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徽宗皇帝のブログ

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山本太郎はなぜ「~と。」という語尾を使うか
「阿**」から転載。
現在の政治の問題点(のすべてではないが)を、山本太郎は明確に論じていると思う。番組そのものは見ていないので、他の野党政治家の発言や与党政治家の発言は知らない。
山本太郎は発言の語尾が「~と。」で終わる癖があるが、これは意図的に「~と思います。」を省略したものだろう。つまり、無駄な語尾を省くことで、与えられた短い時間で視聴者に多くを訴えるための戦略だと思う。野党政治家、弱小政党の中心政治家で、ここまでの意識をもって国民に訴えてきた政治家はほかにいるだろうか。いないと思う。
これだけでも、本当に与党と戦う意思がある政治家と、そうでない政治家の違いが分かる。


(以下引用)




2016年6月5日NHK日曜討論 山本太郎発言 書き起こし 山本太郎となかまたち
http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/364.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 6 月 06 日 23:25:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
   
 
2016年6月5日NHK日曜討論 山本太郎発言 書き起こし
http://yamamototaro.org/event1802/
2016年6月6日 山本太郎となかまたち  

20160605-日曜討論・山本太郎

20160605-日曜討論・山本太郎 投稿者 nnol2016


2016年6月5日のNHK日曜討論に出演した際の、発言の書きお越しです。

——-以下、書き起こし————-

(消費増税の再延期・アベノミクスについて)
一番しっくりくる言葉というのが、詐欺、または、嘘つきという言葉だと思うんですよね。


10%にするのを少しだけ先延ばしにしますよと言うだけで、
2年後には増税するんですから、
それで消費が伸びるのかって。


伸びると言っても、ほんの少しだろうと。


増税に備えて財布のひもが固くなるというのは当然のことだと思うんですよね。


さんざん煽っていたアベノミクスの失敗がはっきりしたと。


経済成長できていないからこそ二度目の増税延期をするんですから、
政府の能力の低さを、苦渋の決断だったりとか総理の英断という風にすり替えるのは止めて頂きたい。


消費を増やすためには、まずは消費税を5%に下げる、戻すことが大切だと。


その先に、消費税を廃止する議論をすべきだと。


日本経済が傾いた大きな理由の一つが消費税なんですよね。


日頃から組織票や企業献金でお世話になっている大企業に対して、ご恩返しの大減税を行う。


減った税収をカバーするのが消費税いう立ち位置だと思っています。


税収の不足は、この2年間で過去最高益を上げている、


バブルの時よりも儲けている企業からまっとうな納税をして頂くというのが、
納税の基本のきではないかと、そういう風に思っています。


(アベノミクス是非は)
アベノミクスの是非という言い方といいますか、
問い方自体がすごく白々しく聞こえるなと思うんですよね。


いまこそアベノミクスのエンジンを最大限に吹かすと。


この表現を聞いてわかる通りですね、総理自身、失速を認めていると。


ご自身の能力に合わない出力での空ぶかしは止めて頂きたいと。


国が壊れてしまいます。


アベノミクスは破綻と見ることが正しいと思うんですよね。


もちろん、良いところもありました。


良いところはどこだったか?


それは、やっぱり金融緩和ですよね。


でも、その先につながる財政出動というのがされていない。


金利を下げるためにしか使われていなかったということですよね。


だから、いま中山先生が言われた公共事業という部分にも多少は必要であろうと。


でも、その財政出動という部分を、例えば、JRがリニア(中央新幹線)をやりますというところに対して、30兆円を5年間で突っ込みますなんていうことのお金の回し方はあり得ない訳ですよ。


一民間企業がやる事業に対して、そこまでの突っ込み方はあり得ない。


30兆円が5年で出るならば、この国の貧困はすべて解決できる筈なんですよね。


これまで通りのお約束とは異なる「新しい判断」によって、という言葉が生まれた時点で、この先もアベノミクスは死んでいないということを証明するために、共有財産が食いつぶされる可能性がある。


気を付けたいところだと思います


(消費増税再延期で社会保障の財源は)
新しい財源として、異次元の金融緩和から生み出された大胆な財政出動、これ、絶対必要だと思うんですよね。


保育・教育、もちろん介護にも、若者の住宅支援、これも非常に重要です。


大胆に重点的に行う必要があると。


頭打ちが多い産業の中で、これらは伸びしろが一番あると言いますか、成長産業と位置付ける必要があると。


そのように企業に対してもしっかりと宣言して、道筋を示してあげる必要があると思うんですよね。


それによって景気回復の道筋が付いたら、回復していくということがはっきりとしたら、法人税の行き過ぎた減税を止めねばいけないと。


2014年度の実効税率34.62(%)に、とりあえず戻すべきだと。


そうは言っても、実際、企業は税率の半分、もしくは、その半分以下程度しか納めていませんから。


その理由はもう皆さんご存知の通り、88項目もある法人税の租税特別措置、それだけじゃなく、国内海外の子会社等の益金不算入制度など、行き過ぎた税の割引が多数あるからですよね。


これらを見直す必要がある。


そればかりか1700兆円を超える個人金融資産、これ20%の分離課税じゃだめですよ。
総合課税にしていきましょうよ。


お金持ちの皆さんにもしっかりと負担をして頂きます。


(参院選の争点 何を争点に訴える)
安全保障問題については声高に語られるんですけれども、本当の意味での国内の安全保障問題というのは放置されていることが多いんですよね。


例えば、TPPと国家戦略特区によって、日本の農業をぶっ壊そうとされてますから安倍政権に。


農業と環境を守るということが争点になると思います。


一つ挙げるなら例えば、農家に対してアメリカがやっているような国内食糧援助のようにですね、国が農家から食料を買い上げて、低所得世帯などに対して食糧援助をすると。


これは間接的な農家に対する補助金にもなる訳ですから、就農への活性化にもつながります。安定しますから。


具体的に食料自給率を上げる施策を打ち出さなきゃマズいですよ。


他国の作物に多く寄りかかるという政策は、もう安全保障という観点からは落第であると言えると思います。


そして必ず来ると言われている大地震、これを前にすべての原発から燃料を抜き出さなきゃいけない。


エネルギー足りてるんですから、何のためにやってるんですか?


