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徽宗皇帝のブログ

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モリカケ問題以前に「私学助成金」自体が憲法違反
井沢元彦の「逆説の日本史」を読んでいたら、こういうことが書いてあり、私は初めて知ったのだが、世間の人々は知っているのだろうか。私だけに限らず、日本国憲法をきちんと読んだことのある人は少ないだろうし、それが現実で問題となるのはせいぜい憲法9条くらいだから、たぶんほとんどの人はこの条文を知らないだろう。
しかし、安倍総理が再度自民党総裁になり、総理の座にとどまることがほぼ確実な現在だからこそ、この憲法の条文を世間に知らしめ、モリカケ問題を再度多くの人に考えてもらいたいと思う。
なお、井沢元彦自身の政治思想はどちらかというと右寄りであり、安倍政権と親和性が高いように思うが、この本「逆説の日本史」での下記文章は、私大系統の学者を批判するために書いたように思う。それが安倍政権の不正と関係するとは思ってもいなかっただろう。



(以下引用)赤字部分は引用者(徽宗)による強調。


日本国憲法第八九条

公金その他の公の財産は、(中略)公の支配に属しない慈善、教育若しくは博愛の事業に対し、これを支出し、又はその利用に供してはならない。


つまり、今国が年間三千五百億円以上の予算を計上している「私学助成金」は「公の支配に属さない」私立大学などに支出しているのだから、実は「憲法違反」なのである。
このことは私個人の意見ではない。
政府もこの件に関しては内閣法制局長官が「率直に言って困る規定」(1971年3月3日参院予算委での答弁)と述べているくらいで、法律を少しでも研究したことのある人間にとってはこの「憲法違反」は常識であるといっていい。特に憲法学者のほとんどは大学教員の経験を持つ人達だから、このことを知らないはずはない。


(引用終わり)

要するに、学者たちがこの条文について口を拭っているのは、大学の教師としての自分や知り合いたちに迷惑が及ぶからだ、という話が続くわけだが、問題は、「私学助成金自体が憲法違反だ」ということである。なぜ誰もこのことを言わないのか。(井沢氏自身は、「私学助成金」自体は有用だと言っており、ただ、それが憲法違反である事実を誰も言わないのは卑怯だ、というスタンスである。要するに、自衛隊の存在が憲法違反と言うなら、これも言わないとおかしいだろう、という「自衛隊擁護論」である。)
わたしは、私学助成金自体も不要だと思うし、現に諸悪(権力悪用)の温床になっている以上、廃止すべきだと思っている。その代表的事例がモリカケ事件であるのは言うまでもない。



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コメント

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