への反逆」などがある。最近まで雑誌「表現者」顧問をしていた。

 2017年12月18日号のAERAでは40歳以上、年の離れた芸人のウーマンラッシュアワー・村本大輔さんと対談し、話題を呼んだ。

 西部さんは村本さんとの対談で一度も投票に行ったことがないことを笑顔でこう明かしていた。

「最初の投票用紙が送られてきた20か21歳のとき、東京拘置所にいた。当時は東京大学の学生で、暴力革命を唱え、政治犯の被告として収監されていた。暴力といっても首相官邸や国会の門扉を壊した程度だったけど、確信犯だったからそんなやつが投票をするのは間尺に合わないと考えた。その後も転居の連続で10年ぐらい投票用紙が届かなかったし、あえて投票のことも考えませんでした」

 また、「投票が権利ではなく義務だというなら、放棄した場合には罰金を設ければいい。世界にはそういう国もある」と持論を村本さんに披露していた。



 西部さんは対談の中で、安倍首相にレクチャーしたエピソードも語っていた。

「安倍さんとは彼が最初に総理を辞めた後、1年間研究会を開いて正しい保守についてレクチャーをしていました。そのうえで気に入らないことを言わせてもらえば、日米同盟の下で安保法制をつくったことです。僕は安保法制自体には何の問題もないとの立場で、自衛隊が行く必要のある特殊事情があるなら、地球の裏側でも行け、鉄砲も撃てと思う。だけど、それを米国のような国とやるな。米国は北朝鮮の核武装はけしからんと言っておいて、自分たちの友好国のイスラエルなどには、どんどんやれと言っているような国です」

 現在の日米関係については辛辣に語っていた。
「米国もめちゃくちゃになっているから日本を守る気なんてない。それに、北朝鮮のような侵略性むき出しの国が核武装すると世界の迷惑だからつぶせと言うけど、最も侵略的なのは米国に決まっている。僕は日本人だけど、その圧倒的大多数はアメリカンデモクラシーの名の下にアメリカの属国民、つまりJAP.COMの社員になっている」

 村本さんはツイッタ―で≪堀潤さんから「とんでもない人がいたよ!」って教えてくれたのがこの人。そのあとTwitterで西部邁さんと話したいって書いたらAERAから対談のオファー。何というか目のキラキラした少年と話してるような、そんな人。また話したかった。≫と記していた。(AERAdot編集部)




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