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徽宗皇帝のブログ

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キャンペーン的発言にご注意
今回の大惨事の陰で、郵政民営化不正事件が不起訴になったり、思いやり予算がほとんど無審議で通過したりとあいかわらず官僚どもはやりたい放題だが、こんな政治体制を維持したままで日本が「復興」しても国民の不幸は変わらないだろう。死んだ人たちも浮かばれまい。
被災者救済と援助を最優先することは当然だが、この利権構造に汚染された日本のシステムそのものを変えることを今すぐに進めていかないと、どさくさに紛れて、「より悪い社会」「より抑圧的な社会」が誕生する可能性がある。「相手はまさかそんなに悪辣なことはしないだろう」という楽観主義が「敵」の思うつぼなのである。
下記記事のコメントの数々は、「阿修羅」読者の良識を示している。まずは情報をたくさん知り、取捨選択して自分で判断することだ。そこから未来への行動は生まれる。


(以下「阿修羅」より引用)



「がんばろう」キャンペーンの裏に見え隠れする「危うさ」 [斎藤貴男「二極化・格差社会の真相」] 日刊ゲンダイ
http://www.asyura2.com/11/senkyo110/msg/768.html
投稿者 亀ちゃんファン 日時 2011 年 3 月 30 日 12:14:48: GqNtjW4//076U


「日々担々」資料blog
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-2698.html
(日刊ゲンダイ2011/3/29)

「がんばろう」キャンペーンの裏に見え隠れする「危うさ」 [斎藤貴男「二極化・格差社会の真相」]


震災から2週間余りが経過した。放射能の恐怖にも怯えながら、私たちは「がんばろう! 日本」と、互いを鼓舞し合っている。
問題は頑張る方向だ。本来はそんなことを論じていられる場合ではない。今はただ死者を悼み、被災者が一日も早く日常を取り戻すための環境整備にのみ全力を傾けるべき時期だと思う。
だが不安なのだ。「がんばろう!」に込められた善意のポジティブ・シンキングが、逆に私たちの未来を狂わせてしまいかねないのではないか、と。
あえて書く。復興に臨んで経済大国の再現を夢見てはならない。身の丈に合った、ほどほどの国家社会を、今度こそ築き直すべきである。
なぜなら日本は地震国だ。国土が狭い上に山がちで、平野が少なく、地下資源にも乏しい。かつて植民地を求めて海外侵略にいそしんだ動機だった。植民地を失った戦後はアメリカの支配下で、彼らが殺しまくった朝鮮半島やベトナムの民衆の屍(しかばね)を糧としつつ、空前の高度経済成長を果たした。
国内でも水俣病をはじめとする公害禍を次々に生んだ。「くたばれGNP」の批判も束の間、農業を叩いて食料の輸入を促し、自給率を引き下げて工業製品による貿易黒字の埋め合わせに回した。
政策的に淘汰されたのは零細自営業だ。産業構造の再編成とは、すなわち巨大商業資本の利益の極大化を意味していた。
無理に無理を重ねて金儲けに邁(まい)進(しん)した日本。原発の乱立も規模の経済ばかりを重んじた結果だ。

 

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コメント
01. 2011年3月30日 12:42:26: cHLuO708IQ

「政府」、官僚たちの「がんばろ~日本」は、
戦前の「我慢しよう、勝つまでは」と同じ発想。
計画停電、自粛を掛け声に、国民に一層の「我慢」を強いるものである。

国民目線の「がんばろう日本」は、それとは違う。
被災地の国民と、痛みを分かち合おうというもの。

戦後の奇跡的な復興、経済成長は、日本人が、がんばって、
働き、知恵をだし、世界に類をみないほどの、いろんなものを作ってきたから。
IC,LSI,液晶、発明こそアメリカかもしれないが、それを実用できる技術とし、
ありとあらゆる製品にしてきたのは、われわれ日本人ではないか。

