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お腹がすいて力が出ない

「ギャラリー酔いどれ」から転載。
まあ、少し政治知識(あるいは政治の裏知識)のある人間から見れば常識に属する内容の対談だが、世間の人間のほとんどは、悪しき意味での「鼓腹撃壌」の民であり、政治など自分の生活に何の関係も無い、と思っている。
と言うより、毎日の生活に追われて、政治について考えたり深い分析をしたりする余裕も無い。そりゃあそうだ。辛い労働が終わって家に帰ってきて、ネットで政治記事を読んでまた暗い気持ちになるのを好むような物好きがそんなにいるわけがない。好きな芸能記事やスポーツ記事でも読んで終わりだろう。それ以前に、ネットもせず、馬鹿なテレビ番組だけ見て、ますます痴呆化していく。吉田拓郎の歌ではないが、まさに「日々を慰安が吹き荒れて」いるのである。

なお、「鼓腹撃壌」は政治が素晴らしいために、民は政治など考えなくて済むので、政治の恩恵に気づきもしない、ということで、今の日本とは真逆である。鼓腹は「腹いっぱい」のこと。「撃壌」は土を叩いて(拍子を取って)歌う意味。


(以下引用)



◆http://8729-13.cocolog-nifty.com/blog/2016/10/post-3c4d.html
zeraniumの掲示板  2016年10月30日 (日)
米軍駐留の目的は 日本支配の継続と東アジア戦略拠点


鳩山友紀夫:私が皆さんにお聞きしたいのは、いま一番安倍さんに抵抗
      しておられるのは天皇陛下ではないかと考えていますが、
      どうご覧になっていますか? 
      先日のお誕生日の時にも話の3分の1ぐらいは
      陛下は戦争の話をされている。
      8月15日の戦没者追悼式の時にも、初めて戦争に対す
      深い反省の意を述べておられ、どうも世の中の空気が
      戦争の方向へ流れていくのを
      止めたいと思っておられるのではないか。
      ですが政治的な発言はやりにくいので、抑えておられるようで、
      いまの政治状況を一番心配しておられるのが
      陛下ご自身ではないかと私は思っています。

      この点はむしろ、安倍さんに伺いたいのですが、
      本来であれば右寄りの人と言えば
      天皇陛下の思いというものを大事にするはずで、
      それを心に一番重視しながら、言葉を選んで話をするはずですが、
      安倍政権は天皇陛下がいまの政治を心配しているという現実を、
      なぜ無視して平気でいられるのでしょうか。
      靖国の問題にしても、A級戦犯が合祀(ごうし)されて以来、
      天皇陛下は一切、参拝されていません。


安倍首相の天皇はアメリカ

白井 聡:(略)戦後の国体は何かといえば、
     いわば日本の上にワシントンが乗っかっている
     というのがそのあり方だと言えます。
     つまり、戦前、天皇制というふうにいわれましたが、
     戦後の天皇制というのは頂点にアメリカがあるということです。
     これにより、日本の対米従属の異様さが説明できます。
     日本の対米従属の何が変かというと、
     非常にウエットな言葉によって語られるところにその特徴がある。
     たとえば「思いやり予算」とか「トモダチ作戦」などと
     非常にウエットな言葉を使う。
     結局それは何のためかというと、それは
     「アメリカは日本のことを愛してくれているはずである」
     という妄想を維持するためなのです。
     本来、国と国との関係は利害を基礎とする話ですが、
     日本と米国の場合は子分と親分という関係です。
     当然これは状況が変われば、立場も変わってくるはずですが、
     日米関係というのは変わらないわけです。
     それはなぜかというと愛情関係に基づいているからだ
     という日本独自の解釈があり、これは日本の片思いに過ぎず、
     国際関係においては本来あり得ない
     そうした情緒をもとにしているからです。

     つまりこれは、再編された天皇制です。
     天皇陛下が1人ひとりを愛しているという物語の上に、
     大日本帝国は成り立っていた。
     そうしたフィクションの上に成り立っていたものが
     戦後はそれが、アメリカは日本国民を愛している
     というフィクションへと再編された考えられる。
     となると、安倍さんに代表されるいわゆる親米保守勢力が、
     なぜ、こんなにも不敬なのか、
     なぜ彼らに勤皇精神が足りないのかという理由は非常にわかりやすい。
     なぜなら彼らにとっての本当の天皇は誰かといえば、
     それはアメリカだから。
     彼らにとっての三種の神器はワシントンにある。
     彼らには勤皇の心というものはないですが、
     勤米の心はあるわけです。


木村 朗:(略)だからいま安倍政権の暴走を防ぐ
     大きな存在として浮上しているのが、オバマ大統領も含む
     アメリカのリベラルな勢力であり、あるいは
     内閣法制局や創価学会などの存在も指摘されている。
     そして一番、暴走を止める力のあるのが天皇だと
     護憲反戦平和勢力の中からも声が出ています。
     それが安倍政権を止める一番大きな力であるならば、
     天皇の真意を一般国民にわかってもらうことが、
     いま一番重要なことだと私は思います。


NHKを代表するすべてのメディアは「米国従属安倍政権御用達」に


鳩山:(略)ですがそこが今、まるで天皇のご心配は無視されているし、
   そのことに関してもメディアはほとんど報じませんね。

木村:まさにそうです。メディアの対応が一番ひどいです。
   天皇や皇太子の発言など、場合によっては
   大事な部分をカットして伝えます。NHKなどは特にひどいですね。

