(以下引用)
※テロップ文字お越し
オリバー・ストーン監督
訪れると毎回印象が違う興味深い国だ。
いい食事、いい文化、教養もある賢い人たちです。
でも、ひとつだけ問題がある。
あなたはジャーナリスト。
ジャーナリストはすぐに真実を知りたがるけど僕はドラマティストだ。
まず、物語を伝えて核心に触れてから真実を明かします。
だから最後に日本の問題について言おうと思う。
インタビューの最後まで覚えていたらね。
僕が題材を選んだのではなくて、題材が僕を選んだのです。
2013年6月にあの(スノーデンの告発)ニュースが流れて感銘した。
非常に重要なことだと思いましたが映画を作ろうとは思いませんでした。
技術的に複雑な内容だったからです。
不思議な縁でモスクワでスノーデンと会うようにとの連絡を受けました。
9回会う中、貴重な情報を得ることができました。
それはニュース以上に価値のある情報でした。
彼は2年間、日本に駐在していた。
将来的に日本がアメリカの同盟国でなくなったときのために
スパイプログラムをダム、駅、発電所、銀行などに組み込んでいた。
いざとなれば機能停止に追い込めます。
非常の恐ろしいことです。
これは僕の視点ではなく、スノーデンの視点から描いた物語なのです。
重要なことを一つ言っておきたいです。
ターゲットを絞った監視の形態がある。
それは怪しいと思われる対象を絞って監視を行うことです。
これはテロリズムに対する有効な手段だとスノーデンは繰り返し述べています。
(それに対して)マス監視はすべての国民が対象です。全てです。
全てを監視して、テロリストを見つけ出そうとする手段です。
スノーデンは映画のようにテロに限らず全ての情報を標的にしていた。
全ての情報を把握し権力を得ようとしている。
テロに限ったことではないのです。
アメリカは全ての情報を把握することで権力を得ようとしているのです。
人々は分かっていないのです。
テロを見つけるためだと思い込んでいますが違います。
もっと危険なことになるでしょう。
スノーデンのやったことは違法だと思う人もいるかもしれない。
しかし、彼が暴露したことで誰も傷ついていないのです。
(映画を)見た人は彼を人として理解できたと言います。
ドラマティストとして、これほど嬉しいことはありません。
歴史家として成功ではないかもしれないけれども
人々に考えるきっかけを与えたいのです。
日本は東南アジアを侵略した歴史がある。残虐行為も行ってきた。
若者はこういった事実を知らない。
日本はアメリカの要塞になっていて、その半分は沖縄にある。
人々は不満を抱いているし、基地からは何も恩恵もなく抗議をしている。
辺野古は沖縄の中で最も美しいのに基地がある。
日本はとてもいい役割を果たせるのに安倍首相は真逆の方向に進んでいます。
憲法9条をなくそうとしていたり、「共謀罪」を通そうとしたりしています。
僕からすると、完全に間違った方向に安倍首相は導こうとしている。
アメリカが協力で難しかもしれないが日本は東南アジアの最大の貿易国になるべきです。
中国、台湾、インドネシア、ベトナムなど、これは大きな平和的な役割です。
日本は自分の運命を変えるべきです。
アメリカの同盟国として核の傘の下で、アメリカが中国に攻撃的になるように煽るようなものです。
それは危険なことです。
冒頭で監督が語った「日本の問題」
もう、忘れたと思っていたよ。
日本は素晴らしい国だ。文化だって。
ただ、ひとつだけ問題がある。
日本は昔、持っていた主権がない。アメリカの衛星国であり、人質なのです。
こう言いたかった。
最初に言わなかったのはわかってもらえるとは思わなかったからで
今までの話を聞いたうえでなら理解してもらえると思いました。
ありがとう。
今夜の『NEWS23』で放送しました。
監督の歴史観、世界観が浮き彫りとなるインタビューでした。ぜひ、ご覧ください。#スノーデン#沖縄#オリバー・ストーン 監督が明かした“衝撃情報” https://t.co/xBi5jBKuYw
— 萩原 豊 Yutaka HAGIHARA (@hagiharayutaka) 2017年1月18日
コメント
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