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徽宗皇帝のブログ

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参議院選前哨戦としての都議選結果
「ヤフーニュース」から転載。記事元は朝日新聞デジタルか。
他に、「共産党躍進」の記事もあったが、こちらの記事が全体的に詳しいので、こちらを転載した。
前に書いたように、都議選自体はどうでもいいが、参議院選を占う意味での興味はある。結局、「東京新聞」の事前調査は当たっていたようだ。自民党の大勝利も民主党の大凋落も共産党が第三党になることも当たっている。つまり、「不正選挙」などしなくても、現在の自民党は国民的支持を得ている、あるいは少なくとも東京都民の支持は得ている、ということである。要するに、東京都民とはそれ自体「政治の現状から利益を得ている」コミュニティの住人だから、保守政権を支持するのは当然だということになるわけだろう。もちろん、全員がそうであるはずはないのだから、現状を批判する人間が今回は共産党などに入れたということだ。
そして、これはネット知識人の多くにショックを与えることだと思うが、「生活の党」や「みどりの風」「社民党」を支持した人間はまったくと言っていいほどいなかった、ということである。まあ、それぞれ擁立したのが一人ずつだから、その候補者の資質もあるだろうが、とにかくそれらの政党が1議席も取れなかったのは、参議院選に向けての戦いを根本から考え直さねばならない、ということだ。それで無策のままに参議院選でも敗北するとなれば、これは「わざと負けた」に等しいことだと私は思う。
共産党も今回の結果に浮かれず、これを大きなきっかけとして、参議院選へ向けて「山を動かす」くらいの動きを作り出してほしいものである。



(以下引用)



自公が全員当選 民主は第4党に転落 都議選

当選の花を付けたボードの前でバンザイする自民党都連会長の石原伸晃環境相=23日午後10時、東京・永田町の自民党本部、白井伸洋撮影
関係者と握手する自民党の石破茂幹事長(中央)。右は都連会長の石原伸晃環境相=23日午後10時26分、東京・永田町の党本部、白井伸洋撮影
党派別の当選者
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 東京都議会議員選挙(定数127)は23日投開票され、自民党が都議会第1党を奪還した。公明党とともに全員当選し、両党で過半数を確保した。経済政策アベノミクスを前面に訴えた安倍晋三首相(自民党総裁)の戦略が奏功。両党は7月の参院選へ弾みをつけた。共産党が躍進する一方、前回、第1党の民主党は第4党に転落する惨敗を喫し、日本維新の会も伸び悩んだ。参院選に向け態勢の立て直しを迫られる。
開票結果はこちら
 投票率は43・50%で、前回都議選の54・49%から10・99ポイント下落。過去2番目の低さだった。
 安倍首相は23日深夜、都内の自宅で「半年間の政権の実績に一定の評価をいただいた。参院選の勝利を目指したい」と記者団に語った。自民党の石破茂幹事長も記者会見で「気を引き締めて、緊張感をもって参院選を戦う」と述べた。
 自民党は国政選挙並みの態勢で経済政策を中心に訴え、59人の全候補が当選した。公明党も現職23人が議席を維持し、6回連続で全員が当選した。山口那津男代表は23日夜の会見で「参院選でも流れは変わらない」と強調した。
 自公は都議選で弾みをつけ、参院選で与党過半数を確保する戦略だ。都議選の完勝で自民党内には「参院選で負ける要素はない」(派閥領袖〈りょうしゅう〉)との声が広がる。与党は最終盤の国会では野党に譲歩せず、24日に衆院の新区割り法案を衆院本会議で3分の2で再可決、成立させる方針だ。
 前回、第1党に躍り出た民主党。昨年末の衆院選大敗で公認を44人に絞ったが、退潮傾向に歯止めがかからず、公明、共産両党の議席を下回った。海江田万里代表は23日午後、那覇市で記者団に「(参院選と)一体の選挙で選挙戦は途中だ」と続投を表明したが、参院選の結果次第では進退論が浮上しそうだ。
 一方、現有8議席の共産党は、2人区でも当選を果たすなど都議会で議案提出権のある11議席を超える17議席を獲得。自公に続いて第3党となった。志位和夫委員長は23日夜の会見で「訴えが評価され、大変うれしい。自民党に正面から対決し、対案を示す姿勢が重要だ」と語った。
 衆院選に続いて躍進を狙った維新は、橋下徹共同代表の従軍慰安婦をめぐる発言などで逆風下の選挙戦となり、2議席獲得にとどまった。党内には橋下氏の責任を問う声もあるが、松井一郎幹事長は23日、大阪市内で記者団に「逃げないのが彼の考え方だ」と述べ、辞任を否定した。石原慎太郎共同代表との二枚看板で参院選に臨む方針だ。
 維新との選挙協力を解消したみんなの党は1議席から7議席へ躍進。渡辺喜美代表は23日夜の会見で「ぶれない改革姿勢が認められた」と語った。



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