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徽宗皇帝のブログ

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キャッチ22的法律
私自身、第二の人生として農業をやることも考えたことがあったが、農業参入のあまりの難しさに、その考えは放棄した。映画「狼こどもの雨と雪」では、えらく簡単に農業を始めていたが、どうしてそれが可能だったのか、私には分からない。どんな物事にも抜け道、裏口はあるだろうが、法を真正直に守り、正道を歩もうとする人間には、それは不可能だ。
農業新規参入の難しさについては、たとえば、「農地を購入するには、すでに農地を所有していなければならない」、という、「キャッチ22」みたいな法律が実際にあった、と記憶している。
地元の農協の許可があれば農地購入は可能、だったかもしれないが、新たに農業を始めようという人間は、地元に知り合いのいないのが普通だろう。要するに、農業ギルドの既得権を守るために法律は農業への新規参入がほとんど不可能に近いほどになっているわけだ。
なお、前にも書いたかもしれないが、「キャッチ22」は、「除隊するためには精神障害があることを申告しなければならないが、その申告ができるということは、精神が正常であることを意味するから、申告は不可能」というような規定だったと思う。つまり、「自分の頭がおかしいのではないか」と思える人間は正常であり、本当のキチガイは自分が正常だと思っているものだ、ということで、この点だけは正しいような気がする。
あ、安倍一派や「日本会議」メンバーの話をしているわけではありません。www

なお、農地購入についての法律は、私の中学生頭脳で理解できた範囲の内容なので、その理解が正しいかどうか、責任は持てないのでご注意を。



(以下引用)



日本の農業を殺したのは自民党

| コメント(8)

農業政策は、もう限界です。ナニがイケナイって、新規に農業に参入できないという仕組みがもっとも悪い。今、農業やっている人の、ほぼ100パーセントが「世襲」です。自民党の政治家を見れば、世襲が人をダメにするというのがよく判る。農業はもっと酷い。これでもか、というばかりに新規参入障壁が張り巡らされていて、サラリーマンが農業やりたくても、土地も買えない。

 農業をまじめにやる気のない「農家」が、最も指摘されたくない弱みを突いたといえるだろう。耕作放棄地への課税を強化する――。政府の規制改革会議(議長・岡素之住友商事相談役)が16日に出した答申だ。農業の衰退を防ぐには、たんに規制を緩めるだけではなく、むしろルールを厳しくすることが必要なときもある。
(中略)
 ここで「課税負担」とは、おもに固定資産税のことを指す。農業はほかの産業と比べて収益性が低い半面、農地の維持には食料の供給など公的な意義がある。そこで商業施設や工場や住宅にするのと比べ、固定資産税の負担がずっと軽くなっている。
 そのことが、もう農業をやる気はまったくないのに、農地のまま土地を持ち続けることを可能にしている。

個人だけじゃない、株式会社も、もちろん農業やるのはムズカシイ。農家を守るために、ガンジガラメに規制しまくって、その一方、安い食料をドカドカ輸入して、なんともチグハグなんだが、結果として日本の農業は瀕死です。

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