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徽宗皇帝のブログ

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原爆開発は英米独日各国に下請けさせ、利益は自分たちが
海の向こうではオバマが勝って、一応は良かった、と言える。世界支配層に対するオバマの無力さは十分分かっているが、モルモン教徒で共和党という、日本で言えば統一教会会員で自民党、あるいは創価学会員で公明党みたいなロムニーが大統領になるよりはマシだろう。だが、世界の大勢にたぶん変化は無いだろうから、むしろ12月23日のFRBと米政府との契約期限切れ問題の方が大統領が誰になるかよりもはるかに歴史的な大問題だろう。
今日はまったく別の話。それこそ、歴史の暗闇に隠れた、ある事実(?)の話である。


「陽光堂主人の読書日記」から転載。
かなり強烈な話である。通常は「陰謀論」の範疇にされそうな内容だが、世界支配層が米英独日の4カ国に原爆情報を与えて開発競争をさせたというのは、アイデアとしては秀逸である。戦時なら、各国は必死で開発するだろうし、それによって開発の速度が早まるわけだ。悪魔的なアイデアだが、彼らはまさしく悪魔的思考をする連中なのだから、これが事実であってもおかしくはない。
瀬島龍三の「長崎ヨリ東京ニ持帰リタル不発原子爆弾ヲ速カニ『ソ』聯大使館内ニ搬入保管シオカレ度」という指示書は、原本が残っているというのだから、おそらく事実だろう。なぜソ連大使館に搬入するのか。そして、この「不発原子爆弾」はアメリカが投下したものか、それとも「日本製の試作品」をぼやかして表現したものか。
いずれにしても、この話は今結論を出す必要は無く、「そういう可能性もありうる」という思考要素として脳裏に収めておくべきものだろう。


(以下引用)


『真説ニッポンの正体』高橋五郎、小池壮彦著(ミリオン出版)
 昨日紹介した『日本の正体』の姉妹版で、今秋に出されました。前著と内容がかなり被っていますが、深刻な情報が満載されています。

 この日本という国は、よくよく原子力と縁がある国で、呪われていると言ってもよいでしょう。広島・長崎に原爆を投下され、第五福竜丸は水爆実験で犠牲となり、それにも変わらず原発を多数建設して事故が引きも切らず、挙句の果てに福島第一原発が大事故を起こしました。

 普通なら、原発などコリゴリだとして即時廃止するはずですが、あろうことか国は原発推進の旗を降ろそうとしません。何だかんだと理由を付けながら、原発維持で行くつもりです。この過程で米国の圧力があったことが明らかにされましたが、こうした成り行きは今に始まったことではなく、原爆開発の頃から続いています。

 我国が戦前、原爆を開発していたことはよく知られていますが、これは国家の意志として始められたわけではないようです。世界権力は、米英独日の各国に原爆開発競争を行わせ、実験した上で利用することを考えていました。それ故、原爆情報は関係各国へ流されています。その役割を担ったのが、著者の高橋氏が私淑したスペインのスパイ、ベラスコです。

 湯川秀樹が戦後直ぐにノーベル物理学賞を受賞したことはよく知られていますが、この敗戦国に対する異例の措置は、戦前、彼が日本の原爆情報を流したことに対する論功行賞と言われています。逆に、日本側が情報をもらったケースもあったことでしょう

 我国の原爆開発の模様については、テレビなどでも報道されていますが、実用にまで至らなかったとされています。開発可能だったけれども、昭和天皇に阻止されたという真偽未定の話もあります。

 しかし実際には、当時日本の一部だった朝鮮半島北部で大々的に開発されていたようです。ここにはウランが存在していますから、開発製造には持って来いの場所です。ところがこの件に関しては、皆一様に口をつぐんでいます。内地で地道に研究していたという話ばかりが広められています。

 史実では、我国が降伏を決めたのは広島・長崎への原爆投下が原因とされていますが、実際にはソ連が満州に侵略してきたことが引き金となっています。朝鮮半島北部で開発製造中だった原爆が奪われてしまう危険が生じたからです。

 これに関して本書や前著にも記されていますが、興味深い情報があります。当時関東軍参謀だった瀬島龍三が、「長崎ヨリ東京ニ持帰リタル不発原子爆弾ヲ速カニ『ソ』聯大使館内ニ搬入保管シオカレ度」という謎の指示を出しているのです。これは原本が残されています。

 長崎に投下された原爆に不発弾があって、それをどういうわけかソ連大使館へ運ぶよう指示しているように読めますが、米国が複数の原爆を投下したという事実はありません。後に元大本営参謀の朝枝繁春が「ラジオゾンデと原爆を間違えた」と惚けていますが、ゴム気球で飛ばされる気象観測機器と原爆は形状が違い過ぎますから、間違えるはずはありません。

 気象観測機器をソ連に渡しても喜ぶとは思えませんから、下手な嘘であることは明らかです。そうするとこれは何なのかということになります。機密情報に「不発原子爆弾」と記すのも変な話ですが、「不発」という表現で自国製の原爆であることを表現したのかも知れません。原爆ならソ連との取引材料になります。

 朝鮮半島北部で帝国陸軍が開発していた原爆や施設がその後どうなったのか不明ですが、陸軍が破壊して運び出していなければ、ソ連か北朝鮮に渡った可能性があります。北朝鮮首脳部には日本人も潜入していますから、密かに引き渡されてそれが北朝鮮製の原爆となったという展開も有り得ます。

 ソ連の原爆開発も、もしかしたら瀬島が渡した日本製の原爆が元になっているのかも知れません。仮にそうだとすると、戦後の我国は自国製の原爆でソ連や北朝鮮から脅かされたことになります。原爆情報はスパイの手で各国に流されていますから、どこの国のものと特定すること自体、意味がないと言えばそれまでですが…。

 ついでに言えば、広島に投下された原爆はドイツ製という説もあります。高橋氏が唱えていますが、ドイツから米国に渡ったというもので、ヒトラーに粛清されたロンメルが流したという筋書きだったと記憶しています。

 世界権力にとっては、どこの国で作られてどこで実験が行われようが関係ありません。人種差別の点から日本が選ばれたということは充分考えられますが、成り行きで米国が先手を打ったに過ぎないのかも知れません。

 原爆投下でその威力が明らかとなり、原爆開発競争で世界権力下の軍需産業は莫大な利益を上げました。原爆が余り拡散し過ぎても具合が悪いので、次に「原子力の平和利用」として原発建設が奨励されました。世界権力は残酷ですから、その旗振り役に被爆国の日本を選びました。

 というわけで、原発の是非を決定する権限が日本政府にないことは明らかです。「でも脱原発デモなどで再稼働がある程度阻止できているじゃないか」と見る人もいることでしょう。しかし、米国の圧力に簡単に屈して政府は原発ゼロ方針をあっさり撤回しましたから、構図は全く変わっていません。

 今は確かに原発再稼働に手間取っていますが、それは米国で「シェールガス」ラッシュが起きていて、これで一儲けする算段をしているからでしょう。儲けに陰りが出てきたら、またぞろ原発推進に戻ることでしょう。

 世界権力とその下僕である日本政府は、国民の犠牲など歯牙にもかけていません。残酷だけれども、それが真実です。いざとなれば、我が身は自分で守るしかないのです。311の大震災と福一の大事故は、このことを嫌というほど教えてくれました。今はこの酷薄な現実に向き合うしかありません。

 本記事も強烈なので、「お前は統合失調症だ。医者に見てもらえ」などと中傷するその筋の人たちが出てくるでしょうが、書評ですからその点御理解願います。戯言と思う人は、無視すればよいのです。


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