「安倍晋三首相は17日午後、2020年東京五輪・パラリンピックのメーンスタジアムとなる新国立競技場の建設計画の見直しを正式表明し、関係閣僚に見直しを指示する。複数の政府関係者が明らかにした。これに先立ち、大会組織委員会会長の森喜朗元首相と会談し、2520億円に膨張した総工費の縮減へ向け、計画見直しに理解を求める見通しだ。」


新国立競技場は、東京オリンピック時の会場になった旧競技場を部分的にリニューアルし、従来通り、天然芝+観客席の構造でいい。

予算は、400億円以内とし、最新のエコシステム装備ではあるが、基本質素な構造とする。

あくまで、主役は競技者なのだから、競技者主体で設計された使いやすい競技場にすればいい。

決定者メンバーが、全体的に知能指数が低く、とりわけ、キーマンだとされる森喜朗に至っては、小学生低学年以下程度の知能しかなく、そのような知能薄弱者主体の「有識者」は全員クビにするのは当然であって、もっと社会常識があり、社会的バランス感覚がしっかりしている一般人から有識者を選抜し、キャビネットをつくるべきだ。

日本の社会制度は、民主主義ではなかったのか。

どこのどいつが、欲深いだけの知能薄弱者の馬鹿者主義にしろといったのだ?





(引用2)「泉の波立ち」より転載。



2015年07月18日

◆ アーチ式球場が 250億円

OitaStadium1.jpg 新国立競技場のザハ案に似た、アーチ式のスタジアムが、250億円で建設された。それは大分県の大分銀行ドームだ。

 ──

 ザハ案は 2520億円だが、同じようなアーチ式のスタジアムが、1割にあたる 250億円で建設された。(正確には 251億円。)
 これを Wikipedia から転載しよう。


OitaStadium1.jpg

OitaStadium3.jpg

OitaStadium2.jpg


 さすがに、まったく同規模というわけではなくて、観客席は4万人だ。新国立競技場の8万人の半分となる。それでも、同様のスタジアムが、倍の規模で、250億円の2倍にあたる 500億円で作れそうだ。
( ※ そううまくは行かないかもしれないが、おおざっぱにはそのくらいだろう。)

 で、どうして、ザハ案に比べて格安で済むのか? 理由は(前項で述べたように) 次の点だ。
 「ドームの高さが高いので、曲率が急であるアーチを使える」

 というわけで、どうしてもアーチにしたいのなら、上記のようにすれば、低コストでアーチ式のスタジアムを作れるわけだ。

( ※ 写真を見ればわかるように、このスタジアムには、陸上競技用のトラックもある。9レーンもある。その意味で、規模は、ザハ案とたいして差がないと言える。それでいて、費用は 10分の1だ。)
( ※ なお、屋根は、開閉式であるそうだ。開閉式でありながら、この値段。お買い得ですね。……ただ、屋根は、半透明なガラス繊維一重膜ということなので、軽量ではあるが、騒音防止には向いていない感じだ。それでも、雨よけにはなるし、騒音防止効果も少しはある。)
 
( ※ 金属製の屋根の付いたスタジアムだと、神戸の御崎公園球技場がある。これは、重厚な屋根があって、建設費も 230億円で済んだ。ただし残念ながら、トラックがなくて、規模が小さめの球場である。座席も 34,000人しかない。)