白井:(略)ここ最近、天皇皇后両陛下が出しているメッセージというのは、
   私はほとんど不穏ですらあると思っています。
   例えば山本太郎さんがいわゆる直訴(じきそ)事件を起こしましたが、
   あの後に両陛下は、栃木県に私的旅行に行かれた。
   私はニュースでたまたまそれを知ったのですが、調べてみたら、
   陛下は足利市にある歴史資料館へ行き、田中正造の直訴状を見ている。
   それは通常は展示されていないもので、
   わざわざ出してもらって見られたのですが、これはすごいことです。

   田中正造の直訴事件ですが、正確には直訴未遂で取り押さえられて
   手紙は天皇に届いてはいないのです。
   ですから両陛下は、田中正造が届けようとして届けられなかった手紙を、
   100年ぐらいの時間を経て、わざわざ受け取りに行ったということなのです。
   そのメッセージ性は、実はすごいことです。
   (略)さらに言えば、田中正造の直訴状を書いたのは幸徳秋水です。
   孝徳秋水は政府にとって大逆の男であり、
   明治レジーム(体制)が、不倶戴天(ふぐたいてん)の敵として
   抹殺した人物です。つまりこれは、ほとんど
   近代日本の今の体制を根本的に変革せよというメッセージとして、
   本来、勤皇家であれば受け取るべきなのです。
   それは戦後レジームどころではなく、皇室典範などの規制外の行動であり、
   天皇はそれを私的旅行でやっているのです。

木村:皇室のルーツは朝鮮半島にあるという発言も、ある時期されましたね。
   ところどころで、日本国憲法をしっかり守って行こう
   というメッセージを発していますね。
   ただ、それを戦後レジーム(体制)を死守している(安倍政権)の人たちが
   聞く耳を持たない。メディアも天皇の発言を伝えない。


安保条約とは本来、米国が日本を守ってくれるという意味ではない


鳩山:さきほどの白井さんの話で、「思いやり予算」「トモダチ作戦」
   など情緒的な言葉の使用で、「アメリカは日本を愛してくれている」
   という妄想が維持され、日本人もその妄想を心底信じてしまっている
   という指摘がありました。
   私はその極めつきが「安保」だと思います。
   それは、いざという時に日本を助けてくれるためにある
   というように思われており、我々も実際そのように習っています。
   ですが実際には、その出自からしてそうではない。

   むしろそれはビンのふたという理解が正しい。  
   本来、日本を放っておくとこれから何をするかわからない
   という危機感があり、日本が暴発しないように周りの国で見守っていく
   という発想から「安保」はつくられた。
   それなのにいつの間にか日本の中では、アメリカが日本を守ってくれる、
   ありがとう、といったまるで別の解釈になっており、それが安保条約です。
   今回の尖閣の議論の時にも、米国側が尖閣に対して安保の対象に入っている
   といったことをメディアが一斉に報じましたが、
   実際にはオバマは習近平とうまくやるようにと、
   そのことを盛んに安倍さんに説得したというのが事実ですが、
   そうしたことはまったく報道されない。


米軍駐留の目的は日本の支配の継続と東アジア戦略拠点として


木村:沖縄国際大学の前泊博盛さんがよく言われるのですが、

   米軍駐留の目的は3つあり、
   1つは表向きとして日本防衛であり、
   1つはアメリカの世界戦略、東アジア戦略のための前方展開基地として。
   そしてもう1つが、やはり「ビンのふた論」です。

   これはニクソン、キッシンジャーが中国へ行ったときの
   アメリカ国内へ向けた説明でも一番使われましたが、
   日本軍国主義の復活防止とコントロール、
   そして支配を継続するためという理由です。

   ですがそこは一貫して隠されている部分であり、
   先ほどの(岸内閣・安倍内閣)の事前協議制にしても結局、
   発言権も拒否権も日本側には何もないのに、
   あたかも対等であるかのような報道がなされる。
   つまり尖閣防衛も含めて南西諸島防衛は、直接的には自衛隊がやる
   という話になっているのに、いつの間にかアメリカも守って戦ってくれる
   ような話がまかり通っており、安保の実態は隠されている。

   60年安保の改定の時も日本の防衛義務が課されて、
   少し対等になったと見る人もいますが、ですが実際にはそうではない。
   NATOの条約では加盟国の1国が攻撃を受けたら、
   直ちに米軍も含めて軍事的な反撃をすると明記されているのに、
   日米安保の場合だけは違う。
   つまりその場合はしかるべき議会の承認、手続きを得た上で、
   という条件付きになっている。
   日本が本当に攻撃された場合でさえ、
   アメリカが自動的に反撃してくれるという保障は、実は100%ではない。

   しかも尖閣についてはアメリカは日本の施政権を認めながらも、
   領有権については中立な姿勢を一貫して取っている。
   私はやはり、日本と周辺諸国、ロシア、韓国、中国との間に
   3つの領土問題、北方領土、竹島、尖閣を残したのは、
   分割支配的な狙いがあって残したと考えられるので、
   尖閣問題はそうした性格がむしろ強いと思います。


     『誰がこの国を動かしているのか』
      木村 朗・白井 聡・鳩山友紀夫   詩想社 新書12

           抜粋


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