前に書いた記事で触れた「思考素」の考察をしてみる。先に、その文章を再掲載して、その後で考察する。
(以下自己引用)
ロジャーズ氏は、日本の成長を牽引(けんいん)する産業に、農業、医療、教育、観光を挙げる。しかし、いずれも規制や既得権が強い。
というの(青太字は渡辺氏による発言)は、私もまったく同感である。この言葉を読むだけで、記事の残りは読む必要もない。
これまでほとんど論じてこなかったが、「教育・医療・観光」についてもいずれ考察したい。特に、「教育」はすべての根幹であり、日本人愚民化と社会の劣化の根本原因でもあるし、医療はもっと合理的なシステムにすべきである。観光については、都市開発による自然・旧跡破壊の問題が大きい。
少子化の時代に今さら都市開発をするのは害しか無いだろう。むしろ「田園への回帰」が大きな可能性を持っていると思う。まあ、少し前に言われた「コンパクトシティ」論を肯定的に見直すのがいいと思う。リモートワークの可能な仕事なら、何も大都会に住む必要はない。ただ、地方の文化資源の少なさ(図書館さえどんどん廃止され、私企業に売り渡されている)は、これまでの地方軽視政治の結果だろう。地方政治家の無能さの結果でもある。
これらは、それぞれ単独に計画するのではなく、教育と産業と社会が相互的に関連した「新日本」の建設を、やっと実現した「安倍のいない青い空」の下で計画し実現すべきである。
(自己引用終わり。以下、考察)
先に考察内容を箇条書きにする。
1:教育について
2:医療について
3:観光について
4:農業について
5:これからの日本の進路についての総括(政治システム:国体)
先に言っておけば、私は日本という国は大きな可能性を持っている希少な国だと思っている。それは日本の自然と日本文化の伝統、日本人的精神などが基盤になっている。しかし、バブル崩壊以後の自民党政権により、その可能性は大きく毀損され、そのために人々は精神が沈滞し、結婚する気力も失い、少子高齢化が急激に加速した「絶望の国」になりかかっている。
ところが、山上氏の安倍射殺で、日本のすべてが変わる可能性が生まれたのである。その可能性の中にはアメリカからの「真の独立」も含まれるだろう。このあたりは副島隆彦あたりに考察してほしいところだ。
さて、以下、個々の題目について考察する。前に箇条書きにした順番ではなく、気が向いた順番で書いて(考察して)いく。
1:農業について
これは、「日本の基幹産業を第一次産業にする」という大きな命題にしたい。言い換えれば、「食糧自給率を100%にし、食糧輸出国にする」ということだ。土地の狭さについては、「農業工場」を都会にも海の上にも作り、完全無農薬・無公害の農業にする、というのが私の提案だ。つまり、5階建てくらいのビルの各階が畑になり、水は完全循環システムにする。(つまり汚水を出さない。)各階の畑の土地はすべて区分化されたパレットの上にあり、定期的に交換してその土壌を休ませる。そのため、輪作による塩害は起こらない。日光は反射鏡で各階に送られる。ビル自体は完全密閉され、空気の入れ替えは機械で行い、外からの病原菌や虫の侵入を阻止する。まあ、稲作などは現状のように自然の土地を使用してもいいが、農業工場のほうが「自然災害」の被害をゼロにできるだろう。漁業についても同じ発想で、養殖漁業をもっと改善していく。林業も同様。これらの第一次産業の就業者は後で述べる高校および大学入学時点で一定の点数を取れない「普通の勉強の苦手な青少年」に就労を義務づける。つまり、「労働者不足」は起こらない。したがって移民も不要である。(新しい社会では基幹産業労働者の社会的地位は高い。冗談だが「士農工商・河原者・エタヒニン」である。まあ、そのイメージだ。)
農業工場の機械や車を動かす必要エネルギーは基本的に太陽エネルギーを利用する。つまり「太陽熱」と「太陽光発電」による。屋上で集光した太陽光を反射鏡で各階に送り、植物に浴びせるのが大前提。そのほかに、太陽光発電で機械などは動かす。夜は機械も動かさないし、労働も無い。農業工場に勤めるというのは、そういうことである。一日の平均労働時間は6時間で、2時間ごとの休憩がある。だいたい、始業が6時で午後2時に勤務終了で後は自由時間になる。
基本的に11月から2月まで(地方により違う)は、完全な休みである。その間は遊んでも別の仕事をしてもいい。自然と共に生きるとはそういうことだ。
