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徽宗皇帝のブログ

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ギリシアは社会主義国家へと進むか
「阿修羅」から転載。
「銀行システム国有化」は面白い試みだ。ギリシアは新しい社会主義国家への道を歩みつつあるように思われる。もともと、ツィプラスを国家リーダーに選んだ時点で、そうなることはギリシア国民も覚悟の上だろう。ただ、そうなるにしても、旧ソ連のような(好ましからざる)全体主義的社会主義国家にはならないという予感が私にはある。それは、以前に読んだツィプラスのインタビュー記事から、彼の人格を信頼しているからだ。
EUからの支援が(おそらくはEU側が意図的に)遅延する見込みなので、つなぎの対策としてドラクマを発行するというのも面白い。つまり、「政府通貨発行」だ。おそらく、EU支配層によってユーロとの為替相場は極端に低いものとされるだろうが、ギリシア国内で使用する分にはそれで別にさしつかえない。これによってギリシアの輸出産業は打撃を受けるだろうが、そもそもギリシアには輸出産業など無いに等しい(と聞いている)。
で、極端な意見に思われるだろうが、ギリシアはユーロとドラクマの為替相場を自分で決めてもいいのである。EUの他の国は他の国で、それぞれドラクマとの相場を決めればいい。もともと為替相場とはそういうものだったのではないか。で、ギリシアに入る観光客は、ギリシア内で使う金は「ギリシア相場」でドラクマに交換し、ギリシアから出る時に、同じ相場でユーロに換えればいいのだから、何一つ損も無いし、不都合も無い。ギリシアから他国に観光に行く場合、多額のドラクマが(非ギリシア相場によって)少額のユーロにしか換えてもらえないが、観光程度ならそれでいいだろうし、そもそも「世界の観光地」ギリシアから他国に観光に行こうという人はあまりいないのではないか。


(以下引用)



ギリシャ、通貨ドラクマ復活へ(スプートニク)
http://www.asyura2.com/15/kokusai10/msg/419.html
投稿者 阿保の洞窟 日時 2015 年 4 月 04 日 19:51:21: bqCIRkIGb9yyY
   
 
   http://jp.sputniknews.com/business/20150404/147398.html

2015年04月04日 16:20(アップデート 2015年04月04日 16:43)


ギリシャ政府が銀行システムの国有化と自国通貨ドラクマの復活に関する緊急措置計画を準備している。ドラクマは金融危機回避のためEUと並行して使われるようになる。


年金や社会保障を適時に払えるようにするための決定。国際融資元の資金の計算が極めて緩慢なため、機動性の確保が求められた。英紙テレグラフが報じた。ギリシャが最後に借款を受け取ったのは昨年夏のことだ。


ギリシャ政府はこのイニシアチブを、もしも欧州のパートナーたちとの金融支援合意が達成されなかった場合、実現する意向だ。その場合ギリシャは2011年から流通が停止していたドラクマに回帰する。

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