脱原発、脱官僚、脱いままでの経済、
新たな日本を根本から作り直し、復興しなければならない。
その政策、指針が、いまこそ必要。

ベクトルをあわせると、日本人は、世界一すごいことができる。



02. 2011年3月30日 13:24:46: m98W2sFjKE
災害や戦争を機に統制全体主義社会へもっていくのは、非民主主義国家の常道だ。

03. 2011年3月30日 14:16:30: Uplra8Y202
私も、政府や官僚の「頑張ろう~日本」は好きではありません。
今は被災者の方が悲しみを乗り越え一日も早くごく普通の日常生活が送れるようにしてあげてほしいと思います。

国にはもっとがんばれと言いたいです。
復興のお金ドンと出し、早く被災地を安心させてよね。
原発もはやく頑張ってなんとかしなさいよ。
政府あんた達ケチぞろいで頑張りが足りないよ!!。


04. 2011年3月30日 14:21:01: FzeUUwUbKU
やっぱりある種の「危うさ」を感じる人もいるんだと思うと嬉しい。
「私たちにできることとして被災者の方々をお笑いで元気付けたい」なんて落ち目バラエティの復権を
目論む某半分ヤクザ会社の幹部が公然と口にすると無性に腹が立つ。


05. 2011年3月30日 14:59:15: p34HNdm0wc
支払い渋り、否定工作,、躊躇工作や減額も。

06. 2011年3月30日 22:20:56: l0D0EousDo
戦後の高度成長期から新自由主義へと、思考力を停止させて走り続けてきたこの限りない物欲の道を、倒れてもなお起き上がってがんばって走り続けようというつもりなら、もうがんばる必要なんかどこにもない。むしろ、今こそ知らねばならない。これ程の天災人災の後にはもう同じ道は歩めないのだと。これほどの犠牲を払ってなお同じ愚を繰り返すだけなら、もう日本人は滅びてもいいのではないか。
世界に先駆けて殺し合い奪い合うことのない社会を作る、そのことにこそがんばりたい。

07. 2011年3月31日 00:41:37: o1sgcQdpKZ
この記事が云うとおり、もう目覚める時だ。
一方向の力だけではなく、バランスの取れた社会の構築に。
住民が幸せになれる社会は、ほどほどの経済と社会環境、とりわけ人をいつくしむ人間関係の基盤を作り得る社会であろう。

人が人として生きれる、それこそ基本的人権の保障であるが、それが何人にも適応実現できる社会が強く強く望まれる。

アジアにはすぐれた哲学「中庸」の考えがあり、底辺に鎮座している。


08. 2011年3月31日 02:25:40: Wny8GIrHHg
The Journal に「物よりお金を」との意見が書かれている。
しかし、本当にそうなの? お風呂に入れない、下着が無いという声も
聞かれる。 下着を中国やベトナムに大量に発注して、政府が支給すれば?
義捐金は勿論集めなければいけないけれど、夫の東北の大学の同窓生は、
ネットで各市町村のHPを探して、直接振り込んで欲しいと云っている。
テレビで呼びかける中央の義捐金は多く集まるでしょうが、いつ使えるのか、
税金の変わりに使われるような気がする。

福島の人たちは、東京などの便利なところに避難所が設けられて、
近い所為もあって、目も手も行き届くような気がするけれど、
津波の犠牲者は政権の頭に入っているのかしら?
距離の遠さが、支援の心の遠さになっているのでは。

農協の弊害から、個別へと政策が移りつつあったはずが、JA中心、銀行中心
にという声が大きくなり始めている。何もかも、自民政権時代の施策に戻って
いく恐ろしさ。原発・放射能・数値発表の蔭で、何をやっているのか。

東電会長は丸紅飯田社長と兄弟。入院した清水社長は丸紅社長の後輩という
間柄だそう。 物言えぬ社長が原発の責任を負っていたとは。



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