「オルタナティブ通信」はたまに無料で長めの記事を書くことがある。有料会員になってまで読む気はないが、面白い視点や面白い情報がちらちらあるので、たまに巡回するサイトだ。
下に掲載する記事も面白い。まあ、少しでも資本主義経済について考えた人間なら、その究極にあるのがこのような金融詐欺経済だろう、というのは推測できるが、うまくまとめてあるので紹介するに値するだろう。
下の記事にあるようなやり方は株で言えば「花見酒」方式の株価吊り上げのバリエーションで、これと同じようなやり方でいくらでも株価操作などできるはずである。株など、インサイダーと胴元しか儲からないバクチだ、ということである。
銀行という存在は、他人の金でやる商売だ、というのがポイントだ。しかも自分たちは口座に数字を打ち込むだけで架空の金が作れる。詐欺をやろうと思えば、いくらでもできるわけだ。お客は賭けが八百長であることを知らず、大金を注ぎ込んで破産するというのは、銀行投資もギャンブルも同じことである。
銀行には限らず、大金の動くところは詐欺の温床であり、政府機関で動く金も同様である。ODAなど、外国に払うはずの金が国内企業の受注で、いつのまにか日本に還流したりする。したがって外国への有償援助など返してもらわなくても、政府としてはかまわないのである。使った金はどうせ税金だし、その金の大半は官僚や政治家や日本企業の懐に入っているのだから。
要するに、資本主義の究極形態はそういう詐欺支配経済なのである。
話が長くなった。下に書いてあるのは、資本主義社会の基本的な詐欺のいわば原理的な話だから、非常に分かりやすい。
まあ、金のある人はタンス預金が一番安全だろうね。ギリシャ国民のように金庫でも買って。
(以下引用)
繰り返される銀行破綻の、カラクリ
銀行JPモルガン・チェースの、デリバティブによる巨額の損失が世界の金融市場を揺るがせている。
JPモルガン・チェースは、ニューヨーク株式市場ダウが13000ドルを「上回る」に1兆円投資し、賭ける。
一方、銀行モルガン・スタンレーは、13000ドルを「上回らない」に1兆円投資し、賭ける。
これで契約成立である。
結果、ダウは13000ドルを「上回らない」。
JPモルガン・チェースは、1兆円の借金を抱え、倒産する。
JPモルガン・チェースに財産を預け、JPモルガン・チェースの投資信託を買い、年金基金・生命保険掛け金を預けていたサラリーマン・市民、中小金融機関、年金財団、中小企業経営者達は、「全財産を失う」。
JPモルガン・チェースの失った1兆円は、「そのまま」、モルガン・スタンレーの「1兆円の利益となる」。
「形式上」、モルガン・スタンレーとJPモルガン・チェースは「別会社」である。
モルガン・スタンレーの大株主は法人=企業A・B・Cであり、A・B・Cの経営者はG・H・Iであり、G・H・Iの経営者はJ・K・Lであり、J・K・Lの経営者はM・N・Oであり、M・N・Oの経営者は最終的に「Z」である。
同様に、JPモルガン・チェースの大株主はD・E・Fであり、D・E・Fの経営者はP・Q・Rであり、P・Q・Rの経営者はS・T・Uであり、最終的にS・T・Rの経営者は「Z」である。
複雑な「株式の持ち合い、人脈・金脈ネットワーク」を読解する事のできる者だけに、この「最終的な経営者Z」の姿が見えて来る。
ダウ13000ドルをめぐる勝者と敗者の銀行が、「同一人物Z」によって経営されている。
JPモルガン・チェースに財産を預け、全資産を失った膨大な数の市民・サラリーマン。
その失われた1兆円は、モルガン・スタンレーに「奪われている」。
「経営者Z」は、JPモルガン・チェースを「倒産させるだけで良い」。
膨大な数のサラリーマン・市民の財産1兆円は、「Z」の私的な、個人資産となる。
これが、市民の全財産を略奪する、「金融トリック」である。
世界最大の自動車会社GMの破産(金融機関GMACの破綻)、米国政府の住宅金融会社ファニー・メイの破綻、サブプライム債券の崩壊によるヨーロッパ金融危機。
金融機関・銀行の経営破綻、金融市場の崩壊とは、「こういう事」である。
