まだ読んですらいないが、「財務省悪玉論」の反対論も考慮すべきだと思うので、メモ的に保存する。(ざっと眺めた限りでは、財務省広報程度の概論的内容に見える。)
まあ、財務省の人間が書いた可能性もあるwww
そもそも、「財務省悪玉論」はひとつの考えであって、それを最初から「陰謀論」と決めつけている。
私は「官僚悪玉論」など、ある属性全体を悪玉化する思想は偏っているとは思うが、財務省は、国家予算の配分という最重要な地位であり、その仕事がおかしい(国民いじめである)から批判の的になるのである。
(以下「はてな匿名ダイアリー」から引用)
まあ、財務省の人間が書いた可能性もあるwww
そもそも、「財務省悪玉論」はひとつの考えであって、それを最初から「陰謀論」と決めつけている。
私は「官僚悪玉論」など、ある属性全体を悪玉化する思想は偏っているとは思うが、財務省は、国家予算の配分という最重要な地位であり、その仕事がおかしい(国民いじめである)から批判の的になるのである。
(以下「はてな匿名ダイアリー」から引用)
■財務省陰謀論に経済学で斬り込む
日本の財政運営に関して「財務省が国民を貧しくしている」といった陰謀論が一部で語られています。
しかし、これは経済合理性や制度設計の理解が欠けているケースが多い。
経済学の観点から、以下の点を整理して「財務省=悪ではない」ことを説明します。
① 財政均衡へのこだわりは悪なのか?
陰謀論では、「財務省はプライマリーバランス(PB)黒字化に固執して景気を悪化させている」とされがちです。
しかし、これは長期的な持続可能性を考えた場合、決して不合理ではありません。
経済学的ポイント
- インターテンポラル・バジェット制約(Intertemporal Budget Constraint):国家は未来永劫に借金を増やし続けることはできません。将来世代への負担を考えれば、収支バランスの意識は必要。
- 財政拡張(リフレ政策)を進めるには、信認(credibility)の維持が不可欠。市場から「この国は返済できない」と思われた瞬間、金利急騰や通貨安が起きかねません。
② 「国債は無限に発行できる」は誤解
一部の人は「日本は自国通貨建て国債だから破綻しない、財務省が緊縮してるのは陰謀」と主張します。
理論的反論
- MMT(現代貨幣理論)にも限界がある。理論自体も「インフレにならない限り財政赤字は問題ない」としているが、インフレが起きたときにどう制御するかが課題。そして実際にインフレが起きてしまっている。
- 実際、日銀の保有国債が巨額になることで、財政政策と金融政策の独立性が低下し、政策運営の柔軟性が損なわれる可能性がある。
③ 政策選択は「最悪の中のベター」
財務省の政策判断は、時として厳しく見えるかもしれませんが、それは政治的・制度的制約下での最適解を追求しているに過ぎません。
経済学の見地から:
- 財政政策のタイミングや規模は、裁量政策の限界(Time Inconsistency)や、政治ビジリティ(Political Business Cycle)の影響を受けやすい。
- 財務省が堅実な路線を取るのは、制度的バイアスに抗うための安全弁とも言える。
✅まとめ:財務省は「悪」ではなく「制度の守り手」
財務省は決して「国民を貧しくする悪」ではなく、制度の番人です。
彼らの政策は、長期的な財政の持続可能性と制度的安定性を維持するための合理的な選択に基づいています。
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