(以下自己引用)
ロジャーズ氏は、日本の成長を牽引(けんいん)する産業に、農業、医療、教育、観光を挙げる。しかし、いずれも規制や既得権が強い。
というの(青太字は渡辺氏による発言)は、私もまったく同感である。この言葉を読むだけで、記事の残りは読む必要もない。
これまでほとんど論じてこなかったが、「教育・医療・観光」についてもいずれ考察したい。特に、「教育」はすべての根幹であり、日本人愚民化と社会の劣化の根本原因でもあるし、医療はもっと合理的なシステムにすべきである。観光については、都市開発による自然・旧跡破壊の問題が大きい。
少子化の時代に今さら都市開発をするのは害しか無いだろう。むしろ「田園への回帰」が大きな可能性を持っていると思う。まあ、少し前に言われた「コンパクトシティ」論を肯定的に見直すのがいいと思う。リモートワークの可能な仕事なら、何も大都会に住む必要はない。ただ、地方の文化資源の少なさ(図書館さえどんどん廃止され、私企業に売り渡されている)は、これまでの地方軽視政治の結果だろう。地方政治家の無能さの結果でもある。
これらは、それぞれ単独に計画するのではなく、教育と産業と社会が相互的に関連した「新日本」の建設を、やっと実現した「安倍のいない青い空」の下で計画し実現すべきである。
(自己引用終わり。以下、考察)
先に考察内容を箇条書きにする。
1:教育について
2:医療について
3:観光について
4:農業について
5:これからの日本の進路についての総括(政治システム:国体)
先に言っておけば、私は日本という国は大きな可能性を持っている希少な国だと思っている。それは日本の自然と日本文化の伝統、日本人的精神などが基盤になっている。しかし、バブル崩壊以後の自民党政権により、その可能性は大きく毀損され、そのために人々は精神が沈滞し、結婚する気力も失い、少子高齢化が急激に加速した「絶望の国」になりかかっている。
ところが、山上氏の安倍射殺で、日本のすべてが変わる可能性が生まれたのである。その可能性の中にはアメリカからの「真の独立」も含まれるだろう。このあたりは副島隆彦あたりに考察してほしいところだ。
さて、以下、個々の題目について考察する。前に箇条書きにした順番ではなく、気が向いた順番で書いて(考察して)いく。
1:農業について
これは、「日本の基幹産業を第一次産業にする」という大きな命題にしたい。言い換えれば、「食糧自給率を100%にし、食糧輸出国にする」ということだ。土地の狭さについては、「農業工場」を都会にも海の上にも作り、完全無農薬・無公害の農業にする、というのが私の提案だ。つまり、5階建てくらいのビルの各階が畑になり、水は完全循環システムにする。(つまり汚水を出さない。)各階の畑の土地はすべて区分化されたパレットの上にあり、定期的に交換してその土壌を休ませる。そのため、輪作による塩害は起こらない。日光は反射鏡で各階に送られる。ビル自体は完全密閉され、空気の入れ替えは機械で行い、外からの病原菌や虫の侵入を阻止する。まあ、稲作などは現状のように自然の土地を使用してもいいが、農業工場のほうが「自然災害」の被害をゼロにできるだろう。漁業についても同じ発想で、養殖漁業をもっと改善していく。林業も同様。これらの第一次産業の就業者は後で述べる高校および大学入学時点で一定の点数を取れない「普通の勉強の苦手な青少年」に就労を義務づける。つまり、「労働者不足」は起こらない。したがって移民も不要である。(新しい社会では基幹産業労働者の社会的地位は高い。冗談だが「士農工商・河原者・エタヒニン」である。まあ、そのイメージだ。)
農業工場の機械や車を動かす必要エネルギーは基本的に太陽エネルギーを利用する。つまり「太陽熱」と「太陽光発電」による。屋上で集光した太陽光を反射鏡で各階に送り、植物に浴びせるのが大前提。そのほかに、太陽光発電で機械などは動かす。夜は機械も動かさないし、労働も無い。農業工場に勤めるというのは、そういうことである。一日の平均労働時間は6時間で、2時間ごとの休憩がある。だいたい、始業が6時で午後2時に勤務終了で後は自由時間になる。
基本的に11月から2月まで(地方により違う)は、完全な休みである。その間は遊んでも別の仕事をしてもいい。自然と共に生きるとはそういうことだ。
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