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徽宗皇帝のブログ

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師走の「師」は「帥」(軍隊)になるか
「大摩邇」所載の「in deep」記事の一部である。抜粋のほうが問題の焦点が明確になるかと思うので抜粋にしたが、より広い情報が欲しければ元記事を見ればいい。
ちなみに「帥」は「統帥権」の「帥(すい)」である。

(以下引用)


少し前に、やはりアメリカ軍の元陸軍大佐であるダグラス・マクレガーさんという方が、インタビューの途中で同じようなことを述べていました。以下は、そのインタビューの途中の部分からの抜粋です。


ダグラス・マクレガー元陸軍大佐の言葉

「ウクライナ紛争はロシアを強化し、西側を台無しにする」より

InoTV 2022/12/18



…しかし、心配なのは、私たちが相手にしている支配階級である西側のエリートたちが、ロシアのような大国との紛争に私たちを引きずり込もうとしているということです。


反撃する手段を欠いた敵に対する目立たない紛争である「選択の戦争」に私たちを巻き込むことは一つの手段です。たとえば、イラクやアフガニスタンです。


実際、軍事的な観点から言えば、これは赤ちゃんの殴打に似ています。


しかし今、私たちは赤ちゃんと戦っているのではありません。そして敵 (ロシア)は無能ではありません。彼は弱くない。愚かではありません - そして興味深いことに、彼(ロシア)は本当に私たちとは戦いたくないのです。


彼(ロシア)は自国への脅威に終止符を打ちたいと思っています。


アメリカは過去 20年間、ロシアに対する対応にたゆまぬ努力をしてきました。


なぜこれを行うのかとよく尋ねると、混乱する答えが返ってきます。


たとえば、「ロシア当局は腐敗しているから」と。なるほど、理解します。しかし私たちの国(米国)の大部分も腐敗しており、世界の残りの部分もまた腐敗の問題を抱えています。


さらに、「彼らはならず者(rascal )だから」と。


rascal とはどういう意味ですか? 彼ら(ロシア)の戦略的利益が、どこで私たち(米国)の利益と衝突しますか?


そしてほとんどの場合、誰も合理的な答えを出すことができません。


…どうやら、ロンドン、ニューヨーク、ワシントンの資金豊富な少数派たちが、ロシアを破壊することに深い関心を持っているようです


今、それが裏目に出ています。


実際、今日のロシアは紛争前よりも財政的にも経済的にも強くなっています。そして、現在のロシアは最初に持っていたものよりもはるかに大きく、戦闘準備ができており、致命的な軍事力を持ってこの場にいるのです。


これは私たち(アメリカと西側)を台無しにしています。


ロシアとウクライナの間の紛争は、米国の覇権の崩壊のプロセスを加速するだけです。


 


西側が、全体的に「自死的行動をとっている」ことがわかるのですが、「なぜそれをしているのか」ということについては、いろいろな考えがあります。ウクライナの戦争が始まった頃に書いて以下の記事などにそれはあります。


 


[記事] 誰を崩壊させるための対ロシア制裁なのか。目指すのは西の自死? それともこれもいわゆるグレートリセットへの道?
 In Deep 2022年4月2日


 


自死でも何でも、その行き着く先が核危機では、いろいろと困りますね。


しかし、核戦争というようなこと以前に、リークされたドイツ軍最高司令官の機密文書の内容をヨーロッパ最大のメディアであるシュピーゲルが、


「ロシア軍が警告なしにヨーロッパに侵攻する可能性がある」


と報じていたこともあり、核以前に、まずは戦争の拡大というのは可能性が高そうです。


以下の記事で取りあげたことがあります。


……日付けを見ますと、11月21日の記事ですから、まだ1ヶ月ですね。思っている以上に早くいろいろと進んでいるのかもしれません。


 


[記事] 流出したドイツ連邦軍参謀総長の文書「ロシアのヨーロッパ侵攻が近く、それはドイツを地図から一掃する可能性がある」という警告で欧米が大騒動
 In Deep 2022年11月21日


 


上のタイトルに「欧米が大騒動」というようにありますが、今日 (12月20日)は日銀の大規模緩和の修正という報道により、日米が大騒動になりそうな感じですが、それはともかく、この年末に近づいて、グッと荒れてきています。

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