下に掲載する記事も面白い。まあ、少しでも資本主義経済について考えた人間なら、その究極にあるのがこのような金融詐欺経済だろう、というのは推測できるが、うまくまとめてあるので紹介するに値するだろう。
下の記事にあるようなやり方は株で言えば「花見酒」方式の株価吊り上げのバリエーションで、これと同じようなやり方でいくらでも株価操作などできるはずである。株など、インサイダーと胴元しか儲からないバクチだ、ということである。
銀行という存在は、他人の金でやる商売だ、というのがポイントだ。しかも自分たちは口座に数字を打ち込むだけで架空の金が作れる。詐欺をやろうと思えば、いくらでもできるわけだ。お客は賭けが八百長であることを知らず、大金を注ぎ込んで破産するというのは、銀行投資もギャンブルも同じことである。
銀行には限らず、大金の動くところは詐欺の温床であり、政府機関で動く金も同様である。ODAなど、外国に払うはずの金が国内企業の受注で、いつのまにか日本に還流したりする。したがって外国への有償援助など返してもらわなくても、政府としてはかまわないのである。使った金はどうせ税金だし、その金の大半は官僚や政治家や日本企業の懐に入っているのだから。
要するに、資本主義の究極形態はそういう詐欺支配経済なのである。
話が長くなった。下に書いてあるのは、資本主義社会の基本的な詐欺のいわば原理的な話だから、非常に分かりやすい。
まあ、金のある人はタンス預金が一番安全だろうね。ギリシャ国民のように金庫でも買って。
(以下引用)
繰り返される銀行破綻の、カラクリ
銀行JPモルガン・チェースの、デリバティブによる巨額の損失が世界の金融市場を揺るがせている。
JPモルガン・チェースは、ニューヨーク株式市場ダウが13000ドルを「上回る」に1兆円投資し、賭ける。
一方、銀行モルガン・スタンレーは、13000ドルを「上回らない」に1兆円投資し、賭ける。
これで契約成立である。
結果、ダウは13000ドルを「上回らない」。
JPモルガン・チェースは、1兆円の借金を抱え、倒産する。
JPモルガン・チェースに財産を預け、JPモルガン・チェースの投資信託を買い、年金基金・生命保険掛け金を預けていたサラリーマン・市民、中小金融機関、年金財団、中小企業経営者達は、「全財産を失う」。
JPモルガン・チェースの失った1兆円は、「そのまま」、モルガン・スタンレーの「1兆円の利益となる」。
「形式上」、モルガン・スタンレーとJPモルガン・チェースは「別会社」である。
モルガン・スタンレーの大株主は法人=企業A・B・Cであり、A・B・Cの経営者はG・H・Iであり、G・H・Iの経営者はJ・K・Lであり、J・K・Lの経営者はM・N・Oであり、M・N・Oの経営者は最終的に「Z」である。
同様に、JPモルガン・チェースの大株主はD・E・Fであり、D・E・Fの経営者はP・Q・Rであり、P・Q・Rの経営者はS・T・Uであり、最終的にS・T・Rの経営者は「Z」である。
複雑な「株式の持ち合い、人脈・金脈ネットワーク」を読解する事のできる者だけに、この「最終的な経営者Z」の姿が見えて来る。
ダウ13000ドルをめぐる勝者と敗者の銀行が、「同一人物Z」によって経営されている。
JPモルガン・チェースに財産を預け、全資産を失った膨大な数の市民・サラリーマン。
その失われた1兆円は、モルガン・スタンレーに「奪われている」。
「経営者Z」は、JPモルガン・チェースを「倒産させるだけで良い」。
膨大な数のサラリーマン・市民の財産1兆円は、「Z」の私的な、個人資産となる。
これが、市民の全財産を略奪する、「金融トリック」である。
世界最大の自動車会社GMの破産(金融機関GMACの破綻)、米国政府の住宅金融会社ファニー・メイの破綻、サブプライム債券の崩壊によるヨーロッパ金融危機。
金融機関・銀行の経営破綻、金融市場の崩壊とは、「こういう事」である。
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