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徽宗皇帝のブログ

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偽貨幣の扱いはババ抜きゲーム
主引用(引用2)は「現代ビジネス」から転載。
本物の500円玉には、「500」の字の「0」の中に、さらに「500円」の字が縦に入っているので、ご自分の所持しているものを確かめるのもいいだろう。だが、知ったところで、どうしようもない。
偽貨幣(偽札、偽コイン)というものは、「受け取った段階で終わり」なのである。それが偽貨幣であると知っていて使うのはもちろん犯罪だが、知らずに使っても、せいぜいが情状酌量になるだけで、所持している金を本物と代えて貰えるわけではない。というように私は理解している。なぜならば、偽貨幣を本物と代えて貰えるならば、偽貨幣を作った本人が、そのまま本物と交換する、ということが可能になるからだ。もちろん、これは原理的に言って、ということだ。実際には、大量の偽貨幣を警察に持ち込めば、本人が製造犯だと推測されるのはもちろんだ。まあ、警察の対応は、「現場判断で適当に」というのが現実だろう。
毎度言うが、私の書くことは、「合理的推論」によるものであり、べつに事実を調べることなどしていないので、まずはご自分で確認することだ。
ちなみに、「ヤフー知恵袋」での「偽札を受け取ったらどうすればいい?」という質問への回答は次のようなものだが、見解が矛盾しており、法的根拠や警察や銀行の見解も曖昧である。
要するに、「ババ抜きゲーム」と同じことで、「最後に持っている人が負け」であるようだ。



(以下「ヤフー知恵袋」より引用)

tokyo_bonさん
偽札を受け取った場合は、直ちに最寄りの警察に届けましょう。
ただ、最近の偽札は精巧なので、見破れないものも多数あります。

知らずに使って偽札を指摘されると罪には問われませんが、例え受け取った偽札でも「偽札」であることを
知って使えば、収得後知情行使等罪(刑法152条)の罪に問われます。

それでは、受け取った人は損かと言えば、そうではありません。
現在は、警察で便宜的に真券(本物)と引き替えてくれます。
警察では、個人の場合は、情報提供のお礼として偽物と同額を支払っているようです。
(銀行などの金融機関は、お金のプロなので偽物を知らずに受け取った場合、警察からのお礼はありません)

ただし、偽造した本人には払われません。
また、現在は、事実上交換してもらえますが、この制度が未来に渡ってあるとも言えません。


• 回答日時:2008/5/23 23:01:55

oakreyewingさん
損になります。警察に押収されますので

交換は絶対にしてくれません

偽札と気付いてから使っても犯罪です

• 回答日時:2008/5/23 22:15:51

traveller0819さん
もし、気づいたら警察に届けたほうがベター。自分が気づかず、相手も気づかなければ、使ってしまっても特に問題になりませんが、もし、使うときに、偽札であることを知っていたら、罪になります。
偽札の補填は、原因を突き止められれば、可能ですが、実際のところ可能性は0に近いと思います。


(引用2「現代ビジネス」から転載)


ホンモノには〝超精巧な細工〟が施されているのだが東海地方で被害拡大!「偽500円硬貨」が大量流通
2012年08月14日(火)フライデー
経済の死角

[写真略]


(左)本物の500円玉。「00」の内側には、「500円」の文字が浮かび上がる。反射光の明暗の加減によって見え隠れする
(右)精巧に作られた偽物の500円玉。本物と比べると「500円」の隠し文字もなく、縁に入ったギザギザ模様も薄い

偽造通貨対策の第一人者・遠藤氏。磁気、紫外線、赤外線など、複数の解析を同時に行う識別機の開発も手がけている
「これは偽造された500円硬貨です」
 日本銀行の職員は、コインをまじまじと見た後に、こう断定したという。
 今年の5月下旬、右上の写真の偽500円玉が、名古屋市内に事務所を構えるある警備会社から大量に発見された。この警備会社は、すり減り傷ついた貨幣の交換業務も行っているが、日銀名古屋支店へ500円玉を持ち込んだところ、偽造通貨として受け付けられなかったのだ。
「スーパーに設置されている銀行ATMから集金した際に、回収してしまったんだと思います。偽500円硬貨と発覚した後に警察に相談したところ、捜査資料として押収されました」(警備会社職員)
この件はほんの一例だ。'10年頃から、東海地方で偽500円玉の被害が広がりを見せている。非常に精巧に作られた偽500円玉が、ATMやコインパーキングなどから次々と発見されているのだ。しかし、精巧といっても本物とは明らかに異なる。この偽500円玉には造幣局が公開する、本来の次の4つの特徴がないのだ。
・〈潜像加工〉斜めに傾けてのぞくと、「0」の中に『500円』という文字が現れる。
・〈縁のギザギザ〉硬貨の縁には、再現の難しい、斜線が刻んである。
・〈表面の微細点〉表の桐の絵の中に、微細な穴加工が施されている。
・〈表面の微細線〉『日本国』『五百円』の文字の周りに、線模様が施されている。
 また、造幣局は公表していないが、前ページ中段で紹介した「NIPPON」という極小文字も随所に隠されている。
 これだけの差違がありながら、なぜ偽500円玉は蔓延するのか。偽造通貨対策研究所所長の遠藤智彦氏が解説する。
「今回、見つかっているのは『平成18年』('06年)の年号のものです。本物とほとんど成分も変わらず、直径・厚み・重さ・電気抵抗しか判別しない簡易な識別機では、見破ることができないんです」
 このような精緻な偽500円玉は、どこで造られたのだろうか。遠藤氏が続ける。
「'11年に出回ったディズニーランドの偽チケットがヒントになるかもしれません。チケットなどは、裏面に譲渡禁止などの規約がびっしりと書き込まれています。しかし、この偽チケットには、所々日本と中国の漢字が混じっていました。おそらく韓国か中国製ではないでしょうか。偽チケットと偽500円硬貨の流通は同時期の東海に集中しています。収入印紙の偽造を行っていた暴力団が静岡に数年前までありましたが、その組の残党が仲介役となり、海外からの偽造通貨などを一手に引き受けているのではと推察しています」
 後を絶たない通貨の偽造。この事態について、貨幣の製造枚数などを定める財務省理財局国庫課広報に尋ねたが「コメントできない」との返答だった。
 通貨偽造はもちろん犯罪だが、知っていて使用した場合も、偽造通貨行使の罪(無期又は3年以上の懲役)に問われてしまう。偽造組織の根絶に向けて、早急な対策が必要である。

「フライデー」2012年8月17日号より

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