事故起こったって誰も責任取らない。


それはもう明白なんですよ、責任も取れない。


これ誰のためにやっているか?


国と事業者は逃げ切りますよ。


賠償も中途半端。それだけじゃない。健康被害だって、因果関係なしって、逃げ切りますよ。


電力会社、電気メーカー、メガバンク、大手ゼネコン、そして株主でもあるような生命保険会社などの利益のためにこれを続ける理由はない。


原発は皆さんにとってリスクでしかないんですよ。


早急にやらなきゃいけないと思っています。


(憲法改正めぐり各党の訴えは)
憲法改正っていう声が上がっているのは、ほんの一握り、一部の団体ぐらいからですよね。


多数の国民から、憲法変えてくれというお願いをされてない訳ですよ。


ならず者のような権力者から、人々を守るために憲法というものがあるんだと。


にもかかわらず、現行憲法もろくに理解せずに、勝手に解釈をねじ曲げて好き放題やって、弱い者から切り捨てるような政策をやっているような人たちに、この憲法改正ということに手を付けさせるなんて許されるはずがないと。


もちろん、時代によってその内容を精査するということは、私は否定しませんと。


もしも、いつの日か許されるんだったら、憲法九条3項っていうのに「集団的自衛権、これを認めない」という加筆をしたいという思いが私自身にもあります。


でも少なくとも、この国に生きている人々が、政治をコントロールしているんだという意識がもっと広がらなければ、すごく危険だと思うんですね。


例えば、選挙の投票率が80%位まで達するとか、そのような意識が広がるまでは、この憲法改正という部分には手を付けられない状態だと思っています。


それは、数十年先かもしれません。

——-書き起こしココまで————-


(徽宗追記)この日の「日曜討論」の内容要約を「阿**」別記事から転載。



アベノミクス   自民“引き続き推進” 民進“失敗した”
動画⇒http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160605/k10010546831000.html?utm_int=news_contents_news-main_002
6月5日 12時15分 NHK

NHKの番組「日曜討論」で、安倍政権の経済政策・アベノミクスについて、自民党が「雇用状況などは改善している」として、引き続き推進していく考えを示したのに対し、民進党は「消費税率を引き上げる環境を整備できなかった」として、失敗したと主張しました。


自民党の鶴保参議院政策審議会長は、「アベノミクスの現状については、目標とするファンダメンタルズは間違いなく思ったとおりになってきている。雇用や数字の面で、何一つアベノミクスの破綻を示すものは出ていない。ただ、実感と数字に少しかい離があり、このかい離を埋めるには時間がかかることを理解してほしい。消費税率引き上げの再延期は、結果的に判断が正しかったというときが必ず来る」と述べました。


公明党の西田参議院幹事長は、「政権交代前と比べて経済全体はよくなっているが、家庭の実感はまだないというのは事実であり、転ばぬ先のつえとして、安倍総理大臣の消費税率引き上げ再延期の決断を理解している。中・低所得者の家計で実感してもらえる施策を、安定した政治の下で進めていきたい」と述べました。


民進党の小川参議院幹事長は、「安倍総理大臣は『消費税率を上げる、それまでに経済を強くする』と国民に誓って、前回、衆議院選挙に臨んだにもかかわらず、実現できていないことは、まさにアベノミクス政策の失敗だ。公約を実現できなかったので、安倍総理大臣はきちんと失敗を認めてその責任を取ることがいちばん先だ」と述べました。


共産党の市田参議院議員団長は、「アベノミクスの破綻は明白で、消費税率の引き上げも、延期ではなく、きっぱり断念すべきだ。2度も引き上げを延期せざるをえなかったのは消費税大増税路線の破綻であり、消費税に頼らない方向にこそ進むべきだ」と述べました。


おおさか維新の会の片山共同代表は、「アベノミクスは、成功した部分と成功していない部分があり、いちばん問題なのは成長戦略だ。医療や農業などで思い切った規制緩和を行うべきだ。消費税率を2回引き上げられなかったのだから謙虚な反省が必要だ」と述べました。


社民党の福島参議院議員会長は、「消費税の増税は、延期ではなく中止すべきだ。アベノミクスの破綻ははっきりした。安倍総理大臣は二枚舌を使うのではなく、謝罪をし退陣すべきで、消費税依存型の税制を変えることが必要だ」と述べました。


生活の党の山本共同代表は、「さんざんにあおっていたアベノミクスの失敗がはっきりした。消費を増やすためには、まずは消費税率を5%に引き下げることが大切で、その先に消費税を廃止する議論をすべきだ」と述べました。


日本のこころを大切にする党の中山代表は、「安倍政権になってデフレの暗い社会から抜け出せたと考えているが、成長路線には乗っていない。消費税率引き上げは、しっかり成長路線に乗った段階まで延期すべきだ」と述べました。


新党改革の荒井代表は、「アベノミクスをやらなかったら大不況だった。あったから、ここまで来ている」と述べました。













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