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徽宗皇帝のブログ

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高齢消費者層という黄金の山
高齢者がパソコンを買うのがひどく難しい、という趣旨のブログ記事だが、メーカーもアホである。これほどの宝の山を無視しているから、パソコン市場が冷え切っているのだ。
実際、高度なスペックなど要らないから、オフィスくらいプレインストールして5万円程度のパソコンを高齢者向けに出したら大ヒットすると私は思っている。
専門家というのは同業者向けに見栄を張って仕事をする(つまり高度なスペックを追求する)ことが多いから、肝心の消費者の実態やその希望するものが分からない。20代30代の研究開発員に60代70代の消費者など念頭にも無いだろう。ところが、(若者のようにお洒落や異性や遊びにカネを使わないから)カネに少しは余裕があるのはその世代なのである。ただし、カネの使い方に慎重で、ムダ金は使わないのもこの層の特徴だから、不要な機能が満載されてかえって不便になり、しかも高価な高機能電子機器などお呼びでないわけだ。

(以下引用)



 PCでTVを見れる必要がなく、BDドライブなどもいらない。Wi-Fiすら不用。年齢のことを考えると、PCを買うのはこれが最後になるかもしれないと言われて、「そんなこと言わないで長生きしてくださいよ」と言いながら、こうした状況はちょっとまずいのではないかとも思ったのだ。


 この年代のコンシューマにとって、PCという買い物は、とてつもなくハードルが高い。それに著しく高価という先入観もある。


 だからこそ、オールインワンの悩まずに済むベーシックな製品がほしいし、そのほうがわかりやすい。量販店に行って、これくださいと言って、それで終わりの製品だ。


 いくらなんでも、調子の悪いPCで、各社のダイレクト販売サイトを調べ、望みのスペックを指定して買い物をするというのは無理だろう。だからこそ店頭モデルに頼りたいのだ。


 10年前の一体型PCといえば、NECなら19型程度の液晶でCore 2 Duo、メモリ4GB、500GB HDD、OfficeつきのWindows Vista搭載で20万円程度といったところだろうか。


 彼女同様に、以来10年間使い続けてきたPCを新たに買い替えたいというようなシルバー世代は少なからずいるんじゃないか。かなり確実な潜在需要だ。スマートフォンにも置き去りにされ、一通り使えるPCだけが頼りだからだ。


 そういう人たちに、あまり難しいことを考えずに、リーズナブルな価格で、リーズナブルな環境がオールインワンで手に入るような施策を、各社ともに考えた方がいいと思う。


 そうでなくては買い換えをあきらめるシルバー世代の続出だ。

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