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徽宗皇帝のブログ

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共和党の夢の町
「播州武公祠遍照院」から転載。
サンディスプリング市とは

「ある地域の中で貧困層の居住域を切り離し、選ばれた富裕層だけが入れる隔離された自由空間として作られたサンディスプリング市。

自分の稼ぎを貧困層には使われたくない人々が集う街。」

である。いわば、「共和党」の夢の、パイロット(実験的試行)都市のようなものだ。そして、今のところこの実験は成功している。それは当然であり、ここはもともと財政的に豊かな地域だったからにすぎない。問題は、その「成功」が「公的職務の民営化」の正当性として利用されることが明らかに予想できることである。
アメリカ共和党とは「所得の再配分」を絶対的に拒否する思想の政党である。すなわち「金持ちは永遠に金持ち、貧乏人は永遠に貧乏人であれ」という思想が共和党の本質であり、それを誤魔化すために用いられてきたのが、「貧困階層の出身でも努力と運によって大金持ちになれる」という「アメリカンドリーム」という御伽噺である。(そこで、スポーツ選手の成功者にはその看板として大金が惜しげもなく支払われるわけだ。)実際には、貧困階級の内部では、ほんの僅かな「貧困層から大金持ちへ」に対し、残る大半は一生を貧困のままに終わることになる。
日本における共和党的存在が自民党であることは言うまでもないだろう。


(以下引用)


ローマ帝国が滅びて、統一欧州がならなかったのは、奴隷制をしていたからだ。 渾沌堂
植草事件の真相掲示板  より

上記文抜粋
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新自由主義の究極の姿・サンディスプリング市の試み 投稿者:風太 投稿日:2014年 4月23日(水)18時35分30秒

昨日NHKテレビ「クローズアップ現代」で放送された「独立する富裕層」サンディスプリング市のレポート、強烈でした。

公共の概念が完全に否定された姿がそこにありました。

番組の中で解説をなされていた方は格差社会の調査をなされていて著書もある堤美果さんでした。

よくこの問題をNHKが放送したなと驚かされました。


ある地域の中で貧困層の居住域を切り離し、選ばれた富裕層だけが入れる隔離された自由空間として作られたサンディスプリング市。

自分の稼ぎを貧困層には使われたくない人々が集う街。

反面サンディスプリング市が地域から切り離されて独立し、富裕層がいなくなり、貧困層だけになった周辺地
域では病院や学校も閉鎖を余儀なくされる。

貧困層地域では子供たちの未来も失われる。

片やサンディスプリング市ではすべてが契約で成り立ち、行政の機能は民間企業に委託され、お金ですべてがやり取りされる。

お金のある者は理想的な豊かな生活をエンジョイする。

しかし万一自身が没落した場合は、そこでの夢の生活は終わりをつげ、壁の外の貧困層の地域に放逐される現実が待っているのです。

なぜならばそこでのコミュニティには助け合いの精神は消失しているからです。

そこにはどこか、自由と繁栄を謳歌する古代ローマ市民と周辺で支える奴隷のような構図を私は感じてしまいました。

こんなおぞましい社会も、じつはアメリカの後追いをするばかりの日本の近未来の姿なのかもしれないですね。


日本では東洋大学にPublic/Private Partnership、略してPPP研究センターが、この試みを研究する場としてすでに開設されています。

HPを見ると、やはりサンディスプリング市が理想郷のごとく取り上げられています。(苦笑

わずか1%の富裕層(資本に奉仕する人々)が、99%の貧困層(資本により搾取される人々)を、資本に成り代わり支配する構図がアメリカのようです。

21世紀は、このままだとかなりやばい世紀になりそうですね。

TPPという協定は、まさにこの資本にとっての理想郷を世界へ広げようとする試みなのでしょう。

オバマ大統領来日で安倍総理は必死に参加を画策しているようですが、疑問です。

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抜粋終わり

おなじくより

上記文抜粋
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風太さん、自由と民主主義のアメリカ社会も、もう、実質崩壊ですね。 投稿者:松代理一郎 投稿日:2014年 4月23日(水)23時04分19秒

「サンディスプリング市の試み」(クローズアップ現代)、私は見ていないのですが、カミさんから”概要”を聞きました。

「これから、どうなるんだろう?」と問いかけられ、30分ほど会話しました。

99%の犠牲の上に成り立つ1%の「富裕層だけの町」

「まるでオリに囲まれてジャングルを走るサファリー車みたい、見捨てられた99%の町は貧困で社会が崩壊」

「でもなかなか革命は起こらないだろうな」とカミさんの弁。

では、”どうなるのか?”

「アパルトヘイトの変形とも言える。究極の格差・差別社会。やはり、権力是正の革命しか、解決策はないのでは」という私の見解。「革命」は平行線のままペンデイング状態。

ただ、日本が後追いすることと、日本の格差社会も一層拡大。

生活がもっともっと厳しくなると言う見通しでは一致。でした。

風太さん、サンディスプリング市は”金がすべて”の世界ですね。

”多少金がなくとも生きられる”世界。里山資本主義みたいな世界がいいですけど・・・

実体経済と離れた”バクチ金融”規制や、富裕税など、富の偏在や配分を是正する”強制的な措置”がないとダメでしょうね。



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抜粋終わり


近代は古代の焼き直しの面があるそうです。


このサンディスプリング市とそれを賛美する連中は、まさに「奴隷制の再興」を求めていると思う。

でもそれは、国家や社会の滅亡への道を行くことを意味すると思う。


ローマ帝国は滅びで欧州帝国ならず、漢は滅びても中華帝国が続いたのは、私は「光武帝が、奴隷解放をしたからだ。」と思っている。

奴隷を人間と思わん人間は、異民族も同様に扱い、最後はその報いを受けて殺された。

まだ中華帝国のほうが、その点は、マシだったってことに思う。

まあ偉い人賢い人のように理論化できないが、「ローマの滅亡と欧州の分裂と殺し合いは奴隷制を自発的にやめなかったから」と私は勝手にそう確信している。


で、アホな白人金持ちは、貴族のようになって庶民を奴隷のようにしようとしている。

まあ今度も彼らのいう蛮族に殺される運命を選んだということだろう。


お読みくださりありがとうございます。



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