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 沖縄県警那覇署によると、31日午前2時50分ごろ、那覇市首里城で、「正殿で火災が起きている。黒煙が上がっている」と消防から110番通報があった。消防車10台以上が出て消火活動に当たっているが、現在も延焼中だという。けが人がいるという情報はないという。


 首里城は450年間にわたり、琉球王国(1429~1879)の政治と文化の中心だったが、1945年に第2次世界大戦の沖縄戦で焼失。58年に守礼門が復元され、92年に正殿などの復元が完成した。2000年、「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録された。