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徽宗皇帝のブログ

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国民投票の意味
メイ首相の悪あがきであるが、この提案が実現して二度目の国民投票が実施されたら、英国の民主主義とは何なのかが問われるだろう。

前回の国民投票で既に国民はEU離脱の意思を示している。それが僅差だろうが大差だろうが、国民としての意思が示された以上、それに従うのが政府の義務であり、国民の意思を拒否するなら、もはや民主主義国家ではない。たとえ愚劣な考えだろうが、国民がそう決定したならそれに従うのが当然だ。まして、EU内に残留することが英国にとっていいことなのかどうか、決定的な理屈が無いからこそ、前回の国民投票で意見がほぼ半々に割れたのだろう。つまり、「残留で利益を得る人間」と「残留で不利益を蒙る人間」のうち、後者がやや多かったわけで、おそらく、それは英国の「下級国民」なのではないかwww もちろん、その不利益が感情的なものだとか妄想だという意見も残留賛成派からは出るだろうが、いずれにしても、「国民が決定したことに政府は従って当然」であって、メイ首相が二度目の国民投票を呼び掛けたこと自体、「民主主義への反逆」であり、下院がそれを支持したら、下院も国民に背いたことになる。国民投票とはそういうものである。



2度目の国民投票の是非、採決へ EU離脱でメイ英首相


5/22(水) 1:03配信


共同通信


 【ロンドン共同】混迷する英国の欧州連合(EU)離脱問題で、メイ英首相は21日記者会見し、2度目の国民投票実施の是非を問う採決を下院で近く実施する考えを示した。

 メイ氏はEUと昨年、離脱条件などを定めた離脱合意案をまとめたが、英下院は1~3月にこれを繰り返し否決。膠着状態打開のため、野党労働党との協議で妥協点を模索したが、双方折り合えないまま、協議が打ち切られている。

 当初3月29日に予定された離脱期日も重ねて延期され、現時点では最長10月末となっている。







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